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サヨナラくらい…受け取ってよ
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1:
ユカ
キレイな自分が誇りだった。
その頃の私はもぅいない…2007-06-18 09:57:00 -
311:
ユカ
315サン。?ありがとう?
更新します2007-08-01 15:41:00 -
312:
ユカ
何の案も浮かばないまま対策もとれず別れ話も全く取り合ってもらえない日々が続く…。涼とはチョコチョコご飯を食べに行ったりメールや電話は頻繁にあった。涼といる時のユカは幸せな気持ちで満たされいた。以前恋愛について語り合った時『誰かと付き合うなら夜はヤメる』そう言ってたユカに涼はたまに『まだ夜はヤメる気はナイの?』と聞いて来た『今はまだヤメやんよ』と言い切るユカにそれ以上詰める事もなく一緒にいる事が多くなった二人は段々距離が近付いて行った。涼は周りにいる知り合いにもユカを自慢げに紹介し皆公認みたいになっていた。ある日夜に会いたいと電話があり実家まで迎えに来た涼。焼鳥屋で軽く食べながら楽しい時間が過ぎる。『そろそろ帰らな、親心配するよな?』11時頃店を出て家の前に…『ゆっくり出来んでゴメンな』『いいで、そんなん気にすんなぁ言うねん』ユカの頭をワシャワシャしながら言う。涼の携帯が鳴る。『お〜何やねん?今無理!!ユカと一緒にいてるから邪魔せんといてくれますぅ?ハハハッ…ん!!』携帯をユカに渡して来た『喋るん?』嬉しそうに頷くので『ハイ』『あ〜ユカちゃん?何で涼なぁん?涼のどこが良いん』『全部?』『カーッッ!!あかん、LoveLoveや。きーしょっ』
2007-08-01 16:08:00 -
313:
ユカ
電話の相手は涼の親友の勝だった。『涼の事頼むで、俺の兄弟やし』電話を涼に変わりしばらく話した後…急に離れたくなくなり『もう少しだけ…一緒にいたい…』『家行けるんか?じゃあ俺んち近いし行く?』『うん。でも涼明日仕事やんな?帰り送ってもらうの悪いしユカ車で行くわ』『行けるけど…じゃ待ってるわ、着いて来てな』車に乗り涼のマンションへ。涼のマンションは大通りにあったので駐車場も大通りに面していて、そこに止めコンビニで買い物をしてマンションに入った。この行動が後々ユカの幸せを壊す事になった
2007-08-01 16:19:00 -
314:
ユカ
部屋に入り部屋の電気はつけずスタンドライトを点けオシャレな雰囲気。グラスを用意し飲み物と食べ物をテーブルに並べる。『今DVD何もないから今度一緒に借りに行って見ような』涼の言葉はいつもユカを嬉しくさせる。そのお陰か甘えたり感情を出すのが苦手なユカも涼の前でだけ素直な可愛い女の子でいれた。しばらく経ち『眠いなぁ一緒に寝よ〜』『うん。じゃあテーブルの上だけ片付けてしまうわ』グラスやお皿を洗って戻ると涼は寝息を立てていた。―可愛い― ソッとオデコにKISSをする『ん〜ユカぁ好きやでぇ』と抱き着いて来た。ほんまっ可愛い〜。この日初めて涼をちゃんとKISSをした。何度も何度も…涼のKISSは優しく丁寧だった。その間も『ユカ…ユカ…好きやで』愛おしそうに何度も言い何度もKISSをする。自分が宝物になったのかと錯覚するくらい大切に優しくしてくれた
2007-08-01 16:43:00 -
315:
ユカ
KISSだけして二人は眠りについた。目が覚めてもまだユカは涼に抱きしめられていた。手をソ〜っと外しトイレへ行き又涼の腕の中に戻ると涼は寝ながらユカの名前を呟きスヤスヤ眠っていた。気持ち良さそうな寝息を聞いていたらユカももう一度眠ってしまった。目が覚めると10時まわっていて涼がいなかった。どーしていいか分からずボ〜…としていると涼から電話『おはよー♪』『おはよう。ゴメンっユカ起きへんかった?』『可愛い顔して寝てたから起こさんと仕事来た。どっか行くんやったら鍵おいてるから使って。帰るまで待っててくれる?』鏡を見ると化粧もハゲハゲ『ゴメンな、親にも何も言うてないし…仕事あるから一回帰るわ』『そっか、じゃあ…気をつけてな』少し淋しげな涼の声に後ろ髪が惹かれたが一度家に帰った。家につきシャワーを浴びゆっくりしていると―プルル…―ケンジだ。『お〜お前昨日どこ行っとってん』『何なんいきなり!!』『どこおってん』『家おったわ!!』嘘はついてない…『まぁええわ、じゃあな』―何?何なんやろうー―とりあえず仕事もあるし実家から家に帰り仕事へ行った
2007-08-01 17:30:00 -
316:
ユカ
