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◆黄昏の赤◆
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1:
緋恋◆lZf.ArgVp2
この街の月は赤く濁っていて気味が悪い。
赤い光が街を益々汚れたように見せる。
あたし達みたいな人間には美しい檸檬のような月明かりを望む事すら贅沢な事なのかもしれない。2007-05-28 23:54:00 -
524:
名無しさん
アメ来てくれると思ってた?ヨカッタ?続き待ってます?
2008-07-28 18:30:00 -
525:
名無しさん
気になる
2008-07-31 06:11:00 -
527:
◆lZf.ArgVp2
>>538
ステファンは腕を撃たれたようだった。床に転がったステファンの銃をドクターが遠くに蹴り跳ばす。
こんなに怖い顔をしているドクターを初めてみた。
アメがドクターの指示であたしに止血をしてくれた。じっとしているように言われても怖くてすがりつこうとするあたしの手をアメは強く握ってくれた。2008-07-31 07:49:00 -
528:
◆lZf.ArgVp2
「……ステファン、どうしてこんな事を……」
ステファンの額により一層強く押し付けられる銃口。ドクターの手は震えている。ステファンは撃たれて倒れた時からずっと笑っていた。おかしくて堪らないというように。
「……ああ、大丈夫だ。ベス。痛くないよ。ほらオーランドだ!!!懐かしいだろ?!アハハハ!」
ドクターは目を伏せて、銃を離した。2008-07-31 07:56:00 -
529:
◆lZf.ArgVp2
「……ドク…タ 薬………く……すりの……せい……なの」
「アン……喋らなくていい。」
何もないところに手を伸ばし甘える様に話しかけ続けるステファンをつらそうにドクターは見つめた。
「……なぜお前がhappinessを………?」
2008-07-31 08:02:00 -
530:
◆lZf.ArgVp2
「………さあ?ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ……やべーよ…ククク…撃たれったていうのに……もう痛みもねーよアハハハ!」
「ステファン、答えてくれ………なぜだ?」
「………ついこないだまでは痛覚まだあったのになあ………」
「……ステファン!!!!!!」2008-07-31 08:13:00 -
531:
◆lZf.ArgVp2
「………頼むよ…ステファン……」
ぼんやりとした目でステファンがドクターを見つめ返す。ヨロヨロと起き上がるとソファまで歩いて行きドサリと腰を下ろす。
「………なぜだって?」2008-07-31 08:17:00 -
532:
◆lZf.ArgVp2
「……それがわかればこんな事にはならなかっただろーよ」
テーブルにあるチョコレートの銀紙をはがそうとしたステファンは右手が動かない事に舌打ちしながら、随分と時間をかけて一つ口にいれた。
「……やっぱ旨いわここの。わざわざ買いにいかせてよかった。アンジュも食べればよかったのに。……ああベスお前も食うか?」
小さな子供の口にでもいれてやるような仕草をしたものの、ステファンの指から離れたチョコレートはただ下に落下しただけだった。2008-07-31 08:24:00 -
533:
◆lZf.ArgVp2
ドクターは静かに涙を流していた。
「可哀相に。可哀相な女だよ、本当にお前は。
三人の人間に殺されるっていうのはどんな気持ちだ?
俺に薬漬けにされて、娘に刺され、男に見殺しにされる。
悲しい人生だったな」2008-07-31 08:29:00