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サヨナラくらい…受け取ってよ
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1:
ユカ
キレイな自分が誇りだった。
その頃の私はもぅいない…2007-06-18 09:57:00 -
2:
ユカ
ユカは家族の愛情には餓えていたが仲間が沢山いた。そんな人達に支えられ素直に育っていた。
2007-06-18 10:02:00 -
3:
ユカ
工場や昼のパート、深夜は厨房で皿洗い…。ユカは自分に酔う性格なのか…毎日ほとんど睡眠もとらず仕事をしながら生活している自分が大好きだった。その間過労で倒れても…また頑張る…ダルマの様な自分に誇りすら感じていた…
2007-06-18 10:10:00 -
4:
ユカ
男性が怖い…信じれるのは自分だけ!
見た目が派手なユカは中学生の頃から何人もの執拗なアプローチに嫌悪感があり まだ人を本気で好きになった事もなかったのだろう…。2007-06-18 10:15:00 -
5:
ユカ
倒産などで仕事も変わりパチンコの店員になった頃…人一倍人見知りの激しいユカにも何人かの友が出来ていた。頼られる性格なのか職場の子達から相談は日増しに増えて行く。お人よしなんだろう…それを何時間も聞くユカ…ある日マキの相談の後二人で雑談をしていた時だ
2007-06-18 10:23:00 -
6:
ユカ
『マジ!ユカチャンてキレイよね?ウチずっと憧れてるねんで』 『何言うん(照)』『マジやって!ウチ前お水やっててんけどユカチャン見た時お水する為に産まれて来たような顔やと思った!キレイすぎ。やった事ないんやろ?もったいな〜い』ユカは水商売事態あまり知らず、それより汗水垂らして働く事に酔っていた。でも…この時のマキの言葉はとても心に残り…マキとの出会いが後々の人生を大きく変えて行く事になる。
2007-06-18 10:32:00 -
7:
ユカ
パチ屋に働き出し10ヶ月が経とうとしてたある日… 腰に激痛が…足が痺れる…
2007-06-18 10:35:00 -
8:
ユカ
オカシイな…と思いながらも数日仕事を続ける。 それは突然やってきた…。立てない…腰が痛い…。仕事を休む訳に行かず無理矢理仕事に向かう。開店から一時間歩くたびズキズキ…。
2007-06-18 10:38:00 -
9:
ユカ
普段から1番仲が良いユウリに『一回病院行った方がええでぇ』と言われ帰りに病院に行ってみた。
ヘルニアだった…
『重い物持ったり立ち仕事は辞めた方がいいなぁ〜』――・え――????・――2007-06-18 10:44:00 -
10:
ユカ
悩んだあげく社長と店長に電話し伝えた。ユカは職場でも人気があり『迷惑かかるし』と言う言葉に被せるように『無理な時は言うてくれたら何とかするし辞めんといて?』いきなり無職になる訳にも行かず甘える事にした
2007-06-18 10:48:00 -
11:
ユカ
定休日以外休むのは有り得ないというパチ屋では異例の事だ…。一日働くと三日は腰が痛く休む事に…それでも気持ち良く受け入れてくれていた
2007-06-18 10:51:00 -
12:
ユカ
さすがに二ヶ月続くと申し訳なさすぎ無理を言って辞めさせてもらう事にした。…ちょうど梅雨の時期…
『ヤバイなぁ…出来る仕事見つけなぁ』コインランドリーに行き洗濯物を乾かしている間に中を見回す… 『…ん?…』2007-06-18 10:55:00 -
13:
ユカ
ラウンジレデイ募集の貼り紙。 『でもな…』ユカは人一倍人見知りなのだ。しばらく見つめていた。どのくらい経ったのだろう…マキの言葉を思い出す。
2007-06-18 11:03:00 -
14:
ユカ
『お水になる為に産まれてきたみたい』…『まっ始めたら何とかなるやろ〜』ユカは元来かなり前向きな性格である
2007-06-18 11:05:00 -
15:
ユカ
そのまま携帯を出し貼り紙に書いてる番号にかけた。音楽と話し声の中『お電話ありがとうございます。(仮名店名)ナスビでございます』明るい透き通るような声がした『募集の貼り紙見たんで面接お願いしたいんですけど…』『面接ですか?しばらくお待ち下さい』…『もしもし?』少しドスの聞いた年配?の女性の声…
2007-06-18 11:11:00 -
16:
名無しさん
水に可愛い子いないよワラ お水するための顔て軽薄そーな馬鹿そーな顔やろ
2007-06-18 11:13:00 -
17:
ユカ
『あっお忙しい所申し訳ありません。募集の貼り紙を見たんですが』『はいはい♪いつ来れる?』『あっ迷惑じゃなければ今からでも…』『(笑)じゃ今から来て来れる?場所分かるか?』なんとも歯切れのいい話の早いお方…
2007-06-18 11:16:00 -
18:
ユカ
詳しく場所を聞くとすぐ近くだ!『15分くらいで行けると思います』電話を切った後 ドキドキしてきた…。しかもジーンズにTシャツという…かなりラフな格好。。
2007-06-18 11:20:00 -
19:
ユカ
『まぁ…ダメもとやし、いっか』とそのまま向かった。店の前に到着。緊張で口の中はカラカラに…。気合いを入れ!入り口を開ける。 『いらっしゃいませ〜♪』ザワザワした店内から明るく女らしい声で迎えられる。
2007-06-18 11:24:00 -
20:
ユカ
いくつか質問された後簡単に住所や名前、連絡先をかかされた。『いつから来れる?』『え!?…あっ…明日からでも』『ほんまか?』なぜか上機嫌のその人はナスビのママだった。『じゃ簡単に仕事の説明するから着いて来て』と店内を案内され説明をしてくれた。
2007-06-18 11:33:00 -
21:
ユカ
持ち物をおく部屋に連れて行かれた時ママは小声で、『他の女の子にも客にも時給の話はしたらあかんで。』『??はい…』『最初は様子みて1番低い値段から始めるんやけどウチあんた気に行ったしぇぇ金額出すから明日から頑張ってな』
2007-06-18 11:41:00 -
22:
ユカ
『ありがとうございます。頑張ります』出勤時間や服装を聞き店を後にした…。帰り道…『明日かぁ…頑張らなアカンな〜』と家につき洗濯物をたたみドキドキしながら眠りについた
2007-06-18 11:45:00 -
23:
名無しさん
24まで?
2007-06-18 11:45:00 -
24:
名無しさん
確かに…ホンマに綺麗なら水言う表現みたいな失礼な表現してこんわ…
モデルとかなら解るが…2007-06-18 12:29:00 -
25:
ユカ
不安を抱えながらもドキドキしながら出勤した。もう店内はお客さんがけっこう座っている。荷物を置くとママに店内へ急いで連れて行かれた。薄暗い店に照明がキラキラしてとても華やかだ。面接の時には気付かなかったが、そこにいる姉達はベッピン揃いだ。『すっげえ。…』
2007-06-18 12:46:00 -
26:
ユカ
おだてられ鵜呑みにして踏み入れた世界だったが見た事もないようなキレイな姉達。しばらく見とれているとママに引っ張られOPEN当時からの常連さんの前に連れて行かれた。
2007-06-18 12:48:00 -
27:
ユカ
『今日から入ったユカチャンや。可愛いがったってな。このお客さんは昔から来てくれてる人やねん、色々教えてもらいな』…ポツン…。
『…はじめまして』少し小太りで物腰柔らかいその人はニコリと笑いながら色々聞いて来た2007-06-18 12:53:00 -
28:
ユカ
ユカはタバコに火をつける、灰皿をかえる、酒を作る事に必死。しかも人一倍人見知り…酒も飲めない。話も続かない。
2007-06-18 12:55:00 -
29:
ユカ
しばらくの間沈黙が続き…お客さんは溜息と共に口をひらいた『…自分この店三日もたんやろな…』
確かに…自分でも何話して良いかも分からず職種間違えてる『帰りたい』頭の中でグルグル回っていた。2007-06-18 13:02:00 -
30:
ユカ
何人か違うお客さんの所に行かされたが結果は同じ。話せない。結局最初のお客さんの所で一日を終えた。
2007-06-18 13:04:00 -
31:
ユカ
その日から三日間は苦痛の毎日だった。さすがにママも呆れたのか大声で怒鳴られる『あんた!やる気あんのか!!!!ホステスがボケーとしとってどないするんじゃ!!このボケ女!』
2007-06-18 13:07:00 -
32:
ユカ
ビックリしたがその通り…。辞める事も視野に入れ『今日は楽しもう…で、辞めよう』飲めないのにすすめられるまま酒を飲みテンションも上がり騒ぎまくった。
2007-06-18 13:11:00 -
33:
ユカ
あっとゆう間に時が過ぎ今夜が終わった。『はぁ…疲れた。これで終わりや』最後のお客さんが帰ったその時『あんた今日頑張ったやん、あれでええんやで。うちが言うた事は気にしなや、わざとやからな、明日からも頑張りや。』
2007-06-18 13:15:00 -
34:
ユカ
?????『ほなお疲れさん。気ぃつけて帰りや』意味が分からないまま店の外へ…『今日で辞めるはずやってんけど…明日も?』ママの勢いに一言も言い返せずトボトボと帰った
2007-06-18 13:18:00 -
35:
ユカ
それからは毎日酒を飲んでテンションを上げ何とか一日一日が過ぎて行った。ただユカの楽しみは店でも一際キレイな1番人気のアキ姉を見る事だった
2007-06-18 13:22:00 -
36:
ユカ
『アキ姉ってどの角度から見てもキレイわぁ。どんな表情してもキレイし』生まれて初めて憧れた人だった
2007-06-18 13:24:00 -
37:
ユカ
それから三日後ユカをTOPへとのしあげるモトフユキ似に出会う
2007-06-18 13:27:00 -
38:
ユカ
モトフユキはアキ姉の、もちろん店でも敵なしの特上客だった。そんな事とは知らずいつものようにホロ酔いで席につく。『はじめましてユカでぇす』『自分新人か?』『新人でぇす。まだ一ヶ月経ってないですねぇ』ケラケラ笑いながら話してると『前どこにおったん』『全くの未経験やねぇん』初めての人とこんなに気軽にすんなり話せたのは初めて…。
2007-06-18 13:33:00 -
39:
ユカ
フユキも長い事店に通ってるがアキ姉以外とは一言も話さないチョット変わった人だったらしい
2007-06-18 13:35:00 -
40:
ユカ
アキ姉はお客も多いので特上客といえどベッタリいる事も出来ず唯一話せるユカが席につく事が多くなった
2007-06-18 13:37:00 -
41:
ユカ
入店から二ヶ月が過ぎようとしてたある日。店にフユキからユカを指名で電話が入った。もちろん店の姉達は大激怒。ネチネチとしたイジメが始まったのは言うまでもない…
2007-06-18 13:39:00 -
42:
ユカ
聞こえるように悪口を言いすれ違う時には足を踏んだりぶつかってきたり…しかしその頃にはけっこうお客がついていたので、そんな姉達を見て余計お客が増えて行ったのだ
2007-06-18 13:43:00 -
43:
ユカ
『ユカ負けんなよ』『気にすんなよ』お客から励ましのお言葉…しかし元々図太いのか全く気にもしていなかった
2007-06-18 13:45:00 -
44:
ユカ
一度姉達の前で『ユカみんなと仲悪いんかぁ』酔ったお客が聞いて来た横に居た観月ありさ似の姉は『そんな事ないよぉ。ねぇユカチャーン』ブリブリの声で間に入って来た
2007-06-18 13:50:00 -
45:
ユカ
『うん…嫌われてるだけやでぇ〜』ケラケラ笑いながら言った言葉に姉達シーン。お客爆笑
2007-06-18 13:54:00 -
46:
ユカ
入店から三ヶ月が過ぎた頃久しぶりにマキと会う事になった。マキはホステスになっていた事を聞き大喜びだった。
2007-06-18 13:56:00 -
47:
ユカ
マキとはパチ屋だけの付き合いでお互いの事はほとんど知らなかった。なんやかんやと雑談していると昔話になった。
2007-06-18 13:59:00 -
48:
ユカ
『ユカチャンて中学ん時とかどんなんやったん?』『ん〜普通やでぇ〜真面目じゃないかも知れんけど別にめっちゃ悪い事はしてないなあ』『そうなんや〜』『なんでなん?』
2007-06-18 14:02:00 -
49:
ユカ
『……』『…ん?』『マキな〜…勝手にユカチャンの事仲間や思っててん』『?』『…マキな今はヤメてるけど昔ポン中やってん…』ドッカーン…!!『…』
2007-06-18 14:05:00 -
50:
ユカ
『今はヤッてないで!けどユカチャンもそっち系かと思って変な仲間意識勝手に持っててん…ゴメンな…』アセッッ『いや…別にええけど…何でなん?そんな風に見える?』『…ゴメンな。ユカチャン黒目デカイし、掴み所ない雰囲気が…』
2007-06-18 14:10:00 -
51:
ユカ
『マジで??』『…うん』『…もう完璧ヤメたん?』『ヤメたよ』『そっか…』『…友達でおってくれる?』『…友達やろ?』それから話題を変えしばらくして帰った
2007-06-18 14:14:00 -
52:
ユカ
家に帰ってからしばらくぼんやり考えてた。警察24時でしか見た事ない世界が…でも辞めたらしいし…何でそんなんしてたんやろう?
2007-06-18 14:18:00 -
53:
ユカ
カミングアウトしたマキは安心したのか毎日か一日置きに電話してくるようになった
2007-06-18 14:19:00 -
54:
ユカ
少しづつマキはポン中時代の話をするようになった…。ユカはピンとこないまま話を聞いていた
2007-06-18 14:21:00 -
55:
ユカ
その頃ナスビでは相変わらず酒を飲まないと接客出来ないがお客も増え相変わらず嫌がらせはあったが楽しく働きやすい環境になっていた
2007-06-18 14:24:00 -
56:
ユカ
入店四ヶ月を過ぎた頃…。運命としか感じられない…いや…勝手に感じただけだが…………………………。ケンジが友達二人とナスビに来た。
2007-06-18 14:30:00 -
57:
ユカ
ケンジとは一言も交わす事がなかった。今まで一度もお客に興味を持った事なかったのだが…初めて見たケンジが気になって気になって仕方がなかった。
2007-06-18 14:34:00 -
58:
ユカ
一目惚れとゆうヤツだったのかもしれない2007-06-18 14:35:00 -
59:
ユカ
他のお客の接客をしてる間にケンジ達は帰ってしまった。一度も話せないまま…。
2007-06-18 14:37:00 -
60:
ユカ
家に帰ってからもケンジの事が気になる。話だけでもしたかった…もう来ないのかな…?
電話が鳴った。マキからだ。2007-06-18 14:39:00 -
61:
ユカ
ユカはケンジの事をマキに話した。興味津々でマキは話を聞いてくれた。
2007-06-18 14:42:00 -
62:
ユカ
『ユカチャン頑張りやぁ?』『なぁ!でももぅ来えへんかも…どーしよう。めちゃ気になる』ケタケタ笑いながらマキは『次来たら勝負やなぁ。相手お客さんやし一瞬のがしたら後悔すんで』
2007-06-18 14:46:00 -
63:
ユカ
『ほんまやなぁ…これで来えへんかったらマジ泣く』マキはゲラゲラ笑いながら『大丈夫やって』と適当な事を言って電話を切った。
2007-06-18 14:49:00 -
64:
ユカ
それから一ヶ月待ち人ケンジは一度も来ず…ホステスという仕事にもだいぶ慣れて来ていた
2007-06-18 14:51:00 -
65:
ユカ
フユキは毎晩通って来てくれお客も随分増えた。ある日パチ屋の社長と店長が知り合いを数人つれて遊びに来てくれた
2007-06-18 14:54:00 -
66:
ユカ
『後でBigゲストが来るでぇ』と店長がニヤニヤ…『ふうん』と気にもしていなかった。『いらっしゃいませ〜』
2007-06-18 14:57:00 -
67:
ユカ
ユウリだ!!『!!え〜?!』ユウリはよくパチ屋にも遊びに来ていてユカの友達という事で店長とも顔見知りだった
2007-06-18 15:00:00 -
68:
ユカ
ユカとユウリは一緒にいると漫才が始まる。ボケてツッコんで〜が毎度のパターン。その日は一日楽しかった。
2007-06-18 15:04:00 -
69:
ユカ
そんな楽しい一日が終わり。またいつもの接客の毎日に戻る。『今日はお客少ないなぁ…』珍しくヒマである。ユカは常連の不動産屋の席に座りのほほ〜んと仕事をしていた
2007-06-18 15:08:00 -
70:
ユカ
『いらっしゃいませ〜』 姉達が口々に言う
ユカも入り口に顔を向け いらっしゃ…!!!!2007-06-18 15:14:00 -
71:
名無しさん
72まで?
2007-06-18 15:15:00 -
72:
名無しさん
ラウンジごときでそんないじめあんの?
