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≡≡≡誠≡≡≡
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1:
由里aya
――2005年7月20日――元気な男の子が産まれた ―名前は、「誠」
パパから貰った大切な名前パパ。 誠は6ヵ月になったよ――2006-02-08 03:12:00 -
666:
由里
【信人…。由里も悲しいけど、もっともっと比べ物にならないぐらい悲しいのは信人のお義母さんやねんよ?辛くて辛くて、死んだ方がましやと思ってるんちゃうかな……信人、お願いやからお義母さんの夢に出て、安心さしたげてな……?】
2006-06-16 05:20:00 -
667:
由里
短くも長く感じた帰路。
何も話し掛けられないまま、家に着いた。
マンションのエントランスに入ろうとすると、義母がタクシーを降りたその場所に立ちすくしていた。2006-06-16 05:23:00 -
668:
由里
「お義母…さん?」
私は振り返り、言った。2006-06-16 05:24:00 -
669:
由里
「由里ちゃ…ん、私……今信人の赤ちゃん見てしまうと、ものすごく、悲しい顔してしまうと思うけど…ごめんね……?本当は、凄くお祝いしてあげたいんやけどね……何て言ったらいいか、わからんのやけど、ごめん…ね…」
義母は申し訳なさそうに言った。2006-06-16 05:25:00 -
670:
由里
「お義母さん……」
私は、赤ちゃんを見せて義母の気持ちを少しでも癒やせたらと思って言い出したけれど、義母からしたら何とも言えない気持ちになってしまったんだろう。2006-06-16 05:31:00 -
671:
由里
何も言えなくなり、うつむいていると、
「じゃぁ、行きましょ…」義母が言った。
私は少し動揺しながらも、エレベーターのボタンを押す。
ふと義母をみると、さっきまでの小さくなっていた背中も涙目も消えていた。2006-06-16 05:33:00 -
672:
由里
家に入ると、「あっ!こんにちは★どうぞどうぞ!今寝た所なんですよ★」
と、お母さん。
義母は「お邪魔します」と、誠を見に行った。2006-06-16 05:42:00 -
673:
由里
誠を見る目は、とても穏やかで優しい目をしている。
きっと信人の前でも優しいお母さんやったんやろな…と思った。それと同時に亡くした苦しみが、ひしひしと伝わってきた。2006-06-16 06:23:00 -
674:
由里
義母はそう言「可愛い…ね…信人の小さい時にソックリやよ…?」
義母はそう言いながら、ベッドの近くに張ってある名前の書いた紙を目にした。2006-06-16 06:23:00 -
675:
名無しさん
・゚・(>_
2006-06-16 06:24:00 -
676:
削除削除されますた
あぼ~ん -
677:
由里
義母の目から大粒の涙が流れた。さっきまで枯れていた涙が――
2006-06-16 08:05:00 -
678:
由里
「お義母さん……信人が言ってました…。俺、自分の名前気に入ってるねんって…人に信用される子にってオカンが付けてくれた…っていってました………この誠って名前考えてくれたんは、信人なんですよ……」
私は、必死で泣くのをこらえた。でも……やっぱり涙は止まってくれない。2006-06-16 08:08:00 -
679:
由里
「信人…が……?」
義母はボロボロ涙をこぼしながら私に問い掛ける。
私は、‘最後の手紙’を取りだし見せた。2006-06-16 08:12:00 -
680:
由里
読み終えたのか、まだなのかわからないまま義母は泣き崩れ、しばらくそこを動こうとはしなかった……。
私はただ、ただ、義母を見つめるしか、すべがない。2006-06-16 08:13:00 -
681:
由里
「由里…ちゃ……ん…あなたは…ウッ…愛され…てたんやねぇ……ッ…」
義母は、号泣しながらそう呟き手紙を封筒に直し始めた。2006-06-16 08:14:00 -
682:
由里
「由里ちゃん…?ゥッ…この子…大事にしてあげてね…ッ……?私、応援するから……ね……ッ?大丈夫やから……あなたは強い人…やから…ウッ……きっと…大丈夫…」
義母の顔は、涙でぐしゃぐしゃになっている…2006-06-16 08:17:00 -
683:
由里
「はい……絶対幸せにしてみせます…ッ…」
2006-06-16 08:18:00 -
684:
