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《続》過ち…後悔…傷…真実…。
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1:
かなえ
若気の至り。
今までの私はそんな言葉で自分に言い聞かし、真実として受け入れてはこなかった。
不安と、絶望と、悲しみと怒りしかなかった十八歳。
けれど今よりも無心に愛を求めていた。
純粋だった。
怒濤の半年…。
2007-06-01 22:29:00 -
91:
私は涙も流さず、窓から見える空をずっと眺めていた。
そんな私にあの刑事は《お前と、出会わんかったら、あいつ鑑別所なんていかんで良かったのになっ!!》と言い、私の肩をポンポンと叩いた。2007-06-08 00:34:00 -
92:
刑事はすぐに戻ってきて、住所の紙を机においた。
私は、《……なぁ、里音行くトコないんやったら、ウチに帰ってきたら良いやんっ!かなお母さんに頼むし!なっ?》と私は刑事を掴み言った…。
《それは無理やねん…。今お前ら二人、会わす訳にいかんねん…。》と静かに答えた。
私は続けて…2007-06-08 00:41:00 -
93:
《でも、今里音の近くに誰かおったらないと、里音今一番辛いねんで…。また親に捨てられたって、思ってんねん…、あの子はまた、親に捨てられて、しかも両方の親から……。私のせいで親に捨てられたんやから、そんなん里音可哀相すぎる。そんなん……。》
と言い、私はその場に泣き崩れた。2007-06-08 00:46:00 -
94:
名無しさん
ぁげときます??
2007-06-08 20:09:00 -
95:
名無しさん
書いてね?
2007-06-08 22:09:00 -
96:
泣きながら私は《……ほんなら、かなもカンベ行く…。里音と同じ事かなもしたんやから、行くわっ!!はよ連れて行けやっ!かなも援交してたんやから》
《……あんなっ。里音もお前も罪は犯した。けど、里音も親御さん来てくれたらすぐ出れるし、捕まって鑑別所行ってる訳ちゃうねん。お前がもし、行ったとして里音喜んでくれる思うか……。かなのお母さん喜ぶ思うか…。》
それ以上何も言えなかった…。2007-06-14 00:15:00 -
97:
その日の取り調べは終了した。
泣き続ける私。話にならなかった。
いつものように、母が五時に迎えに来てくれた。
目を真っ赤に腫らしている娘。でも私の母は自分からは、何も言わない。
どれだけ泣いて目を真っ赤に腫らしても、喧嘩をして帰っても。
私から言わない限り何にも聞いてこなかった。
ただいつも傍にいてくれた。2007-06-14 00:21:00 -
100:
《あんな。里音今、鑑別所におるねんて…。親迎えに来てくれへんかってんて…。》
母は《……可哀相に。けどお母さんは、もうこれ以上里音ちゃんに何にもしてあげられへん…。白状かもしれへんけど、今の生活もやし、あんたら守るんが精一杯……。》
2007-06-14 00:40:00