2007-06-18 16:55:00 -
73:
ユカ
<!!あの人や!!どうしよう…どうしよう>ドキンドキンッッ『やぁん?ケンチャーン久しぶりぃ』友近似の姉が席を用意する…
2007-06-18 19:11:00 -
74:
ユカ
彼は何とも言えない雰囲気を持っている…野性の様なでも柔らかな…男の色気というのか?なぜかセクシー…。ユカは目の前のお客の話も上の空で彼が気になって仕方ない
2007-06-18 19:15:00 -
75:
ユカ
時間はドンドン過ぎて行く。<今日も傍にも行かれへんのかな…>『ギャハハハハッッお前アホか』ザワついた店の中彼の声が聞こえる。
2007-06-18 19:17:00 -
76:
ユカ
前にいるのは友近姉とアキ姉だ。<どっちかが目当てなんかな…>不動産屋さん達を前にユカは彼ばかりに目が行く。<キラキラした人やなぁ…>
2007-06-18 19:21:00 -
77:
ユカ
もうすぐ12時…ナスビは1時まで…<もう無理なんかな…>友近姉が傍に来た。『ユカチャン。』『はい』『チョットあっちのお二人さんとこ行って来て』
<ヒャー来た!来た!どーしよう!ヤッタ!>2007-06-18 19:25:00 -
78:
ユカ
ドキドキしながら緊張でいっぱいいっぱいになりながら『お邪魔します。』一緒に来て居た小太りの人が『あーどうも。飲んで飲んで』『いただきます』烏龍茶を手にした時『酒飲まれへんのか?』
2007-06-18 19:29:00 -
79:
ユカ
彼がシレっと言った『や、や、や、飲めま…す』 どもりまくった…。『ん!』とグラスにお酒を入れてくれた。心臓がバクンバクンゆってる
2007-06-18 19:32:00 -
80:
ユカ
『ユカです。いただきます。』カンパイをした。目の前に彼がいる…顔が見たい、でも見れない…小太りの人は『こいつケンジ。俺チュン。まっ楽しもうや〜』
2007-06-18 19:36:00 -
81:
ユカ
<…ケンジ君…>少し酒がまわってきた頃ケンジはキョロキョロ辺りを見回してる。?。『誰か捜してるん?』ニヤニヤしながら『いや…』『?』『どんな客来てんかなぁ思って。…ふぅん』ケンジは一人で何か納得していた
2007-06-18 19:40:00 -
82:
ユカ
チュンが一人騒いでいると突然ケンジが『なぁなぁ、臭いねん』『は?私ですか?』ゲラグラ笑いながら『いや横のオヤジの足や。さっきからずっと我慢してんねんけど限界やねん、酒に匂いが混ざるねん』爆笑してしまった
2007-06-18 19:44:00 -
83:
ユカ
そこから一気に話やすくなり『ほんまやって!何とかしろってぇ』笑いが止まらなかった。隣のお客についていた姉から肘うちされ睨まれた。…確かに声でかいし絶対聞こえてる。気い悪くしはる
2007-06-18 19:47:00 -
84:
ユカ
ケンジはやはり変わった雰囲気を持っていた。愛想から始まる質問など一切なく女の子よりお客に興味があるようだ。
2007-06-18 19:52:00 -
85:
ユカ
ケンジはとても話上手だ。でも深く入り込めない何か壁のようなモノを感じる…。
楽しいけど気軽に話せないオーラ?ケンジという名前しか聞けないまま時間が来てしまった。2007-06-18 20:10:00 -
86:
ユカ
友近姉が『ケンチャンまた来てな。ありがとうね』チュンが『また来るわ〜』と答え、ケンジは『あ〜酔うたわ』と言いながらベンツに乗り帰って行った。
2007-06-18 20:13:00 -
87:
ユカ
<やったー話せた♪うれし〜カッコイイ!やっぱ好きやわぁ>嬉しくて嬉しくてまだドキドキしていた。
――あっ!!2007-06-18 20:16:00 -
88:
ユカ
<今度いつ来るか分からんし電話番号も聞いてないし名前しか分からんやん…>さっきまで浮かれてた気分が一気に落ちる。
2007-06-18 20:18:00 -
89:
ユカ
もぅ日課になっているマキからの電話『お疲れぇ』 『あかんわ…』『は?…どうしたん?』『今日あの人来てん。名前ケンジって言うねん』『え?前言うてた人?良かったやん、で?どうやったん』すごい勢いのマキ。
2007-06-18 20:26:00 -
90:
ユカ
『最後の1時間くらいつけたんやけど』『マージでぇ!で?で?』『なんもないねん』『…何が?』『話少し出来たけど…ドキドキいっぱいして嬉しくて番号も聞くの忘れてた。』
2007-06-18 20:34:00 -
91:
ユカ
半泣きで話すユカにマキは呆れたように『何してるん…』『ひー…もう会われへんかも…しれん゛〜』泣きながら電話に叫ぶ。
2007-06-18 20:38:00 -
92:
ユカ
初めて話しただけなのに…好きになっていた。泣きじゃくるユカにマキは困り『とりあえず落ち着き?どこの人か分からんの?じゃあ次来るの待つしかないやん』
2007-06-18 20:42:00 -
93:
ユカ
化粧がハゲるほど泣きまくりやっと落ち着いた。マキは『マジで好きなんやな…。次来たら絶対番号聞くんやで、チャンスは何回もないんやからな』
2007-06-18 20:47:00 -
94:
名無しさん
95
2007-06-18 20:48:00 -
96:
名無しさん
17やろワラ
2007-06-18 22:37:00 -
97:
ユカ
読んで下さった方?ありがとうございます。はじめて書きますが難しいですね?自己満足で書いていますがお目汚しになったら申し訳ありませんm(__)m
2007-06-19 06:14:00 -
98:
ユカ
またいつもの毎日が始まる…少しづつ垢抜けてきたユカ。今日もフユキが来てくれてる。フユキは変わったお客で店以外で会おうと誘う事もなく…しかも酒も飲めない。フユキは毎日お茶を飲みに来ている…。
2007-06-19 06:18:00 -
99:
ユカ
姉達とも少し話す機会が増えた頃…工藤静香似の姉に『ユカチャン?いつもさフユキサンと何話してるん?』『…ん〜毎回違いますよ?一昨日は友達との話をあーでもないこーでもないって感じで昨日は店のお客さん見ながらウォッチャーしてました』
2007-06-19 06:25:00 -
100:
ユカ
『アフターとか誘ってけぇへんの?』『一回もないから楽ですよ〜』『えー??そうなん。いいなぁ…でもほんまユカチャン以外とは一言もしゃべらんよな?私昨日挨拶行ったら総無視でビビッた』
2007-06-19 06:28:00 -
101:
ユカ
静香姉は物腰柔らかく優しい雰囲気で面倒見もいいのでユカは好きだ。ユカのオンボロ車が壊れる度、帰り送ってくれたりするのだ。
2007-06-19 06:31:00 -
102:
ユカ
ケンジが来てから10日くらい過ぎた頃『また今日もヒマやなぁ』と少し怒り気味のチーママ。ナスビは他店と比べると忙しい方らしいが…そこは関係ないらしく…少しイライラしてはった
2007-06-19 06:37:00 -
103:
ユカ
フユキが『ゴメン明日早いから今日は帰るわ』11時過ぎくらいに帰ったすぐ後最近通い詰めて来てくれていた不動産軍団が来た
2007-06-19 06:40:00 -
104:
ユカ
不動産軍団はさすがに話し上手で楽しい人が多い。ユカも気軽に話せるのでその席は好きだった
2007-06-19 06:42:00 -
105:
ユカ
12時少し前ケンジとチュンが入って来た。さっとアリサ姉が席を用意する。ユカは気付いていたが不動産軍団はけっこう大切なお客様。<奇跡を願うしかない>
2007-06-19 06:46:00 -
106:
ユカ
時折ケンジのバカ笑いが聞こえる中…平然を装いながらも耳はダンボ…。親しげに話す三人が気になって気になって…
2007-06-19 06:49:00 -
107:
ユカ
1時15分前…ケンジとチュンが帰る…<もーアカンッ!!>不動産軍団を置いて玄関でケンジに声をかける『もぅ帰るん?』『…おー…お前おったんかぁ気付かんかったわ〜声くらいかけれやぁ』
2007-06-19 06:52:00 -
108:
ユカ
久しぶりに自分に向けられる笑顔に気付かれてなかった事など気にもならず覚えてくれていた事が何より嬉しくて舞い上がった
2007-06-19 06:55:00 -
109:
ユカ
不動産軍団の事も忘れユカはケンジ達を車の所まで追い掛けて行った。ユカは電話番号を聞く事に焦った
2007-06-19 06:59:00 -
110:
ユカ
車に乗り込む前に少しだけ話をしてくれた。ユカは『彼女おる?』『なんやいきなり!!』『携帯教えて』『……俺の番号はプレミアもんやぞ!分かってんか?』とユカの顎をつかみながら携帯を渡して来た
2007-06-19 07:02:00 -
111:
ユカ
ユカは急いで自分の携番を入れ、もっと話したいが『戻らな怒られるし、また良かったら電話して』と店に戻って行った
2007-06-19 07:04:00 -
112:
ユカ
店に戻ると案の定怒られた。お客様を置いて店から飛び出したのだから。謝り最後のお客を送り出ししばらくして店を出た
2007-06-19 07:36:00 -
113:
ユカ
<ヤッター!!マキに電話や―> 携帯を取り出すと着信が…見たことない番号…<もっもしかして…ヒャー♪>
2007-06-19 07:39:00 -
114:
ユカ
『もっ…モシモシ?』『おー…終わったんかー?』ケンジからだ。飛び上がりそうなくらい嬉しい!!『うん』『そうか。うどん食いに行こか』ギャー!!
2007-06-19 07:42:00 -
115:
ユカ
―『行く。行く。行きます』『ギャハハハハッッんな、車やろ?どっか近くに置いとけや、迎えに行くし』『じゃスタンドんとこで』『おー…分かった』
2007-06-19 07:45:00 -
116:
ユカ
5分あれば余裕で着くスタンドにフルスピードで向かった。 車を停めていると黒いベンツがヌ〜とやってきた
2007-06-19 07:47:00 -
117:
ユカ
車から飛び出した。<勝手にあけて乗っていいんかな>モジモジしていると窓があき『何してん?乗りや』『…お邪魔しま〜す』『お前変わった女やなぁ』言い終わらない間に抱き着いた。
2007-06-19 07:51:00 -
118:
ユカ
『何してんねん』『好きやねん。こんなん始めてやねん』しばらく一方的に抱き着いたまま時間が過ぎた。『…ホテル行こか』
2007-06-19 07:53:00 -
119:
名無しさん
120
2007-06-19 07:55:00 -
120:
名無しさん
.
2007-06-19 09:51:00 -
121:
名無しさん
ケンジって人は何才なん? 主は?最初から読んでるけどメッチャ気になるから 完結してやぁ!!
2007-06-19 16:19:00 -
122:
ひろ
続き読みたい!ケンジとのコト気になるー
2007-06-19 17:23:00 -
123:
名無しさん
続き読みたい!ケンジとのコト気になるー
2007-06-19 17:25:00 -
124:
ひろ
?
2007-06-20 01:44:00 -
125:
ユカ
『…うん』抱き着いたままユカはホテル行きを承諾した。歳も仕事も何も知らなかった…。<遊ばれてもいい…この人と一緒にいたい…>
2007-06-20 08:32:00 -
126:
ユカ
3・4Kmくらい走ったのだろうか…『お前運転しにくいってぇ』笑いながら言うケンジ。ユカは運転席のケンジに抱き着いたままだった。
全く知らない土地…初めてのホテル…会話もほとんどないまま中へ入った2007-06-20 08:38:00 -
127:
ユカ
部屋の中に入る。とてもキレイでユカは物珍しくアチコチ見回していた。車の鍵や財布をポケットから出しテーブルに置き慣れたように服を脱ぎベッドへ行くケンジ…どうしていいか分からないユカ…ソワソワしながらソファーへ…。
2007-06-20 08:43:00 -
128:
ユカ
ケンジは笑いながら『こっち来いよ』恥ずかしさもピークにきているユカ『…電気消して?』『ん?…おっおう』と薄暗くした…
2007-06-20 08:46:00 -
129:
ユカ
服を脱ぎながら手がとまる…『ゴメン…もっと…暗くしてくれへん?』『これ以上したら真っ暗やで?』『…うん…』枕元のパネルだけが光っている。
2007-06-20 08:49:00 -
130:
ユカ
下着姿になった時ケンジがベッドへ手を引く『ヒャッッ』頭をポンポンとしながらキス…緊張し少し震える…。手が少しづつ下へ下へ…ビクッ!!…<恥ずかしい(〃д〃)怖い…死ぬぅ…>
2007-06-20 08:54:00 -
131:
ユカ
!!メリメリと中へ入ってきた…<いだい―!>何度も優しくキスをしながら終わった。ユカは急に怖くなりケンジにしがみつく…
2007-06-20 08:58:00 -
132:
ユカ
タバコを吸いながら『お前…俺の女になれや』心の中が急に桜色に!!『うん』『…ん…今日から俺の女な!!悪さすんなよ』と頭をポンポン…<しあわせ―>
2007-06-20 09:02:00 -
133:
ユカ
他愛もない話をしながら俯せになりパネルに興味津々なユカ…急にケンジが電気をつける『!!いや―』布団を急いでかぶる…『お前キレイな体してるやん。』
2007-06-20 09:05:00 -
134:
ユカ
恥ずかしくて『そんな事ないもん』ニヤっと笑いながら『嫌がるからどんな体してんか思ったけどキレイやで。』
2007-06-20 09:09:00 -
135:
ユカ
しばらく抱き着いてると『お前…シンナーとかしてないやろな?』『?うん』『ふぅん…』『…?何でなん?』『いや…何かシンナーの臭いがした気がしたから…』
2007-06-20 09:12:00 -
136:
ユカ
ユカの義父は塗装業。昼は手伝っていたから?簡単に話すと『そうなんか…悪さだけはすんなよ』『せぇへんよ〜』
2007-06-20 09:14:00 -
137:
ユカ
目が覚めると朝…『6時やん!帰らな』二人で急いで外へ出る。車を停めたスタンドまで送ってくれ『帰って寝ろよ』『はーい』
2007-06-20 09:18:00 -
138:
ユカ
家につき化粧を落とし今まで感じた事のない幸福な気持ちで眠りについた。その日は義父の手伝いもなく目が覚めたのは昼前だった…
2007-06-20 09:20:00 -
139:
ユカ
私は昨日の夜の事を思い出していた…彼は本当に私の事を愛してくれているのだろうか…激しい行為…私は舐められ濡れる自分を思い出しまた一人体が熱くなった
2007-06-20 09:24:00 -
140:
ユカ
12時30分<仕事してるんやったらお昼休憩の頃かな…>電話をかけてみる…。『ぉお。どないしてん』『いや…昨日はアリガトウ。お昼休憩くらいかなと思って』『おーほんまか。寝たんか?』『うん寝たよぅ』
2007-06-20 09:25:00 -
141:
ユカ
『そーか(笑)俺めっちゃ眠たいわ』『寝れる時間あるん?』『まぁ…少しやったらな』『あっじゃあ寝て。仕事頑張ってね』
2007-06-20 09:27:00 -
142:
ユカ
電話から聞こえるケンジの声は低く少しかすれていて大人の男性とゆう感じで胸がドキドキした
2007-06-20 09:29:00 -
143:
ユカ
それから毎日仕事が終わるとケンジと会っていた。『変な奴に口説かれてないか?』『だいじょーぶ』『何かあったら言えよ』『うん』嬉しかった。毎日が幸せで浮かれていた。
2007-06-20 09:34:00 -
144:
ユカ
日課になっていたマキからの電話がケンジとホテルに行ったその日から連絡がない事にも気付かず…
2007-06-20 09:36:00 -
145:
ユカ
そんなある日店にケンジが野口五郎に似た人と一緒に来た。ユカは相変わらずフユキの席や他のお客の席を行ったり来たりでケンジ達の席には行けなかった。
2007-06-20 09:38:00 -
146:
ユカ
ケンジの席にはアリサ姉。楽しそうに笑うケンジの声が聞こえる…
2007-06-20 09:40:00 -
147:
ユカ
11時過ぎ…ケンジ達が帰る。ヤキモチからいつもより多めの酒を飲んでいたユカはケンジの後を追う
2007-06-20 09:42:00 -
148:
ユカ
案の定姉達にひどく怒られたがそんな事よりケンジが気になる
2007-06-20 09:45:00 -
149:
ユカ
『おーお前おったんやったら顔くらい出せよ』『だってお客さんおって無理やってんもん』『今はええんか』『ほってきた。また怒られるわ』二人ケラケラ笑いながら話してると
2007-06-20 09:45:00 -
150:
ユカ
ゴロウが『はじめまして』と車から顔を出した。『おぅ。ゴロウや!俺のアシやから気ぃ使うな』ろれつが回らない状態で『はじめましてぇ。運転手さんれすかぁ?』ケンジ大爆笑
2007-06-20 09:49:00 -
151:
ユカ
外にはアリサ姉も来ていたが気付かずユカはケンジにキスをした『店終わったら電話して来いよ。』『うん』頭をポンとたたき車で帰って行った
2007-06-20 09:52:00 -
152:
ユカ
一部始終を見ていたアリサ姉には問い詰められる事もなく仕事が終わりケンジと会う。ホテルへ直行。『お前遅いから俺眠たいわ〜』と寝てしまった。ユカはケンジに抱き着きながら眠りについた。
2007-06-20 09:55:00 -
153:
ユカ
それから三日後…『ゴロウがやぁアキゆう女にはまってもーたらしいから今日店行くわ』と電話があった。
2007-06-20 09:57:00 -
154:
ユカ
ケンジが来たが相変わらず席につけない…お客に帰れビームを出すが届くはずもなく…ケンジの席にはアキ姉やアリサ姉が交代についていた
2007-06-20 09:59:00 -
155:
ユカ
『ああ〜?』ケンジの不機嫌な声…席を立ち入り口へ歩いて行くユカは追い掛け『どうしたん?』『気分悪いから帰るわ』『ユカチャン!!』奥からチーママの怒鳴る声
2007-06-20 10:02:00 -
156:
ユカ
『怒られんぞ!戻れや』吐き捨てるような言葉…『終わったら電話するから』とお客の所へ戻る。何があったのか気になり仕事は上の空状態で店が終わる。急いで電話をかけた
2007-06-20 10:05:00 -
157:
ユカ
『…おー…』『今終わってんけど、今日何かあったん?』『とりあえず来いや』不機嫌な声…急いでいつもの場所へ行く…。
2007-06-20 10:07:00 -
158:
ユカ
ケンジの車が停まっていた。ユカは車を停めケンジの車へ乗り込む。何があったか聞くがケンジは答えない…無言のままホテルへ…
2007-06-20 10:10:00 -
159:
ユカ
黙ったまま脱がされ適当に触られ適当に入れる…<何なん…?>途中ケンジの動きが止まり『お前ら俺の事グルで騙してんか!!』『エッ??』
2007-06-20 10:13:00 -
160:
ユカ
『何やねん、あの女!お前もグルか!!』『エッ?あの女って誰?グルってどうゆう事?』
2007-06-20 10:15:00 -
161:
名無しさん
163?
2007-06-20 10:16:00 -
162:
名無しさん
めちゃめちゃ気になる?
2007-06-20 10:36:00 -
163:
ユカ
その日店であった事を少し書いておこう…。最近よく来るようになったコウチャン。どこから見ても現場仕事の人。赤い帽子をかぶりケンジのすぐ近くに座っていた。ユカはコウチャンの席に居た。
2007-06-20 14:17:00 -
164:
ユカ
『なぁユカチャン、俺と付き合ってやぁ』『え〜?コウチャン酔うてる〜ん?』笑い流し奥へ化粧直しに行った。その部屋の前の席にいたケンジの笑い声は奥まで聞こえていた。
2007-06-20 14:20:00 -
165:
ユカ
化粧直しも終わり店内へ。目の前に座っているケンジと目が合う。ブーッ…ケンジは いきなり飲んでいた酒を吹き出した。
2007-06-20 14:23:00 -
166:
ユカ
『なっ何よ〜!何で笑うん?』『お前いきなり出て来んなや』とゲラゲラ笑うケンジ『失礼な!!』なぜか嬉しくなりコウチャンの席へ戻る。
2007-06-20 14:25:00 -
167:
ユカ
コウチャンは横目でケンジを睨んでいる。気になるのかチラチラ見ながら機嫌が悪くなっていった。『俺さぁユカチャン付き合ってくれへんのやったら今日で店来んの終いにしよう思って来てん』
2007-06-20 14:29:00 -
168:
ユカ
<何なんコイツ、アホか…>『そうなん?じゃあ今日でコウチャンには会われへんのやぁ。淋しくなるね?』笑いながら流す…常連の団体サン達が来たので声をかけ席をかわる
2007-06-20 14:32:00 -
169:
ユカ
コウチャンの前にはシズカ姉が…。ケンジの前にはアリサ姉…。ユカは団体サン達と楽しく話していた…するとケンジが怒り帰って行ったのだ。
2007-06-20 14:34:00 -
170:
ユカ
―話はホテルへと戻る― 『騙すって何なん?』『知るか―!!』『チョット待って!何があったん?』『あのアリサっちゅー女なんやねん!お前この間あの女と話してて帰って来るの遅かったよな!仲ええんやろが!!』
2007-06-20 14:38:00 -
171:
ユカ
『仲良い訳じゃないよ?あの人車なくて彼氏迎えに来るまで一人で待ってたら危ないから一緒におっただけやで?』『じゃあアノ赤帽なんやねん?』『エッ?赤帽って…コウチャンの事?』
2007-06-20 14:42:00 -
172:
ユカ
『知るか!!俺の横おったアノ赤帽じゃ』『あ〜だからコウチャンな。ただのお客さんやで?何か今日かぎりで来ぇへんらしいわぁ…何かされたん?』
2007-06-20 14:45:00 -
173:
ユカ
ケンジの話はこんな感じだ…最初友近姉とチュンと騒いでいたら横から何度も肘を当ててくる奴が居た。<何やねんコイツッ…>とイラッッとしながらもワイワイしていた。
2007-06-20 14:48:00 -
174:
ユカ
『ああ〜ユカチャン相手してくれへんし、アホらしい帰ろかな』と言いながらコウチャンはケンジの方を睨んでいたらしい。
2007-06-20 14:50:00 -
175:
ユカ
ミネやアイスの補充場所はコウチャンのすぐ近くだったので何度か行った。酔って機嫌が悪いコウチャンはユカの腕をつかみ『俺ほんまに来ぇへんで』
2007-06-20 14:53:00 -
176:
ユカ
かなりの力で握られていたのでムカつき『痛いねん!!離してよ、早く帰りや!!』ユカは怒鳴った。その声で余計イライラしたみたいだがチュンが止めたらしい。
2007-06-20 14:58:00 -
177:
ユカ
そうしてコウチャンは帰って行きケンジの前にはアリサ姉が…『この前ユカチャンとチュウしてたやろー。アリサも狙ってたのにぃ』『はぁ?知らんで、そんなん』『アリサ後ろで見てたもん。めっちゃヤキモチ妬いたぁ。ユカチャンやめてアリサの事好きになってよ〜』
2007-06-20 15:02:00 -
178:
ユカ
ケンジはおちょくられてると思ったらしい…。『さっき横におった人最近ユカチャンと仲良いみたいやしぃぃやん。アリサはケンチャン来た時から狙っててんで』
2007-06-20 15:06:00 -
179:
ユカ
<何やコイツラ…グルになって俺を客にしようとしてんか>イライラもピークに達しキレて帰ったのだ…。
2007-06-20 15:08:00 -
180:
ユカ
エッチを途中でやめ背中を向け話していたケンジは振り向き冷たい目で『アリサっちゅうのと組んでるんやろ。俺と別れて赤帽とおれや』
2007-06-20 15:10:00 -
181:
ユカ
『マジでそんな風に思ってるん?』『知るか!!』一瞬にして分厚い壁が建てられた気がした…。ショックだった。初めて好きになり体当たりで飛び込んで叶った恋…<仕事の為に股開くような女や思ってたん…?>
2007-06-20 15:14:00 -
182:
ユカ
ユカは必死で説明した…。しかしケンジは『…帰ろう』車の中でも終始無言…どうしていいのか分からないのと悲しさで胸が潰れそうだった…。
2007-06-20 15:17:00 -
183:
ユカ
次の日ケンジから電話…。 『毎日一緒に寝たいし一緒に居たいと思うよ。…今んとこはな…』今んとこはな…複雑だった…でも嬉しかった…。
2007-06-20 15:21:00 -
184:
ユカ
その日久しぶりにユウリから電話があった。ユウリはユカがナスビで働く半年前からセクキャバで働いていて人が足らないらしくスカウトの電話だった…
2007-06-20 15:24:00 -
185:
ユカ
『なぁ頼むわぁ一緒に働こうや〜。淋しいねぇん。ちょっとチュウしてチチ触らすだけやし、やり方によったら触らさんでも大丈夫やしおいでやぁ』『…もぅええって!!私無理やって!!人前で脱ぐなんてイヤやし』
2007-06-20 15:28:00 -
186:
ユカ
『稼げるでぇ』『いらんて、悪い、他あたって』『…分かったぁ…気変わったらいつでも言うて。またかけるわぁ』…ふぅ…。
2007-06-20 15:32:00 -
187:
ユカ
ユカはユウリとの話をケンジにした。『アホかお前!!行くなよ!!分かってんか』『分かってるよぅ。だから断ったって』ユカはニコニコだった。だってヤキモチ妬いてくれてる〜♪心配してくれてる♪
2007-06-20 15:35:00 -
188:
ユカ
仕事が終わりケンジに電話しながらいつもの待ち合わせ場所へ…ケンジはベロベロ…。 『大丈夫?』
2007-06-20 15:37:00 -
189:
ユカ
『セクキャバでもヘルスでも行けやー!!』『…だから断ったって…何?どうしたんよ』『お前がアホみたいな事言うからやろが!!』『だから行く気ないって』
2007-06-20 15:40:00 -
190:
ユカ
ケンジは友達連中とスナックに飲みに行き、そこの姉さんに相談をしたらしい。すると『それ彼女もぅ仕事してんで、たぶん。別れた方がぇぇんちゃう?』と言われベロベロになるまで飲んで来た
2007-06-20 15:53:00 -
191:
ユカ
ムカついた。どうしようもないくらい怒りが込み上がり…プチッッ…『その女がアタシの何知っとんねん!!会った事あるんか!!ああ?我がの付き合ってる女信じられんで赤の他人の言う事信じるんか?あんたが信じんで誰が信じるんじゃ!!何見て来てん?その女の言う通り別れたらええやろが!!』
2007-06-20 16:02:00 -
192:
ユカ
キレてしまった…物凄い勢いで文句言ってしまった…。けど怒りは鎮まる事なくイライラしていると『そうやな…』<エッ??>『お前ええ事言うな。我がの女信じられんかったら終わりやな…』『当たり前やろ』ホッとした
2007-06-20 16:09:00 -
193:
名無しさん
196?
