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―mama―
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1:
はるか◆TxNY3v7nC2
「はるか!はよ起きなさい!学校行くの?行かんの?」
「行くようるさいなあ」
「行くんやったらはよ起きや!ほんまに毎日毎日…」
ほんとうるさい親。大嫌い。消えちゃえばいいのにって、何百回、何万回思ったことか。2006-12-18 19:15:00 -
13:
はるか◆TxNY3v7nC2
バイト先まで親が送ってくれた。「半年間やけど、しんどかったら帰ってきいや、たまに来るから」 「うん」
どんな事でも、新しい事にはワクワクする。何より、家を出れた事がうれしくて仕方なかった。
雇い主の人に挨拶して、貸してくれる家に案内された。2006-12-20 15:21:00 -
14:
はるか◆TxNY3v7nC2
夜になって、タバコを買いに外に出たら、声をかけられた。
「ねぇ、バイトの子?」 「ん?そーやけど」
「うわあ、関西弁だあ!俺もバイト来たんだよ、ね、喋ろうよ」
その男はあたしと同じ年で、東京から来たらしい。名前はヒロ。2006-12-20 15:23:00 -
15:
はるか◆TxNY3v7nC2
一時間くらい話して、番号を交換した。帰ってからすぐ、ヒロから電話があって、部屋に来た。するといきなり覆いかぶさってきた。
「は?何?やめてや!」
「いーじゃん、ね、ね、ね。」
そのまま最後までやってしまった。それからヒロはほぼ毎日部屋に来るようになった。2006-12-20 15:56:00 -
16:
はるか◆TxNY3v7nC2
ヒロには彼女がいた。ここには彼女が許したのか勝手に来たのかは知らないけど。ヒロは典型的なB型で、自分勝手で自己中。でも一緒にいるとすごく楽しい。あたしは毎日ヒロに会うのが楽しみになっていた。
(あたしまさかヒロの事好きになってる?そんな訳ない、あいつはチャラいしタイプじゃないし)あたしは何も考えないようにした。2006-12-20 16:20:00 -
17:
はるか◆TxNY3v7nC2
いつものようにヒロが部屋に来て、話していると、「ねぇ、はるか俺と付き合ってよ」 「は?あんた彼女おるやん」 「だめ?」
つまり二番目って事?
「はいはい」
あたしは笑いながらかわした。けど、心の中は同様していた。ヒロには彼女がいる。あたしの事はどうせ遊びで終わり。でも…好きかもしれない。2006-12-20 16:46:00 -
18:
はるか◆TxNY3v7nC2
あたしの気持ちは日に日に大きくなっていった。そんな事を知ってか知らずか、ヒロはあたしに会うと、「はるかぁ〜☆」 と言って抱きしめてくる。その度にあたしは息苦しくなってなんともいえない気持ちになる。
これが恋ってやつかな?本気で人を好きになった事がなかったあたしは自分の気持ちに気づくのに時間がかかった。2006-12-20 16:51:00 -
19:
はるか◆TxNY3v7nC2
ある夜あたしが部屋にいると、他のバイトの子が来た。
「さっき、ヒロの彼女が来たよ」 「えっ?」 「ヒロに会いに来たらしい、そのまま2人でどっか行っちゃった」 「そうなん」
あたしの胸の鼓動が速くなった。
「もしかしたらもう帰ってこないかもねぇ」 その子の言葉に心臓が凍りついた。そして急に涙が出た。2006-12-20 16:59:00 -
21:
はるか◆TxNY3v7nC2
「えっ?えっ?」 その子が困惑している。
「はるか、ヒロの事好きだったの?」 「……。」 「そっかあ…ヒロ、帰ってくるといいね」
やっぱりあたしはヒロの事が好きだったんだ。自分でもびっくりするくらい、涙が止まらなかった。しばらく色々話した。それからしばらくして、ガチャ…
ドアの開く音がして、見上げるとヒロが立っていた。2006-12-20 18:06:00 -
22:
はるか◆TxNY3v7nC2
「ヒロ〜〜、帰ってきたんだぁ。あんた見てよはるかのこの顔!」
あたしは泣きはらした顔を見られたくなくて下を向いた。「じゃああたし帰るね」 バイトの子が帰って行った。
「はるか…?心配してたの?」「うんっっ……」
あたしは泣きながらヒロに抱きついた。生まれて初めて素直になれた気がした。2006-12-20 18:18:00