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皇太子様が○○をご訪問されました

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  • 1:

    乳母

    ネタですから。本気にはしない様に…w
    (旧掲示板からのコピペです)

    2005-05-31 09:51:00
  • 201:

    ぬち ◇ugEhFmqwLk

    ホストクラブの営業も終焉に近付き、お客様達の女の子達はチラホラと会計を済ませ、店内は少し静かになっていた。
    あるギャル客が雅子様に近付き、話しかけた。
    『なぁなぁ、雅子様〜。ラジオ体操ってどこで覚えたん?クラブで踊りたいから教えてやぁ〜』
    何とゆうチャレンジャーなギャル。雅子様は笑顔で返す。
    『ラジオ体操は健康の基本中の基本ですよ。貴方も修得なされば、きっと健康維持に役立つ筈です!』

    2005-06-02 08:17:00
  • 202:

    ぬち ◇ugEhFmqwLk

    略 なし

    2005-06-02 08:19:00
  • 203:

    ぬち ◇ugEhFmqwLk

    恐いもの知らずなギャルは雅子様と体操論議をかまし、今度はクラブにおいでよ!と雅子様に声をかけ、チェックを済ませ店を出た。
    客数の減った店内で他席のチェックを済ませた漁が戻って来た。
    『じゃ、クリアン行こうかー。俺が大阪を教えてあげるわー』
    雅子様の手を取り席を立とうとした。
    …と、そこへ
    『待てゴラー!』

    2005-06-02 08:20:00
  • 204:

    ぬち ◇ugEhFmqwLk


    『待てゴラー!』

    2005-06-02 08:21:00
  • 205:

    ぬち ◇ugEhFmqwLk

    驚いた漁は振り返る。入り口の方から声がする。

    何と、そこには…
    皇太子様が鎌を持って立っていた。

    2005-06-02 08:36:00
  • 206:

    ぬち ◇ugEhFmqwLk

    公務中では!?
    朝の野菜狩りの最中、田中から皇太子様に一通のメールが届いた様だ。
    田中、チンコロ。
    注:チンコロ【大阪弁ヤンキ-用語:昭和初期から始まる】人に告げ口する事。チンコを転がす事では無いので注意

    2005-06-02 08:37:00
  • 207:

    コピペした人

    旧掲示板はここまで終わってます

    2005-06-02 08:41:00
  • 208:

    コピペした人

    訂正
    ☆自己満足物語☆  でした すんません

    2005-06-02 08:50:00
  • 209:

    名無しさん

    別スレでぬちさん発見★自己満足物語の続き待ってる!!

    2005-06-03 08:14:00
  • 210:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    うぉー!主さんわざわざコピペありがとうございます。お手数かけました。んでは続き行ってみます(n'∀')η

    2005-06-03 21:41:00
  • 211:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    しばし焦っている漁。『なんで皇太子様が!?俺、ヤられる!?』
    皇太子様の嫁、雅子様にイロコイしようとした罰なのか…。正にこれからアフターに出掛けようとしたその瞬間の出来事に店内の空気が重たくなる

    2005-06-03 21:44:00
  • 212:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    鎌をシャッと漁に投げつけた。鎌はくるくるとブーメランの様に綺麗な螺旋を描きながら、漁の真横に向かい飛んで来た。
    『さよなら…オカン』 漁が目を瞑った…
    パシッ
    なんと雅子様、箸で鎌をキャッチ。職人芸ですか?

    2005-06-03 21:54:00
  • 213:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    普通鎌が飛んで来たらビビるだろ…。
    ちょっとチビった漁は
    (゜д゜)ポカーン…
    とその樣を見ていた

    2005-06-03 21:55:00
  • 214:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    『さすが雅子だね。泥酔はしていない様だね』
    微笑みながら皇太子様は首から手ぬぐいを取り去る。
    ゆっくり漁に近付いて来る。

    2005-06-03 21:57:00
  • 215:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    漁は何をされるのか、訴えられたらどないしよ!?などと考えていた。
    皇太子様はゆっくりとソファに腰を下ろす。
    緊迫した店内。雅子様にイロコイしていた男が横に居る…