2007-06-20 16:10:00 -
194:
ユカ
142と151はユカではありません?けどスムーズに話が繋がっているのでビックリしました。フォロー?ありがとうございます。参考にさせて頂きます。また後ほどm(__)m
2007-06-20 17:46:00 -
195:
ユカ
ホッとしたのも束の間だった「我がの女信じられんかったら終わりやな…終わりやから別れよう」嫌や…何?何でこうなんの?
2007-06-20 22:39:00 -
196:
ユカ
アタシが何した?そんな訳わからんスナックの女の言葉信じるんや…頭の中が真っ白になった…
2007-06-20 22:41:00 -
197:
ユカ◆iF/fOzv9w2
199〜201申し訳ありませんがヤメて頂けますか?そんな話になりません。
2007-06-21 05:14:00 -
198:
ユカ◆iF/fOzv9w2
トリップつけましたm(__)m
2007-06-21 05:15:00 -
199:
ユカ◆iF/fOzv9w2
怒った事が良かったみたい…それから幸せな毎日が続いた。ある日ガストに車を停めゴロウがBarをやっている店に行く事になった。ゴロウは店長らしく女の子を一人雇っていた
2007-06-21 05:22:00 -
200:
ユカ◆iF/fOzv9w2
朝4時頃まで飲んだ。『よう飲んだな〜』ガストにケンジと二人車をとりに行くと車の前に女の子が立っている。
『ユカチャン?』2007-06-21 05:25:00 -
201:
ユカ◆iF/fOzv9w2
…ゆっくり近づいてきた…『エッ??マキ??…久しぶりぃ』『久しぶりぃ』マキは横にいるケンジにペコッと頭をさげ小声で『ケンジって人?』ニコニコのユカは『うん』『そーなん?付き合ってるん?』『うん♪』『やったやん』照れながら笑うユカに笑顔のマキ…『はじめまして。ユカチャンの友達です』『…』ケンジは何も言わず少し頭を下げ車へ歩いて行った。『マキの家すぐそこやねん。窓開けたらユカチャンの車あったから待っててん。てゆーか彼氏サン行っちゃったし…また電話するわ』マキと別れ車に乗る
2007-06-21 05:35:00 -
202:
ユカ◆iF/fOzv9w2
車に乗ると『お前のツレか?』『うん、マキってゆうねん、家近くやねんてぇ』しばらく無言。『お前…さっきの女と付き合いすんのヤメとけ』『エッ??何でなん?』『…何となくな…』『…?』意味が解らないままバイバイをし家に帰り眠る
2007-06-21 05:41:00 -
203:
ユカ◆iF/fOzv9w2
マキの事をケンジに聞く事もなく数日が経った。『買い物行こうや』と電話があり朝から出掛けた。あっちこっちブラブラし公園につき休憩…天気も良く風がそよそよ気持ちいい…
『さっき買い物行ってる時よ〜違和感なかったな…何か長い事付き合ってるヤツとおる気がしたわ。最近夢にお前がよう出て来る…俺…はまってるんかもな。』2007-06-21 05:50:00 -
204:
ユカ◆iF/fOzv9w2
心の中がポカポカしながらケンジの言葉を黙って聞いている…『お前、もう少し肩の力抜いて俺に甘えろ。一人で頑張らんでいいんや、俺がおるんやから…ずっと一緒におろうな』胸の中が熱くなり息苦しい…ユカは涙が出た…
2007-06-21 05:56:00 -
205:
ユカ◆iF/fOzv9w2
それからはパチンコへ行ったり海へデートしたり仲の良い日々が続いた。すごく幸せで充実していた。
しかし…約束の時間に電話をしても電源が入っていなかったり会えない日が続くようになった…毎日一緒に居たのに…淋しくて淋しくて仕事で浴びるように毎日お酒を飲んだ。店が終わってからもユウリを呼び出し飲み歩く毎日2007-06-21 06:04:00 -
206:
ユカ◆iF/fOzv9w2
酒浸りの毎日が続きユウリは今まで見た事のないユカの荒れ方に心配をし毎晩付き合ってくれていた。あるBarでの事…そこには若い店長と店員一人が居てお客もなく貸し切り状態だった。『トイレどこですか〜』フラフラしながら歩くユカ。『おえっ気持ち悪ッッ』一人言を言いながらトイレから出ると店員が立っていた
2007-06-21 06:12:00 -
207:
ユカ◆iF/fOzv9w2
『あ〜ゴメンなさ〜』すれ違う瞬間、腕を掴まれトイレへ引きずり込まれる。口を塞がれ服の上から体を触られる。『んー』暴れまくり口から手が離れる『やめろやー離せー』ドカッ!!肘が店員の顔にあたりうずくまってる間にトイレからはい出る
2007-06-21 06:19:00 -
208:
ユカ◆iF/fOzv9w2
店員が足を掴みユカは床に倒れる 上に乗りキスをしようとするが暴れまくる―『どけー!!』両手を振り回しながら店員を殴り続ける。『―痛いなぁ…もぅいいわ』ユカの上からどいた。ボロボロになりながら立ち『死ねボケ!!』ユウリの元へ走る
2007-06-21 06:26:00 -
209:
ユカ◆iF/fOzv9w2
頭グチャグチャ服もボロボロのユカを見て『どうしたん!!』『店員に襲われた』『は?』顔色が変わったユウリは立ち上がり店員の元へ行こうとしたが『もぅええって、帰ろう…おいオッサン!!お前店長やろ、アホ店員ちゃんと教育しとけ、迷惑料じゃ金払わんからな』納得いかないユウリを引っ張り外へ出る。
2007-06-21 06:32:00 -
210:
ユカ◆iF/fOzv9w2
ユウリを家に送り『大丈夫か?』『うん、いけるで。今日ゴメンな…帰るわ』『気いつけや、事故ったらアカンで』『大丈夫大丈夫』クラクションを鳴らし帰る。『私何してんやろ…』涙が流れる…家に着いた頃には朝だった。胸?胃?ムカムカする…吐きそう…トイレに行く…
2007-06-21 06:39:00 -
211:
ユカ◆iF/fOzv9w2
大量に飲んだ酒が噴水のように口から出る『…ん?』喉の奥が熱い…おえっ… 真っ黒な血が出てきた。胸がドキンドキンッッ息苦しい…。トイレからはい出て玄関の所で荒く息をしながら横になる。。ピンポーン…ガチャ『ユカチャーン?』近所に住んでるミカが入って来た
2007-06-21 06:45:00 -
212:
口の横に血を拭いた後があり横になってる姿を見て『どうしたん!!』『…チョット吐いた…血出た』嫌がるユカを無視しミカは無理矢理車に乗せ病院へ向かった。
採血や胃カメラ…強制的にベッドに寝かされた… ― 胃潰瘍 ―" " "07/06/21 06:532007-06-21 06:53:00 -
213:
名無しさん
217?
2007-06-21 06:54:00 -
214:
名無しさん
なんや…待ってたのにおもんないやん
2007-06-21 07:16:00 -
215:
名無しさん
次回作品に期待する
2007-06-21 12:45:00 -
217:
219サン?期待外れすみません。
220サンありがとうございます。次回があるか分かりませんが嬉しいお言葉です?221サン?ありがとうございます。みなさんの迷惑にならないようsageで書いて行こうと思います。2007-06-22 08:52:00 -
218:
そのまま入院する事になりケンジの事が気になったのでミカに携帯を取りに行ってもらった。夕方…ミカは入院の用意と携帯を持って来てくれ点滴をし落ち着いてるユカを見て安心して帰って行った。携帯を見る…朝から着信がケンジでうまってる。看護士に無理を言い一回だけ電話をさせてもらった
2007-06-22 09:01:00 -
219:
『お前何ブチッてんねん?何してんや!!』いきなり不機嫌な声。ユカは時間もなかったので簡単に説明をした。『どこの病院や?仕事終わったら行くわ』『イヤッッ…ええよ。スッピンやし…忙しいやろ?』『うるさい。待っとけ。じゃーな』
2007-06-22 09:07:00 -
220:
夜9時を過ぎた頃『もうすぐ着く』ケンジからメールが来た。髪の毛を直し病室を抜けだす。消灯時間が過ぎていたので警備員に止められるが頼み込んで少しならと外に出させてもらった。ニヤニヤしながら『おぅサル!!何してんねん』ドカッとベンチに座りタバコに火をつける
2007-06-22 09:13:00 -
221:
久々に会うケンジにドキドキし横に座り俯く。作業服だ。カッコイー…。ケンジは顔を覗き込み『ギャハハハッお前おぼこいなぁ』頭をポンポンしながら笑いまくってる。恥ずかしくて余計俯く。『何でこんなんなってん?』ユカは淋しくて酒に溺れていた事を話す…『お前アホか』『…ゴメン』
2007-06-22 09:22:00 -
222:
タバコの煙りを吐き出し『俺な、会社やってんや。代表やねん。最近忙しいんや』初めて仕事の事を知った。『…で?お前は何でこっち見いへんねん』『…だって…顔違うし…』ゲラゲラ笑いながら『えーからコッチ向け!』グイッと顔を向けられた。吸い込まれそうな薄茶色い瞳…街灯で余計にキレイ…
2007-06-22 09:30:00 -
223:
グイッ…優しいKISS…<ヤッパリ私この人おらんかったら無理や…めっちゃ好き…>『そろそろ帰るわ!!…そんな顔すんな〜』頭をポンッと叩き『賢くしとけよ〜』と歩いて行く。車のクラクションを鳴らし帰って行った。警備員に御礼を言い病室へ戻り久しぶりに幸せな気持ちで眠った
2007-06-22 09:39:00 -
224:
次の日…回診に来た副院長に退院を何度もお願いした。副院長は呆れ果てため息を吐きながら『…まぁ出血も酷くなかったし…帰ってもいいけど…薬ちゃんと飲んでアルコールは絶対アカンよ!!』『アリガトウ!!やった♪』急いで荷物をまとめ昼過ぎに家に帰りケンジに報告のメールを入れた。『良かったな、落ち着いたら神戸でも行こか。まーゆっくりしとけ』と電話がありお粥を食べ寝る事にした…
2007-06-22 09:48:00 -
225:
それから10日程過ぎ落ち着いた頃ケンジと神戸に行き一日一緒に遊んだ。その日からしばらく毎日会っていたが…それも長くは続かず…会えない日が増えて行った。業種は聞いていないが、仕事忙しいと聞いていた事もあり毎日電話はくれるので前より落ち着いた日々を過ごしていた。ナスビでもお酒を控えのんびりとした毎日が過ぎて行った。ある日ナスビが終わり久々に会う事になった。
2007-06-22 09:59:00 -
226:
初めてカラオケに行った。一曲しか唄わなかったがケンジはめちゃくちゃ上手かった。ケンジにドップリはまってるユカは<声もカッコイー…>聞き惚れていた。1時間も経たないうちに出る事になり『今日は一緒に寝よう』ケンジの言葉にメロメロになりHOTELへ…。 お風呂の用意をしたりしてる間ケンジは一人何かゴソゴソしている。あまり気にせず荷物を整理したりしていた『コッチ来いよ』
2007-06-22 10:08:00 -
227:
ケンジの傍にいくと手にはアルミホイルと筒のような物を持ちユカに筒を渡す『…?』『煙り出るから吸うてみ。』『何これ?』『えーから!…こんな感じで…』と一回吸うて見せてくれた『何なん、これ』『ほら』アルミホイルの下からライターの火をあてると白い煙りが出る。『早く!!なくなるやろ?』訳も分からず言われるままにケンジの真似をし筒をくわえ煙りを吸ってみる。…何の味もしない…『何なんコレ?』『えーから!!次!!もう一回行くぞ』3・4回吸ったのだろか…
2007-06-22 10:18:00 -
228:
ユカは意味が分からないままジッとしていたケンジはユカの後、後ろを向き同じように煙りを吸っている。グシャッッとアルミホイルを丸め立ち上がり服を脱ぎながら部屋の中を歩いている。その時ユカの目の前がパァーッッと明るくなった『何コレー?めちゃ明るい。何かキレー…』天井をキョロキョロ見ながら話しているとケンジはカチャカチャとベルトを外しユカの方へ歩いて来る
2007-06-22 10:28:00 -
229:
ケンジはユカの服を脱がす…フワフワして体に力が入らない。電気をつけたままケンジはユカを全裸にしSEXが始まる…。『ヒャッッ…ああ〜…』今まで感じた事のないような快感…いつもなら真っ黒な部屋でしか出来ないユカなのに…電気がついている事も気にならない…『お前…まる見えやで…エロいなぁ』『あっ…んあ〜…』何回イッたのか分からない…何時間し続けていたのだろう…?やっと果てたケンジ。シャワーを浴び外へ出た時には昼過ぎだった。『まぶしっ』『俺仕事やし今から帰るからお前家おれよ』『うん』
2007-06-22 10:42:00 -
230:
名無しさん
?234?
2007-06-22 10:46:00 -
232:
名無しさん
?
2007-06-29 01:32:00 -
233:
名無しさん
書いてェ〜?
2007-06-29 05:38:00 -
234:
名無しさん
書くな
2007-06-29 09:00:00 -
235:
名無しさん
.
2007-06-29 09:44:00 -
236:
ユカ◆iF/fOzv9w2
238サン読んでくれていたのですね?アリガトウゴザイマス? 書くなとの意見もありますし中途半端ですがヤメさせて頂きたいと思います。
申し訳ありません。2007-07-04 10:30:00 -
237:
名無しさん
めんどくさなっただけやん?
2007-07-04 18:21:00 -
238:
名無しさん
やめろと言われて書かなくなる程度なら最初から書かない方がマシ。
でも主さんが決めたことなら仕方ないので削除依頼出してね。2007-07-05 03:25:00 -
239:
名無しさん
あ
2007-07-14 15:47:00 -
240:
『気持ちよかったなぁ…何やったんやろ…まっ…いいか…』ユカは家につき無心で掃除をしていた。その日はケンジから定期的に電話が入る。『何してんねん?』『ん?掃除』『そうか…家から出るなよ』毎回この内容だ。大好きなケンジからの執拗な電話にユカは幸せな気持ちで一日を過ごした。夜中に『寝るわ、お前も寝ろよ』と電話があり気付いた時には次の日の昼過ぎだった。ぐぅぅ〜…『そういえば昨日何も食べてないわ…体だるいな…』ユカはとりあえず家の中にある食べ物を口に入れ、もう少し寝る事にした。ケンジから着信があったが気付かず寝てた。目が覚めケンジに電話すると『昨日どこ行っとってん』怒ってる…『寝てたけど?』『ホンマやな!…何しとってん』『今?寝てただけやで?』どーしたんやろ?納得いかない様子でケンジは電話を切った。
2007-07-18 09:38:00 -
241:
その日から毎日二人一緒に居た。普通にご飯食べに行ったりドライブしたり楽しい毎日…。あの日の煙りの事など忘れてた。今までにないくらい仲が良い毎日が続き二ヶ月程経った頃。仕事が終わり会うといつもと少し違う雰囲気のケンジ…?
