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?これが愛やと思ってた?
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1:
桃
元カレと酷い別れ方をしたすぐ後の事でした。
冬の寒さに1人じゃ耐えられなかったのかな?心に開いた穴をどうしても塞ぎたくて、出会い系をやってしまった。
それがあたしの2年半の地獄の始まりだった。2006-12-22 07:11:00 -
76:
桃
光は痛がるあたしを無視して落ちた携帯を素早く拾い上げる。
「ちょっ!やめてやッッ!」
その手を掴んで必死に携帯を奪い返す。
「なんやねん!見せてくれたっていいやん」
悪びれもなく逆ギレ口調でそう言い放つ光・・・2006-12-24 04:38:00 -
77:
桃
「なんでアンタなんかに見せなあかんねん!ホン最低!」
携帯を両手でしっかり握りながらもあたしの心臓はまだバクバクいっている。
「えーやん、どーせメル友やろ??見せてや」
そう言ってまた手を伸ばす光にあたしの頭中でプチッと何かがブチギレる音がした。2006-12-24 04:44:00 -
78:
桃
「えーわ、もう帰る。アンタなんかに付き合ったあたしがアホやったわ」
キレた時こそあたしはいつも以上に冷静になる。
1人席を立ちあたしは店の外に出た。光は引き留める事も追いかけて来る事もなく、ただ機嫌が悪そうな顔をしていただけ。2006-12-24 04:50:00 -
79:
桃
携帯はさっき落ちた衝撃で端っこの色がハゲて小さな傷が何個か付いていた。
お気に入りだったピンクの携帯…
あたしと世界を繋ぐ唯一のパイプ。友達や、家族や、今じゃいないと生きて行けないぐらいに依存し始めてるメル友達とあたしを繋ぐ唯一のパイプ。2006-12-24 04:55:00 -
80:
桃
そんな事をしても一度付いた傷が治る訳ないのにあたしは携帯をさすりながら冬の夜道を歩いた。
両手で包み込むように、大事な宝物を扱うように。2006-12-24 04:59:00 -
81:
桃
何故だか無性に寂しくて、キョウちゃんにメールを打つ。
イライラしてるのか、携帯が傷だらけになって悲しいのか、光が怖がったのか、何だか分からなかったけどキョウちゃんに話せば落ち着くことが出来ると思った。2006-12-24 05:02:00 -
82:
桃
キョウちゃんはメールを返すのが遅い。
地元の駅に戻るまでの間キョウちゃんから返事が来る事もなく、あたしは早くキョウちゃんと会話がしたくてしきりに携帯を見ながら歩いた。2006-12-24 05:09:00 -
83:
桃
駅に着くとタイミング良く手の中で携帯が震えた。
(キョウちゃんかな!?)
―新着メール1件 光 ―
光!?
自分でも分かるぐらい眉にシワが寄る2006-12-24 05:13:00 -
84:
「今どこにおるん??」
一言だけ。
(ほんまコイツ拒否ろぅかな…?)
あたしはそのままメールは消去して携帯を閉じる。
その瞬間後ろから声がした―" " "06/12/24 05:182006-12-24 05:18:00 -
85:
桃
「桃ちゃん!!」
振り向くとそこにいたのは…やっぱり光…
少し息を切らしながら、だけどまだ機嫌が悪そうな顔をしている。
目と目が合う。2006-12-24 05:20:00