    2005-06-03 21:59:00
  • 216:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    『クリアン行くなら僕も誘って下さらないと〜』
    皇太子様はにこやかに口を開いた。
    『エッ?く…クリアンですか?』
    怒って無いのか?呆気に取られた漁は答える。

    そう、だって皇太子様だもん!イロコイなんて知らないじゃないですか。

    2005-06-03 22:02:00
  • 217:

    コピペした人

    キャアア ぬち様!ありがとうございます コピペしてよかった☆

    2005-06-03 22:39:00
  • 218:

    名無しさん

    飛んで来た鎌を箸で掴む雅子様 スゲー
    オモロイからどんどん書いて

    2005-06-04 09:35:00
  • 219:

    名無しさん

    これホンマにおもろい!(*^∀^*)広めてしまいます。

    2005-06-04 14:42:00
  • 220:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    >>224
    まぢthanksです?

    2005-06-05 08:07:00
  • 221:

    名無しさん

    宮内庁にこのスレのURLを送りました

    2005-06-05 08:12:00
  • 222:

    名無しさん

    ぬち様 頑張れ

    2005-06-05 09:41:00
  • 223:

    のぞみ ◆5gLMLnAz.Y

    ぉもすろす?

    2005-06-05 12:11:00
  • 224:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    イロコイを知る事もない、このままなら爽やかに流して逃げ切れる。
    イロった事がバレない様に漁はちょっと必死だった。とりあえずクリアンへ行けば何とかなる!早く店から脱出せねば…

    2005-06-08 06:16:00
  • 225:

    名無しさん

    続き待ってるよ

    2005-06-08 18:00:00
  • 226:

    名無しさん

    これはおもしろすぎる。あげ

    2005-06-09 17:55:00
  • 227:

    ?めめ?

    やばい(笑)おもろい(笑)はまりました(笑)

    2005-06-09 20:00:00
  • 228:

    名無しさん

    ?

    2005-06-10 05:30:00
  • 229:

    ?めめ?

    あげ?

    2005-06-10 21:29:00
  • 230:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    漁はさっさとクリアンに導き、トンズラした方が長生き出来ると考えた。
    『じゃ、皇太子様も一緒にクリアン行こうや』
    ひきつった笑顔で席を立つ。チェックを済ませようとポーイに伝票を要請した。

    2005-06-13 01:49:00
  • 231:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    席にやって来た伝票を見て皇太子様は
    『請求書回して貰えますか?官邸に…』とサインをした。サインはもちろん、

    皇太子様

    と…。

    2005-06-13 01:50:00
  • 232:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    『あ、あと領収書下さい。名前は空白でお願いしますね』
    すげぇ、経費で落ちるんだ。官邸って無敵と言う事を知り感心する庶民のホスティ達。
    『御馳走様でした』と雅子様も席を立つ。
    さぁ、いよいよクリアンへ!

    2005-06-13 01:52:00
  • 233:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    クリアンまでの道のりをずらずらとSPを引き連れ歩く。東通り商店街は早朝の為静まり返っていた。汚い商店街を二人は物珍しい眼差しで見回していた。

    2005-06-13 01:54:00
  • 234:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    クリアン前、着。漁が扉を開ける。
    『着きましたよ〜。ポパイ丼がおすすめかなぁ〜』
    カラカラ。
    カウンター内から店員が一言。
    『お客さん、閉店ですけど』

    2005-06-13 01:56:00
  • 235:

    名無しさん

    ぬち様ラヴ

    2005-06-13 02:05:00
  • 236:

    名無しさん

    あげ?

