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金魚

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  • 1:

    名無しさん

    ノンフィクションです?私の体験談です。読んでもらえるとうれしいです!

    2006-12-14 13:21:00
  • 80:

    名無しさん

     紅葉カラの電話をきると私はお風呂に入ることにした。          何故か胸騒ぎがする…  でもたいして気にとめず、寝ることにした。

    2006-12-19 21:51:00
  • 81:

    名無しさん

     『ぃぃよ。大丈夫やったん?』         「うん。まぁ何とか…店泊したわ。蘭今日は仕事?」『うぅんー休みやけど?何で?』         「ぢゃぁ、デートしよッ☆」           『はぁ?なんで私が…』 「とにかく、9時にミナミのビクドの前おるから、絶対きてやッ!んぢゃぁ」 『ちょっッ』       ブチッツーツー…               あの私まだ話終わってないんですけど…                   別に行きたくないんですけど…         でも待ってるって言うてたし…          ちょっと待って、私デートとかしたことないねんけどッ           服何着ていこうッ!?  もぅッ何でもいぃやんッ私のあほッ        えぇいッこの間買ったワンピでいぃや…

    2006-12-19 22:03:00
  • 82:

    名無しさん

     私は化粧を始めた。  時間はまだある…    何故か鏡の前に正座し、自分の姿を見ていた。   『まだ時間あるし髪でもまこうかな?』      久しぶりに自分でセットした。          『ちょっとまきすぎたか…』           私は男性経験がまったくなかった。しかも相手は紅葉。ホストであり同業者の彼にこんなこと絶対に気づかれたくなかった。

    2006-12-19 22:08:00
  • 83:

    名無しさん

    8時30分。       そろそろ家を出よう。 シャネルのチャンスを一振り。          マンションを出、タクシーをひろう。          《ミナミまで》  いつもと同じ台詞。   でも今日の私は何かが違う…           『紅葉とあうからッ!?いっ否絶対違うッ』     {はいよっミナミやで}タクシーのおっちゃんが私に呼びかける。     『あっ、ありがとぅっ!はい、おっちゃんお金』  おつりをもらいタクシーを降り、ビクドの前へ急ぐ。

    2006-12-19 22:43:00
  • 84:

    名無しさん

     皮のジャケットを着た、いかつい兄ちゃんがビクドの前に立ち、タバコをふかしていた。        『紅葉だ……』    深呼吸をし、気持ちを落ち着かせ          『おっお待たせ』   ダッサ…声が裏返ってしまった。         〔おぅッ!ってかなんか今日感じ違うくないッ?俺のためにお洒落してきてくれたん??〕       『はぁ?ちゃうし。ドコ行くん?』        くそッ、バカにされた感じ……          〔とりあえず、俺、車あるから取りにいこか☆〕  『うん…』

    2006-12-19 22:49:00
  • 85:

    名無しさん

     パーキングに着いた。紅葉が係員に札を渡し、奥の方から紅葉の車がでてきた。            …これって…     『なぁこの車ってまさか』〔ん?ハマーやけど、何?〕           『いっいや。』     〔蘭?乗って?〕    『あっうん…』      なんとも、ホストの店長というものはこんなにすごいものなのか…

    2006-12-19 23:02:00
  • 86:

    名無しさん

     しばらく車を走らせ、神戸に着いた。      何やら紅葉おすすめの店があるとか…       車をパーキングに止め、その店に向かった。

    2006-12-19 23:05:00
  • 87:

    名無しさん

     {いらっしゃいませ} 落ち着いた雰囲気のお店だった。         店員に案内された所は個室だった。        〔このコース料理で…〕何か紅葉がいつも違うくて、すごく大人っぽくみえた。

    2006-12-19 23:09:00
  • 88:

    名無しさん

     {少々お待ちくださいませ}          店員が部屋からでていくと、           〔蘭?今日来てくれるか俺めっちゃ心配やったしぃ〕…いつもの紅葉に戻った。『私は約束は守るよ』  〔そぉいうトコすき?〕  『ってかウッゼぇ?』   ってかちょっと待って。紅葉と私の距離近いで? その個室は壁にテーブルがひっついていて、ソファーがテーブルに向かって1つしかなかった。        紅葉は私の肩の後ろに手をまわしながらタバコに火をつけた。

    2006-12-19 23:18:00
  • 89:

    名無しさん

     ちょっと待ってや。緊張するやん…       そんな私を無視して紅葉は色々話をしていたけど、私はあまり頭に入らなかった…           〔なぁ蘭?〕      『ん?どうしたん?』  〔蘭はホストが嫌いかぁ?〕           そのあまりにも唐突な質問にビックリした。    『…嫌い…』      〔何で?〕紅葉のやさしい問い掛けだった。    『…ん。だってな皆チャラいし、あまりにも女をどっぷりハマらせる。同業なだけにあんまりスキになられへん…まぁそんな私もお客さんに同じことしてんねんけどな…』       〔そっか…なぁ蘭は何で水商売始めたん?〕    『実家が嫌で家でたくて、出たけど、行くあてもないし、財布みたら千円しかなかったから!それだけ。紅葉は?』        〔ん?俺は……蘭に会うためぇ〕         『あんたッ、私正直に答えたのにッ!』

    2006-12-19 23:35:00
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