2007-07-18 10:36:00 -
242:
最近では、すっかり常連になったうどん屋。マスターは外見熊みたいだけど気さくな人で人見知りのユカもすんなり話す事が出来た。それはケンジと居たからかも知れない…ケンジはとっつきにくい雰囲気を持っているが口を開けば明るく気さくな人だった。いつもより早めにマスターの店を出た。『…一緒に寝るか…』『うん』毎日会っていても会えない時間が淋しくて少しでも長く一緒にいたい…。この頃のユカはケンジが全てだった。ホテルへ着き部屋へ入る。毎回泊まる時はホテルだからか初めの頃のドキドキとは違い安心感があった。
2007-07-18 10:50:00 -
243:
ほろ酔い状態で部屋の中を探索。バスの準備をしに行く。トイレを済まし部屋へ戻ると上半身裸のケンジが振り返る…『…えっ?』ケンジは手に細いものを持ちユカの方へ歩いて来る…注射器だ『何?…えっ?…嫌やって』後退りするユカの腕を掴み『大丈夫や!チョットやからイケる』『嫌!怖いっイヤやって』『動いたら危ないぞ』針の尖端が腕に近付くにつれ動けなくなる…プスッ…注射器の中に血が入りそれを戻す…足が震えてる…針を抜いた瞬間!バクンッ!!心臓が壊れそうな程動き出す!!呼吸が定まらない。…死ぬ…怖い…『ハッ…ハッハッ』荒く呼吸するユカを気にする事もなくケンジは自分の腕にも突き刺していた…
2007-07-18 12:43:00 -
244:
『し…んど…い』『…大丈夫や!ジッとしとけ!』ケンジの言う通り少しづつ落ち着いて来た…『これって…覚醒剤?』『…』『…何で?…この前のも…?』ケンジの表情が変わってる…強張った顔で目の回りが赤い…。『何でなん?何でこんなん』『チョットやからイケるわ!俺がおるからイケるわ』…ケンジはユカの服を強引に脱がす『いや!!』関係なしに乱暴な手は止まらない。舐めろと言わんばかりに自分のモノを顔の前に突き出す。ユカは顔を背ける。『チョットだけ…なっ?』ユカの体をさわりながら突き出す…聞きたい事は沢山ある重たい気分の中舐め始めた『ーお〜…』溜息まじりの声を漏らしながらケンジはユカをいじり回す
2007-07-18 13:00:00 -
245:
名無しさん
だんだん何も考えれなくなる…ただひたすらケンジのモノを舐める事に集中していた。唾液が少なくなり途中水分補給をした次の瞬間いきなりケンジのモノが中に入る。ズブッ『ひぃああ〜』全身痺れるような感覚。頭がおかしくなるくらいの快感。大きな渦に飲み込まれるような、けど止まらない。 しばらく時間が過ぎケンジは腰を動かしながらガサガサ何かしているがユカはそれどころじゃない…いきなりユカを腕を片方だけ押さえ、もう一度針を突き刺す。この時は抵抗する事さえしなかった…ジワ〜と全身に何か広がるような感じ…『気持ちええやろ、もっと見せろや』そこからは記憶が断片的になっている…ただただ気が狂ったようにやりっぱなしだった。
2007-07-18 13:18:00 -
246:
ホテルから出た頃には昼過ぎ…体の様子がおかしい…指先や胃が奮えてるような気がする。車を運転しながら段々気分が悪くなる…。やっとの思いで家にたどり着いた時には痙攣を起こし出していた。プルルッ―ケンジから『家ついたか?』『体がっ…体が変やねん』『はぁ?何がやねん』『全身…震えて…る』言葉にならないくらい怖い。『寝たらイケるわ。とりあえず寝ろ、またかけるわ』いきなり電話は切られた。痙攣がひどくなって行く。ユカはマキを思い出した…奮える手で携帯をとりハァハァ言いながらマキに電話したー『もしぃ?ユカちゃん久しぶりぃ』『ハッ…ハッ…マキ…助けて』『どうしたん!!!!』『体が…奮える…痙攣…マキぃ〜』半泣きで訴える。『ユカちゃん?もしかして…』『…ん』マキは事情も聞かず処置の仕方を教えてくれ『収まらんかったり何かあったらすぐかけて来て』と電話を切った。
2007-07-18 22:14:00 -
247:
奮える体、空えずきの中マキの言うとおりにした。そして横になる―しばらくして胃の痙攣が治まって来た。横になりながら別れ際のケンジの言葉を思い出す『女は一回シャブいったらヤメれんからなぁ〜お前よそですんなよ。』…一回やったらヤメれん…なのに何で教えたん?私の事…嫌いなん…?体の痙攣も治まり出しケンジに電話してみる―出ない―私をシャブ漬けにしたいくらい怨んでた?夜中まで色んな事を考え知らないうちに寝ていた。目が覚めた時には一日経った夜中だった。ボー…としているとマキから電話が鳴った。『もしぃ?大丈夫?』『うん。ゴメンな迷惑かけて…いっぱい寝たらみたいやし落ち着いた』安心した声で『良かったぁ〜…今回の事話してくれる?ユカちゃんがこっちの世界に足踏み入れるって理解が出来へんねん』ユカは細かく話し不安に思ってる事も全て話した。『やっぱり…』『…?』『マキな、一回彼氏サンと会ったやろ?そん時ヤバイな思ってん、けど勘違いやったら失礼やし言われへんかってん』『…』ユカは何で自分に教えたんやと思うか聞いてみた―『ポン中独特の愛情表現かな…』意味が分からん。『ポン中はな手放さん為にシャブ漬けにしたりする、ヤリタイだけやったら元々イッてる女で済ますねん。今までの話聞いてたら執着心としか考えられへんなぁ。多分今後もあると思う。』ショックだった。そんな事の為に…それが愛情なんて理解出来なかった
2007-07-18 22:51:00 -
248:
それでもケンジに対す気持ちは抑えられず…一緒に居たい気持ちの方が大きかった。ただシャブは嫌だと何度も言ったが会うたびにケンジは持って来た。何度も何度も繰り返される行為…悲しくて辛くて罪悪感、嫌悪感、それでも一緒に居たかった。毎回嫌だと言いながらそれでもケンジと底に堕ちて行った。たまに不安をもらすと『ちゃんと調節してるから大丈夫や』調節て何?女は一回したら抜けれん世界なんやろ?怖かった…何度しても嫌な気持ちは変わらなかった…半年が過ぎた頃ユカは開き直る事にした…と言うよりはヤケになっていた。いくら嫌だと言ってもケンジにとっては性欲のはけ口!変わってくれる事を心の中で願いながら『私も立派なポン中や!!ヤリタ〜てしゃあない。持って来てや、無かったら買いに行こうや』心とは正反対…でも離れる事が出来ないユカには強がるしかなかった…ケンジは聞いた事ない言葉にビックリしたのか『…お前…もうヤメよう…』じゃあ何で教えたんよ!!怒りが込み上げ『はぁ?アンタ今更何言うてるん!!アンタが教えたんやろが!!今更ヤメるとかありえへんやろ、ええわ。それやったら他から手に入れたるわ。』『ヤメとけって、悪かった。』今更引けないとこまで怒りが込み上げヤケくそに『やる言うたらヤルんじゃ!!』『…わかった。今日は都合つかんから又連絡する』『はよしてや!じゃないと他行くで』煽りまくった後、電話を切り自分の言った事に後悔した。何で素直に言えないんやろ…自分で自分を追い詰めた。私は愛されてない。
2007-07-19 08:05:00 -
249:
それからしばらくケンジから電話はあるが会いには勿論持って来る事もなかった。ユカはマキと頻繁に連絡をとる様になっていて、その世界の事も少しだけ詳しくなっていた。マキは以前よりユカに親近感を感じていたが絶対にその付き合いだけはしなかった。『同じ世界にいてもこの付き合いだけはしたくない』覚醒剤をした事で無くしてしまった仲間、裏切る事も当たり前、それだけはしたくないと言っていて偶然ケンジと初対面したあの日から一度も会う事はなかった…。年末になり忙しくなりだした頃ケンジから電話…ホテルへ入る―今思えばヤケになり自分を傷付けただけ。心の中で泣き叫ぶ…それでも腕を突き出し『早く入れてや』ユカは自分でついた事はない…もう戻れないのかも知れない…けど戻る為の一線だった
2007-07-19 09:44:00 -
250:
マキから教えてもらったメモリの見方。ケンジが用意してる間ずっと見ていた…多い…やっぱり漬ける為…哀しみより深い暗い闇が全身を覆う。ケンジが腕を掴む、ビクッ『…ヤメとくか?』『…な訳ないやん!早く!!』針の尖端が血管に刺さり注射器の中の液体と血が混ざり血管の中に入れる。
―ドクンッ!!―心臓、頭、全身に広がる…薬+SEXで体に覚えさせる―それが手口だと…ケンジがイレる間ユカはひたすら話続けた―こんなSEXはイヤ―やる気満々のケンジに何やかんや理由をつけ話を続けた。ケンジはホテルのテレビをつけAVを流し食い入る様に見ている。テンションをあげたケンジにはユカの声は届かない。『もっと声出せや』『もっと腰動かせ、そう…もっとエロく』ユカの頭を持ち引き寄せる『見てみ?出たり入ったりしてるやろ?…すげぇ〜やらしいなぁ』人形の様に言われるがまま時間が過ぎ何度も追い打ちをしケンジは満足し帰って行った2007-07-19 10:13:00 -
251:
毎日の様にそんな日が続いたがユカの心はボロボロだった。ある日耐え切れず涙があふれ出す『何泣いてんねん』『…もぅイヤや…』『ああ?だからヤメとけって止めたやろ!お前がヤリたい言うたんやろが』『じゃあ何で私に教えたんよ。ボロボロになる姿見て嬉しかったんか!イヤ言うても寝てる私の腕にも注してくんもんな!女は一回やったらヤメられへんアンタが言うたんやんな!シャブ漬けなって行く私見て満足か?』溜まってたモノを全て吐き出し止まらなかった。『お前アホか、頭おかしなったんか』『アンタがおかししたんやろ』『やいやい言うなや、格好悪い…』
2007-07-19 10:32:00 -
252:
それからケンジの前では感情を押し殺し言われるままシャブ漬けの毎日だった。二ヶ月たったある日珍しく手ぶらでケンジがやって来た。『俺な…今お前の為に金貯めてる…シャブもヤメて…結婚して子供作ろう…イヤか?』 嬉しかった、すごく嬉しかった。涙が止まらない。泣きながらケンジに抱き着きケンジは頭を撫でながら抱きしめてくれた。朝まで幸せな気持ちで眠った。ケンジが仕事に行った後マキに報告の電話をした。『そっかぁ…』マキには分かっていたのだろう…そんなに甘くない事…。
2007-07-19 10:49:00 -
253:
―ある人が言っていた― 『シャブはイッてる時は良い。快楽だけやからな、けど時間は止まる。自分、仲間、家族、仕事、信用、色んなもの全て無くす。後に残ってるのは地獄だけ。でも皆今にはまる。その時は気付かん。幸せの前借りや。』と…
2007-07-19 10:56:00 -
254:
名無しさん
がんばって
2007-07-20 22:47:00 -
255:
ある夜の事―店の定休日、次の日は祝日。久々の?連休―『最後にケジメつけへんか』ケンジから電話があった『…何?』『もうシャブやめる…最後に二人で思いっきりイッてケジメつけようや。』『…』『これで終わりや、なっ?今日用事あるんか』『…ない…けど…』『後でかけるから家おれよ』電話を切られた後―これで最後…最後なんやんな…。日付が変わった頃ケンジから着信『家か?えー品物入ったわ。もうすぐ着くから出て来いや』服を着替え外に出るとケンジの車に乗り込む…。―これでケジメつけれる様に今日は楽しもう。これが終わったらきっと…。― ホテルへ直行。すでに顔つきが変わってるケンジ。用意をしているがユカはまだどこかであがいていたのだろう…ひたすら話かけトイレに行ったり時間を引き延ばそうとしていたが『ほらっ』ユカの傍に来たケンジは腕を引き寄せる。いつもより量が多い。―最後やもんな…―この頃には体も慣れていたんだろう…ネタも良かったんだろう…全身の毛穴が開き髪の毛が逆立つ様な一気に理性が吹っ飛ぶ。『ぇえやろ、コレ』『…うん』ニヤッと笑いながら…多分一発入れて来ただろうケンジも打った。M字開脚にしマジマジ見つめながらホテル内で買ったバイブを少しづつ入れ興奮している。追い打ちをするペースもかなり早い…。優しく攻めたと思えば乱暴になったり鏡の前で見ながら抜き差し…『見てみ…入ってるやろ…お前…ほんまエロぃ…びちゃびちゃやで』嬉しそうに言う。
2007-07-21 10:28:00 -
256:
ケンジはあらゆる事をした。興奮し喜んでいるのが伝わる…果てる事なく『出よか』『…うん…?』外に出たがケンジはまた違うホテルへ入った。『えっ?まだするん?』『おー…まだこんなあるで』パケをひらひらさせながら見せて来る…。部屋に入り一旦シャワーを浴びた。その間ケンジはAVを見ている。出て来たユカに『しゃぶって』『…一回お風呂入って来ぃや』『時間もったいないやろ』『いーから』不機嫌そうにシャワーを浴びに行く。出て来たケンジは次のモノを準備する『しゃぶって!!されながらイレるから』ため息をつきながらもケンジのモノを口に含む…声が漏れる。ケンジは次の準備をする。『お前もイレながらツイたるわな、気持ちええから』口から抜きユカの中にゆっくり入れると同時にケンジの時より明らか多い量を腕に突き刺す。針を抜くとケンジの動きが早くなる。『全然ちゃうやろ』汗だくになりながら獣の様に快楽の為だけの行為が続く…そこに愛はなかった…
2007-07-21 10:52:00 -
257:
やっとケンジが果てしばらくしてからホテルを出た。…疲れた…別れユカは家に帰り薬を飲んで寝ようとしたが寝れなかった。食欲なんて全くないがとりあえず入るだけ口に詰め込み又ひたすら掃除をした。プルルッ―…『イケるかぁ。何してんねん』『…掃除』『好きやの〜ゆっくりしとけよ。チョット寝ろよ』『…うん』終わった…良かった…ユカは永遠と独り言を呟きながら掃除をし続けた。たまにケンジから何をしているか確認するかの様に電話が入る。その日は寝ようとしともキマッている状態で全く寝れなかった…次の日から一日半死んだ様に寝た。夜ケンジから電話があり『寝たんか?どこも行ってないやろな?…今回のどうやった?アレ良かったやろ』しばらくネタの話をし『家おれよ』と電話を切った。フッと鏡を見ると…ガリガリに痩せボロボロの肌の自分が映っていた…
2007-07-21 11:15:00 -
258:
ケンジは『ええの入ったからもう一回だけ』『これが最後や』と言いながら毎回、極上のネタを持って来た。ヤメる気配もないケンジ。その頃にはユカもケンジが来ると言うたび―ムシが湧くようになっていた…ただ理性が…絶対はまりたくない。はまるもんか!はやる気持ちをその感情だけで押さえていた。『お前せぇへんの?』『いらん。ヤメる言うたやん』ムシが湧き寝れないのに寝たふりをする…数時間経つと知らない間に眠りについていた…チクッ『痛ッッ』ケンジが馬乗りになってユカの腕に射している『何でなん!いらん言うてるやん』答える事もなく乱暴にまるでレイプの様にユカの下だけ脱がし無理矢理犯す…嫌なはずなのに…哀しいのに…体は反応する。終わった後は虚しい気持ちでいっぱいだった。そんな事が何度も何度も繰り返された。確実に覚醒剤と言うモノに侵されていたが― 無理矢理やらされている ― それが唯一の心の逃げ道だった。求める気持ちと嫌悪感が入り混じり堪えられなくなっていた
2007-07-21 12:21:00 -
259:
名無しさん
けっこうリアルよな?読んでるし楽しみにしてるから頑張って
2007-07-21 15:23:00 -
261:
その頃にはケンジの事を好きだからなのか…薬を持って来るから会っているのか分からなくなっていて混乱する事も多くマキと話す事が増えていた。マキは某組織の人と同棲していて『一緒一緒♪マキも彼氏が闇の人間ちゃうかってツメタイのん手に入らんかったら一緒におらんかもぉ…思ってるぅ』…もしケンジが本当にヤメたら私は?ユカとケンジは覚醒剤とゆう魔の薬で繋がっている…ケンジがヤメたら他の持ってる人を…?そんなん嫌やわ…ケンジは…?…私を捨てるの…?怖くなった…それから異常な勘繰りが始まった。ケンジは始めの頃から勘繰るタイプだった、ユカの勘繰りが始まるとありえない喧嘩が繰り返された。浮気を疑っての醜い言い合い。お互いが相手の事を信じれなくなっていた。別れ話もユカから何度もしたが聞き入れて貰えずケンジの気分によりシャブの相手をさせられた。ユカはガリガリになりながらも仕事は行っていた。バレる?グリグリになっているから酒を飲まないとお客さんと話も出来なくなっていた。涼とは、そんな時出会った。
2007-07-23 17:29:00 -
262:
次の日涼が一人で店に来た。『いらっしゃ〜い、来てくれた〜ん♪』正直顔をちゃんと覚えてなくて見た事あるなぁ〜…くらいだったが既に酔っていたユカは涼に声をかける『覚えてんか?』『当たり前やん?こんな男前忘れる訳ないし♪』…話している間に前日の事を思い出した。ボトルをおろしてくれた時に名前を知った。涼は〔涼?ユカ〕とボトルに名前を書いた。その日は用事があると2時間くらい飲んで帰って行った。それから頻繁に店に来るが口説いたり無理を言ったりせず綺麗な飲み方をする男の子だった。
2007-07-23 18:09:00 -
263:
ケンジはその頃、友達のスカウトを手伝うと言ってセクキャバまわりをしていた。仕事だと言い切るケンジに文句は言わなかったが内心…不安と嫉妬と恐さでたまらなかった。ピークに達した時、ケンジが寝ている間に見てはイケナイと思いながら携帯を見てしまった…着信履歴や発信履歴に何人もの女の子の名前。その中で頻繁に連絡をとってる女の子が一人…見なければ良かった後悔とケンジの心が確実に離れていた現実にショックでしばらく放心状態になった。携帯を見た事はケンジには言えない。後で知った事だがケンジは気付いていたらしい。寝れないまま朝が来て帰った。家に着き段々怒りが込み上げて来た。ずっと騙してたんや…私は性欲処理…悔しかった。真面目にやって来た。他人に後ろ指指される事はしないように…なぜここまで?私の人生をめちゃくちゃにして自分だけ幸せになろうとしてるの…ただの勘繰りだったのかもしれないが、男性を敵だと思うまでに時間はかからなかった。
2007-07-24 03:09:00 -
264:
名無しさん
読んでるで。頑張って!!
2007-07-24 03:14:00 -
265:
名無しさん
一気に読んじゃった?更新待ってます?
2007-07-25 04:53:00 -
266:
―男なんてヤリたいだけ―心を閉ざす事で自分を守った。それでもケンジと別れる事は出来ずチョクチョク自分の気分で顔を出すケンジと喧嘩ばかりだった。『最近どんな客来てんねん、好きな奴でも出来たんか』『はっ?何でよ?』ニヤニヤしながら『いや、えー男とか来るやろ〜』『訳分からん!えー男なんか世の中におるわけないわ!でもアンタよりマシかもな!』『ああ?』ケンジの顔付きが変わる『みんな大事にしてくれんでぇ』嫌味っぽく言った『はぁ〜ん?良かったなぁ…けどお前俺が恥かく事はすんなよ!まっそんなんあったら全部根こそぎ潰したるけどな』ニヤつきながら言うケンジに苛つきながらも恐怖感があった。付き合って二年近くなるがケンジの事を未だ詳しく知らず日が経つにつれ怪しく危ないイメージが深くなっていた。そしてこの頃にはケンジの言葉によってついた心の傷も気付かない内に大きくなっていた。繰り返し言われた『恥かかすな』『俺と付き合ってるって誰にも言うなよ』ユカは自分を責める様になっていた。『私と付き合ったら恥をかく』その思いは後の人生を左右するほど大きなモノになるとは…この時には想像さえしていなかった
2007-07-25 11:17:00 -
267:
毎日開店から閉店まで通いつめてくれるフユキとは言い合いになる事もあったが唯一気が抜けるオアシスだった。毎日見ているからだろうか?『ユカチャン、最近何かあった?』『ん?何でなん?』『何か様子がおかしいってゆうか…らしくないってゆうか…仕事の仕方変わったよな?』『…』『もし言える事で楽になるんやったら言うてや。聞くくらいしか出来へんかもしれんけどな』心配そうに笑うフユキに『ありがと。チョット疲れてんかな?また何かあったら聞いてな』と笑顔で答えるがフユキには見透かされているような気がした。
2007-07-25 13:25:00 -
268:
名無しさん
アゲ?
