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愛していますか
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1:
◆IChye4Qua.
この物語は
実話に基づいたフィクションで作成しています。
2007-07-15 04:52:00 -
21:
◆IChye4Qua.
びくっ!
後ろから聞こえてきた声にびっくりして立ち止まりナオとほぼ同時に後ろを向くと、集団の中でも一番リーダーっぽい奴が視界に飛び込んできた。
脱色しすぎて痛んだ髪、ほっそい眉毛、いかにもヤンキーですと物語る服装。
真っ直ぐ私を見てっていうか睨んでる?2007-07-16 23:58:00 -
22:
名無しさん
期待上げ?
2007-07-17 01:17:00 -
23:
◆IChye4Qua.
1人だけで追い掛けてきたみたいで、他の子達はさっき居た場所でこちらを気にしながらも盛り上がってる。
私とナオは目を合わせる。やだなぁ。関わりたくない………。きっと二人とも そう思ってたと思う。
「ん〜………?何か見たことある………気のせいかな?」金髪男が私の顔を覗き込むようにじぃっと見てくる……………駅に来た事あるんかなぁ………やっぱリョウの友達なんかなぁ………やだなぁ…………2007-07-17 02:31:00 -
24:
◆IChye4Qua.
目付き悪すぎ………。ってかそんな見るな見るなぁ!
両手をズボンのポケットに突っ込みながら金髪男は少しの間、私の顔をじぃっと見てから、いきなりにっこり笑い「あっ!思い出した!」そう言う。
あ〜………やっぱそうやわ…………絶対駅で会った事あるんやわ………リョウの友達なんやわ。。。2007-07-17 02:37:00 -
25:
◆IChye4Qua.
「夢で会ったんや(笑)!」
・・・・はい?・・・・
いきなり金髪男は私を指差し、笑いながらそう言ったから私は拍子抜け。だって、真剣な目しながら言うから絶対ほんまにどっかで会った事あるもんやとばかり思ったのに。。
この金髪男。。。2007-07-17 02:40:00 -
26:
◆IChye4Qua.
どうやらリョウとは関係なさそうだな。ってか冗談なんてさらさら言いそうにないから、ちょっとびっくり。ってか、早く立ち去ろう。付いていったら、2対6やねんし何されるか分からん!
私はナオの手を握り早足で歩くと、後ろから金髪男が付いてきてひたすら喋ってる。
「ちょおちょお!俺そんな怪しい奴ちゃうから!ストップストップ!」いやいや、あなた充分怪しいです!怪しいってか、話聞いたら最後、きっと六人にまわされるのがオチ!無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理!2007-07-17 02:57:00 -
27:
◆IChye4Qua.
ぐいっ!
いきなり手を金髪男が握り歩くのを阻止。「なぁ、ナンパちゃうから!ちょっと話聞いてや「しつこいねん!いい加減にしてや!」
気付けば怒鳴っていた。しかも思い切り睨み付けて…………。握られた手は思い切り振り払ってしまった。。。時すでに遅しとはこういう事を言うんやろうな……相手は六人もおるしこの見た目。昼間からきっと連れ去られてまうんかなぁ………。2007-07-17 03:03:00 -
28:
◆IChye4Qua.
けど、引いたらあかん。怖いけど引いたらあかんねん!私は睨み付けたまま立ち止まってる。ナオは私の手をくいくいっと引っ張り、もう行こうよと合図してる。
金髪男はぶち切れるかと思えば、笑顔で「可愛い声やん!」そう言った。2007-07-17 03:07:00 -
29:
◆IChye4Qua.
これが達也との出逢い。
第一印象最悪だった。最悪すぎてあの出逢いは今でも強烈に覚えている。
ねぇ、達也?達也も覚えてる?
私と達也が出会った夏の日。
まさか付き合うなんて思いもしんかったんやで?
あれから全てが始まったんやんなぁ。
もしもあの時、あの場所に行かなかったら、私は達也に出会う事はなかったのかな。。2007-07-17 03:13:00 -
30:
◆IChye4Qua.
「分かった!じゃあお茶だけしようや?それなら大丈夫やろ?」拒み続ける私に金髪男はそう話す。 さっきからずっとひたすらなんとか引き止めようと話し掛けてきている。
ナオ「ヒロミ、………お茶だけしようや?」ナオからの言葉を聞き思わずナオを見るとナオはもう疲れてる感じ。
あまりにもしつこすぎて根負け。私とナオは仕方なく金髪男達と喫茶店に行く事になってしまった。
大きなテーブルに椅子が10脚あるその喫茶店。何度か来た事がある店でさっきたむろしていたすぐ近くだ。私とナオは黙ってジュースを飲んでいる。それにしても暑かったからここは涼しくて心地良い。っていうかよく考えたらまだお昼過ぎなんだ。2007-07-17 06:02:00