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いつもアンタは―…?

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  • 1:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1136618946/l5

    2006-03-10 03:25:00
  • 201:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    そう言ってあたし達は待ち合わせた場所で別れた。
    あたしは涼の姿が見えなくなるまで見送っていた。
    いつもならこんな事しないのに―…
    人間って不思議―…

    2006-04-04 03:42:00
  • 202:

    名無しさん

    2006-04-04 19:47:00
  • 203:

    名無しさん

    あげ?

    2006-04-05 16:20:00
  • 204:

    名無しさん

    アゲ?

    2006-04-05 21:19:00
  • 205:

    名無しさん

    かいて?〃楽しみにしてまぁぁす????

    2006-04-05 22:39:00
  • 206:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしは家に着き、仕事に出かける準備をした。
    今日は同伴もない。
    いつもより準備も早く終わり部屋で、テレビを見ていた。
    ふと涼の顔が頭に浮かんだ。
    今日の事を思い返していた。

    2006-04-06 02:07:00
  • 207:

    名無しさん

    リアルタイム?頑張って下さい?

    2006-04-06 02:11:00
  • 208:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    やっぱり思い返しても今日の涼は変やった気がする―…
    まさか…記憶が戻った?
    …なんかありえないかあ――。
    なんか聞いとくべきやったかなあ?
    少し考え込んだが、まぁ気にしない事にした。

    2006-04-06 02:11:00
  • 209:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    >>203さんですかね??
    違ったらすいません?
    ありがとうございます?
    頑張りますね?

    2006-04-06 02:13:00
  • 210:

    名無しさん

    そうですっ?覚えててもらってうれしいです?いつも楽しみにしてます?頑張って下さい?

    2006-04-06 02:15:00
  • 211:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    とは言っても、無意識に考えてしまっている自分がいた。
    そうこうしているうちに、時計を見ると出勤時間にしてはまだ早かったけど誰かいるやろうと思い家を出る事にした。

    2006-04-06 02:19:00
  • 212:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    店に着いて人気を感じ、ドアを開けるとそこにはボーイと店長がすでに出勤していた。
    「おはよぉ〜ございまぁす?」
    「お〜なんやあゆ、今日は早いなぁ〜どうしたんやあ?」
    店長があたしに向かって声をかけた。
    「せやろぉ!暇やって〜ん」と笑って返した。

    2006-04-06 02:27:00
  • 213:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「ははは。あゆらしいな〜」と笑う店長とボーイ。
    自分で言ったものの、なんとなく悔しくなってあたしは待機室に入った。
    とくにする事もなく化粧を直したり売り上げを確認したり、普段ならしない《営業メール》なんてしたりして…
    それでも暇で結局、店長達のところに戻った。

    2006-04-06 02:33:00
  • 214:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしはカウンターに座った。
    ボーイが出してくれたジュースのストローを加えながら店長と話していた。
    最近の店の様子とか女の子の様子とか…
    世間話なんかもしたりして盛り上がっていた。

    2006-04-06 02:39:00
  • 215:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    それでもふと涼の顔が脳裏に浮かんで―…
    紛らわすため必死に、平然を装おうとしてたけどあたしの悪いとこでこうなるとすぐ人の話が入らなくなる。
    「―……ってナンバー1やろ…?」
    「……。」

    2006-04-06 02:45:00
  • 216:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「‥あゆ?…あゆ聞いてる?」
    「っへ?何の話やった?」
    いっつもこの調子―…。
    《わかりやすい》って言われるのはこれで自分でもよくわかってる。

    2006-04-06 02:51:00
  • 217:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    たまたま早く出勤してきたあたしに店長は
    「ナンバー1は遅刻しても許される」って言うから―…
    あたしは、
    「ナンバー1やから早く来るもんや!」って言い返すと、そこで言い合いをしたりしてるとそろそろ出勤時間になっていた。

    2006-04-06 02:59:00
  • 218:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    一人…また一人…続々と女の子が出勤しはじめてくる。
    あたしもそろそろ着替えに入り、オープンの準備をした。
    そういえば来月はあたしも20歳かあ…
    何気なく去年のバースデーイベントの事を思い出し、今年も涼が来てくれるといいな〜なんてふと思った。

    2006-04-06 03:06:00
  • 219:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    女の子が揃い、店が開いた。
    それぞれお目当ての女の子を指名に続々とお客さんが入り、あっという間に店内はにぎわった。
    あたしも常連のお客さんや営業メールのお客さんの席を周り、忙しくなっていた。

    2006-04-06 03:13:00
  • 220:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    席も満席でバタバタし始めた2〜3時頃。
    あたしの携帯が鳴った。
    お客さんや〜と思ってあたしは携帯を開いた。
    でも、それはお客さんではなかった―…

    2006-04-06 03:20:00
  • 221:

    名無しさん

    今日は書くの終り?

    2006-04-06 03:52:00
  • 222:

    名無しさん

    2006-04-06 06:04:00
  • 223:

    名無しさん

    2006-04-06 07:56:00
  • 224:

    名無しさん

    2006-04-06 08:42:00
  • 225:

    名無しさん

    あげ?

