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◆黄昏の赤◆

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  • 1:

    緋恋◆lZf.ArgVp2

    この街の月は赤く濁っていて気味が悪い。
    赤い光が街を益々汚れたように見せる。
    あたし達みたいな人間には美しい檸檬のような月明かりを望む事すら贅沢な事なのかもしれない。

    2007-05-28 23:54:00
  • 324:

    主◆lZf.ArgVp2

    次々と運ばれてくる料理はクリスマスを意識したいちいち綺麗な盛り付けで、崩すのがいちいちもったいない。
    どれも食べことがない洒落た味がして、とにかく夢のように美味しかった。
    シャンパンをあけた後開けられた赤ワインもすごく美味しくて、相乗効果で常になにかを頬張っている。
    「アンって意外と食いしん坊なんだなあ」
    目を丸くするスミトモは嬉しそうに歯を見せた。

    2008-04-27 18:08:00
  • 325:

    名無しさん


    初めてかきこします?
    この小説大好き??
    がんばッてくださいね?

    2008-05-11 11:55:00
  • 326:

    主◆lZf.ArgVp2

    >>339さん
    ありがとうございます(〃_ _)
    最近小説版エラーになってしまう事が多くて?今日の夜更新できたらしようと思います?

    2008-05-13 13:27:00
  • 327:

    主◆lZf.ArgVp2

    >>338
    レイチェルはお客によく食事に連れて行って貰うせいか綺麗にフォークとナイフを使う。アメなんてお前は貴族かと思うくらい美しく食事をしていた。
    そんななか、スミトモとあたしは並べられた銀製のナイフやフォークやスプーンをどれから使っていいのかすらわからない有様。
    スミトモは聞けばいいのに適当なものを使ってぎこちなくなく食事をしていたので、ばくばく食べ物を頬張るあたしに勝手に好印象を抱いたようだった。

    2008-05-14 00:30:00
  • 328:

    主◆lZf.ArgVp2

    「アメさんとアンって親子みたい。」        
    料理が出て来る度に「これは鳩」とか「それはトリュフ」とか見た事のない食材を探るようにフォークでつっつくあたしにいちいち説明してくれるアメの姿にレイチェルが笑う。        
    「親子って………。せめて兄妹にしてくれない。」      
    ばつの悪い笑顔をしたアメは随分と人間くさい表情をみせるようになったものだと思う。……そしてあたしも。
    格好つけるのを諦めたらしいスミトモはレイチェルに「お前これ、これでいいんだよな」と聞いている。レイチェルが笑いを堪えているのがたまらなくおかしかったけど、笑っちゃだめだと我慢した。

    2008-05-14 00:54:00
  • 329:

    主◆lZf.ArgVp2

    薄暗い空間にふいに響き出すピアノの音。
    思わず口に含んでいたワインを味わいもせずごくりと飲み込む。       
    鼓膜を震わせて、胸をも震わす。    
    生演奏なんて初めて聞いた。
    さっきまで賑わっていた空気がひんやりと静まる。それはとても清くて、酔っているせいか頬にぶつかる音が気持ちいい。身体に染み込んでいくように感じた。

    2008-05-14 01:33:00
  • 330:

    主◆lZf.ArgVp2

    「今日は…ありがとう、スミトモ。」   
    「酔ってるなあ、アン」     
    目を潤ませてスミトモは目だけで笑う。
    色んな事に気付いていく。アメの癖だけじゃなく、スミトモやレイチェル、ドクターにも色んな癖がある。スミトモは感動したり興奮したりするとすぐに子犬のように目が潤む。レイチェルは本当に嬉しい時、少し困ったような顔をする。これは少しアメに似ているかもしれない。ドクターは笑うとすごく優しそうな笑い皺が出来る。笑わないと怖い顔なんだけど。
    聖歌が流れる間、みんなうっとりとだけど神妙な顔で聞き入っている。みんな何を想うのだろうか。

    2008-05-14 01:46:00
  • 331:

    主◆lZf.ArgVp2

    あたしは、来年も再来年もずっと、どうか皆で過ごせますように。


    そう祈った。

    2008-05-14 01:49:00
  • 332:

    主◆lZf.ArgVp2

    デザートは2種類どちらかをえらべるようになっていて、夢の国のようなその容貌は甘い物が苦手なあたしすらため息がでる。
    一つは小さなチョコレートケーキで温めてからだされるケーキは熱々でナイフをいれると中からこれまた熱々のショコラが流れ出て来るらしい。ヴァニラアイスクリームと彩りに飾り切りされたフルーツがてんこ盛りに乗っている。
    もう一つは真っ白のブラマンジェで中にはブランデーに漬けたフルーツがはいっているらしい。ポテリとした固さの生クリームがフンワリと横に飾られ皿中をキャンバスのようにカスタードソースと色とりどりのフルーツソースが抽象画の線のように走る。

    2008-05-14 02:10:00
  • 333:

    主◆lZf.ArgVp2

    「まーーよーーうー」
    ウェイターが持つプレートの上の見本を見てレイチェルは頭を抱えてしまった。
    確かに芸術品のようなデザート達は綺麗なのにきっちりと美味しそうで、漂う甘い香りはどちらも甲乙つけがたい。
    「みんなでバラバラの頼めばいいよ」とアメの言葉でしぶしぶ納得したらしく、レイチェルはブラマンジェ、あたしはチョコレートケーキを選んだ。
    アメはあたしの逆を選び、スミトモはレイチェルの逆。

    2008-05-14 02:20:00
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