    2005-06-18 00:15:00
  • 237:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    (´∀`)ノシ 閉店してました…(笑)
    つい先日、皇后陛下共々がサイパンに伺ったニュースはご存じでしょうか?ぬち、こう見えても右寄りな考えがありまして…。100%右寄りではないんだけど。何が言いたいか、戦争はダメだ!(`Д´)と言いたいのです。

    2005-07-05 06:15:00
  • 238:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    で、タイトルからは逸れてしまいますが、現代ッコの私達からすると考えられない凄まじい事が60年前の日本、世界中で繰り広げられていた訳です。終戦記念日でさえ知らないと言う現代ッコに向けてしんみり語りたい事があります。
    てな訳で、新・スレ内容変更よろ。

    2005-07-05 06:22:00
  • 239:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    ぬちは皆認める祖父ッコであった為、徴兵されて戦争に参加した祖父からリアルに体験談を聞き育ちました。その事を語りたく思います。戦争を二度と起こさない為、モラルや秩序に欠けつつある昨今についても今一度考えてみてはどうでしょうか。

    2005-07-05 06:24:00
  • 240:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    大正2年に生まれ、祖父は広島の俗に言う組で生まれ育ちました。昭和に入る頃、まだ平和であり近代化に便利さを告げ、色んな面で暮らし易く、且つ破壊兵器さえも開発されて行きます。

    2005-07-05 06:29:00
  • 241:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    その頃は世の繁栄の為、国の科学、化学の功績の為…と開発者達は殺人兵器になろうとは思いもせずに日々身に付けた知識で新たな開発を募らせました。

    2005-07-05 06:32:00
  • 242:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    私達の場合、アルバムを見開いてみると出産直後から今日に至るまでの写真が並んでいるに違いありません。祖父のアルバムは違いました。幼少期の写真が一枚も見当たらないのです。

    2005-07-05 06:33:00
  • 243:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    子供心に聞いてみる。
    「お祖父ちゃんの写真はなんで大人から始まるの?」
    お祖父ちゃんは言いました。
    「お祖父ちゃんにも赤ちゃんの時はあったんや。戦争で全部燃えてもうたんや」

    2005-07-05 06:35:00
  • 244:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    「戦争ってなに?」いまいち分からんぬちにお祖父ちゃんは語り出しました。

    2005-07-05 06:35:00
  • 245:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    「お祖父ちゃんがお祖母ちゃんと知り合った時にな…」

    祖父と祖母は見合い結婚。25の頃でした。両家共々血縁からの結婚。お付き合いを交し、信頼を確信出来たら籍を入れましょう、となり…。

    2005-07-05 06:37:00
  • 246:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    私達なら、好きだと自覚したら付き合ってと告白し、両思いならカップル成立、って感じだが、当時はそんな交際は有り得無い時代。心許す人でない限り体の関係には至らない。女性像は正に大和撫子。

    2005-07-05 06:39:00
  • 247:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    お付き合いを始め、1年が経過…そろそろ孫を見たいもんだねと冷やかされながら二人は清い交際を続けます。デートと言っても河川敷や公園でお喋り。たまに触れ合う手先でドキっとする、そんな交際。私達から見たら小学生やんけ…ですよね

    2005-07-05 06:42:00
  • 248:

    136
    しおり

    2005-07-05 07:24:00
  • 249:

    246
    しおり

    2005-07-05 09:27:00
  • 250:

    今、一通り読ませてもらいましたー。本間にオモロイ!!!
    言葉の並べ方と言うか、言い回しと言うか、文才があると言うか...(^O^)?ぬち?のフアンになりました。頑張って下さいねー。

    2005-07-05 10:04:00
  • 251:

    名無しさん

    ギャッΣ(゜д゜;)))
    久しぶりのぬちさんだヾ(≧∇≦)ノヮーィ
    ずっと待ってたヌーン(´・∀・`)
    戦争について、あたいもよく考えるよ:゚(。ノω

    2005-07-05 10:15:00
  • 252:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    恋人同士の甘い時間も束の間、第三次世界大戦、俗に言う太平洋戦争が始まる。宣戦布告を行ってからの突入が基礎だったのが、日本は真珠湾を奇襲攻撃しました。卑怯な不意打ちです。国際的には有り得無い事でした。
    第二次世界大戦もドイツがポーランドを奇襲し初戦は勝利を収めましたが、やはり国際的には卑怯な事だと叩かれ、ドイツは孤立しヒトラーの独裁政治により最期は破滅を向かえました。

