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◆黄昏の赤◆

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  • 1:

    緋恋◆lZf.ArgVp2

    この街の月は赤く濁っていて気味が悪い。
    赤い光が街を益々汚れたように見せる。
    あたし達みたいな人間には美しい檸檬のような月明かりを望む事すら贅沢な事なのかもしれない。

    2007-05-28 23:54:00
  • 211:

    緋恋◆lZf.ArgVp2

    「………どうして?」                                 
    あたしが気づいた事を察したドクターは悲しそうに目を伏せた。                      
    「お前は悪くない」
    「悪くないわけない!」
    「お前はまだ小さかった。」

    2008-03-03 01:47:00
  • 212:

    緋恋◆lZf.ArgVp2

    あの男がドクターだった。                        
    お母さんと話すとき恥ずかしそうによく目を伏せてた。
    「シャイなひとね」とお母さんは笑っていた。
    二人は幸せそうにみえた。                      
    「ごめんなさい」

    2008-03-03 01:59:00
  • 213:

    緋恋◆lZf.ArgVp2

    「ドクター、ごめんなさい」                       
    ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
    自分に罪を課したようなつもりで。ただ無気力に生きて。母さんだけじゃなくてドクターからも幸せを奪ったのにも気づかず、赤い月と街にいろんな事をなすりつけて苦しんでいる気になってた。                    
    足の下の方から襲ってくる虚脱感。落ちる、落ちる。

    2008-03-03 02:06:00
  • 214:

    緋恋◆lZf.ArgVp2

    「お前は見つけた時には半狂乱で体力もかなり衰弱していた。事件の前後の事を覚えてなくても仕方がない。……まだ九歳だったんだ」                             
    「あたしを憎んでるだろ」                             
    「…………いや」
    「嘘だ!!!」

    2008-03-03 02:11:00
  • 215:

    緋恋◆lZf.ArgVp2

    「………なんで見殺しにしてくれなかったの」                         
    お母さんを刺した日。土砂降りの中をずぶ濡れになりながら走った。きっと血まみれだった。お母さんを刺したけどお母さんにも刺された。
    雨に濡れてたくさん血がでた。最初は痛くなかったけどだんだん痛みが増してきて走れなくなった。
    そんなに遠くには行けやしなかったろうけど、どこかの建物の陰にうずくまっていた。血が出すぎたのか体も動けなくなって、のたうちまわる事も出来なくなってきてとびとびになる意識の中、このまま死のうと思った。
    目を閉じる頃には安らぎすら感じていた。

    2008-03-03 02:19:00
  • 216:

    緋恋◆lZf.ArgVp2

    更新分 >>212-222

    2008-03-03 02:23:00
  • 217:

    名無しさん

    あー!もうくそおもろい!上手!!せつねぇ!!主さん更新ありがとう(^^)?

    2008-03-03 09:26:00
  • 218:

    名無しさん

    つまんね

    2008-03-03 12:44:00
  • 219:

    緋恋◆lZf.ArgVp2

    >>224さん
    ありがとうございます(>_>225さん
    すいません けど感想ありがとうございます

    2008-03-03 14:21:00
  • 220:

    名無しさん

    初めて読んだけどめちゃおもろい?やばい?

    2008-03-03 19:39:00
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