仕事中店に涼から電話があった『今日チョットだけ行くわぁ』『店に?』『うん、あいてる?』『んー何人?』『一人で行くわ。遅くなるけどいい?』『うん、いいよ。待ってるわぁ』店が終わる1時間前に慌てて涼が来た。『いらっしゃ〜い』『あーもっと早く来れる思っててんけど〜忙しくてなぁ』『そっか、お疲れ様』しばらくすると若い男の子が一人入って来た『いらっしゃいませー』男の子は真っ直ぐ涼の傍に来て正座になりペコペコしながら封筒を四つくらい渡した。煙草をくわえながら封筒から札束を出し数え『今日のんこんだけか?』『はい』下を向く男の子に札を数え封筒に入れ『お前のや』と渡した。ユカは見てはイケナイ気がしてしばらく席を外してた。男の子は封筒を受け取ると『すんませんっ。ありがとうございます、失礼します』と頭を下げ帰って行った…この子何してるんやろぉ…不思議に思いながらも違う話をし閉店の時間。送り出しに行くと『ユカ。今日終わったら俺んち来てくれへん?』『何でなん?』『ま〜…とりあえず来て。鍵あけて待ってるわ。』と言い残し帰って行った。ケンジの事が一瞬頭を過ぎったが店が終わり涼のマンションに車で向かう…。駐車場じゃなく近くの空いてる所へ車を停め涼のマンションへ…部屋は真っ暗…『涼?お邪魔します』中へ入ると寝ていた。珍しくキッチンが汚れている。部屋も洗濯物が沢山ある。ユカは簡単に片付けて涼の傍に居たが起きる気配なし寝顔を見ている間に知らない間に寝ていた。
2007-08-01 19:56:00 -
317:
ユカ
朝になり涼より先に目が覚め携帯に『帰るね、仕事頑張ってね』とだけ送り玄関を出る。エレベーターで下についた時目を疑った。ケンジの仕事用の車がノロノロと周辺を走ってる。遠くて中まで見えないがケンジではナイような…。ーヤバイーとっさに隠れキョロキョロと車を探しながら車を停めた所まで遠回りした。運が良かったのか車とかちあう事なく自分の車に辿り着いた。パニくっていた為急いで発進させ家に急いだ。5分もしないうちにケンジから電話『何してんねん』『…あんたこそ珍しいやん、こんな朝早くに』『どこ行っててん』『ツレんとこ』『嘘つくな!ネタ上がってんじゃ。』『…ッ』『お前の車一昨日から目撃されてんやぞ!!』『意味分からんわ。とりあえず運転中やから切るわ』無理矢理切った、ハンドルを持つ手も足も震えてる…。―ヤバイ…絶対アイツ来るわ…涼…涼には迷惑かけれん。離れるしかないんかな…。―家につき何もせず考えてたが答えなんて出なかった。今のユカにとって涼は安らげる大切な人…失いたくなかった。でもこのままじゃ…涼に何かあるかもしれない…。今日も仕事…最悪の気分のまま出勤した
2007-08-01 22:40:00 -
318:
ユカ
仕事が終わり家に帰ると、ケンジがいた『何してん?人の家の前で』『昨日どこ行っててん、お前の口から言え』スタスタ歩きながら煙草を投げ捨て傍まで来る『ツレん所や言うたやん』『アホか、相手男やろが!!…涼ゆう奴やんなぁ?住んでる所も何もかも分かってるし俺が電話かけたら拉致る準備出来てんやど!!お前言わんのやったらそいつに聞いたろか』『聞けばいーやん!!恥かくんはアンタ等やわ。』『ぁあ?何やそれ!!お前の客全部潰したろか!!』『やったらえ〜やん、私カンケーないしどーなろうが知るか』『ええねんな!涼ゆう奴だけは原形なくなるくらいやったるからな』『…もーいい加減にしてよ!!お客サン関係ないやろ』ケンジはその言葉を聞くと不敵な笑みをうかべながら『本音出だしたな。ほんまの事言えや』
2007-08-02 07:35:00 -
319:
ユカ
―ほんまの事なんか言うたら涼は絶対拉致られる。―『誰の話について聞きたいんよ』『お前が泊まりに行ってた涼ゆう奴じゃ!!早よせえよ』『…振られたの!!…私が好きになって相手には彼女もおって迷惑やって言われた』『ふぅん?振られたん?』ニヤニヤしながら『じゃ何で泊まりに行ってん?ヤッたんか』『ヤッてないわ!それに泊まりに行ったんじゃなくて押しかけただけやし…相手にもされへんかったわ…』『じゃ潰しても関係ないなー』『別にええよ』賭けだった。それまで怒り狂ったようなケンジは落ち着き、それでも様子を伺う様に『…ほんまに関係ないみたいやな…今回はぇえわ。』『何でいいんよ』『俺の恐さ知ってるお前が、何してもいー言うんやったら関係ないんやろ…で?振られたんか?』涙が出て来た。―涼とは二度と会えない―黙って頷くだけで精一杯だった。『ヨシヨシ…好きやってんな。振られたんか…辛かったなぁ』珍しく優しいケンジはユカを抱き寄せ背中をトントンした。
2007-08-02 08:36:00 -
320:
ユカ
それからケンジからの電話がきつくなった。涼からはメールや電話はあったが理由をつけて会わなかった。二ヶ月が経ちケンジと大喧嘩の末ユカは実家へ帰っていた。涼から電話があり『どーしても会いたい』と言われ断る事なんて出来なかった。
2007-08-02 18:28:00