    2005-07-08 08:49:00
  • 253:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    その前歴を承知の上、当時はアジア各国を制圧した日本は調子コイていたのです。世界の中心に立てば日本を崇める地球に出来る、と。
    初期は国民自体に被害は及ばず、日本は有利だと思わされていた為、市民達は変わらない生活をしています。地獄を見るとは知らずに…。現代では通信機器の発足もあり、携帯電話の普及、通信の普及、リアルタイムのニュースが世界中から飛込んで得られる私達には考えられない環境の下、国民は疑う事も無く…

    2005-07-08 08:53:00
  • 254:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    しかしそんなの始めだけ。国際連盟からは叩かれ除名扱いとなり、地球上で孤立してしまいます。情勢はみるみるうちに悪化。だがやはり国は国民には一切情勢不利は伝える事は無く、少しずつ少しずつ国民の生活を圧迫し始めます。

    2005-07-08 09:19:00
  • 255:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    まずは鉄とゴム。軍の要請により鍋、タイヤ、使用製品を全て回収する。今で言うリサイクル。しかし悪魔のリサイクル。回収された物により軍隊に必要な物資や戦車が生産される事になる。鍋が取られるとまずご飯が炊けなくなりますよね。火を通さずとも食せる芋などが主食に変化して行きます。

    2005-07-08 09:22:00
  • 256:

    しおり

    2005-07-08 11:32:00
  • 257:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    現代私達は何も不便に感じる事無く行っている行動が、戦時中は考えられない事ばかりでした。
    祖父は某組の息子と言う事で徴兵からは免れはしていたものの、祖母とはプラトニックな付き合いをし、接吻まで1年もかかったのとの事。大和撫子の祖母は、一歩下がった女性に見えたらしいが作戦だったらしい。いつの時代も女は健かな生き物ですね…

    2005-07-19 01:27:00
  • 258:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    市民が徴兵に狩り出される中、祖父の父は我が息子だけは死なせはしまいと献金を重ね、赤紙から免れて居ました。逃げ切れると思っていたのです。祖父は父の計らいには知る由もなく、次は自分の番だろうか、と考えていたそうです。同級生がどんどん戦地に送られて行くのを見送りながら、必ず行きて帰って来いよと涙の別れをしたとの事…

    2005-07-19 01:30:00
  • 259:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    しかし、やはり無理がありました。祖父にも赤紙がやって来たのです。
    祖父と祖母は最後の夜に契りを交し、「もし自分が戦死した場合には新たな婚約者を見付て幸せになってくれ、ただ犬死にするつもりはない。お国の為に戦って来る。帰って来る約束は出来ないが君を見守る約束はする」

    2005-07-19 01:33:00
  • 260:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    27歳の春、祖父は戦地に送り出されました。
    まずは満州(現在の中国)に。ほぼ制圧されていた満州は、祖父が現地に着いた時は地獄画図だった様です。女、子供も見境無く性の捌け口にされ、農民男子は銃刀の切れ味の見せ物にされ、めちゃめちゃだったらしいです…。
    私達の現代では考えられない事です。

    2005-07-19 01:37:00
  • 261:

    あげ

    2005-07-21 05:49:00
  • 262:

    名無しさん

    2005-07-21 08:42:00
  • 263:

    名無しさん

    ?????????????

    2005-07-21 14:53:00
  • 264:

    名無しさん

    2005-07-21 15:25:00
  • 265:

    名無しさん

    話の内容は変わったけど応援してまふ

    2005-07-21 16:17:00
  • 266:

    名無しさん

    ???

    2005-07-21 20:56:00
  • 267:

    名無しさん

    ??

    2005-07-23 02:54:00
  • 268:

    名無しさん

    おもしろい!

