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中性恋愛

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  • 1:

    はなみず◆2KeyQ5arcI

    彼女と出会ったのは大学に入る年、あたしが18歳の時だった。
    当時あたしは大阪の大学に入るのが決まって奈良の実家から大阪へと引越しをした。
    実家から充分に通学出来る距離にも関わらず大阪での一人暮らしを許されたのは
    義母とあたしとの仲が悪かったから父が距離を置かせようと考ての事だと思う。
    同じ同性で血の繋がりもなければ義母もあたしも「うざい」と思うのは当たり前の事。

    2007-03-17 14:27:00
  • 121:

    はなみず◆2KeyQ5arcI

    すいかの秘密を知ってからも、あたしの態度は変わりなく普通に女友達として、すいかに接していた。
    すいかも、あたしを同性の友達として扱っていた。
    すいかの仕事に関しては、あたしの中で触れてはいけない事になり、口に出す事はなかった。
    けれど、すいかは、あたしが「すいかのお店で一日だけ働いてみたい」と言った事を覚えていて、叶えてくれた。

    2007-04-13 06:40:00
  • 122:

    はなみず◆2KeyQ5arcI

    日曜日の晩、そろそろ寝ようかと言う時に、すいかは部屋に訪問して来た。
    ドアを開けるとすいかも寝ようとしていたのか化粧気のない顔で立っていた。
    「明日、学校終わったら、あたしの部屋にすぐおいで」
    すいかは部屋に入らず用件だけを告げた。
    あまりに突然に言う物だから、あたしはすいかの意図を図りかねて首をかしげた。

    2007-04-13 06:43:00
  • 123:

    はなみず◆2KeyQ5arcI

    「誕生日プレゼントあげるって言ったでしょう」
    すいかは約束を守る人だった。
    あたしが既に忘れていた希望も、すいかは覚えていて叶えようとしていた。
    「ありがとう」
    あたしは嬉しくて多分、顔をほころばせていたと思う。

    2007-04-13 06:46:00
  • 124:

    はなみず◆2KeyQ5arcI

    すいかは、そっけなく「じゃあね」と言い、ドアを閉め自分の部屋に帰った。

    翌日、大学を終えてから、その足ですいかの部屋を訪れた。
    すいかは既に出勤を準備に取りかかっていたようで、顔には、ほんのりと化粧が施されていた。
    すいかの部屋に入ると、あたしは言いにくそうに、ぼそぼそした声ですいかに話した。

    2007-04-13 06:49:00
  • 125:

    はなみず◆2KeyQ5arcI

    「今日、実はバイトなんだ・・・」
    けれど、すいかは気にも留めず、あっけたかんと「仮病って言えばいいよ」
    と悪びれずに言い放つ。

    2007-04-13 06:52:00
  • 126:

    はなみず◆2KeyQ5arcI

    確かに「風邪をひきました」「腹痛で今日は無理です」と言えば、一日位、大目に見てくれるバイト先ではあったけれど、
    店長を騙す自信がなく渋った。
    そんな、あたしのどっちつかずの態度に、すいかは痺れを切らし口を開いた。
    「店長ってさ、花の家族構成知ってる?」

    2007-04-13 06:55:00
  • 127:

    はなみず◆2KeyQ5arcI

    「そこまで親しく話した事はないな」
    その返事を聞くと、すいかは当たり前のように手を出した。
    「バイト先に電話かけてあげるから、携帯貸して」
    「はぁ?」
    すいかが何をする気なのか予想がつかず、思わず間抜けな声を出した。

    2007-04-13 06:59:00
  • 128:

    はなみず◆2KeyQ5arcI

    すいかは意外に強引な所もあり、自分のペースで物事を運ぶ時がある。
    「姉の振りして妹が病で寝込んでるんで〜す、とでも言ってあげるよ」
    悪戯っぽく、すいかは口の端を上げニヤリとした。
    あたしは、すいかの差し出した手の平に携帯電話を置いた。

    2007-04-13 07:03:00
  • 129:

    はなみず◆2KeyQ5arcI

    「登録名は何?」
    「たつみ」
    それを聞くと、すいかは慣れた手つきで携帯電話のキーを押した。
    あたしは自分の声が携帯電話に届かぬように、押し黙ったまま、すいかの姿を見ていた。

    2007-04-13 07:06:00
  • 130:

    はなみず◆2KeyQ5arcI

    「もしもし、あの花美の姉の水華と申しますが妹の体調が悪く、さっきからトイレを行ったり来たりで治まらないんです。申し訳ございませんが、本日はバイトを休ませてもらえますか?」
    『それって遠回しに下痢って言ってるよね・・・』
    もっとマシな病名が思いつかなかったのかと今すぐ、すいかに文句を言いたい位、あたしには不愉快な病気だった。

    2007-04-13 07:09:00
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