    2006-04-07 00:52:00
  • 226:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしは席を立ち、小走りで店の外へ出た。
    「…はい。もしもし。」
    「もしもし。府警の菅原です。あゆみちゃん、大変や!ちょっと出てこられへんか?」
    電話の向こうの菅原さんの声は雑音が混じり、聞き取りにくかったがなんとか聞き取る事ができた。

    2006-04-07 01:32:00
  • 227:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    タダ事じゃない―…。
    あたしは直感で思った。
    仕事中に私的な事情で抜ける事なんて許されるはずがない。
    指名客ばっかでましてやこの忙しい時間帯――。

    2006-04-07 01:36:00
  • 228:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「え?どういう事ですか?」あたしは聞き返した。
    菅原さんの電話―…きっと涼の事。
    菅原さんはあわてた様子で「とりあえず署まで来てくれ!」ブチッー…

    2006-04-07 01:39:00
  • 229:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    そう言うと電話は切れた。
    行かないわけには行かなかった。
    あたしは再び店に戻り、店長のもとへ走った。
    事情を説明し、特別に許可を得た。

    2006-04-07 01:44:00
  • 230:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    一分一秒でも早く行かないと―…
    着替えてる時間なんて無かった。
    ドレスの上からコートをはおり、カバンを握り締め、あたしは店を出た。

    2006-04-07 01:47:00
  • 231:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    タクシーに乗り込み、署まで迎う。
    緊張と不安―…心配
    言葉にならない感情があたしを取り巻く。
    何があったかなんて予想もつかなかった。

    2006-04-07 01:50:00
  • 232:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    着くと、玄関口に菅原さんらしき姿が見えたので、あたしは走り寄った。
    「中入って!」
    そう言い菅原さんはドアを開け、あたしを通してくれた。
    中には何人かの刑事や警察官がいて、何か事件があった事がすぐにわかった。

    2006-04-07 01:55:00
  • 233:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    慌てた様子で菅原さんは、あたしをある部屋まで案内してくれた。
    椅子に腰かけ、菅原さんと向かい合わせになった。
    菅原さんはあたしに向かって話しはじめた。

    2006-04-07 01:58:00
  • 234:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「落ち着いて聞いて欲しい――……
    渡辺涼くんが亡くなったんや――……」
    あたしは頭が真っ白になり菅原さんの言葉が把握できなくなった…

    2006-04-07 02:01:00
  • 235:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「えっ…涼が‥‥‥亡くなった…?……」
    だって今日あんなに笑ってたやん―。
    嘘や――嘘や――嘘や…

    2006-04-07 02:04:00
  • 236:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「原因は――……自殺で首を吊って亡くなったそうや―…」
    「嘘や嘘や嘘やーーーーーーーーーーーーーー!!!」
    あたしは座っていた椅子から落ち、涙を流しながら叫んでいた。
    信じるもんか――。
    涼に限って…

    2006-04-07 02:13:00
  • 237:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あたしは近くにいた若い警察官に押さえられた。
    なおも泣き叫ぶあたし―…
    菅原さんは「落ち着くまで一人になり」と席を立った。

    2006-04-07 02:16:00
  • 238:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    信じられへん―…嘘や。
    なにを思ってもあたしの頭をめぐるのは、涼の笑顔や涼の声ばっかり―。
    今日だって…
    今日だって…
    あたしはとめどなく溢れる涙を流し続けていた。

    2006-04-07 02:19:00
  • 239:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    しばらくしてからあたしはやっと落ち着きを取り戻した。
    菅原さんはそんなあたしを見て、
    「無理しんでえぇよ。」と言ってくれたがあたしは
    「最後まで聞かなあかん。」と自分に言い聞かせ、今にも垂れ落ちそうな涙をこらえた。

    2006-04-07 02:23:00
  • 240:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    「彼は、自宅で亡くなってたそうや―………。
    第一発見者は彼の友達やそうで、遺書はまだ見つかってない―。
    ただ見つかったんは、あゆみちゃんに宛てた手紙や‥‥」
    そう言い、菅原さんはその手紙をあたしに差し出した。

    2006-04-07 02:29:00
  • 241:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    今、目の前に突き付けられている現実を受けとめられないまま、その手紙を手に取った。
    自然に震える手―…
    流れ落ちる涙―…
    あたしはゆっくりと封に入った便箋を取り出した―。

    2006-04-07 02:32:00
  • 242:

    リナ

    マジ頑張れ??リァル??

    2006-04-07 02:33:00
  • 243:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    それは3枚にもわたるものだった。
    恐る恐る、震える手で開いてみると涼の字でびっしりと埋まっていた。
    涙で字が二重、三重と重なって見える――。
    涙を拭き、それでも流れる涙を必死に堪えた。
    手紙にはこう書いてあった‥‥‥

    2006-04-07 02:37:00
  • 244:

    リナ

    ずウ―と読ωでま∪+=ッ???完結まで頑張ってく+=゙さイ???ぁゅみちゃωみ+=ぃに+ょり+=イ??

    2006-04-07 03:05:00
  • 245:

    名無しさん

    2006-04-07 03:06:00
  • 246:

    名無しさん

    完結まで頑張って下さい?

    2006-04-07 04:21:00
  • 247:

    名無しさん

    2006-04-07 05:55:00
  • 248:

    名無しさん

    2006-04-07 23:28:00
  • 249:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    あの事件を境に俺の中からあゆみは消えてしまった。それでも毎日毎日あゆみはいつも隣で俺のことを励ましてくれた。
    退院して家に帰った時、机の上にあった俺とあゆみの幸せそうな写真を見た時、俺とあゆみが一緒に暮らしてたなんか、まったく記憶のない俺は信じる事が出来へんかった。
    その頃から真麻と付き合いはじめて、俺は真麻を本気で守ったらなあかん。ってそう思う気持ちばっかりでお前の言葉なんか耳に入らんかった。

    2006-04-08 02:10:00
  • 250:

    あゆみ ◆mcrLIkeMDQ

    自分を犠牲にしてまでお前は俺の事を考えてくれていたのに。それやのに、俺はお前が嫉妬深い、嫌な女にしか思われへんかった。
    何回突き放しても、お前は俺のために必死で俺が傷つかへんようにしてくれたのに。何もわからんかった。一番傷ついてたのはあゆみやったはずやのに。

    2006-04-08 02:22:00
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