    2005-07-27 12:24:00
  • 269:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    素朴に応援Thanks(´ー`)b。゜+.゜
    たまには真面目な話もしたいかな、と。では続行します。 ヨロ

    2005-07-31 16:13:00
  • 270:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    南京大虐殺。
    後世ではこう呼ばれている行いだった。祖父はリアルに現場に居た。会社であれば上司とも言える上官、兵隊の中での役職に命令されると、断る余地はなかった。『人を斬る』『人の命を絶つ』事がより多く実行した者に与えられる称号だった

    2005-07-31 16:21:00
  • 271:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    単なる人殺しが上手いか下手か、それによって役職が付く…。怖い時代でした。徴兵された隊員達は従うしかなく、命じられると銃の引金を引かなくてはならない。刀を振り下ろさなくてはならない。罪もない隊員達、市民達は生きるか死ぬかの為に見えない敵とも戦い続ける。罪悪感と言う名の敵である。

    2005-07-31 23:05:00
  • 272:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    中国のその街で祖父はその現実をつきつけられる。小さい赤ちゃんを抱いた女性が髪を振り乱し、旦那さんと見られる男性が斬られてしまう現場に祖父は居た。目を伏せたかった。見てはいけない、惨状にも目を閉じる事さえ許されず、命令に従うしかなかった。その日祖父は銃の引金を初めて引いた。
    パ─────ン…。
    ドサッ…。
    男性は地に顔を伏せた。女性は言葉にならない言葉で泣き叫んだ。隊長は言った。
    『よくやったな。初めてにしては筋がいい。この調子で鎮圧して行くぞ』肩を叩かれた祖父は地の果てまで沈んで行く様な気持ちになったと言う。

    2005-07-31 23:11:00
  • 273:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    その日から地獄の日々が始まる…。
    銃剣と引金を使用する繰り返し、小さな子供さえも見逃してはならない。隊長の目が届かない場所に位置付けられた時は通じない言葉で『早よ逃げろ!逃げてくれ!殺したくないんや!』と言い放ち、その場から逃げてくれる事を祈り口走った。言葉は通じなくとも不思議なもので、空間で伝わったのか涙を浮かべながらおじきをして逃げて行ってくれると祖父は嬉しかったらしい。

    2005-07-31 23:17:00
  • 274:

    名無しさん

    2005-08-11 04:01:00
  • 275:

    名無しさん

    ぬちもぉ書かんの?

    2005-08-19 09:20:00
  • 276:

    名無しさん

    戦争の話もっとききたいです。よければまた書いてください

    2005-08-26 17:33:00
  • 277:

    名無しさん

    ??

    2005-08-27 19:22:00
  • 278:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    おぉぉう。やはり皆こんな内容には興味無しか…と思ってましたが。レス&反響ありがとうございます。

    2005-09-01 07:45:00
  • 279:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    祖父がさりげなく逃がした人が、村の見世物広場に居た。他の兵隊に見付かり、捕虜になってしまった様だった。見世物広場とは、皆が見ている前で惨殺する広場である。日本軍は鉄砲の数等、軍事兵力がアメリカに比べると遥かに低かった。銃刀と言う銃に刀の先がついた物で肉弾戦で戦っていた。

    2005-09-01 07:50:00
  • 280:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    その刀の切れ味を試す為、本番に向けての練習台の為に広場では何人もの人が形を変え、生を絶たれる。まずは男から殺していく。女子供は束になっても知れている。男が束になってしまうと厄介だからだ。村の男性は日々消えて行った。墓等作る訳は無く、殺した人を山積みにしていく。夏だった事もあり異臭は漂う、虫は湧く…異様な樣だった。

    2005-09-01 07:54:00
  • 281:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    ある日、祖父にも命令が下される。
    「次はお前がやって見せろ」
    上官の命令には逆らう事が出来ない。銃刀を構えるが足が震えた。妙な汗が吹き出す…。「俺はこんな事を行う為に命を授かったんやろうか?」
    口に出していたら上官に斬られていただろう。祖父は言葉にならない言葉を叫びながら突進した……