2007-07-25 15:45:00 -
269:
一週間…二週間と日が経つにつれ自分自身を否定していく。ケンジから定期的に連絡はあるが一人でいたい…会っても惨めになるだけ…連れて歩くには恥ずかしい女…重りの様にのしかかる。フユキはあの日から何も聞かず毎日来てくれていたが三週間が経とうとした頃『何があったかは聞かんけど、らしくないって!!無理してヤケになったらアカン!』『どうしたん?ヤケになんかなってないで?』『違うやろ?俺…ずっと見てんやで?今のユカチャンは自分を見失ってる気がする』『…見失ってるって何よ…』『俺が知ってるユカチャンは今みたいに無理矢理笑ってる子じゃないで?』ずっと…誰かに聞きたかった…『ユカな…自分が分からんなってきてん。何やろうな…今まで生きて来て自分に疑問もった事なくて…多分壁にぶちあたってるんやろな』最後には笑ってみせたが『無理に笑う必要ないで。何が理由か分からんけど俺は今のユカチャンより前の…今までのユカチャンの方が好きやで。胸張って自信持ったらいいと思う。間違った生き方してなかったはずやで。俺は人を信じる事ほとんどない。でもユカチャンの事は信じれた。出会って色んな事知ったし考え方も変わった。ユカチャンと出会って俺も綺麗な人間になりたいって憧れてん。』ゆっくり話すフユキの言葉は真っ暗な闇の中に手を差し延べてくれているようだった。
2007-07-25 19:21:00 -
270:
それでも差し延べられた手を掴む事が出来ず『ありがとう。チョット頭の中整理してみるわ』と話を打ち切った。閉店の時間『あんまり一人で考え込んだらアカンよ。しんどくなったら電話して。』心配そうな顔をしながらフユキが帰って行った。仕事も終わりケンジから着信…話したくない…電話を無視し家に帰る。ソファーに座りボー…としていると又電話が鳴る。―何なんよ?―携帯を開けるユウリだ『もしもしぃ?』『久しぶりぃ♪最近何してんよぉ!電話ぐらいしといでやぁ淋しい子やなぁ〜』いつもの元気な声になぜかホッとした。
2007-07-25 19:39:00 -
271:
二人でしばらくハイテンションで話し続けた。なのに…『あんた何かあったん?』突然のユウリの言葉にビックリした。笑ってごまかすユカにユウリは怒り出した。もちろんケンジとの事は言えない…嫌われるのが恐かったから…。ケンジに言われた言葉やフユキに言われた言葉、そして自分の気持ち…話せる事だけだったが全て話した。ユウリは『アンタはアンタや。自信持ち。私もフユキと同じ意見やな!私もアンタと出会って初めて知った事多い。アンタのお陰で無理せんでいいって私にも居場所があるって思えた。今は全て話でけへんのやろ?話せんでも良い。けどアンタは一人じゃないから。』
2007-07-25 20:05:00 -
272:
しばらく話し電話を切った後 声をあげて泣いた。涙が溢れ止まらない。あんな風に思ってくれてるのに…ユカは今シャブ漬けやで?ほんまの事も言われへんのに…ゴメンなユウリ…ゴメンなフユキ…。泣くだけ泣いて泣きつかれて寝た…。目が覚めると鏡には見た事ないくらいブッサイ自分がいた。でも何か心が軽かった…。その日は定休日だったので二人の言葉を思い出しながらのんびり過ごした。次の日出勤するとすぐフユキがやって来た。『心配かけてゴメンな、もう大丈夫!フユキとツレのお陰でユカの戻る場所分かったから。ありがとう』笑顔のユカに『良かったぁ。その顔が見たかった』チカラが抜けた様に笑うフユキの顔を見て本当に嬉しかった。仕事が終わるとユウリにも電話し伝えた『多分アンタがそこまでなったんはマジでキツイ状況やったんやと思う。迷ったりキツかったら絶対電話して!』これからが大変だと予知しているようだった。
2007-07-25 20:41:00 -
273:
ケンジとは電話で話すが会う事はなかった。電話に出ないと『何しとってん、どこにおってん、誰かと一緒やったんやろ』と相変わらず酷い勘繰り。別れ話も何度もしたが『お前は俺の女や』と取り合ってくれなかった。ユカはそれでもまだケンジが好きだった…傷付きたくない…もうこんな関係続けたらアカン…好きだとゆう気持ちに蓋をした。自分を闇の世界へ引きずり込んだ憎しみも同時にあった為冷たくあたる事で嫌いだと暗示をかけていた。毎日の様にかかってきていた電話も少なくなってケンジの事を考える事も自然と減り仕事仕事の毎日で充実していた。
2007-07-25 22:05:00 -
274:
『いらっしゃいませ〜♪』涼が友達を八人連れてやって来た。『俺は知り合いはイッパイおるけどツレは一人だけや。他の奴は信じてない』と言ってた涼が『俺の親友。ユカに紹介しとこうと思って連れて来てん。コイツが俺の親友、勝やで』お互い簡単に挨拶をしユカは少し緊張しながらお酒を作った。他の七人とも『はじめまして』と挨拶すると『えー?俺前も一緒に来てたし!初対面ちゃうでぇ』一人の男の子が乗り出したが本気で覚えてなかった『えーマジでぇ?ゴメ〜ン♪ユカ、涼しか見えへんから〜』なんて笑いながら交わし彼女の話や他の店の話をしていたらアッとゆう間に閉店。『今日はありがと。皆で来てくれて。楽しかったぁ』『うん。また電話するわぁ……って俺番号しらんわ!!』涼が初めて来店してから半年経っていた。『店の番号言うとこか?』『…』沈黙とともにメチャ無表情…『ウソウソ♪携帯かして』涼の携帯に番号をうちワンコして返した。『帰るわぁまたなぁ』無表情のまま車に乗り込み帰って行った。
2007-07-25 22:40:00 -
275:
店を出て涼の番号を登録し家に帰った。服を脱いでると携帯がなる。―涼―『あ〜…』『はい〜?』『あっ俺!!分かる?』『分かるよ〜電話ありがとうね。ちゃんと帰れたぁ?』『余裕で!!何してるん?』『ん〜今帰って来た所』『ほんまぁ…てかバリ早いやん、家近いん』『近いでぇ。』電話越しに聞く涼の声は少しかすれていて いつもより大人な感じで聞いていて安心した
2007-07-25 22:57:00 -
276:
名無しさん
?あげ
2007-07-25 23:05:00 -
277:
普段の涼はプライベートな事は一切聞かないしユカも聞く事もなかった。この日初めて色々質問された。住んでる場所や家族の事、仕事の事お互いの恋愛感について熱く語り合った。気がつくと3時間も話していた。『俺らけっこう似てるよな?ユカは彼氏作らんの?』いてるなんて言える訳がない!それにもう付き合ってる訳じゃないやろうし…『ん〜…今はいらんなぁ』『えー?何でなん?』『ユカと付き合う子は可哀相やわ。恥かかすだけやしな…』自然に出た言葉に気が重くなった。『恥って何で?』『イヤイヤ♪こんな仕事で本気で付き合うとか思う人いてるわけないやん♪ヤリたいだけでしか寄ってけぇへんって』焦りながらもテンションを上げ笑いながら言った『ユカも人信じてないんやな…』『あ〜…そうかも♪ユカがけっこうどす黒い人間やからなぁ〜』ケタケタ笑いながら時計を見ると5時『わっ!!もう5時やん、仕事あるんちゃうん?そろそろ寝よかぁ〜ユカも眠いし…電話ありがとうね、楽しかったわぁ』電話を切ったが何かモヤモヤして寝れなかった。
2007-07-26 08:54:00 -
278:
この日から出勤前や閉店後に頻繁に電話をくれるようになった。もちろん店に『顔見に来た』と、たまに来てくれた。仕事が終わってからの電話は毎回夜が明けるまで話していた。ユカも涼と話す時間が楽しみになっていた『俺こんな長電話する事ないわ、ユカと話してたら時間アッとゆう間やなぁ』『も〜ほんまっ口上手いなぁ』『ほんまやーゆうねん!用件だけ言うたら普通すぐ切るで』『ハイハイ♪お互い用件ってより毎回雑談やもんなぁ♪』『てか俺は自分の話はせぇへんし』『しまくりやん(笑)』二人共照れながら笑った『今度メシでも行こうや〜ユカに合わせるし』『そうやなぁ〜行こ行こぉ』『んな、行ける時言うてなぁ』『ぁぃ。了解』嬉しい気持ちでイッパイになり電話を切った。その日も夜は明けていた
2007-07-26 09:22:00 -
279:
涼と電話で話す様になった頃から仕事でもプライベートでも『最近楽しそうやなぁ、良い事あったんやろぉ』と言われるくらい笑顔が絶えなかった。ある日マキから『最近どぉ?』と電話があり涼の事を話した。明るく話すユカに嬉しそうに『マジでぇ?何かいいなぁ〜……で…彼氏サンとは?どうなったん?』『…あ〜電話はたまにやけど、あんま取ってないし会ってないで』マキはホッとしたのか『そっかそっか♪その涼君と付き合ったりせんの?』『ないやろ。あれはモテるやろうし女の子がほっとかんでぇ。ツレ感覚やろうし、闇ってたユカがまともな子とおれる訳ないやん?ユカも男いらんし』『関係ないやろ〜マキは涼君?とおってほしいわぁ』『…アイツと出会う前やったら良かったのにな…でも相手されへんやろけどな♪今みたいなんが1番楽やわ』『…何か…悔しいわ』マキは哀しそうに呟き電話の向こうで呼ぶ声がしたので『ゴメン、ユカチャン、またかけるわ』と電話を切った
2007-07-26 09:55:00 -
280:
ある日少し酔った涼が三人で来店。忙しく中々つけなかったが痺れを切らした友達の一人が『ユカチャン呼んでや』と姉に言い涼の席へ呼ばれた。無表情で飲んでいた三人も笑顔が出始め歌を歌い出した。三人共上手だったがやはり涼はズバ抜けている。歌い出すと店内にいる皆が一度は涼を見た。その日歌ったのはホステスから彼氏への気持ちを詞にしたような歌だった。無意識に左目から涙がこぼれた…。一瞬ビックリしたような顔をした涼はニッコリ笑って『惚れた?』
2007-07-26 10:22:00 -
282:
名無しさん
頑張って☆*ヾ(-∀・*)*+☆
2007-07-26 10:58:00 -
283:
名無しさん
?あげ
2007-07-26 15:23:00 -
284:
削除削除されますた
あぼ~ん -
285:
目を覚ました涼はドアを開け『ん〜…ゴメン。俺寝てたわぁバリ眠い〜』『ゴメンな〜。遅いし帰ろっか?』『待ってたぁゆうねん!!行こうや。車?』『うん』『置いてく?』『ううん。乗って行くわ。後ろ着いて行くわ』車に乗り涼の車の後ろを着いて行く。近くのBarにつき中へ入る。―アカン!!緊張してきた―店以外で会うのは初めて…ドキドキしながら椅子に座る。『何飲む?俺、焼酎にしよかな』『…カシスかな』対面に座り二人でMENUを見ていると『先輩?いらっしゃいませ』店員が後ろからやって来た。『どーも♪俺焼酎水割り〜後カシスと〜食べるモンは…任すわぁ』『はい』店員はユカに軽く会釈をし奥へと帰って行った。ニコニコしながら『ここ俺の後輩やってるねん』
2007-07-26 16:39:00 -
286:
まずお酒が来たので乾杯した。『初めてやな。店以外で会うの♪』『ウッうん。そうやね〜』声が1オクターブ上がってる。『えっどうしたん?緊張してるん?』涼は身を乗り出し顔を覗き込む『ヤッ!!あんま見んといて』手で顔を隠す『何でやねん』笑いながら突っ込む『絶対化粧ハゲてるし』涼は笑いながら『大丈夫やって』とグラスに口をつけた。しばらくしてテーブルに料理が並ぶ『これ新MENUなんですよ。店からのサービスなんで』綺麗に盛り付けられたカルパッチョだった。『食べるの勿体ないな』と言いながら『俊ぃ〜ありがとうな。お前も何か飲めよ〜』『あっいただきま〜す♪』俊はレッドアイを入れたグラスを持って来て乾杯をし会釈しながら奥へ入って行った
2007-07-26 17:00:00 -
287:
『ユカは好き嫌いあるん?』『あんまりないかなぁ〜』お酒のお陰で恥ずかしさも薄れ話が弾む『じゃあ今度俺の気に行ってる店行こかぁ』『うん』二人共ニコニコだった。4時も少し廻り『そろそろ帰ろっか』俊に御礼を言いお金を支払い店を出る。『ありがとう。ごちそうさまで…』言い終わらない内に抱きしめられた。『今日は無理言うてゴメンな。ありがとう。また電話する』ドキドキが止まない。涼は最後に一度ギュッと抱きしめ離れた
2007-07-26 17:18:00 -
288:
車に乗りクラクションを鳴らし帰った。家につき、まだ肌に残る涼に抱きしめられた感覚を逃がさないよう自分の体を抱きしめながら床に座り込んだ。嬉しい…なのに得体のしれない哀しさと不安が心に広がる。それは静かに涙となって溢れ出た。
2007-07-26 18:30:00 -
289:
名無しさん
?あげ
2007-07-26 18:34:00 -
290:
拭っても拭っても溢れ流れる涙…なぜ涙が流れているのか自分でも分からなかった。―プルルッ―『ユカぁ〜♪家ついたかぁ?』…ズッ『うん。家やでぇ涼も家ついたん?』『ユカ?…泣いてる?』『えっー!!泣いてないよ〜さっきから鼻こしょばくて』『マジで?泣いてんかと思って焦ったって〜』『アハハッ♪ユカは強い子やから泣く事なんてありませぇん』『え〜?あんまり強くならんでよ〜♪…寝る前にユカの声聞いとこかなぁ思ってかけてみた。ゆっくり寝ぇな、おやすみ』『うん、ありがと。おやすみぃ』電話を切った時には涙もとまっていた。服を脱ぎ化粧も落としベットに転がりとりあえず何も考えず寝た
2007-07-27 08:19:00 -
291:
昼前くらいに目が覚めた。涼からメールが来ていた。《おはよ?いい天気やで。洗濯しろよー》《おはよ?仕事頑張ってね》返信し洗濯や掃除をした。涼は休憩時間なのか?一日数回メールを送って来てくれた。 いつも のほほ〜んとしたメールに癒されていた。そんな時ケンジから着信がはいった『はい』『おー俺や、最近何してんねん』『仕事』『フラフラ出歩いてないやろな?』『はっ?何なん?』『家帰ってんか』『当たり前やろ』『最近店どないやねん』『満員ですけど?』『客は?えー男とか来るんか』『当たり前やん。山盛り来るわ』『何かしてないやろなぁ』『何かって何よ』『俺の顔潰したら関わりある奴みんな潰したるからな、分かってんか?お前は俺の女やねんからな』『はぁ?付き合ってる事知られんのも恥ずかしい女相手に何言うてん。だいたい付き合ってる事も誰も知らんやろ。私もあんたの名前は誰にも言うてないし私がどこで何しようが無関係やろ』『お前アホか!!知ってる奴もおるわ』嘘つきが!!『顔潰す恥かく安い女や思ってんやから もぅいいやろ。うっといわ。シャブやる為のキープやろ、私二度とせぇへんし無駄やで』『あん?コラァ!!誰に言うとんねん』『あんたしかおらんやろ』『ああ?お前今日家おれや、俺の前で言うてみろ』『上等じゃ』怒りでイッパイだった。
2007-07-27 09:08:00 -
292:
出勤前にもう一度ケンジから電話があり『何時に行ったらおんねん』『仕事やし1時半には帰ってるわ』『そのくらいに電話するわ』と切った。仕事を終え家に帰る。1時半にはなっていなかったけど電話した。『俺や!!』『わかってるわぃ!いつ来るん』『家か』『そうや!いつ来るんて聞いてんねん』『用事で出てるから後でかけるわ』『はぁ?あんたそんなん言うて来た事ないやん』『ちゃんと行くわぃ』
2007-07-27 13:14:00 -
293:
2時になっても電話はナイーまたブチッたあの男ーアホらしくなって寝る事にした。ピンポン×3寝ぼけながら時計を見ると3時まわっていた玄関に行き『はい?』『俺や』玄関をあけ『あんた何時や思ってるん!!』『そんなヤイヤイ言うなや』と入って来る『なんなんアンタ!』玄関入ってすぐの部屋でいきなり押し倒し『俺の事嫌がんなや』と短パンとパンツを無理矢理脱がす『いや!!やめてや!!ヤリたいだけやんか』ケンジはいきなり自分のモノを入れて来た。マッハで腰を振りすぐ果てた。『…レイプやん…』服はそのまま下だけ脱がされた状態のままでポツリと言った。ケンジは無言のまま背中を向け座りタバコを吸っていた。何も言う気もなくなり下着を履き短パンを履きそのまま寝てしまった。…チクッ『イッ!』
2007-07-27 13:38:00 -
294:
『ヤメてやー!!私せぇへん言うたやん!!何でこんなんするんよー!!帰ってやー!!』『何が嫌やねん。もぅキイてきたんちゃうんか、ヤリたなってきたやろ』口元はニヤっとしているが目は笑ってない…『サイテー!!ほんま嫌!!帰ってや!!』『なんや?好きな男でも出来たんかぃ』『えーから帰って!!もう来んといて!!』『もう濡れて来たやろ?』無理矢理脱がそうとする『ヤメてや!!イヤー』パンツを少しずらし又無理矢理押し込んで来る『ヒッ』『おらっ!!気持ちえーやろ!俺以外にどこ行くねん』『…ウッ…』『濡れてるやんけ!声出せや』何時間もヤリ続け『上乗れや!腰ふれや』ガンガン突きまくり朝になり『訳分からん事言うなよ』と帰って行った。もう涙すら出なかった
2007-07-27 15:59:00 -
296:
次の日昼過ぎに携帯の電源を入れる。ケンジからメールが入ってる『何してんねん』『どこにおんねん』『電話かけろ』『何してんねん』10件くらいそんなメールが入ってた。涼からもメールが入ってた『おはよ?今日も暑いで。たまには日光にあたりやぁ』『仕事終わった。ユカも仕事頑張れよーまた電話するな』読んでいたらケンジからの電話が鳴った『お前何しとってん!!』『関係ないやん』『誰とおったんや』『一人でおったわ』『嘘つくな』『嘘や思うんやったら調べたらいいやん。そのかわり違うかったらどーしてくれんねん』『何やねんお前。もーええわ』電話を切った。
2007-07-27 16:15:00 -
297:
涼のメールに返信するか迷ったが『返事遅くなってゴメンね。』から言葉が浮かばず結局返信出来なかった。その日は早めに仕事の用意をし少しドライブ〜気分転換してから店に行った。 今日もお客様で満員、忙しくバタバタしてるうちに一日がおわった。帰る途中マキから電話があった。マキは少し前某組織の人と付き合っていたが別れ、もっと上の人と付き合い出したらしく忙しいと言っていた。もちろん薬は現在進行形でドップリ楽しんでると張り切って言っていた。マキはケンジの事を聞いて来た。全て話終わった後『ユカチャン!マキが彼氏サン?殺したろか』『は?何言うてるん!!』『ムカつくねんっユカチャンにそんなんする奴…住所さえ教えてくれたら顔は何となく覚えてる思うからイケるで。顔見知りちゃうしアシつく事ないし。マキには家族もないし守るもんないから全然イケる。ユカチャンの為やったらナカ入ってもぃぃもん。心配いらんから住所教えて?』『あかんてマキ、何言うん?マキおらんかったらユカはどーするん!ユカにとってマキは家族と同じやで?ユカの為に殺すとかヤメてや。その方が辛いわ』『違うで。マキが殺したいねん、許されへん』マキの怒りが伝わる。必死で止めその日は何とか引いてくれた
2007-07-27 17:27:00 -
298:
名無しさん
主さんへ!sageなしで書いてくれませんか?探すの大変(。-ω-)読んでるんで頑張って下さい
2007-07-30 09:32:00 -
299:
名無しさん
?