由里
もう不安も悩みもない。
ただ、誠の為に生きていきたいと純粋に思う。
私には、悲しみに暮れている時間や余裕など無いのかもしれない……。
それでも、悲しい時は泣けば良いと思う。そして次の日からまた、一生懸命に生きればいいんちゃうかな。2006-06-16 08:19:00 -
685:
由里
誠と一緒に―――。
そして心の中の信人と共に。
そう思った。2006-06-16 08:25:00 -
686:
由里
しばらくして義母は、信人に手を合わし帰って行った――。
私に何回も「頑張って・ごめんね…」を繰り返して。2006-06-16 08:26:00 -
687:
由里
それから私は、一生懸命子育てをした。何もかもが初めてでいっぱいいっぱいで…。でも毎日が凄く充実していた。
毎週信人のお墓に行き線香をあげて、誠の成長っぷりを報告したりして…。2006-06-16 08:29:00 -
688:
由里
そして誠が4ヵ月になった日。
私達は、あの思い出のたくさん詰まった部屋に帰る事にした。
たくさんの写真。
思い出の物達。
すべてを残し、私達は2人の生活を始めた。2006-06-16 08:30:00 -
689:
由里
信人がいつも私達を見守ってくれるように…
誠がパパを忘れないように――。2006-06-16 08:32:00 -
690:
由里
ある日、ころころ寝返りをして誠があそんでいると、ピタッッッと止まって何やらニヤニヤしてる…
目線の先を見ると、そこには写真の中で笑う信人が居た
。やっぱり赤ちゃんには、見えるんかな??2006-06-16 08:33:00 -
691:
由里
【信人…?いつまでも、誠の前では笑顔で、おったってな…?いつも、その変わらない…大好きな笑顔で。……な?…】2006-06-16 08:35:00 -
692:
由里
そして誠が6ヵ月になった日。
一緒にお墓参りに行った。2006-06-16 08:37:00 -
693:
名無しさん
「ほら★ここにパパが居るんやで-?パパー来たよーって言ってみ??」
「ぁあーあーぁぁ(^O^)」
「おっ★上手にお話できるんやなぁ★★ほら、オテテ合わしてみ?こうやで?」2006-06-16 08:38:00 -
694:
由里
私は手を合わし目をつむった―――。
2006-06-16 08:38:00 -
695:
由里
【……信人。今日は凄く晴れてるから誠と来たよ★
由里なぁ…正直あんたに逢いたいよ。夜になると、淋しいし苦しくて泣けてくるんよ…頑張れ頑張れって意地張ってる自分疲れるというか、なんというか………でも、由里やっぱりあの時信人んとこ行かなくて良かったって思う。信人も思うやろ…?由里には、誠を育て上げる使命があるから、生きていける。だからいつまでも私達の事…見守っててや…?】2006-06-16 08:41:00 -
696:
由里
「うーぅッ!」
長い事、目をつむっていたから、誠が退屈になったみたい…。2006-06-16 08:43:00 -
697:
由里
「はいはい★パパに、ちゃんとお祈りした??」
「ぅあ★うーあ★★」
何言ってるか解らんけど、きっと誠なりにパパにお話したんかな…2006-06-16 08:45:00 -
698:
由里
「じゃ、行こうね」
私は再び手を合わした。2006-06-16 08:46:00 -
699:
由里
あなたと誠は、私の一生の宝物です。
2006-06-16 08:56:00 -
700:
由里
2005年07月20日
元気な男の子が産まれた。名前は「誠」
パパからもらった大切な名前。
パパ…?
誠は、もう6ヵ月になったよ……?2006-06-16 09:00:00 -
701:
由里
2006-06-16 09:00:00 -
702:
由里
――完――
2006-06-16 09:01:00 -
703:
由里
2006-06-16 09:01:00 -
704:
由里
――後書き――
皆様、読んで下さり、ありがとうございました!
感想よければ書いてくださいね?
皆様のレスに支えられ、完結まで書く事ができました。かなり下手くそで、読みにくかったと思います…
それでも読んで下さった方々、ありがとうございました。これをよんで、少しでも命の大切さを理解していただければ幸いです。長々とありがとうございました!ちなみに今誠は、11ヵ月です★やんちゃ盛りで大変ですよ★2006-06-16 09:07:00 -
706:
名無しさん
お疲れ様でした??
2006-06-16 10:28:00