    2005-09-01 07:57:00
  • 282:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    刺してしまった瞬間に祖父の意識は朦朧となっていた。
    ドゴッ…
    鈍い音が響き、鈍い感触が銃刀を通して祖父の手に伝わってきた。そして、赤い褐色の液体が鮮明に広がった。「仏様…お許し下さいますやろか?間違ってなかったやろうか?」上官には「よくやった。見込みがあるやないか」と肩を叩かれた

    2005-09-01 08:01:00
  • 283:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    他の兵隊達は上官に褒められたいが為に自ら「上官殿!次は自分が!」と候補に名乗りを上げていたらしい。人を殺す事に志願するなんて、有り得る事でしょうか?同じ人として、許される行為だと言えるんでしょうか…。

    2005-09-01 08:03:00
  • 284:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    初めて人を殺(あやめ)てしまったその日の夜は、眠れなかった。目を瞑ると、鈍い感触と走り寄る際の男性の脅えた顔が思い出される。祖父の神経はまだ正常だったと言う事だ。「これから、どんだけの人を斬らないとあかんのか。いつまでこの地獄に居るのか。いつ終わりが来るのか。まず自分は大阪に帰れるんか?」男ながらに涙してしまったらしい。

    2005-09-01 08:06:00
  • 285:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    それからも戦火は激しくなって行く。同じ部隊に所属された隊員と故郷の話をしていた。隊員は母の写真を胸ポケットから取り出した「もっと親孝行をしとけば良かった。もう会えないかもしれんのに。日本は優戦だと言っているがあれは嘘や。機密会議を聞いてしもた。もうサイパンも落ちるのは時間の問題じゃないか…」

    2005-09-01 08:09:00
  • 286:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    今みたいにメールやネットなんて普及していない時代ですから、嘘のニュースが日々流されていました。国民は日本が有利に戦火は続いているものだと信じていたのです。明日には帰ってくるのだ、と言い聞かせて兵隊さんの帰りを祈っていたんです。

    2005-09-01 08:11:00
  • 287:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    隊員は涙目になりながら、故郷の話を続けていました。祖父も聞き入っていました。
    上官が近付いていた事にも気付かずに…
    「何をしておるか!」上官のがなり声で二人は我に返った。
    まずい…、会話を聞かれていたのなら非国民だと罵られ、暴行されてしまう…。

    2005-09-01 08:16:00
  • 288:

    名無しさん

    2005-09-08 01:21:00
  • 289:

    名無しさん

    ??かいてぇ??

    2005-09-16 15:01:00
  • 290:

    名無しさん

    2005-09-16 16:59:00
  • 291:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    【追伸】読んで下さっている皆様。思い出しながら綴ってるので、亀更新でゴメソ(´Д`)

    2005-09-19 01:36:00
  • 292:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    上官が近付き、祖父と話していた兵士の前に立った。
    「お前!歯を食いしばれ!」鬼の様な形相で充血した目をギラギラさせていた。
    「申し訳ありません!」敬礼をしながら、足を揃えて背筋を伸ばす兵士…。その瞬間、ドゴッと言う鈍い音と共に兵士は倒れ込んだ。

    2005-09-19 01:39:00
  • 293:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    ただ、離れている家族の話をしていただけ。ただそんな事で何故手を上げられるのか。切れた口からは出血が見られる。祖父は焦りと呆然とした感覚で立ち尽していたと言う。上官は言った。「そんな物、捨ててしまえ!天皇陛下に忠誠を誓え!」家族の写真を捨てろと言うのだ。

    2005-09-19 01:42:00
  • 294:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    殺し合いの中、殺伐とした日々、唯一の家族の写真…。寄り所は無く、安心して眠れる事も無い戦場で、気を抜く事は許されないと言うのだ。祖父は間違っていると思っていた。「お前らに人の血は流れてるんか!?」
    ───そんな事、口に出せる訳も無く…。

    2005-09-19 01:45:00
  • 295:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    兵士の目の前で、写真は足蹴にされた。土の上でくしゃくしゃになって、母の顔も泥だらけになって、微笑む姉の顔も泥だらけになって…。当時はまだ白黒写真の時代。土に擦り付けるとカスレてしまい、もはや写真ではなくなる。単なる一枚の白い紙になるだけだった。極めつけに、写真の面影がなくなったその紙を、上官は切り裂いて見せしめた…。

    2005-09-19 01:48:00
  • 296:

    名無しさん

    ?