2007-07-30 16:56:00 -
300:
名無しさん
304サン。主です。sageなしで書かせていただきます?読んで下さってる皆さん。励みになります。
アリガトゥゴザイマス?2007-07-31 05:06:00 -
301:
ユカ
マキは忙しい合間をぬってユカの仕事が終わる時間に合わせて頻繁に連絡をくれた。ケンジからの連絡はたまにあったが何をするか分からないマキには言えなくなっていた。逆にマキの話をメインに聞く様にしていた。忙しいマキとの話は大概途中で誰かに呼ばれ終わった。『最近は変わった事ないでぇ。アイツも他に女おるんやろうし』と言う言葉に安心していたんだと思う…。
2007-08-01 06:28:00 -
302:
ユカ
涼とは、あれからあまり進展もなくメールは毎日の様にあるが電話はたまにかかってくるくらいだった。仕事も忙しく気も紛れある意味充実していたのかもしれない…。そんなある日実家で母と話している時に涼から電話があった。込み入った話をしていた為その時は出ないで後でかけると少し酔っている…『何で出えへんかったーん?てか外?』『あー…うん。実家の帰りぃ。親と一緒やったから』『親と一緒やったら電話まずいん?』『そーゆー訳じゃないで!チョット込み入った話してたから…ゴメンな…』『ふーん…』『どーしたん?』『別に!!てか俺は自分みたいに毎日色んな男と接してる訳ちゃうし!!』『…は?どーゆー意味?』
2007-08-01 06:40:00 -
303:
ユカ
『俺は夜の仕事ちゃうし〜毎日色んな男と楽しくしてないもん!』『仕事の事言うてるん?確かにユカの仕事はホステスやけど涼にはホステスとして向き合った事ないわ!!』『俺ぇ知らんも〜ん』『…めんどくさっ!そんな風に思ってたんやったらもう電話してこんといて!さよーなら』一方的に電話を切った。10分経たないうちに涼から電話があった。『俺やっぱり納得いかんねんけど一方的にバイバイはナイんちゃうん…それにな、そんな風に思ってるんやったらってユカ実際ホステスやん。』…パリ…ン…薄い硝子が割れたような気がした『…そうやな…ユカはホステスやんな(笑)何言うてるんやろ、変な事言うてゴメンな。』『ちょー待って。変にとってない?』『とってないよ?ユカがホステスなんは事実やし変な事言ったんはユカやで(笑)』『ほんまぁ?別にホステスあかん言うてないで?チョットやきもち〜みたいな?てか初めての喧嘩やな?』『これ喧嘩なん?』『うん!!記念日やな♪エヘヘッ♪…てか何でこんな話になったん?』…酔っ払い…笑けてきた…しばらく笑い他愛もない話をし『これからもよろしくぅ』涼の言葉で電話を切った
2007-08-01 12:33:00 -
304:
ユカ
それから何事もなかった様に何度か店に飲みに来た。涼と出会って1番ビックリした出来事は…ある日10数人連れて飲みに来てくれた涼達を送り出す時 涼以外の全員が手を後ろに組み整列し大きな声で『ありがとうございましたぁ!!ご馳走様っしたぁ』綺麗な斜め45゚Cで涼に頭を下げていた。…チョット引きながら…『あっ…じゃあ、また…』後退りしながら涼達に『ありがとうございました』と言うと『また来るな』とニッコリ笑う涼『ありがとうございましたぁ失礼しますっ』と涼以外の皆がユカにも頭を下げて来た『ヤッ…ヤメて下さいッッ!!又お待ちしてます。ありがとうございましたぁ』と頭を下げ逃げるように店内に戻った
2007-08-01 12:51:00 -
305:
ユカ
店が終わり涼から電話が入る。『終わったぁ?今日ビックリさしてゴメンなぁ?あんなトコでほんっまゴメンな。』『いや…いいけど…ビックリしたわ…』『ゴメンゴメン(笑)アイツ等にも言うといたから……ユカ帰るん?』『うん。今から帰る』『チョット出て来れん?この前の店で待ってるから♪あっ俺一人やで』『…ん〜…分かった』車に乗り俊の店へ向かった。涼は店の外に立ち煙草を吸いながら待っていてくれた。『今日はビックリさしたお詫び!好きなモン食べて』2時間くらいして店を出ると『まだ時間ある?少し喋らん?』『いいよ♪』『ユカんち近いんやんな?車置いといでよ』『ウッうん?』
2007-08-01 13:12:00 -
306:
ユカ
家が近くなり涼に電話し近くのコンビニで待っててもらう事にした。車を止め家に入り着替えてからコンビニまで歩いて行った。『ゴメン、お待たせ』『うわッッ!!いいやん?オシャレやなぁ♪』『えっそう?』私服で会うのは初めてだった。5分程話していると『もう少し一緒にいたいな』両手でハンドルを持ち顔を隠す様に俯き ポツリと言った涼にキュンッとした。『…ユカも…』ニッコリ笑ってユカを見て車を発進させた。着いた場所は涼のマンション―。『エッ?家?…いいの?』『いいのって何が?』スタスタ歩きながら涼は部屋に入って行く。焦りながらも着いて行く。涼の部屋は?Lで冷蔵庫と洗濯機の他にはベットとTV、テーブルとソファー生活感のない殺風景な部屋だったが何だか落ち着く所だった
2007-08-01 13:34:00 -
307:
ユカ
ケンジの家には入った事がない―男の子の家って何年ぶりやろう…そんな事を考えながら灯りのついてない部屋を見渡す。涼がスーツを脱ぎハンガーにかけているのでトイレを借りた。出て来ると涼はいつもと違いラフな服装に…イヤ〜ん♪♪何かセクシー♪ドキドキしてきたので涼のいるベットの部屋には入らずリビングに居た。『ユカ?』『…』『おいで?』『エッ?でも…暗いし…ユカここ冷たいから気持ちいいし』訳分からない言い訳でしどろもどろ…『何もせぇへんし…おいで?』しばらく黙っていたが無言で待ってくれている涼の元へ歩いて行った。涼はベットに座っていて『ここおいでぇ』と両手を広げて言ったが恥ずかしくて…涼に背を向けベットの下に座った。涼は後ろから優しく抱き寄せ『ユカ…ユカ…』愛おしそうに名前を呼ぶ
2007-08-01 13:52:00 -
308:
ユカ
40?のユカを軽々ベットに乗せゆっくり寝かす…ユカの頭を胸に優しく抱き寄せ『ユカ?』『…ん?』『朝まで一緒に寝よう?…俺の腕ん中で寝て?大事にしたいから…嫌がる事なんかせぇへんし』優しくゆっくり話す涼が愛おしくなり抱きしめ返しながら『…んっ』『ユカ…』涼はユカをキュッと抱きしめ頭を撫でながら眠りについた。ユカも愛しさと安心感で深い眠りについた。目が覚めると7時…ー帰らな!ー涼を起こす『涼!!…涼?仕事は?7時やで?』『…ん〜…いけるよ〜…』寝ぼけている。『ユカ帰らなアカンけど大丈夫?』『…ん〜』『じゃあ…帰るねっ』返事はなかった。スヤスヤ眠る涼のオデコにKISSをしタクシーを呼んで帰った
2007-08-01 14:15:00 -
309:
名無しさん
?
2007-08-01 15:37:00 -
310:
ユカ
家に帰り11時を過ぎた頃、涼から電話が鳴った『もしぃ?おはよー』『ユカどこにおるん?』『家やで?』『何でなん?おらんから捜しまわってんでぇ』『帰るー言うたら返事してたで(笑)』『マジで?覚えてないし…起きたらユカの寝顔が横にあるの楽しみにしてたのにぃ』『キャハハッッ不細工すぎて引くで〜』『俺はユカやったらどんな不細工でもいける!!』『意味分からんわッッ』涼は暇やから、行くつもりのなかった仕事に行って来るわと電話を切った。心の中に花が咲いてるみたい。けど所詮ホステス…ケンジの言った通りユカといるときっと涼にも恥をかかせる。その前にケンジと話がついてない。根こそぎ潰したる。一緒にいた頃に何度かその言葉が語りじゃない事を思い知らされた。もちろんその時はユカの異性絡みではナイが。このままだと涼に迷惑がかかるかも…どうしよう…。
2007-08-01 15:40:00 -
311:
ユカ
315サン。?ありがとう?
更新します2007-08-01 15:41:00 -
312:
ユカ
何の案も浮かばないまま対策もとれず別れ話も全く取り合ってもらえない日々が続く…。涼とはチョコチョコご飯を食べに行ったりメールや電話は頻繁にあった。涼といる時のユカは幸せな気持ちで満たされいた。以前恋愛について語り合った時『誰かと付き合うなら夜はヤメる』そう言ってたユカに涼はたまに『まだ夜はヤメる気はナイの?』と聞いて来た『今はまだヤメやんよ』と言い切るユカにそれ以上詰める事もなく一緒にいる事が多くなった二人は段々距離が近付いて行った。涼は周りにいる知り合いにもユカを自慢げに紹介し皆公認みたいになっていた。ある日夜に会いたいと電話があり実家まで迎えに来た涼。焼鳥屋で軽く食べながら楽しい時間が過ぎる。『そろそろ帰らな、親心配するよな?』11時頃店を出て家の前に…『ゆっくり出来んでゴメンな』『いいで、そんなん気にすんなぁ言うねん』ユカの頭をワシャワシャしながら言う。涼の携帯が鳴る。『お〜何やねん?今無理!!ユカと一緒にいてるから邪魔せんといてくれますぅ?ハハハッ…ん!!』携帯をユカに渡して来た『喋るん?』嬉しそうに頷くので『ハイ』『あ〜ユカちゃん?何で涼なぁん?涼のどこが良いん』『全部?』『カーッッ!!あかん、LoveLoveや。きーしょっ』
2007-08-01 16:08:00 -
313:
ユカ
電話の相手は涼の親友の勝だった。『涼の事頼むで、俺の兄弟やし』電話を涼に変わりしばらく話した後…急に離れたくなくなり『もう少しだけ…一緒にいたい…』『家行けるんか?じゃあ俺んち近いし行く?』『うん。でも涼明日仕事やんな?帰り送ってもらうの悪いしユカ車で行くわ』『行けるけど…じゃ待ってるわ、着いて来てな』車に乗り涼のマンションへ。涼のマンションは大通りにあったので駐車場も大通りに面していて、そこに止めコンビニで買い物をしてマンションに入った。この行動が後々ユカの幸せを壊す事になった
2007-08-01 16:19:00 -
314:
ユカ
部屋に入り部屋の電気はつけずスタンドライトを点けオシャレな雰囲気。グラスを用意し飲み物と食べ物をテーブルに並べる。『今DVD何もないから今度一緒に借りに行って見ような』涼の言葉はいつもユカを嬉しくさせる。そのお陰か甘えたり感情を出すのが苦手なユカも涼の前でだけ素直な可愛い女の子でいれた。しばらく経ち『眠いなぁ一緒に寝よ〜』『うん。じゃあテーブルの上だけ片付けてしまうわ』グラスやお皿を洗って戻ると涼は寝息を立てていた。―可愛い― ソッとオデコにKISSをする『ん〜ユカぁ好きやでぇ』と抱き着いて来た。ほんまっ可愛い〜。この日初めて涼をちゃんとKISSをした。何度も何度も…涼のKISSは優しく丁寧だった。その間も『ユカ…ユカ…好きやで』愛おしそうに何度も言い何度もKISSをする。自分が宝物になったのかと錯覚するくらい大切に優しくしてくれた
2007-08-01 16:43:00 -
315:
ユカ
KISSだけして二人は眠りについた。目が覚めてもまだユカは涼に抱きしめられていた。手をソ〜っと外しトイレへ行き又涼の腕の中に戻ると涼は寝ながらユカの名前を呟きスヤスヤ眠っていた。気持ち良さそうな寝息を聞いていたらユカももう一度眠ってしまった。目が覚めると10時まわっていて涼がいなかった。どーしていいか分からずボ〜…としていると涼から電話『おはよー♪』『おはよう。ゴメンっユカ起きへんかった?』『可愛い顔して寝てたから起こさんと仕事来た。どっか行くんやったら鍵おいてるから使って。帰るまで待っててくれる?』鏡を見ると化粧もハゲハゲ『ゴメンな、親にも何も言うてないし…仕事あるから一回帰るわ』『そっか、じゃあ…気をつけてな』少し淋しげな涼の声に後ろ髪が惹かれたが一度家に帰った。家につきシャワーを浴びゆっくりしていると―プルル…―ケンジだ。『お〜お前昨日どこ行っとってん』『何なんいきなり!!』『どこおってん』『家おったわ!!』嘘はついてない…『まぁええわ、じゃあな』―何?何なんやろうー―とりあえず仕事もあるし実家から家に帰り仕事へ行った
2007-08-01 17:30:00 -
316:
ユカ
仕事中店に涼から電話があった『今日チョットだけ行くわぁ』『店に?』『うん、あいてる?』『んー何人?』『一人で行くわ。遅くなるけどいい?』『うん、いいよ。待ってるわぁ』店が終わる1時間前に慌てて涼が来た。『いらっしゃ〜い』『あーもっと早く来れる思っててんけど〜忙しくてなぁ』『そっか、お疲れ様』しばらくすると若い男の子が一人入って来た『いらっしゃいませー』男の子は真っ直ぐ涼の傍に来て正座になりペコペコしながら封筒を四つくらい渡した。煙草をくわえながら封筒から札束を出し数え『今日のんこんだけか?』『はい』下を向く男の子に札を数え封筒に入れ『お前のや』と渡した。ユカは見てはイケナイ気がしてしばらく席を外してた。男の子は封筒を受け取ると『すんませんっ。ありがとうございます、失礼します』と頭を下げ帰って行った…この子何してるんやろぉ…不思議に思いながらも違う話をし閉店の時間。送り出しに行くと『ユカ。今日終わったら俺んち来てくれへん?』『何でなん?』『ま〜…とりあえず来て。鍵あけて待ってるわ。』と言い残し帰って行った。ケンジの事が一瞬頭を過ぎったが店が終わり涼のマンションに車で向かう…。駐車場じゃなく近くの空いてる所へ車を停め涼のマンションへ…部屋は真っ暗…『涼?お邪魔します』中へ入ると寝ていた。珍しくキッチンが汚れている。部屋も洗濯物が沢山ある。ユカは簡単に片付けて涼の傍に居たが起きる気配なし寝顔を見ている間に知らない間に寝ていた。
2007-08-01 19:56:00 -
317:
ユカ
朝になり涼より先に目が覚め携帯に『帰るね、仕事頑張ってね』とだけ送り玄関を出る。エレベーターで下についた時目を疑った。ケンジの仕事用の車がノロノロと周辺を走ってる。遠くて中まで見えないがケンジではナイような…。ーヤバイーとっさに隠れキョロキョロと車を探しながら車を停めた所まで遠回りした。運が良かったのか車とかちあう事なく自分の車に辿り着いた。パニくっていた為急いで発進させ家に急いだ。5分もしないうちにケンジから電話『何してんねん』『…あんたこそ珍しいやん、こんな朝早くに』『どこ行っててん』『ツレんとこ』『嘘つくな!ネタ上がってんじゃ。』『…ッ』『お前の車一昨日から目撃されてんやぞ!!』『意味分からんわ。とりあえず運転中やから切るわ』無理矢理切った、ハンドルを持つ手も足も震えてる…。―ヤバイ…絶対アイツ来るわ…涼…涼には迷惑かけれん。離れるしかないんかな…。―家につき何もせず考えてたが答えなんて出なかった。今のユカにとって涼は安らげる大切な人…失いたくなかった。でもこのままじゃ…涼に何かあるかもしれない…。今日も仕事…最悪の気分のまま出勤した
2007-08-01 22:40:00 -
318:
ユカ
仕事が終わり家に帰ると、ケンジがいた『何してん?人の家の前で』『昨日どこ行っててん、お前の口から言え』スタスタ歩きながら煙草を投げ捨て傍まで来る『ツレん所や言うたやん』『アホか、相手男やろが!!…涼ゆう奴やんなぁ?住んでる所も何もかも分かってるし俺が電話かけたら拉致る準備出来てんやど!!お前言わんのやったらそいつに聞いたろか』『聞けばいーやん!!恥かくんはアンタ等やわ。』『ぁあ?何やそれ!!お前の客全部潰したろか!!』『やったらえ〜やん、私カンケーないしどーなろうが知るか』『ええねんな!涼ゆう奴だけは原形なくなるくらいやったるからな』『…もーいい加減にしてよ!!お客サン関係ないやろ』ケンジはその言葉を聞くと不敵な笑みをうかべながら『本音出だしたな。ほんまの事言えや』
2007-08-02 07:35:00 -
319:
ユカ
―ほんまの事なんか言うたら涼は絶対拉致られる。―『誰の話について聞きたいんよ』『お前が泊まりに行ってた涼ゆう奴じゃ!!早よせえよ』『…振られたの!!…私が好きになって相手には彼女もおって迷惑やって言われた』『ふぅん?振られたん?』ニヤニヤしながら『じゃ何で泊まりに行ってん?ヤッたんか』『ヤッてないわ!それに泊まりに行ったんじゃなくて押しかけただけやし…相手にもされへんかったわ…』『じゃ潰しても関係ないなー』『別にええよ』賭けだった。それまで怒り狂ったようなケンジは落ち着き、それでも様子を伺う様に『…ほんまに関係ないみたいやな…今回はぇえわ。』『何でいいんよ』『俺の恐さ知ってるお前が、何してもいー言うんやったら関係ないんやろ…で?振られたんか?』涙が出て来た。―涼とは二度と会えない―黙って頷くだけで精一杯だった。『ヨシヨシ…好きやってんな。振られたんか…辛かったなぁ』珍しく優しいケンジはユカを抱き寄せ背中をトントンした。
2007-08-02 08:36:00 -
320:
ユカ
それからケンジからの電話がきつくなった。涼からはメールや電話はあったが理由をつけて会わなかった。二ヶ月が経ちケンジと大喧嘩の末ユカは実家へ帰っていた。涼から電話があり『どーしても会いたい』と言われ断る事なんて出来なかった。
2007-08-02 18:28:00 -
321:
ユカ
オシャレな店で軽く飲み久しぶりに会った涼は変わらず優しく前より素敵になっていた。店を出て涼は車をマンションへ走らせた。一緒にいたらダメなのに…離れたくなかった…。部屋に入ったが心が痛む。暗い部屋の中…ソファーに座り、今夜で最後だと思うと涙が溢れた『ユカ?どうしたん?…おいで?』首を横に振る。『ユカ?』『あかんねん…無理やねんもん』『大丈夫やから言うてみ?』『何も知らんくせに』ユカは涼のマンションを飛び出した―涼は走って追い掛けて来てユカを軽々抱き上げ『ユカ裸足やん、こんな時間にどこ行くん。何も聞かんから一緒に寝ような』と部屋の中へ連れて行ってくれた
2007-08-02 18:43:00 -
322:
ユカ
ケンジを裏切ってる罪悪感なんて微塵もなかった。ただ涼に迷惑かけない為には離れるしかナイ…それが辛かった…。ユカを抱きしめ『好きやで…』涼は眠りについた。ユカは心が張り裂けそうになり歩いて近くのコンビニへ行き大量に酒を買い駐車場に座り一人酒を浴びる様に飲んだ。30分くらい飲んでると二人の男の子が近くに寄って来た。『自分めちゃくちゃな飲み方してんなぁ(笑)何かあったんやったら俺等聞くでぇ』『いいねん、ほっといてー』『ほっとかれへんわ!何あったん』
2007-08-02 18:53:00 -
323:
ユカ
『ユカとおったら拉致られてめちゃくちゃされんねんてぇー。好きやのに!好きって言われへん!何でなん?ユカの事好きじゃないのに何で邪魔するん?何で先に会ったん?別れてくれへんの?怖いねん』いきなりめちゃくちゃな話をするユカなのに二人は順を追って質問をし話をまとめた『よーするにユカチャンは元々彼氏おんねんなー?で、その人はけっこうややこしい人やねんな?別れ話しても別れてくれへんと…。でもユカチャンには好きな人が居てるんやんな、好き言うたら彼は何されるか分からんねんやんな。…難しいな…』二人は顔を見合わす
2007-08-02 19:04:00 -
324:
名無しさん
?
2007-08-02 20:53:00 -
325:
ユカ
『俺等が彼氏の振りしたろか?ちゅーかヤヤこしいって危ない組の人?』『分からん』『えっ?付き合ってんやんな?』『何やってるかよー分からんねんもん』二人は身を乗り出し色々聞いて来た。一人が『好きな子は何してるん?』『そこのマンションで寝てる』『はぁ?自分こんなトコおったらあかんやん!何してんの!』『だって辛いんやも〜…』汚い顔で泣くユカに二人は『あ〜ゴメンてっ泣くなって!なんし危ないから俺等も付き合うわ』『ぅー…ゴメンなぁ〜お酒足らんから買って来てぇ』『(笑)分かった分かった』
2007-08-02 21:22:00 -
326:
ユカ
初めて会った二人に今まで溜まっていたモヤモヤを吐き出し いつの間にか涼との惚気話になった。三人で朝方まで飲んでると『自分帰りどないすん?とりあえず一回好きな子のトコ帰った方がええとは思うけど』『うん。一回帰る。後でタクシーひろって家帰るわ!自分等は?仕事?』『俺等大学生やで♪今日は休めるし車で寝とくから後で送ったるわ!』『ええよ、そんなん悪いわ』『(笑)今さらやって!』ユカはヨロヨロしながら二人に手を振り涼のマンションに帰った。涼は爆睡してた。寝顔があまりにも気持ち良さそうだったので横で見ていると寝返りしながら抱きしめてきた。ユカも抱き着きしばらく寝た。。。
2007-08-02 21:38:00 -
327:
名無しさん
気になるベシ?
