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?これが愛やと思ってた?
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1:
桃
元カレと酷い別れ方をしたすぐ後の事でした。
冬の寒さに1人じゃ耐えられなかったのかな?心に開いた穴をどうしても塞ぎたくて、出会い系をやってしまった。
それがあたしの2年半の地獄の始まりだった。2006-12-22 07:11:00 -
141:
桃
(誰か…誰か助けて……)
震える手でメモリを開く。学校の友達、先生、家族、元同級生…誰にもメル友に追われてるなんて言えない。
あたしが頼れるのは、やっぱりメル友しかいなかった。2006-12-28 03:16:00 -
142:
桃
キョウちゃんにメールを打つ。数多いメル友の中でもあたしが一番信頼出来るのはキョウちゃんぐらい…そのキョウちゃんからは今日1度もメールが返って来ていない。
2006-12-28 03:19:00 -
143:
桃
キョウちゃんなんかに頼ったって所詮は東京の子。
助けに来てくれる訳じゃない。
守ってくれる訳でもない。
それでもあたしはキョウちゃんにすがりたかった。2006-12-28 03:22:00 -
144:
震える手を押さえてキョウちゃんに今あった出来事を簡単に説明する文を打つ。
それでもかなり長文になってしまったけれど。
―送信―" " "06/12/28 03:242006-12-28 03:24:00 -
145:
桃
返事が返って来るまでの間あたしは入り口の自動ドアを気にしながら立ち読みしているフリをした。
ドアが開く度にビクつき、ガラス張りの本屋の前を学生服の男の子が通る度に恐怖でいっぱいになる。2006-12-28 03:27:00 -
146:
桃
しばらくするとポケットの中で怒ったように携帯が震える。
(光だ!!)
とっさに思ったけれど違った。
―着信 キョウちゃん―
キョウちゃんだ!!2006-12-28 03:29:00 -
147:
桃
キョウちゃんには番号を教えてあった。
スグに通話ボタンを押して電話に出る。
「もしもし?キョウちゃん??」
あたしはもう泣きそうだった。2006-12-28 03:31:00 -
148:
桃
「桃?大丈夫??いまドコなの?相手の男は?」
優しい声…喋り方。キョウちゃんの標準語がそう感じさせるのかもしれない。
「今は近くの本屋さんに逃げて来た…どうすればいい?めっちゃ怖いよ・・光はきっとまだ近くにおると思う」
あたしは涙を必死にこらえた。2006-12-28 03:36:00 -
149:
桃
「わかった、落ち着いて。泣かないで桃。大丈夫だから…」
優しく諭してくれるキョウちゃん。あたしはただ頷いた。2006-12-28 03:41:00 -
150:
桃
「とりあえず外から見えないような店の奥に行って、しばらく様子を見よう。大丈夫、店員さんもいるんだから何の心配もないよ。」
あたしは言われた通りに店の奥に行く。そこはちょうど漫画本コーナーになっていた。2006-12-28 03:42:00