    2005-09-20 17:47:00
  • 297:

    名無しさん

    2005-09-29 06:42:00
  • 298:

    名無しさん

    あげ

    2005-10-02 03:41:00
  • 299:

    名無しさん

    ???

    2005-10-03 06:41:00
  • 300:

    名無しさん

    ゆっくりでいいので更新楽しみにしてます??

    2005-10-03 20:33:00
  • 301:

    名無しさん

    ('∀')

    2005-10-07 02:41:00
  • 302:

    名無しさん

    あげときます??楽しみにしてます?

    2005-11-02 13:26:00
  • 303:

    名無しさん

    ??????

    2005-11-03 08:44:00
  • 304:

    名無しさん

    オモロイ?もう続き書かないんですか?

    2005-11-03 09:49:00
  • 305:

    名無しさん

    2005-11-03 13:05:00
  • 306:

    名無しさん

    続き読みたいデス?

    2005-11-08 17:42:00
  • 307:

    名無しさん

    あげ

    2005-11-27 06:07:00
  • 308:

    名無しさん

    ?

    2005-12-08 17:06:00
  • 309:

    名無しさん

    あげ

    2005-12-10 01:56:00
  • 310:

    名無しさん

    2005-12-20 04:40:00
  • 311:

    名無しさん

    2005-12-20 04:41:00
  • 312:

    名無しさん

    2006-01-14 01:55:00
  • 313:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    お待たせ〜。再開します。

    2006-02-03 08:03:00
  • 314:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    上官の前で、ただうちひしがれていた隊員は今にも泣き出してしまいそうだった。しかし、涙なんて流せない。兵隊は上官に言われたまま従うのが兵隊だから。
    祖父は厳しい現実と、ここは戦場だと言う事を新たに考えさせられたと言う。

    2006-02-03 08:06:00
  • 315:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    上官は「これでもう迷う事も無いやろ。明日からは前線に配置するからな。一人でも多くのアメ公を殺れよ」と、吐き捨てた。充血した目で見上げながら、隊員は敬礼をした。上官はうっすらにやけながら、その場を離れて行った。

    2006-02-03 08:09:00
  • 316:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    先程とは違い、静か過ぎる静寂の中、隊員はポツリと呟いた。
    「そうやな、殺(ヤ)られる前に殺らなあかんな…」何を言うとるねん!と祖父が隊員の方を見た時、祖父は血の気が引いた。そこには、人ではなくて鬼のような目をした隊員が立っていたからだ…。殺気立つ、この言葉の通りに物々しい雰囲気をかもしだしていた。

    2006-02-03 08:14:00
  • 317:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    目頭を押さえながら、踏みにじられたかすれた写真を拾いあげ、隊員は祖父に放った。
    「明日から俺はやるで。皆殺しにしたら大阪に帰れるんやから。明後日会うかはわからんが、頑張ろうな」と言われたらしい。
    ───祖父は何も言い返す言葉が見付からなかったと言う…。

    2006-02-03 08:16:00
  • 318:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    パッパラパッパ〜♪
    夕食のラッパ音が響いた。皆さんは知ってるかな?正露玉のCMに必ず流れるあのラッパ音、あれは兵隊の食事を知らせる音楽なんです。招集する時に吹くみたいです。正露玉の所以(ゆえん)も伝えましょう。日露戦争の時代に開発された胃薬で、正は制覇、露はロシア、玉は撃てと言う意味らしい。要するに、この時代は食べる物も無く、口に出来る物は全て口にするので、腹を壊す者が続出したそうで、腹痛と体調不良で戦線から離脱しようとさせない為に開発されました。

    2006-02-03 08:22:00
  • 319:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    食事と言っても、ろくな物ではありませんでした。ジャングルの中で口にしても大丈夫だろう、と予想される草や蔦(つた)木々の根などを大量に、僅かな米を水で膨らませ誤魔化す程度の食事でした。

