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−ミントガム−
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1:
紅音◆LTrx1cGfeo
最後の、最後までからかったのは、やっぱりあたしが、“お子ちゃま”だったからなんだろうか。
2006-12-16 19:19:00 -
51:
◆LTrx1cGfeo
踏み潰された桜の花びらが汚かった、入学式の帰り道−…。
あたしは、先輩を見つけた。2006-12-23 23:07:00 -
52:
紅音◆LTrx1cGfeo
入学式後のHRに、あたしは出る気なんて全く起きなくて、さっそくサボって自転車置場に向かった。しょっぱなからこんなんで、あたし卒業出来るんかな…
早歩きで向かった、誰もいないはずの自転車置場に、人影が見える。一歩一歩、近づく度に、それをはっきりと、鮮やかに、あたしの瞳は映し出す。2006-12-27 06:56:00 -
53:
◆LTrx1cGfeo
《やばい、めっちゃ
…綺麗。》
それだけだった。頭に浮かんだのは。2006-12-27 06:57:00 -
54:
◆LTrx1cGfeo
腰近くまである、長い栗色のロングストレートは、何かのシャンプーのCMみたいに、サラサラと風になびいていた。
“彼女”は背伸びして、目の前の男の子とキスをしていた。2006-12-27 06:58:00 -
55:
◆LTrx1cGfeo
《先輩達かな。めっちゃお似合い−…。》
そう思った、瞬間だった。
“彼女”の方が、背伸びを辞めてそのまま−…隠してた“彼氏”の方の顔が見えた。2006-12-27 06:59:00 -
56:
◆LTrx1cGfeo
愛しそうに、ほんまに、愛しそうに−…“彼女”に微笑む“彼氏”。
それが、仁先輩だった。
その、今まで見たこと無い程の優しい笑顔に…−あたしは一目惚れしたのだ。2006-12-27 07:00:00 -
57:
名無しさん
“彼氏”の視線が、ふとあたしに移って、彼は照れる素振りも見せず、ニヤっと笑った。
あたしは、その視線すらも逸らせないまま、ただ茫然と立ち尽くしていた。2006-12-27 07:01:00 -
58:
名無しさん
“彼氏”の異変に気付いてか、“彼女”が振り返り、あたしを見る。
びっくりする程、綺麗な人だった。
2006-12-27 07:02:00 -
59:
名無しさん
“彼女”の方は、照れた様子で笑って、何故かあたしに会釈した後、“彼氏”に何かを告げ、そのまま手を振り裏口の校門から、学校を後にする。
−…残された、“彼氏”と“あたし”。2006-12-27 07:02:00 -
60:
名無しさん
彼はそのまま自転車置場の入り口に座り込み、学ランの内ポケットから出したタバコに火を点けた。
遠くからでもわかる、《茶髪》は、“彼女”と同じ栗色で。太陽に照らされたそれは、あたしにはオレンジ色に見えた。2006-12-27 07:03:00