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《続》過ち…後悔…傷…真実…。
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1:
かなえ
若気の至り。
今までの私はそんな言葉で自分に言い聞かし、真実として受け入れてはこなかった。
不安と、絶望と、悲しみと怒りしかなかった十八歳。
けれど今よりも無心に愛を求めていた。
純粋だった。
怒濤の半年…。
2007-06-01 22:29:00 -
21:
ご飯を五人で食べ終えた。
ゆっくりと時は流れた。
私は里音と二階に上がり、タバコに火をつけた。
私は《あんなぁ、かな朝携帯電源入れて、メールと留守電聞いてん…。》と口を開いた。
里音は《そうなんやぁ。なんて入ってたん?》と口にした。2007-06-02 19:31:00 -
22:
私は今日のメールの内容、留守電の言葉を里音に話した。
黙って、里音は聞いていた。
そして私達は一階に降りた。
コタツに入り、兄や、美奈や、母に留守電、メールの事を告げた…。
黙って話を皆聞いていた。2007-06-02 19:37:00 -
23:
話を聞き終えて、母が口を開いた。
《……あんたら、携帯出してみ!》
私は、《でも朝、恐くて留守電消してもうたから…。》と
《言いからはよだしてみやっ!》と母は言い続けた。2007-06-02 19:42:00 -
25:
しばらくして、母が一言。
《あんたら、これ消したらあかんでっ。警察に出したら脅迫になるしっ。証拠やから消したらあかん!!。》
と冷静に淡々と母は話す。
そう。朝消した留守電は、また最大20件に達していた。
……と、その時私の携帯が鳴りだした。
ディスプレイを見た。
《阿部さん携帯》
2007-06-02 20:54:00 -
26:
私は携帯を投げ発狂した。
《絶対見つかるって!もうココらへん来てるかも知らん…。あの人等から逃げれる訳ないねん。お母さんらはあの人の恐さ知らんねん!》っと…。
母は直ぐに携帯の電源を切った。
2007-06-02 21:00:00 -
27:
《そこ!裏の公園におるんちゃう!!フフっ…。私達は逃げられへん…。》
と私は続けた。
母と兄は外を確認した。
《…誰もおらんわっ!大丈夫やから!!》兄は言う。
私は《カーテンを閉めて!》と叫んだ。
母は急いでカーテンを閉めた…。
2007-06-02 21:06:00 -
28:
精神状態は常に不安定…。私の希望は、一瞬で絶望に変わり、楽しさは、不安へと変わった。
幸せも、不幸も紙一重なら、【希望と絶望も】紙一重なんだと言うこと、幸せなんて長くは続かない…。18歳で学んでしまった。
早かったのか、遅かったのか…。
私は知りたくなかった…。2007-06-02 21:20:00 -
30:
どれ位沈黙が続いたのか、私は口を開いた。
《なぁ、里音…。かなな、今回の事で一つだけ後悔してることがある…。》
《なんなん?いきなり…。》と里音は答えた。
私は、《……前な、カラオケ行った時に、二人で自殺しようなった時…。》
《………》里音は黙って聞いていた。
2007-06-02 21:34:00