2007-08-03 00:52:00 -
328:
ユカ
起きると涼はいない。ボーとしながら部屋を見渡す。今朝まで飲んでた酒がまだムカムカしていた。トイレへ行き洗面所で顔を見るとマスカラはあっちこっちにつき化粧もはげ化け物みたいだった。部屋に戻りテーブルを見ると鍵が置かれてあったのでもう一度部屋を見渡し部屋を出た。鍵はポストの中に入れ歩いていると プァンパーン…ハイエースから身を乗り出した男の子が『早くぅ』と呼んでいる
2007-08-03 08:30:00 -
330:
ユカ
昨日は酔ってるし気にならなかったが二人はコブクロみたいに身長差があり二人共B系…小さい方が走ってきて『送るわ!早く乗りぃ。俺等用事あんの忘れててん!…何笑ってんの』『だって自分ユカと背変わらんのんちゃうん(笑)』『うっさいな〜昨日も散々言うといてまだ言うか!えーから早よ乗れや!』『は〜い、お邪魔しま〜す』家の場所をある程度言うと『はい』と紙を渡して来た。電話番号が書いてあり『昨日聞いて思ってんけど俺等が助けれる話じゃないやん?けど昨日みたいに耐えられんなったらかけといでよ。元気つけたるし愚痴でもずーっと聞いたるから』何ていい人。家まで送ってもらい『ありがとー』を連呼しながらバイバイした。
2007-08-03 08:53:00 -
331:
ユカ
結局涼のマンションに行ったのはこの日が最後だったな。あの日出会った二人にも連絡はしなかった。ケンジは相変わらず俺様ぶりを発揮していて会う事はないが行動の制限は執拗な電話でされていた。ケンジと会う事がなくなりユカも自然と覚醒剤の世界から遠退いていた
2007-08-03 09:14:00 -
332:
名無しさん
?
2007-08-03 15:31:00 -
333:
ユカ
この頃ケンジは仕事が忙しいとか家族の体調が悪いなどと言い会いに来る事はなかった。たまにマキから電話が入る。覚醒剤から逃げ出せた事に喜んでくれたが反対にマキは大変な事になっていた。マキの彼氏は売人で彼自身も薬に手を出していた。マキはその彼にろっ骨や足が折れる程殴られ体には痣が大量にあり何かあった時の為に証拠として写メを送って来た。仕事が終わり写メを見たユカはビックリし急いでマキに電話をした
2007-08-03 16:50:00 -
334:
ユカ
『マキ?もしもし?』『ユカチャン、ゴメンな…彼もうグリグリでおかしいねんッッ』『マキうちにおいでや』『…無理やょ…ユカチャンに迷惑かかるって…』『そんなんえーわ!!今から行くから家教えて!!』無理だと言い続けるマキを1時間説得しやっと家の場所を聞いた。マキの家につくまで携帯を切らず話ながら車で向かった。『ついたで?』『二階上がったらすぐのトコやから出るわ』階段を上がると誰か分からないくらいにガリガリで痣だらけのマキがいた。『メチャクチャやんッッ』哀しそうに笑いながらマキは家に入れてくれた。
2007-08-04 01:57:00 -
335:
名無しさん
頑張って(^0^)/
2007-08-08 02:24:00 -
336:
名無しさん
あげげ\(^O^)/
2007-08-09 17:54:00 -
337:
名無しさん
で、書かへんのかい
2007-08-19 17:36:00 -
338:
夏
主どないしたん?気になる?
2007-08-20 16:21:00 -
339:
ユカ
放置ゴメンね。携帯壊れて…やっと買い替えました。
2007-08-23 03:40:00 -
340:
ユカ
けっこう綺麗に片付いているマキの部屋に入り今までのいきさつを聞いた。マキの彼は年上の売人…そしてプッシャー。勘ぐりや妄想でおかしくなっているのか…?ずっと隣にいないと殴りトイレやお風呂も戸を開けながら入らなければいけない。買い物に一人で行くとまた殴る…そしてマキにも異変があった。妄想と幻聴に取り憑かれていた。隣の家の人が盗聴してるとかカメラをしかけられて困っているとか
2007-08-23 03:50:00 -
341:
ユカ
それでも家を出る事を嫌がるマキにどうする事も出来ず話を聞くだけしか出来なかった。あちこちに話がとびウロウロしながら話続けるマキ。限界がきてしまいユカは寝てしまった。どれくらい寝たのだろう…気付くとマキはお風呂に入りながら電話をしていた。ユカは押し掛け同棲みたいに来てマキを殴る彼と話がしたくて来たのだが…それはマキの意志ではなく、多分電話の相手は彼氏。『うん…うん…今寝てるしゴメンやけど今日は事務所かどこかで寝てくれる?…うん…電話する』
2007-08-24 10:29:00 -
342:
名無しさん
一気に読んだぁ〜?この話リアルや??面白いから主さん頑張ってね?応援してるよ???
2007-08-24 10:54:00 -
343:
名無しさん
?
2007-08-25 00:13:00 -
344:
名無しさん
あげ?
2007-08-25 03:15:00 -
345:
名無しさん
書いてほしい
2007-08-27 19:45:00 -
346:
ユカ
バスタオルだけを巻いたマキが部屋に入って来た。『ゴメン、寝てもうた』『爆睡してたで。ユカちゃん疲れてるんやんな。ゴメンな』テンションが違う…『あんたぁ、いれたんか?』『…ぅ…ん。チョット体だるかって、けどチョットやで』焦りながら話すマキ…。『彼氏は?』『仕事抜けられんみたい…ユカちゃんは、全然イッてないの?』『当たり前やろ?』『マキんトコのんネタいいから一発イッてみぃひん?』…正直一気にムシが湧いた…けど『いらんいらん。もうコリゴリ。』笑いながら答えた。
2007-08-29 14:57:00 -
347:
ユカ
『そっか…』言いながらマキはキーやパケを山盛り出して来た。『何してるん』『あっゴメン!チョット整理しようと思って…』『…じゃあ…もう朝やし帰るわ。…マキ…あんたヤメる気ないん?』
2007-08-29 15:02:00 -
348:
ユカ
『…今は無理やわ』『ユカと一緒に来る気もないんやな?』しばらく黙っていたが『…ゴメン…せっかく来てくれたのに…けど彼も悪い人じゃないねん…だから…』ため息が自然に出た。どうする事も出来ず何を言っていいのかも分からなかった『分かった。とりあえず帰るけど何かあったら電話してな』黙って頷くマキの頭を撫で玄関を出た。外に出ると朝。犬の散歩をしている人達を横目に車に乗り帰る事にした。
2007-08-29 15:12:00 -
349:
ユカ
とりあえず伊豆にでもいってゆっくり温泉にでも浸かろうと思った。ふいに入った温泉旅館は混浴だった。誰もいないことを確認すると私は湯舟に入った。そこには温水さんがいた。彼は言った。『あっ、怪しい人間じゃないですよぉ』でもそんなの関係ねぇ!温水関係ねぇ!温かい水、、、で温泉。でもそんなの関係ねぇ!ちとしゃてと〜
2007-08-29 16:03:00 -
350:
?
?
2007-08-29 18:20:00 -
351:
ユカ
356サン やめて下さいね。
2007-08-29 20:17:00 -
352:
ユカ
帰ってる途中自分がどれだけ無力なのか思い知った気がして虚しいような複雑な気持ちでいるとケンジから電話が鳴った。『…はい。何こんな早くに』『お前も何してんねん、どこや』『マキんトコ行っててんけど…』『まだ付き合いしてんか!いらん事してきたんちゃうやろな!』『何もしてないわ』少し事情を話すとケンジは親身になって話を聞いてくれた。そして次何かあった時は先に電話して来いと言い気をつけて帰れよと電話を切った。
2007-08-29 20:25:00 -
353:
ユカ
初めて会った頃…まだ薬に手を出す前…ケンジはとても優しかった。変わらず優しかったのかも知れない…けど気付いてあげる事さえなく好きだからこそ薬を教えたケンジに対する想いは憎しみに変わっていた。けど最近会わなくなり久しぶりの電話。ケンジが頼もしく思え優しかった事も思い出した。もしかしたらケンジを変えたのはユカだったのかもしれない…
2007-08-29 20:46:00 -
354:
ユカ
マキの事が気になり1日置きに電話をした。マキは本当に薬物中毒になってしまったのか…毎回ありえない話が多く幻聴や妄想でおかしくなっていた。電話を切る時には 何も出来ない自分にいつも涙が流れた。ある日店にいると涼から電話があった。『近くにいてるから店行こうかと思って。6人やけどいける?ユカ一回外まで出てきてよ』
2007-08-29 20:57:00 -
355:
ユカ
店の外に出ると涼が立っていて車の中に沢山の男の子が乗っていた。涼は会うなり『可愛い!』急に抱きしめて来た。車の中からひやかす声が。『ゴメン、ユカ。違う店行く事なってんけど顔見たかってん』『そうなん?ありがとう』『店行けんでゴメンな。また行くから頑張れよ』もう一度抱き締め車に乗り涼達は行ってしまった。涼に会うとドキドキする。けどケンジの事も嫌いになれない…自分で自分の気持ちが分からなくなっていた。
2007-08-29 21:09:00 -
356:
ユカ
こんな気持ちじゃ2人共会えない…電話やメールはするが会う事には拒否し続けた。
2007-08-29 21:14:00 -
357:
?
?
2007-08-29 22:20:00 -
358:
名無しさん
あげ
2007-09-03 16:11:00 -
359:
ユカ
だんだん二人との距離が開いていく…。ひたすら仕事仕事に没頭した。毎日団体やフユキが来てくれママからも可愛がられ充実した毎日…けど仕事が終わった後の虚しさは日に日に大きくなっていた。仕事でVIP待遇を受け楽しいはずの毎日。会いたくて一緒に居たくて抱き締めて欲しい…
2007-09-04 04:01:00 -
361:
?
?
2007-09-04 20:15:00 -
362:
ユカ
誰に……?ただ寂しいだけで誰でもぃぃの?答えも出せないまま ズルズル何ヶ月か経った。たまにしか鳴らないケンジからの電話。久しぶりにかかってきた。『俺や!最近何してんねん!』酔ってる。『仕事やけど?何よ?』『どこにおんねん』『家』『男一緒ちゃうやろなぁ?今から行くわ』『何でよ!何しに来るんよ!来んでいいわ』『え〜から。久しぶりやろ。待っとけ!!』それだけ言うとケンジはいきなり電話を切った。ドクンッッ―。鼓動が激しくなる。喉が乾き ソワソワしてきた。ケンジ=覚醒剤。ムシが湧いていた。
2007-09-06 02:29:00 -
363:
ユカ
絶対したらアカン!そう思う反面心臓が踊りケンジが来るのを待っている。しばらくすると電話が鳴る。『ついたぞ』電話が切られた瞬間にチャイムが鳴る。玄関を開け『何しに来たんよ。帰ってよ!』…もちろん本心じゃない…。ケンジは思いっきりキマっていた。『冷たくすんなよ。え〜から、入んぞ』靴を脱ぎ散らかしドカドカ入って来る。そのままキッチンに行った。本当にイヤなら追い返す事も出来ただろう。キッチンで準備をしているだろうケンジを壊れるかと思うくらい脈打つ鼓動を悟られないよう…静かに待った。カチャカチャとベルトを外しながら歩いて来るケンジ…ドクンッッ。ドクンッッ。ドクンッッ…体中が心臓になったみたいだった。『おら!一発入れたろ』『…いらんわ!』口では、まだ意地を張る。『え〜から。おら!』腕を引っ張る。血管が出やすいように腕を自分で絞める。―プスッ―入った。
2007-09-06 02:56:00 -
364:
?
?
2007-09-06 05:38:00 -
365:
ユカ
?さん みなさんいつもありがとうございます。
2007-09-06 08:05:00 -
366:
ユカ
久しぶりすぎて倒れそうになったので横になり呼吸が荒くなる。心臓に負担があるのか?さっきまでの動悸とは違う。動悸と共に体中に広がって行くのが分かる。頭がスカーッとし視界が明るくなり体内に染み込み段々呼吸も動悸も落ち着き下からジワ〜と疼くものがある。ケンジ=覚醒剤=sex この3つはセットなのか…体が覚えてる。『しゃぶって』ケンジは自分のモノをユカの顔の前に突き出す。ユカはケンジのモノを口に含み音を立てながら舐める。興奮してきたケンジはユカの体を触り始めどこからかローターやバイブを出し弄ぶように いじり出した。『自分で広げてみ』ケンジのモノを口に含みながら言われるまま足を広げる。ローターをクリトリスに押し当てる。体がビクンッッ…反応するユカに興奮したケンジは『すげぇ…やっぱりお前すげぇ』と言いながらバイブを持ちユカの中に入って行く所をマジマジと見つめ観察していた
2007-09-06 08:31:00 -
367:
?
?
2007-09-06 13:55:00 -
368:
ユカ
羞恥心なんてなく…セックスという行為に集中し2人とも快感の渦に飲み込まれ何度も何度も追い打ちをしては快楽に浸る。理性をなくし薬に溺れた最初で最後の日だった。めいっぱい全身で覚醒剤を味わった。追い打ちするたびに全身に走る快感。触ってほしくて見てほしい。自分を見て興奮して欲しい。汗だくになりながら獣の様に求めあった。この日が終われば又会う事がないのも知りながら…
2007-09-10 12:07:00 -
369:
ユカ
覚醒剤というのは人によってキキ方が違うらしい。本当かどうかは分からないが…ある人の説では最初が肝心らしい。女の子相手なら尚更。覚醒剤=sexを結びつけるとヤメられないらしい。ユカも何人かのジャンキーと話したが本当のジャンキーになるとパターンみたいなのがあるらしく家にこもりゴソゴソしてる人もいれば外に出て普段通りにしているつもりの人もいる。人の目が気になり喧嘩する人もいれば警察に捕まるとグリグリになる人もいる。そしてあの独特の匂い。現在進行形の人には分からないだろうが…はっきり言って体から発する匂いが半端なく臭い。
2007-09-11 03:20:00 -
370:
?
?
2007-09-11 04:05:00 -
371:
ユカ
ケンジが果て帰ったのはまだ朝が来る前だった。sexは愛があるからする行為ではなく単なる男の性欲処理でしかない。その頃のユカは自分の身を持って体験し女である自分に嫌悪感を感じていた。突然携帯からメールの受信音が鳴る。マキから
『助けて。殺される。通報して』マキと会ったあの日から何度か電話で話している時に次は必ず大変な事になる、だからヤバい時にメールを送るから通報して欲しい。と言っていたマキからのメールだ。とんで行きたいが警察の方が早い。けどマキもモノをイッてるはず…けど危険な状況にあるはず 本当に通報してもいいのか…一瞬ためらった。そしてまた受信音『今拉致られてる。殺される』メールを見た瞬間 勝手に体が動いた。警察に電話をし保護してもらうよう話した。2007-09-11 14:21:00 -
372:
のぁ
続き気になる?
2007-09-15 02:49:00 -
373:
?
?
2007-09-16 02:36:00 -
374:
ユカ
ありがとうございます。少し更新します
2007-09-17 02:33:00 -
375:
ユカ
最初は近くの交番からマキのマンションにお巡りさんが行ってくれたが留守だと電話があり、どうしたら良いんですか?と言われた。何なん!このお巡りさん!とりあえず助けてってメールがあったからユカも状況が分からないし何とかして下さい!って話したがお巡りさんの返事は乗り気じゃない…腹が立ったが…何回も頼み込んだら しばらく待ってみます。と電話を切られた。
2007-09-17 02:39:00 -
376:
ユカ
20分くらい経ち、やはり家に居る気配もないし帰って来る気配もないし帰っても良いですか?何かあったら又電話して下さい。…『はぁ?何かあってからやったら遅いから電話してるんでしょ?殺されたらどないするんですか!あんた責任とれんの?名前何て言うんよ!あの子に何かあったら絶対許さへんからな』ちょっと待って下さい。もう少し待ってもう一度連絡しますから…と電話を切った。
2007-09-17 02:50:00 -
377:
ユカ
10分と少し経った頃また電話が鳴った。『○○警察の森田です。事情は少し聞かせてもらったけど、もう一度話してもらえるかな。』刑事科からの電話だった。マキとの関係や通報に至った経緯。マキとのやり取りや連絡は取れるか色々聞かれた。パニックになりながらも聞かれた事に答えた。もちろん話せない事は伏せて。森田はマキに電話するように言った。けどもし電話して、それがキッカケで何かあったら…森田は大丈夫やから自分の言う通りにして居場所を聞き出し今の状況を少しでも何でも良いから手掛かりになる事を聞き出してくれと言った。しばらく考えたが…とりあえずやって見る事にした。
2007-09-17 03:01:00 -
378:
ユカ
マキに何度か電話をかけると『…モシモシ…』小声でマキが出た。場所は良く分からないが車で山に向かっていてマキの彼氏は車の外で電話をしているらしい。なぜかキレた彼がマキを殴りつけ車に乗せ山に埋めると言い出したらしい。ユカは刑事が動き出した事を伝え殺されるとパニクってるマキに何が見えるか色々聞いたが分からないまま彼が戻って来たと電話を切られた。直後、森田から電話が入り連絡がとれたか何を話したか居場所を詳しく聞かれたが手掛かりになる事は何1つなく今後もマキに連絡をとり身の安全の確認と居場所が分かる何かを聞き出す事を頼まれた。が、マキとは なかなか連絡がとれず、電話が繋がっても少ししか話せなかった。ただ運転中にも殴られ続けている事、どうしても逃げ出せない事は分かった。森田から何度も電話が入りマキと直接話したいから携帯番号を教えて欲しいと言われたがマキの身の安全も考えマキに了解をとってから教えると約束をした。
2007-09-17 17:25:00 -
379:
ユカ
何度か電話をし、やっとマキと連絡がついた。森田の話をしたらマキから番号を森田に教えるよう頼まれた。そして『今は彼落ち着いてるから大丈夫。何か仕事の話で車の中には入ってけぇへんし。電話も多分大丈夫やから』と一度電話を切り森田に電話した。森田にマキの携帯番号を伝え後の事を頼んだ。しばらくすると森田から電話がかかって来た。『彼女から電話かかってきた?』森田は少し焦っている『えっ?どうゆう事ですか?』『電話してるんやけど、ずっと電源切れてんねんな、たまに繋がっても留守電になるんやわ』焦った。彼氏にバレたのかも知れない…『警察から電話したんですか?』『いや、俺の携帯からかけてるよ』どうしよぅ…何かあったのかも!!『一回私からかけてみます』『頼むわ。こっちからもかけるけど、何かあったらすぐ電話して』2人共焦りながら電話を切った
2007-09-17 19:27:00 -
380:
?
?
2007-09-18 01:12:00 -
381:
名無しさん
あげ
2007-09-19 17:04:00 -
382:
名無しさん
????
2007-09-21 05:42:00 -
383:
名無しさん
?
2007-10-01 04:19:00 -
384:
名無しさん
気になる…
2007-10-01 21:01:00 -
386:
名無しさん
おねが〜い。書いてえ(゚Д゚)ノ
2007-10-06 16:00:00 -
387:
名無しさん
楽しみにしてます?
2007-10-07 05:09:00 -
388:
ユカ
皆さん長い間すみませんm(_ _)m 待っててくれた方 本当にありがとうございます。少し更新します
2007-10-11 08:11:00 -
389:
ユカ
何度かけてもマキの携帯は電源OFF。不吉な事ばかり頭をよぎる。それはきっと森田も同じだったんだろう…『連絡とれた?まだ?』ユカも森田もこの頃には苛立ちを隠せず言い方が荒くなる。マキからメールが入ってから1日半が経っていた。心配で心配で仕方ない…けど…どうしようもないくらい眠い…。キレめが…こんな時に…マキに電話をかける。《出て!お願い》ー お客様のおかけになった… ー 限界だった。
2007-10-11 08:24:00 -
390:
ユカ
ピンポンピンポン…ピンポンピンポンピンポン…家に響き渡る音で目が覚めた。フラつきながら急いで玄関へ…『はい』『○○警察の森田と言いますが』『はい!!』ビックリして目が覚め鍵をあけた。『○○マキさんの事で』『マキ見つかったんですか!!』『…寝てたんかぃ…』『……すいません…』森田は奥まで見透かすような目をしてる。刑事というより、見た感じは怖い世界の人と変わらない…森田はまだマキと連絡とれてない事と、今回の事をもう一度最初から詳しく話す様に言った。ユカは部屋に携帯とノートを取りに行った。玄関に出ると森田と一緒に来ていた刑事がノートを広げペンを持って待っていた。
2007-10-11 08:57:00 -
391:
ユカ
まず始めにマキが送ってきた暴行後の写メ、殺される、助けて、通報してという内容のメールを見せる事になった。しかしマキの行動や家周辺の知識、友達関係、ほとんど分からないユカに疑問を抱いたのだろう。森田は鋭い視線を一度もそらす事なく 質問攻めにしたり無言でしばらく見つめていたり…ユカの家族構成、仕事、聞いて又連絡すると言い残し車に乗り帰って行った。
2007-10-11 09:10:00 -
392:
?
?
2007-10-12 02:03:00 -
393:
名無しさん
?
2007-10-12 03:53:00 -
394:
名無しさん
.
