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━続・傷跡━
-
1:
理都
完結まで、宜しくお願いします?
━傷跡━初めからはこちらです→http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1133335290/-52006-01-04 03:52:00 -
701:
理都 ◆ds6WHwWvxk
705サン、かばってくれてありがとうございます。遅くてごめんなさい…。頑張りますね!
2006-02-02 18:10:00 -
702:
理都 ◆ds6WHwWvxk
「……理都!!ちゃんと…食べて…る?お金…あるの?痩せたみたいやけど…生活…出来てるの?」
身を乗り出して、父の横で言った、母。
『大丈夫。』
子供の頃から、育ったこの家。忘れれへんやろなぁ。忘れる事は…出来ひんなぁ。
2006-02-02 18:19:00 -
703:
理都 ◆ds6WHwWvxk
でも、もう引き返せない。『じゃあね。』
「……理都っ!!」
【ガチャン―】
バイバイ、我が家。二年前までの、あたしの居場所。
2006-02-02 18:28:00 -
704:
理都 ◆ds6WHwWvxk
バイバイ、落書きだらけの勉強机。バイバイ、草花だらけのこの庭。
バイバイお母さん…。
2006-02-02 18:38:00 -
705:
理都 ◆ds6WHwWvxk
あたしは、カードを握り締めて、駅へと歩き始めた。貯金していたと言っても、給料をほとんど遊びに使っていたあたしの預金は、たいしたお金ではない。だけど、覚悟は決めていた。
全てを捨てるつもりで、あたしはここへ来たから。
2006-02-02 19:17:00 -
706:
理都 ◆ds6WHwWvxk
【カチャン】
家に帰ると、龍二はまだ眠っていた。起こさないように、そっと部屋に入る。荷物を置くと、…テーブルの上にあったパンを一口噛った。
『かた……』
袋を開けっ放しにしていたせいか、堅いパンは更に乾燥して、石みたいに堅くなっていた。
2006-02-02 19:25:00 -
707:
理都 ◆ds6WHwWvxk
ご飯食べるので、休憩しますね。
2006-02-02 19:28:00 -
710:
理都 ◆ds6WHwWvxk
「ん、……今何時?」
『おはよ、四時やで。』
夕方、龍二はようやく目を覚ました。だいぶん、飲んでたんやろな。「いった…」起きてからも頭が痛そうで、引き出しから頭痛薬を出して、飲んでいた。
2006-02-02 20:41:00 -
711:
理都 ◆ds6WHwWvxk
「四時…?もう、そんな時間なんや。寝過ぎたわ。」龍二は、頭をグシャグシャしながら笑った。
『ほんまやな、夜寝らへんな。』
あたしも、笑った。
『コーヒー飲む?』
2006-02-02 20:53:00 -
712:
理都 ◆ds6WHwWvxk
「おう…入れてや。」
あたしは、キッチンに行きお揃いのカップにコーヒーを入れる。赤と青のハートマークが可愛いデザイン、ここに住み始めた頃に二人で、買いに行ったモノ。
「あー頭痛いわ…。」
『薬、効いてないん?』
2006-02-02 21:02:00 -
713:
理都 ◆ds6WHwWvxk
「…先輩に飲まされ過ぎたからなぁ。」
龍二は、コーヒーを一口飲むとカップをテーブルに置き、またベッドに横になった。
『そうなんやぁ。クラブ楽しかった?』
「あーまぁまぁやな…。連れは多かったけどな。」
2006-02-02 21:18:00 -
714:
理都 ◆ds6WHwWvxk
ほら、やっぱり゛友達 ゛やったんや。
『そっか、楽しかったみたいで良かったな。』
あたしは、胃に熱いをコーヒーを流し込むと、顔を上げ笑顔で言った。
2006-02-02 21:31:00 -
715:
名無しさん
????????????
2006-02-02 21:50:00 -
716:
理都 ◆ds6WHwWvxk
「まぁ…なっ。最近、遅くなって悪い…な?」
機嫌を伺うように、龍二が布団の間から顔を覗かせてこっちを、見ている。
『…いいよ、そんなん。』その姿が、まるで小さい子供みたいで…あたしは、思わず笑いそうになった。
2006-02-02 21:58:00 -
717:
理都 ◆ds6WHwWvxk
暮らし慣れた部屋に、穏やかな時間が、流れていく。
こんなにもゆっくりと、落ち着いて彼と話をしたのは久しぶりだった。
なんか、懐かしいな…
2006-02-02 22:12:00 -
719:
理都 ◆ds6WHwWvxk
思えば二年間、ここに来てから本当に色々な事があった。この部屋は、あたしの思い出が詰まってる。ううん、ここはあたしの全て。
今までも、そして、これからも…
2006-02-02 22:27:00 -
720:
理都 ◆ds6WHwWvxk
だけど、やっぱり、それは綺麗な方がいい。
「理都…俺さ―」
『龍二、話があるねん。』
思い出は、いつでも… 心に息づいてくから――。
2006-02-02 22:36:00 -
721:
名無しさん
????????????????????????
2006-02-02 22:47:00 -
722:
名無しさん
????????????
2006-02-02 22:51:00 -
723:
理都 ◆ds6WHwWvxk
…中途半端なとこでごめんなさい。少し用事があるので終わったら、また書きます。
2006-02-02 22:56:00 -
724:
ラム
気になる??
頑張ってください?2006-02-02 23:06:00 -
725:
名無しさん
あたしこれでお金ゲットしたよ!!携帯で3万円がGET出来る『魚っとっと』って釣りゲームを見つけたよ!!
