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―mama―
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1:
はるか◆TxNY3v7nC2
「はるか!はよ起きなさい!学校行くの?行かんの?」
「行くようるさいなあ」
「行くんやったらはよ起きや!ほんまに毎日毎日…」
ほんとうるさい親。大嫌い。消えちゃえばいいのにって、何百回、何万回思ったことか。2006-12-18 19:15:00 -
93:
はるか◆TxNY3v7nC2
あたしは手紙を読み終えて、呆然とした。
辛かったのはあたしじゃなくこの彼女だったんだ。この子はあたしの存在に気付きながらもシュンを信じ、愛してたんだ。
あたしなんかじゃなく、こんな立派な彼女と付き合うほうがシュンは幸せなんじゃないだろうか。2007-03-20 23:08:00 -
94:
はるか◆TxNY3v7nC2
そう思う反面、負けたくない、取られたくない、あたしだってシュンが大好き。そう思う気持ちも強くなった。
このとき初めてシュンの事を大好きになっている自分に気がついた。
ヒロを忘れられなかったあの時の自分はもう薄れかかっている。
シュンを失いたくない。2007-03-20 23:09:00 -
95:
はるか◆TxNY3v7nC2
手紙を見てしまった事はシュンに言えるはずもなかった。そして、彼女と別れたかどうかも聞けなかった。彼女の素直な気持ちを知ってしまった以上、別れてなんて言えない。
シュンはあれから、あたしにまだ少し気を使ってる。あたしはこんな仕事してるのに、見ていてほんとに胸が痛んだ。2007-03-20 23:25:00 -
96:
はるか◆TxNY3v7nC2
でも一週間もすると、またいつものシュンに戻った。ケータイに貼ってた彼女のプリクラも剥がされていた。
2007-03-22 17:07:00 -
97:
はるか◆TxNY3v7nC2
ある日、シュンが言った。
「はるか、本番したやろ」「は?してへんよ。なんでなん?」
「嘘つけ、知ってるんやで俺」
「……ごめん……」
あたしはこの間客の一人と本番してしまった。目の前に大金を積まれ、目先の欲望に目がくらんでしまった。2007-03-22 17:17:00 -
98:
はるか◆TxNY3v7nC2
「え、まじ?俺カマかけて言ってんけどな」
「え、そーなん?ごめんなさい!!」
あたしはびっくりして謝った。
「…えーよ、はるかの仕事知ってて付き合ってって言ったし、ケチつけるつもりもないし、俺も二股しててんしおあいこな!でもこれから本番はなしやで!!」2007-03-22 17:29:00 -
99:
はるか◆TxNY3v7nC2
この日からどんなにお金を積まれても本番はしないと誓った。
本当は仕事を辞めるべきなんだろうけど、辞めなくていいと言うシュンに甘えていた。2007-03-22 17:33:00 -
100:
はるか◆TxNY3v7nC2
あたしは店の店長にシュンの事を相談してみた。客と付き合ってると言ったらかなり怒られた。
「お前なあ、客なんかと付き合っても続かへんで。絶対金が絡んで終わりやで。」
「そんな事ないし!彼氏お金出してくれるもん!めっちゃ優しいし仕事辞めんでいいって言うし」
「そんなん初めだけやわ、そのうち本性出てきよるで」2007-03-22 21:50:00 -
101:
はるか◆TxNY3v7nC2
店長はタバコの火を消して、
まぁ頑張ってみい。
そう言って別の部屋に入っていった。
シュンはそんな奴じゃない、あたしが証明してみせる。
そう思った。2007-03-22 22:33:00 -
102:
はるか◆TxNY3v7nC2
もうすぐあたしの誕生日が来る。彼氏に誕生日を祝ってもらうのは初めてで、あたしはワクワクしていた。
シュンは有名なホテルを予約してくれていた。前の日はあたしの家でのんびり過ごした。2007-03-22 22:38:00