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《続》過ち…後悔…傷…真実…。

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  • 1:

    かなえ

    若気の至り。
    今までの私はそんな言葉で自分に言い聞かし、真実として受け入れてはこなかった。
    不安と、絶望と、悲しみと怒りしかなかった十八歳。
    けれど今よりも無心に愛を求めていた。
    純粋だった。
    怒濤の半年…。

    2007-06-01 22:29:00
  • 71:

    始めにまた、《尿検査》をさせられた。
    二回目だった事もあり、二十分程で終わった。
      《反応ナシ!!》
    当たり前だけど、私は阿部を見ていたから、絶対にやりたくなかった。

    2007-06-04 23:22:00
  • 72:

    取り調べ室に入り、私はすぐに《〇〇さん、里音は?今ドコにおるん?》
    と尋ねた。
    《今はまだココにおるよっ!》と答えてくれた。
    《……ちゃんとご飯食べてる?ドコで寝てんの?》と私が次々に尋ねると、
    《大丈夫やから、心配せんでいいからッ。》と言う。
    《《……覚醒剤反応は?》》と私は恐る恐る聞いた。《………出んかった。》と言われ、私は嬉しくて、嬉しくて立ち上がって喜んだ。

    2007-06-04 23:29:00
  • 73:

    取り調べが始まり、私達は始めから、全て話した。
    何故あの人達に出会ったのかから、全てを話した。
    期間にして四ヵ月弱なのに私は二週間以上毎日地元警察に通った。
    私達以外にも、リナにも取り調べは及んでいた。
    同時に少しずつではあったけれど、前の家から持ってきた家具や、新しく買った家具で人間らしい生活をできるように変わっていた。あと、母と父は正式に離婚して、兄が家に戻ってきてくれた。それが一番嬉しかった。

    2007-06-04 23:40:00
  • 74:

    《…離婚は私のせい?私がお父さんおるから、帰りたないゆうたから?》
    と私は母に聞いた。
    母は笑いながら、《あんたのせいちゃう!ただ私が許せんかってん!あんたがやくざに拉致・監禁・管理売春させられているとなった時あの人は何もせんかった。そん時に無理って思った。だから、きっかけにはなったけど、あんたのせいじゃないから、気にせんようにッ!》と笑ってくれた。私はその話黙って聞いていた。

    2007-06-04 23:53:00
  • 75:

    警察の捜査は水面下では、進んでいたが、田中はまだうちの前に泊まり込んだりしていて、自由に荷物取りに行けない。脅迫電話は未だ続いていた。
    私の精神状態は少しずつ、マシにはなっていたけれど、たまに叫んだり、号泣したり不安定な物だった。
    そんな私をみて、母は以前努めていた会社の社長に相談をした。

    2007-06-05 00:00:00
  • 76:

    その日の夜、母に連れていかれて、私はファミレスへ向かったそこには、以前母がお世話になっていた社長と、知らない人が一人いた。

    2007-06-05 00:03:00
  • 77:

    母が今現状の状況と、今まで私の身にあった事全てを二人に話した。
    初め事情を知らなかった私は、淡々と知らない人達に話すのを、隣で聞きながら、死にたいくらい恥ずかしかった。
    私の携帯のメッセージを聞いていた。

    2007-06-05 00:07:00
  • 78:

    私に、知らない男の人は、いくつか、質問してきた。《本間に売春させられてたんか?》と聞かれ、《はい…。》と答えた。
    《どこの組やゆうてたんや?》と聞かれ、《私の付き合ってた田中は〇〇の〇〇って、ゆってました。その上の人は元〇〇の若頭ゆうつて、阿部です。》と答えた。
    あと、二人の電話番号と名前、いくつか質問して来た後、最後に《もう二度とこんな事したらあかんぞっ!!》と言われた。
    私は《はい。もう二度としません。》と答えた。
    そのまましばらくして、母が知らない人に封筒を渡して、二人は帰っていった。

    2007-06-05 00:19:00
  • 79:

    私は帰りの車中の中、母に《あの人ら、私達守ってくれんの?》と聞いた。
    《あの人は〇〇の組長さんで、あいつらに脅しかけてもらうねん。》と冷静に答えた。
    《そんな事して、もし見つかったら…。》と私は泣きだした。
    《そんな事にならん為に、警察やみんないろんな事してあんたを守ってくれてんねやろっ!もしみつかっても、私が命に変えてもあんたを守から。》と母は言った。

    2007-06-05 00:29:00
  • 80:

    そのまま沈黙が続き、私達は帰宅した。

    2007-06-05 00:30:00
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