>^-^)o/┐ツレルカナァ〜
>━━┓│
>無料┃│パク
>ダヨ┃└>・)+++<
>
>アドレスは↓だよ
>http://bs.eken.jp/?hid=1138006176-fr2006-02-02 23:51:00 -
726:
理都 ◆ds6WHwWvxk
728、729サン、ありがとう?
ラムサン、ありがとうございます?頑張りますね!
2006-02-03 00:58:00 -
727:
理都 ◆ds6WHwWvxk
「…え、話って?…俺も、あるねんけど。」
『先に、言っていい?』
早く話さなきゃ。一刻も、早く
この決心が、鈍る前に…
2006-02-03 01:03:00 -
729:
まや
続き気になる?
2006-02-03 01:24:00 -
730:
理都 ◆ds6WHwWvxk
「…おう、どうしたん?」『龍二、あたしさ――』
《なぁ理都、お前の事…絶対幸せにしたるからな!》《ほんまにー?》《当たり前やん☆その代わりお前、ずっと傍におれよ!朝起きて、お前が怒鳴ってるの見たら安心するねん……。》《えー…何それ。笑 あたし、アンタの母親みたいやなぁ。》《なんでやねん。まぁそれくらい、落ち着くっこっちゃ!これからは…毎日隣におってくれな?》《仕方ないなぁ。面倒見たげるわ。笑》《いや…それは俺のセリフやから!笑》
2006-02-03 01:24:00 -
731:
理都 ◆ds6WHwWvxk
『あたし…この家出ようと思うねん。』
龍二、ごめんね。
2006-02-03 01:31:00 -
732:
理都 ◆ds6WHwWvxk
「―――は?お前、何…冗談言ってるん?」
『冗談じゃないで。』
あたしは、真っすぐに龍二の目を見て―― 逸らさない。
2006-02-03 01:41:00 -
733:
理都 ◆ds6WHwWvxk
「…いや、意味がわからんから。急に何なん?何かあった?」
龍二は、まるで信じてない様子やった。
『今からあたしが話す事、良く聞いて欲しいねん。』
2006-02-03 01:46:00 -
735:
名無しさん
今日はいっぱい書いてな!待つ側の気持ちも考えてな?
応援してるから!2006-02-03 01:52:00 -
736:
理都 ◆ds6WHwWvxk
全てを話すから、全てを。
あたしが、悩み抜いて出したこの【決断】を
だからどうか、最後まで、話を聞いて…ね
「…何やねん?」
2006-02-03 01:54:00 -
737:
理都 ◆ds6WHwWvxk
『あたし、一人暮らししたいねん。』
「一人暮らし…?」
『そう。これはな、学生の時からの夢やってん。』
嘘じゃない。実家に住んでた頃のあたしは、本当にずっと、一人暮らしに憧れていたから。
2006-02-03 01:59:00 -
738:
理都 ◆ds6WHwWvxk
応援してくれてる皆様、本当にありがとうございます。続き書いていきますね。
2006-02-03 02:01:00 -
739:
理都 ◆ds6WHwWvxk
「それが…何やねん。ここ出ていくんと、どーゆう関係があるねん……!?」
『……龍二、あたしはな、アンタの為に頑張ってきたつもりやった。』
「…え?」
2006-02-03 02:10:00 -
740:
理都 ◆ds6WHwWvxk
『アンタが仕事を頑張ってる姿はな、ほんまに、今まで見たどんな姿よりかっこ良くて…あたしも、そんなアンタの為に何か頑張ろうって思った。 だけどな、那智さんの事があってからのアンタは、ううん…それだけじゃないわ。雄二さんの会社を辞めてからの龍二は、何事にもすごく…甘えてるように見えた。』
2006-02-03 02:22:00 -
741:
理都 ◆ds6WHwWvxk
『だけど、あたしは…な、それでも龍二が好きやったから。アンタを支える為なら、何だってしようと思った… 傍にいる事で龍二を支えれるんなら、あたしは笑っていようと思った。』
「…。」
2006-02-03 02:27:00 -
743:
理都 ◆ds6WHwWvxk
『だけどな、それじゃアカンって気付いたねん。あたしがおったら…アンタはいつまでも甘えてしまう。このまま二人で働かんかったら、一ヵ月後にどうなるかなんて……想像出来る?あたしには出来ひん。明日でさえ不確かな生活で、そんなん出来るわけない。 だから…な、一度離れて暮らして、お互いに頑張って仕事もして…お金が貯まったら、一緒に…暮らそ?それまでは、出会った頃みたいに別々に頑張ろう?』
2006-02-03 02:49:00 -
744:
理都 ◆ds6WHwWvxk
真剣に、一度も目を逸らす事なく彼の方を見て話す。
これが、あたしの最終決断
なぁ龍二… アンタの心にちゃんと伝わった――?
2006-02-03 02:58:00 -
745:
理都 ◆ds6WHwWvxk
中途半端ですが、今日はけっこう更新出来ました。すみません、私の中ではですが……? 接続が悪くて進まないので、この辺りにします? おやすみなさい。
2006-02-03 03:08:00 -
746:
名無しさん
????????????
2006-02-03 04:10:00 -
748:
???
しおり?
2006-02-03 23:22:00 -
749:
理都 ◆ds6WHwWvxk
【カチャ】
あたしは、ゆっくりとテーブルの上のカップに手を伸ばすと… コーヒーを、一口飲んだ。
――落ち着かなきゃ。
2006-02-04 01:27:00 -
750:
理都 ◆ds6WHwWvxk
部屋の中には、さっきまでの穏やかな空気とは違う、張り詰めた何かが溢れていて…… 妙に、緊張した
龍二は、口を開かない。
『…なぁ、聞いてる?』
2006-02-04 01:37:00