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《続》過ち…後悔…傷…真実…。
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1:
かなえ
若気の至り。
今までの私はそんな言葉で自分に言い聞かし、真実として受け入れてはこなかった。
不安と、絶望と、悲しみと怒りしかなかった十八歳。
けれど今よりも無心に愛を求めていた。
純粋だった。
怒濤の半年…。
2007-06-01 22:29:00 -
61:
《《……。》》
二人の間に沈黙が続いた。
もぅ、嘘をつきたくないって言う気持ちは一緒だった。痛いほど良くわかる。 けど、反応が出たら里音は鑑別所行って、少年院…。
これ以上里音に傷ついて欲しくなかった。2007-06-04 00:08:00 -
64:
曽根崎の刑事は、《…じゃあ里音ちゃんいこかっ!》と言いだした。
《えっ!……。》私は声を上げた。
《…里音ちゃんは、我々が責任持って安全に守から、大丈夫!親元に送り届けるからっ。》と言われ、《…イヤヤッ。里音と離れるなんて!絶対嫌!……私達の助かる道って、別々にならなあかんの?一緒に助かることってできやんの?……。》私は泣き崩れた。2007-06-04 00:27:00 -
65:
《……かなえ、泣かんといてっ!別に永遠の別れやないし、またすぐに逢えるよっ!!お互いの安全が、確定するまでの我慢やしっ!今度逢えたら、どっか楽しいトコイコッ!!普通の18歳の女の子に戻って…。なっ!幸せになろっ!!…。》
里音の顔は穏やかで、優しい顔だった…。
最後に見た里音の笑顔…。2007-06-04 00:40:00 -
67:
《かなえ、明日から地元警察に九時に来るように…。しばらく話聞かなあかんから、毎日来なあかんから。分かったか?》
《………。》私は静かに頷いた。2007-06-04 00:49:00 -
69:
《《出逢ってはいけなかった》》二人。後になり、私は誰かにそう言われた。
そう言われても何も言い返せない…。
けれど私は、初めて、守りたい、大切にしたい…。そう思った人。
家に居場所がなかった二人、居場所が欲しかった二人、生きる価値が欲しかった二人は、まるで磁石のように引き寄せあい、そして悲しい結末を迎えた。
私はきっと、私の最期の時思い出すのは、あなたの事。18歳のままのあなたの笑顔でしょう。
ずっと変わらない…。
あなたを探す事も、声を聞く事も出来ないけれど…。
私はその気持ちを忘れない。
そう思えたのは、今までも、きっとこれからも《親愛なる里音》唯一人。2007-06-04 01:10:00