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―mama―
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1:
はるか◆TxNY3v7nC2
「はるか!はよ起きなさい!学校行くの?行かんの?」
「行くようるさいなあ」
「行くんやったらはよ起きや!ほんまに毎日毎日…」
ほんとうるさい親。大嫌い。消えちゃえばいいのにって、何百回、何万回思ったことか。2006-12-18 19:15:00 -
3:
はるか◆TxNY3v7nC2
「お前何してんねん!何時やおもとんじゃ!」
と怒鳴られ顔面を殴られ髪の毛を引っ張って引きずられた。父親が馬乗りになってまた殴ってきた。それを止める母親。あたしは何事もなかったようにソファーに座った。こんなのは毎日の事だ。父親は黙って寝室に戻った。「なんでこんな遅なったん?みんな心配してんねんで?」母親が優しい声で言ってきた。うるさい。もうホント放っておいてほしい。2006-12-18 19:59:00 -
4:
はるか◆TxNY3v7nC2
ある日、地元を歩いてたら先輩に会った。「お前、タクと別れた?」「え、別れてないけど」 「あいつ昨日ナンパしてたで、ホテル行こうとかゆうてたで」 「そーなん」
あたしは別に何とも思わない。別れたいと言われたら別れるし何も言わなかったらそのまま。
タクとはそれから連絡回数が減って、いつの間にか別れたという事になってた。2006-12-20 07:26:00 -
5:
はるか◆TxNY3v7nC2
あたしは次の彼氏を作ってまた、つまらない毎日を過ごしてた。周りの友達は、彼氏と喧嘩して泣いただの、彼氏と何年記念だの言っている。あたしはそんな普通の事が羨ましかった。冷めてる自分が嫌になる時がある。あたしにも大好きだと思える人はできるのかな。
2006-12-20 07:28:00 -
6:
はるか◆TxNY3v7nC2
はじめての夜の仕事。煌びやかな店内にはドレスを着た綺麗な女の子がいっぱい。あたしには何もかもが新鮮だった。
「今日入ったん?あたしの名刺あげる〜、何でも聞いてな☆」 「ありがとー」
夜の仕事って恐いイメージがあったけどみんなすごい優しい。あっという間に閉店時間になった。ロッカールームに戻ってケータイを見たら、親からの着信履歴で埋まっていた。2006-12-20 11:23:00 -
7:
はるか◆TxNY3v7nC2
ゲッ…どーしよ… あたしは恐る恐るメールをいれてみる。
―ごめん、気づかんかった―
速攻電話がかかってきた。「あんた何してんの!どこおるん!」 「キャバでバイトしてる」 「はあ?とりあえず帰ってこい!!」 プープー…
一方的に切られた。2006-12-20 11:52:00 -
8:
はるか◆TxNY3v7nC2
それから、彼氏からも電話がかかってきた。「お前なにしてん?メールも帰ってけーへんし」 「キャバでバイトしてた」 「は?ほんまにゆーてるん?とりあえず家帰れ」
あたしの事を監視する奴は全員いなくなれ。心の底からそう願った。2006-12-20 12:02:00 -
9:
はるか◆TxNY3v7nC2
家に帰ると母親はまだ起きてた。暗い部屋でコーヒーを飲みながら静かに言った。
「連絡くらいしなさい、みんな心配するやろ。どこで働いてんの?もう行ったあかんよ」 「はあ?何でなん?意味わからんし!」 「夜働くなんかあかん、あんまはまだ未成年やねんから」 「うるさいなあ、あたしの勝手やろ!もう構わんといて」 言い合いがしばらく続いて、諦めたのはあたしの方だった。2006-12-20 12:13:00 -
10:
はるか◆TxNY3v7nC2
部屋に戻ったあたしはなぜか涙が出た。何でなにもかも制限されるんやろう、こんな家いやや。
次の日、母親が部屋に入ってきて言った。
「はるかちゃん、今日学校休んでお母さんと買い物行こう、何でも買ってあげるよ」 「うん」
母親は、あたしの気持ちを引き止めるのに必死だった。2006-12-20 12:44:00 -
11:
はるか◆TxNY3v7nC2
あたしはそれから引きこもりみたいになった。なんか、気力を失ったというか、何もやる気が出なくなった。それを見た母親はあたしを精神病院に連れて行った。何もかも病気のせいにしてしまう考えに腹が立った。もちろんあたしは精神病なんかじゃなかった。
帰ってから気晴らしに友達と出掛けた。やっぱり友達は元気をくれる。久しぶりにいっぱい笑った。2006-12-20 14:48:00 -
12:
はるか◆TxNY3v7nC2
あたしはこれからどうするか考えた。学校は辞めてしまった。彼氏とも別れた。そんな時、母親が求人誌をを見せてきた。住み込みのバイトの募集だった。あたしは、家を出たかったし親もそれを分かっていた。電話するとあっさり来てくださいと言われ、びっくりした。
2006-12-20 15:01:00