    2006-02-03 08:24:00
  • 320:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    祖父は食べ物に困らん、電気は付けれる、風呂にも入れる時代は幸せや、とよく言ってました。私達にとって当たり前な生活が、戦争を体験した人達にとっては「当たり前」ではなかった時代、地獄とはこう呼ぶのではないか?と言う時間を過ごしていた祖父にリアルに教えられました。

    2006-02-03 08:26:00
  • 321:

    名無しさん

    これがうわさのサイト。
    http://pr3.cgiboy.com/S/4179572

    2006-02-03 08:27:00
  • 322:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    そして、その質素な食事が終わるとまた明日は生きているのか?と言う不安を胸に、日の出まで睡眠を取る。人はどんなに疲れていても空腹だと眠れないらしい。食べれる草を探しながら日の出を待つ人も居たようです。爬虫類も食べたと言っていた。蛇は意外と美味らしい。私達からすると考えられませんね…

    2006-02-03 08:29:00
  • 323:

    ぬち ◆ugEhFmqwLk

    日が上がると、隊に別れ移動する。敵兵に囲まれないよう、分散する。前線と言うのは戦線の一番前、一番危険なポジション。指揮する上官は後ろに備える。隊員は要は駒のような役割。敵兵にある程度の攻撃を噛まして、その後は死んだって構わない。変わりの兵隊が居るから。死にたくないなら先に刺せ、と言う事だった。

    2006-02-03 08:35:00
  • 324:

    名無しさん

    2006-02-04 14:18:00
  • 325:

    名無しさん

    2006-02-05 18:30:00
  • 326:

    名無しさん

    2006-02-05 18:55:00
  • 327:

    あいこ

    今読みました。涙がとまりません。私は父も母もいないけど、これからも頑張って生きていこうと、そぉ想いました。ぬちさん待っているので続き、ぜひ書いてくださいね。

    2006-02-14 05:34:00
  • 328:

    名無しさん

    わろた

    2006-02-28 03:47:00
  • 329:

    名無しさん

    あげ

    2006-03-06 08:56:00
  • 330:

    名無しさん

    2006-03-06 20:02:00
  • 331:

    ??

    ????????????上げてく上げてくミンナで上げてく?????????

    2006-03-06 23:11:00
  • 332:

    名無しさん

    ↑こいつの言葉の古さ寒さにひいた

    2006-03-07 00:03:00
  • 333:

    名無しさん

    2006-03-07 02:36:00
  • 334:

    名無しさん

    2006-03-07 14:21:00
  • 335:

    名無しさん

    2006-03-07 14:40:00
  • 336:

    ここをコピペした、ぬち様ファン

    ぬち様へ こっちも書いて下さい
    自己満足物語http://bbs.yoasobiweb.com//test/mread.cgi/yomimono/1115254214/1-5

    2006-03-24 02:45:00
  • 337:

    名無しさん

    2006-05-17 20:40:00
  • 338:

    名無しさん

    ?

    2006-05-25 07:50:00
  • 339:

    名無しさん

    めっちゃ懐かしい爆ワラ

    2006-05-27 09:54:00
  • 340:

    名無しさん

    2006-05-27 09:56:00
  • 341:

    名無しさん

    ?

    2006-05-30 01:56:00
  • 342:

    名無しさん

    ?

    2006-05-31 00:48:00
  • 343:

    名無しさん

    あげ

    2006-09-27 04:01:00
  • 344:

    名無しさん

    ぁげ

    2007-01-23 06:43:00
  • 345:

    名無しさん

    2007-01-25 20:27:00
  • 346:

    名無しさん

    2007-04-15 04:49:00
  • 347:

    名無しさん

    あげ

    2009-11-22 02:39:00
  • 348:

    名無しさん

    あげ

    2009-11-22 04:33:00
  • 349:

    名無しさん

    ほい

    2011-04-13 12:44:00
  • 350:

    名無しさん

    あげ

    2011-11-14 12:11:00
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