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―mama―

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  • 1:

    はるか◆TxNY3v7nC2

    「はるか!はよ起きなさい!学校行くの?行かんの?」
    「行くようるさいなあ」
    「行くんやったらはよ起きや!ほんまに毎日毎日…」
    ほんとうるさい親。大嫌い。消えちゃえばいいのにって、何百回、何万回思ったことか。

    2006-12-18 19:15:00
  • 51:

    はるか◆TxNY3v7nC2

    あたし達がもう少し大人だったら、あたしがもっと素直になっていたら、こんな結果にはならなかったかもしれない。なにより新幹線で三時間という距離がこの頃のあたし達には遠すぎた。
    あたしは本気でヒロの事を愛してた。死んでもいいと思えるくらい。
    もう会う事はないだろうけど、幸せになってほしい。心からそう思った。

    2006-12-24 15:37:00
  • 52:

    はるか◆TxNY3v7nC2

    それからのあたしは、家を出て風俗で働いた。母親を説得して。納得はしてなかったけど、ちゃんと連絡する事を約束して出てきた。
    別にお金が欲しかった訳でもない。ただなんとなく。ヒロの事も忘れられないし、こんな仕事でも働けば気が紛れる。

    2006-12-24 15:42:00
  • 53:

    はるか◆TxNY3v7nC2

    ある日ヒロから電話がかかってきた。
    「もしもしはるか?あのさぁ、俺の友達でこの前少年院から出てきたばっかの奴いるんだけど、そいつ大阪のボクシングジム行く事なったから遊んであげてよ」
    は?意味が分からなかった。なんであたしがそいつと遊ばないといけないのか。ヒロからの電話に少し期待したのに。
    「ヒロはこーへんの?」 「うん、そいつが引っ越しする時また手伝いに行くよ」

    2006-12-25 09:47:00
  • 54:

    はるか◆TxNY3v7nC2

    ヒロはもうあたしの事なんとも思ってないの?忘れようとしてた想いがまた蘇ってきた。あたしはまだこんなに好きだよ…
    それからしばらくして、ヒロの友達という奴が来た。名前はユウキ。ヒロ以上にブッ飛んでる奴だった。
    「あ、はるかぁ?ユウキだよ!ね、どこ行くどこ行く?案内してよ!」
    初めて会ったとは思えない程よく喋ってた。

    2006-12-25 09:53:00
  • 55:

    はるか◆TxNY3v7nC2

    電車の中で、ユウキは手を併せて拝み始めた。
    「ん?ユウキ、何してんの?」 「あ、あのねぇ、夜7時はユウキのお母さんが死んじゃった時間なの。だから毎日お祈りしてんだよ」
    見かけによらず、ユウキはすごく優しい子だった。「ユウキねえ、捕まってた間、友達の事は1日も忘れた事なかったんだよ、はるか前地元来たでしょ?あいつら全員すげーいい奴だよ、特にヒロとは一番仲いいよ」
    ユウキはすごく純粋でいい奴だった。

    2006-12-25 10:03:00
  • 56:

    はるか◆TxNY3v7nC2

    「ねぇはるか、俺と付き合ってよ」ユウキが言ってきた。あたしはユウキの事は好きじゃなかったけど、いい奴だし好きになれるかもしれない、そう思って付き合った。それに、まだ少しでもヒロと繋がっていたい…。
    ユウキの引っ越しの日、ヒロは大阪に来ていた。あたしはヒロに会いたい一心でユウキにメールした。
    −あたしも手伝いに行ってもいい?−
    ユウキからの返事は、 −もう終わりそうだしみんな疲れてるし無理−

    2006-12-25 10:58:00
  • 57:

    はるか◆TxNY3v7nC2

    ユウキは明らかにあたしをヒロに会わせまいとしていた。それでもあたしは何とかお願いしてみたがダメだった。
    ユウキはあたしの気持ちに気付いていた。
    あたしはユウキに言った。「ごめん、あたしヒロが忘れられんくて、、ユウキとはもう付き合えない。ほんまごめん」

    2006-12-25 19:31:00
  • 58:

    はるか◆TxNY3v7nC2

    あたしはユウキと別れた。最後にボロカス言われたけど、あたしはユウキを利用したようなもんだから文句言われて当然だった。
    このあと、ヒロがあたしの家で一緒に住みたいと言いだしたけど、あたしは断った。ヒロはまた働かずにヒモ生活になるのは目に見えてた。会えば離れられなくなる。あたしはきっと幸せにはなれないと思ったから。
    本当は会いたくて会いたくて仕方なかった。

    2006-12-27 18:37:00
  • 59:

    はるか◆TxNY3v7nC2

    あたしはヒロの思いを断ち切ろうと、仕事に勤しんだ。ヘルスを3つも掛け持ちしてよく怒られてた。毎日朝まで働いて、あたしは料理できないから毎日外食。生活は不規則だし、よく風邪をひいた。
    そんな中、母親はしょっちゅうメールを送ってきた。あたしもそれをうるさいとも思わなくなってきた。

    2006-12-27 18:49:00
  • 60:

    はるか◆TxNY3v7nC2

    風俗の仕事は、恐くないといえば嘘になる。変な客だっているし、複数で犯されそうになったり、包丁を突きつけられたりした事もある。あたしも気が強いから刃向かうし、よく殺されなかったなあと思う。

    2006-12-27 21:30:00
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