2007-10-12 11:08:00 -
395:
ユカ
何を言葉にすれば良いのか…マキを罵倒する言葉がグルグル頭の中を駆け巡る。けど…『刑事…家の前に居てるんやんな…』『ウチに来るぐらいやから…多分な。』『…帰るわ』『いけんの?』『うん…ほんまは昨日からいつでも帰れてん…』『…はぁ?』『ゴメンなユカちゃん。。』『男は?』『…』『アンタ!!かばう気なんやろ、アホちゃうん、…出た時ヤバいからなん?』『違うねん‥やっぱり好きなん…それにマキは闇でしか生きれん。一回サツにウタったら二度と闇では生きていけん。』『?…マキは彼氏が好きなん?それとも…その世界で生きてく為に?どっちなん?』『…ん〜分からん。多分どっちもやと思う。』『……じゃあ…私は今回何の為に…電話で分かるくらいキイてる子に1人で帰れって』『いいねん、ユカちゃん。マキが頼んだ事やんか、カエしたんマキって分かってる。ごめんなさい。あっ!!家の前囲まれてるわ、ユカちゃん。ちょっと行って来るね』これがマキとの最後の電話になった…
2007-10-15 04:37:00 -
396:
ユカ
マキとの電話を切りしばらくすると森田から電話があり『もしもしー。どうも、○○マキさん、今無事に帰って来たから、もぅ心配せんでいいからぁ。』『…さっきまで電話で話してたんで知ってます』『そうかそうか!じゃ。』電話は切られた
2007-10-15 04:47:00 -
397:
ユカ
マキ…?どうしてるん… 。あれからマキに電話をしても解約されてる。森田の携帯に電話しても『俺から詳しい話出来へんけど、親御さん来てくれてたし大丈夫やから…まぁまたこんなんあったら警察に電話してや』と電話を切った。森田は機嫌よく話していた。《もしかしてバレてないんかな…オカンに連絡やっぱり行くよなぁ〜…けどオカン居てたんやったら騒ぎで怒られても拉致か誘拐未遂で済むやろし大丈夫かも…あ〜そしたら彼氏出さん訳ないもんな…うまい事ごまかせたらぃぃけど…》1人頭の中で悶々と考えていた
2007-10-15 07:29:00 -
398:
?
?
2007-10-15 15:58:00 -
399:
名無しさん
???
2007-10-15 21:28:00 -
400:
ユカ
とりあえず騒ぎも収まった頃だろう…次の日マキに電話した…が、出ない。《寝てるんかな?》深く考える事なく電話を切り仕事に行った。仕事が終わり電話をしようか迷ったが、きっとキレめで爆睡してるんだろう…明日かけよう。なんて考えながら家に帰った。ユカも体のダルい日が続きマキに電話をしたのは、それから2日後だった。― お客様のおかけになった電話番号は現在使われておりません ― 《 えっ!!??》何度かけなおしても同じメッセージ…解約されてるやん…。マキはトバシの携帯を後2本持っていたが、コールするがとらないか電源が切れている。何?どうゆう事?
2007-10-16 00:06:00 -
401:
ユカ
ユカはマキの実家の番号も彼氏の番号もわからなかった。連絡とりようがなかった。《もしかして…》嫌な予感が頭をよぎる。しばらく悩み考えたが森田に電話をする事にした。『はい』かけたけど何て聞いたら良いのだろう『…あの…』『あー○○さんの友達な、今日はどないしたん』『あの…マキやねんけど連絡とられへんってゆうか…携帯解約されてるんやけど、あの日何かあったんですか…?』『…あ〜…まぁ落ち着いたら連絡あるんちゃぅかな?』適当にかわされ電話を切られた。マキ…?
2007-10-16 00:22:00 -
402:
ユカ
ユカはマキの実家の番号も彼氏の番号もわからなかった。連絡とりようがなかった。《もしかして…》嫌な予感が頭をよぎる。しばらく悩み考えたが森田に電話をする事にした。『はい』かけたけど何て聞いたら良いのだろう『…あの…』『あー○○さんの友達な、今日はどないしたん』『あの…マキやねんけど連絡とられへんってゆうか…携帯解約されてるんやけど、あの日何かあったんですか…?』『…あ〜…まぁ落ち着いたら連絡あるんちゃぅかな?』適当にかわされ電話を切られた。マキ…?
2007-10-16 00:23:00 -
403:
ユカ
連続すみませんm(_ _)m
2007-10-16 00:24:00 -
404:
ユカ
それからも気になり解約されてる携帯に何度か電話をし、トバシにも何度もかけたがしばらくすると、その携帯も停まっていた。
2007-10-16 00:27:00 -
405:
ユカ
もぅ連絡する術がない。気になるがどうしょうもなかった。この時によく分かったがユカはマキの事…何もしらなかった…。2ヶ月と少しが経った頃…家の電話が鳴った。『…はい』『△△さんのお宅ですか』少し迫力のある女性の声だった。『はぃ…そうですけど』『ユカちゃん?』『……はぃ?』『マキの母親ですぅ』『あっ!!!!はっ初めまして』『先日はユカちゃんに大変迷惑かけて…けど私、親やけど何1つ出来へんし気づかんかってね、あのアホのせいでツラい事させたね。ごめんね。でも本当に感謝してます。ありがとうございました。』状況も分からないのに何て答えたら良いのか全く分からなかった『えっ‥いや‥あの、マッ、マキちゃんはどうしてますか?連絡とれないんですけど』『…ほんまにありがとうね。どうしても御礼が言いたくて電話かけてんけど迷惑やったかな?』明らかに話がかみ合ってないし…『そんな事ないです。御礼言われる事は何1つしてないですけど。電話して下さって嬉しいです…』『ほんまに?じゃユカちゃんウチの家にも、そのうち遊びに来てよ〜マキから…マキから話聞いてて一回会いたいってずっと思っててん』『…私にですか?』
2007-10-16 00:45:00 -
406:
ユカ
気さくに話せるオカンだった。けど…マキの現状については一言も語る事なく昔話やユカの現状など沢山話し続けた。『おかあさん!!すみませんけど2ヶ月前、通報したのは私です。マキとは、そこから連絡とれなくなりました。マキは今どうしてるんですか?何かあったんですか?も』…《もしかして警察に》って言いかけたのを急いで止めた。一瞬止まったオカンはため息を吐きながら『あの日…通報してくれた日私も朝方電話もらって急いでマキのとこに行ってんね‥。朝帰って来たマキの長袖を両方まくり上げて注射痕を警察に見せたん私やねん。』『‥えッッ‥?《知ってたって事?》』『薬の事は家におる頃から知ってた。何回言っても止まらんで自殺未遂も繰り返す。まともな事言っても口だけ、そんなあの子を私は勘当して追い出してんね‥だから今回も絶対やめてないし覚醒剤が原因やって思っててん。誘拐された?被害者として捜されてたけど、あの子は犯罪者…あの日マキ逮捕されたよ。多分私では通報出来へんかった‥いつか自分でやめてくれる日が来ると思ってたんよね』
2007-10-16 06:59:00 -
407:
ユカ
『‥すみません‥私‥』『あー違う違う!あんなんに手出したのはマキの弱さやしユカちゃん何も気にせんでいいねんで?ただ私はあの子から逃げてたからな。もっと早く病院か警察に入れとけばマキが苦しむ事もなかったと思う。まだ家にマキがおる時な、よくユカちゃんの話聞いたんょ。死にたいって言うてたマキがな、自分を必要としてくれる人に会った。オカンと同じくらい大切な人やって‥だから絶対自殺せぇへんって言いやった。マキが前に首つった時ユカちゃんすぐ病院来てくれたんやろ?そん時思いっきり殴られたって』『はっ‥すみません!!』『ふふっマキ、嬉しかったって言ってたよ。私も嬉しかった。あんな情けない子、見捨てられて当たり前やのに‥もし良かったらマキとずっと友達でいたって?』『そんな‥私‥良い人間ちゃいます‥今回だって私のせいで』『ユカちゃん!!いつかマキは警察のお世話になってたはず。これで変わらんかったら本当のアホや、マキが変わるチャンスをくれたんやと私は思ってるよ。』‥ズルいユカは何も言えなかった。自分も同じなんだと言えなかった。こんな自分に感謝してくれるマキのオカンに本当の事は何1つ言わないまま電話を切った。
2007-10-17 00:01:00 -
408:
?
?
2007-10-17 01:04:00 -
409:
名無しさん
?
2007-10-19 11:01:00 -
410:
ユカ
そういえば‥何年懲役なのか現状について何も聞いていなかった。少し躊躇しながらもマキの実家へ電話した。オカンの話では2ヶ月の拘留で済んだらしく‥その後マキは実家にしばらく家に居たが家から消え戻って来ないと言う。オカンはマキから伝言を預かっていた。
2007-10-21 03:16:00 -
411:
?
?
2007-10-21 22:55:00 -
412:
ユカ
『中はいってた事は絶対ユカちゃんにだけは言わんといて。もし電話かかってきたら元気やから。って伝えといてって。もし何かの時には連絡あると思う。それまで待ってあげてくれへんかな…。』『…分かりました…でも‥何かあったら連絡下さい。待ってます』複雑な思いは‥きっとお互いが胸の奥にしまい電話を切った。それからは仕事で誤魔化す日々が続いた。マキのオカンと話しケンジや涼との連絡も絶ち半月程たった頃‥夢を見た‥。それはラブホの一室。パケの中には綺麗な結晶‥顔の見えない上半身裸の彼は少し多めに注射器に入れ溶けるまでテーブルに置く『お前から入れたるわな』聞き慣れた声‥自分の鼓動の音が大きくなり部屋全体に鳴り響く『うん』彼の顔を見る。‥ケンジ‥。暖かいイメージのその部屋で服を脱ぎ腕の準備をする注射器を持ち笑いながらケンジがユカの腕に挿した。スローモーションの様にゆっくり、そして鮮明に映る。シャブが体の中に入る―ドクンッッ!!!!―ビックリして目が覚めた。喉はカラカラ、心臓は踊りバクンバクン鳴って苦しいくらい。頭の中は夢の中での光景が繰り返し流れている。欲しくて欲しくて仕方ない。これが《フラッシュバック》というヤツなのか?キキめの時1人でいる時みたいにユカは着替えもせず掃除を始めた。体が軽い。無心で何時間も掃除をし続けた。
2007-10-22 11:31:00 -
413:
ユカ
普段なら掃除する事のない場所まで片付けていたら、あちこちから使用済み注射器が8本出て来た。ケンジが隠して帰って居たのだ。覚醒剤は乾くと白い粉で少し注射器の中に残っている。ユカは8本の注射器の中に残っている覚醒剤を集めた。どんなに見直しても1発分もなかった。まだどこかに隠してあるかもしれない。ユカは注射器を探し始めた。だが見つからない。イライラしながら携帯を持ちケンジに電話をかけた『なんや、何かあったんか』『あんた。私の家のあちこちにキー隠して帰ったやろ』『はっ?何やそれ』『は?とちゃうねん。あちこちから出てきたわ。あんた何企んでんねん』『何も企んでないわぃ!どうゆう意味や』怒り口調のケンジに余計イライラし『うちの家の中に何で隠して帰んねん?うちに警察来たら一発やん、その為に黙ってコソコソあちこちに隠してたんやろ』『アホか!!そんなんちゃうわ、持って帰るの忘れてただけやろ、何グリグリなってんねん。』『はぁ?誰がグリグリじゃ!お前と一緒にすんな、捕まったら絶対お前の事もウタったるからなぁ覚えときなぁ』『お前落ち着けや、どないしてん』『落ち着いてるでぇ、ただな、探さな分からん所に巧みに隠してあんのは何の為なんか説明しぃや、後、どこにどんだけ隠してんかもな―』
2007-10-22 14:20:00 -
414:
名無しさん
ユカさん、ずっと読んでます。けっこうリアルで
面白いです。
今後も楽しみにしています。頑張って下さい σ(o・ω・o)
2007-10-22 14:34:00 -
415:
名無しさん
?
2007-10-31 00:23:00 -
416:
名無しさん
がんばって
2007-10-31 14:19:00 -
417:
ユカ
お待たせしてゴメンなさい。少しずつになりますが書いて行くのでお願いします
2007-11-01 20:39:00 -
418:
ユカ
何が言いたいのか何にイラついてるのかも分からず口から言葉が次々に飛び出す。今まで溜まりすぎていた不満が一気に出てしまったみたいだ。ユカは頭に血が上り全てを覚えてはいなかった。
2007-11-07 23:37:00 -
419:
ユカ
何が言いたいのか何にイラついてるのかも分からず口から言葉が次々に飛び出す。今まで溜まりすぎていた不満が一気に出てしまったみたいだ。ユカは頭に血が上り全てを覚えてはいなかった。
2007-11-07 23:37:00 -
420:
ユカ
何が言いたいのか何にイラついてるのかも分からず口から言葉が次々に飛び出す。今まで溜まりすぎていた不満が一気に出てしまったみたいだ。ユカは頭に血が上り全てを覚えてはいなかった。
2007-11-07 23:38:00 -
421:
ユカ
何が言いたいのか何にイラついてるのかも分からず口から言葉が次々に飛び出す。今まで溜まりすぎていた不満が一気に出てしまったみたいだ。ユカは頭に血が上り全てを覚えてはいなかった。
2007-11-07 23:39:00 -
422:
ユカ
接続悪くて連続すみません(;_;)
2007-11-07 23:41:00 -
423:
ユカ
ただ‥あの日ユカがケンジに問いただした事は答えなんてなかった。ただ‥今後どうするのか‥その問いについてだけは改めて連絡するとケンジは電話を切った。ユカ達はもぅ別れるのか、やり直すのか分岐点にいる。その答えはケンジが出す事になっている
2007-11-07 23:46:00 -
424:
ユカ
半年後‥中途半端な関係のまま待つ事に疲れてケンジに電話をした。彼は母がガンになり看病の為今は一緒に居れない、二年の命だと宣告された、だから落ち着くまで待ってくれと言った。実際、親が余命幾ばくもないと知れば最後まで出来る限りの事を―と思うだろう。でも男女が別れる話にそれは関係ないのではないかと納得が出来なかった。
2007-11-07 23:56:00 -
425:
ユカ
それでも彼の答えが出るのを待ち数ヶ月が経った。ケンジからは毎朝短いけど必ず電話があった。元々素直なケンジ…この間魚釣りに行った。兄貴分と呑んでたらこんな事があった…無邪気に話す。ユカの事は看病があるからとほったらかし、他の人との時間は無限にあったのだろう。黙って聞いていたが、そんなケンジに殺意さえ湧いていたのだ…その数日後
2007-11-08 00:03:00 -
426:
ユカ
『ムシ湧いてなぁ。一発イコうや』と電話があった。ユカは落ち着いていた『あんた、よく考えや。私ら答えも出てないのに、そんな事だけしに来るんか?私は何なん?』『‥やいやい言うなや。最後やんけ』『…私と終わるつもりで最後の思い出にって事…?』『そうや』‥分かってたはずなのに‥ショックだった‥。ケンジはボソッと『お前とおると、しんどい時があるんや‥』ずっと聞きたかった本音をやっと聞けた。。もっと‥もっと早くに言ってくれれば良かったのに‥
2007-11-08 00:12:00 -
427:
ユカ
今までどんなに別れ話をしても一度も首を縦にふる事なく『俺はお前が好きや、何で別れなアカンねん。俺は絶対離れへんぞ』と言い続けていたケンジ。初めて『別れるつもりがある』と言ったのだ。最後にするのはケジメとして一発いってからとケンジは言ったが断った。会わなくなってからケンジに女がいそうな事は何となく感じていた。最後までケンジは認めなかったが‥
2007-11-08 00:18:00 -
428:
ユカ
ユカとケンジは似た部分があり2人とも何もしなくても異性が寄って来る。チャラく見えるが意外と一途。だけど常に一緒にいないと不安になり疑い根拠のない嫉妬で自分自身を追い詰める。そうなるには覚醒剤の力が大きく関係していたのは間違いないだろう。せっかく出会い好きになり後先考えず飛び込んだ たった1つの恋。大半は傷つけ合って来ただろう
2007-11-08 00:25:00 -
429:
ユカ
ケンジとの事は仕方なかったのだ。ユカもだいぶ前から気づいていたのだ。愛されていた事は分かっていた。けど、いつか終わる時が来るかも知れないと…傷つく事が恐かった。ケンジを失う事が恐かった。矛盾しているが‥だから素直な気持ち、伝えたい事は何1つ言えなかった。本音を伝える事がケンジの負担になる事が恐かった。どんなに大喧嘩をしても『好きや』と言い続けてくれたケンジに意地を張り続け結局一番避けたかった別れを自分で引き寄せたのだった
2007-11-08 01:00:00 -
430:
ユカ
信じる事が出来なかった。そこまで好きだったのかも知れない。逆に好きとは違う感情だったのかも知れない。途中からぶつかる事もせず諦め理由をつけては向き合う事から逃げ心の中に消えない傷を自ら刻んでいる事に気付かずいたのだ。ケンジも傷ついていたのかもしれない‥。この2人は傷つけ合う為に出会ったのかな…?お互いの足りない所を求め合い喰らい合い憧れ続けた。最後の言葉を初めてケンジから聞きユカは自分の本当の心に気づいた‥
2007-11-08 01:10:00 -
431:
ユカ
最初から求めていたのはケンジ1人だけの心だった。ケンジと出会い作り上げて来たユカの人格。今更かえる事など出来ない。最後まで意地を張る。バカな事だと知りながら最後だから意地を張り通す。『今までありがとう。ほんまにアンタの事嫌いな事あった。けどアンタと出会って私は成長も出来たと思うし色んな事知ったと思う。いつか、もっとええ女なって別れた事後悔させるくらいなったるからな』『アホか、そん時は取り返すわ』『私はこうみえてけっこう一途なんです〜』『だから待っとけ。迎えに行くから』『‥何言うてんの、最後ぐらい綺麗に行こうよ。‥幸せになろな、お互い。』『俺とお前にはな、最後なんかないんや。絶対また会う事なってんや、そん時誰がおっても取り返すからやぁ』『‥サヨナラくらい…サヨナラくらい、受け取ってよ…』『‥嫌じゃ。‥またな』『‥』『変なヤツだけには引っかかんなよ。分かったか』『‥ゥン。』『ほな、またな』『‥ゥン。また』
2007-11-08 02:05:00 -
432:
ユカ
結局これがケンジの最後の不器用すぎる優しさだったのだろう。『またな』何年先になるか分からないけど、きっといつかどこかで‥会える。そんな気がする。悪い事なんてほとんど知らずケンジに出会い色んな事を知った。世間では最悪な男に入るのかもしれない。けどケンジに出会った事は良くも悪くもユカの人生や価値観を大きく変えた事だけは確かだ。
2007-11-08 02:16:00 -
433:
綺麗な自分が誇りだった。 その頃の自分はもぅ居ない‥でも…これからの自分もそんなに悪くはないんじゃないかな‥。 ―完―" " "07/11/08 02:21
2007-11-08 02:21:00 -
434:
ユカ
読んで下さった皆さん。初めて書いたし文章力もなく話もメチャクチャで分かりにくかったと思います。でも最後まで読んで下さった方。途中何度も応援して下さった方。本当にありがとうございました(^^)途中何度もスランプみたいになりましたがなんとか完結出来て今はホッとしています。ありがとうございました。
2007-11-08 02:30:00 -
435:
?
完結おめでとうございます?
とてもリアルで面白かったです2007-11-08 12:35:00 -
436:
ユカ
?サン。あなたの応援のお陰で頑張る事が出来ました。本当にありがとうございました?。
2007-11-16 02:11:00 -
437:
ちか?チャン?
↑↑えぇ、ぁたしは??笑:あたしもめっちゃ応援しててんけどォ??笑?:最初当たりにコメント何回か書き込んでるし???とりま完結おめでとさん??ずっと読んでた甲斐があったって感じ??最後の、けんじとのトコがちョっと切なかったけど??お互いのためにも結末はこれでよかったと思ぅけど?ところでこれは実話なぁん??
2007-11-16 07:56:00 -
438:
名無しさん
↑あつかまし
2007-11-16 10:42:00 -
439:
ユカ
ちか?チャン?。ごめんなさ〜い(;_;)?応援ありがとうございました。アゲてもらったり頑張れってコメもらうたびに頑張ろう!って気になったんです。本当にありがとうございました。この話が実話かどうかは‥内緒です?ずっと読んでくれてありがとうございました?。
2007-11-17 17:09:00 -
440:
削除削除されますた
あぼ~ん