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☆夜は液体☆
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1:
るり
ハル『ずっと一緒やで♪』
るり『ん。ハルだーい好き♪』
こんな幸せでいいのかな?私は幸せの絶頂期にいた。
あの日が来るまでは…2007-08-13 09:58:00 -
11:
るり◆LcIMrYCRuQ
るり『何て言ったらいいか分からんけど赤ちゃんに悪いから元気だして。私も愛ちゃんの事は考えるから。今日は話してくれてありがとう。おやすみ』
愛『今日はごめんなさい。ありがとう。ママもおやすみなさい。』
と言って帰って行った。私は自分でも驚くぐらい冷静だった…というより何だか他人事の様な気持ちで
まさか本当にこんな事があるなんてねぇ…昼ドラやん…とか考えていた。2007-08-13 11:34:00 -
12:
るり◆LcIMrYCRuQ
それに比べ母は先ほどまでの穏やかなママの顔から素のおかんの顔に戻り怒り狂っていた。
母『るり!もうハル君とは婚約はナシやな。あの女にノシつけてくれてやったらえーねん!しょ〜もないわ!家で飲もうや!』
るり『いや今日は眠いわ。疲れたし』
母『あんたよーこんな時に寝れるなぁ、すごいわ』
すごいと言われても何だか実感が湧かない。
あのハルが私以外の女の子と浮気していた。
いや私が浮気相手?どっちでもいい。面倒くさい。
その日はシャワーを浴びてすぐ眠りについた。2007-08-13 11:43:00 -
13:
るり◆LcIMrYCRuQ
眠ったのも束の間…
私は父から叩き起こされた。
るり『なに〜?さっき寝たとこやのに…』
父『お母さんが大変や!もうすぐ救急車くるから、お父さん行ってくるわ!弟の事たのむ!電話するから!』
るり『え!』
私は飛び起きてリビングへ行くと母が倒れていた。
私が寝てから母は眠れず一人で飲んでいたらしい。
早朝、父が起きると倒れていたそうだ。息はしている。
救急車で運ばれて私はソワソワしながら、まだ小学生の弟の朝ご飯を作っていた。2007-08-13 11:54:00 -
14:
るり◆LcIMrYCRuQ
弟はまだ小学六年生。
歳が離れているので私は姉というより母みたいな存在でもあった。
弟『あれ?お母さんは?』
るり『お母さん倒れて救急車で運ばれてん。で、まだお父さんから電話ないねん。』
弟『うそ!』
るり『今日は学校にお姉ちゃんが電話したるから休みな。とりあえずゴハン食べ』
弟『うん…お母さん大丈夫かな?嫌やな…』
2007-08-13 12:04:00 -
15:
るり◆LcIMrYCRuQ
電話が鳴って急いで出ると父からだった。
母はくも膜か出血で緊急入院。脳の血管が切れて出血する病気だった。
病院の名前と住所を聞いて弟と一緒にかけつけた。2007-08-13 12:09:00 -
16:
るり◆LcIMrYCRuQ
ICUへ行くと母は色んな管を体に付けさせられ寝かされていた。
血液が固まるまで手術は出来ないので薬で眠ったまんまの状態にしているらしい。
その姿を見て弟が泣き出した。
父は入院手続きを済ませると会社に電話をして
これからの事を話し始めた。2007-08-13 12:14:00 -
17:
るり◆LcIMrYCRuQ
父『お父さんは会社があるから昼はお母さんの付き添いできひん。
るり昼間はお母さんの事してあげて。夜はお父さんが病院泊まるから』
るり『うん、分かった』父『ヒロ(弟)はお姉ちゃんのお手伝いする事!分かった?』
弟『うん』
父『店どないしよ?』
るり『ホステスさんの生活もあるし店は開けるわ』
父『お前、大丈夫か?』るり『いけるいける。こんな時こそ家族一致団結や!頑張ろう!』
弟『うん!僕も頑張る!』
父『よっしゃ!』
私達家族は団結して励まし合った。2007-08-13 12:23:00 -
18:
るり◆LcIMrYCRuQ
しかし母が入院してからの生活は想像以上に大変だった。
掃除、洗濯、食事作りに父のお弁当…午前中に家事を済ますと午後からは病院へ行き母の付き添いや洗濯物をして夕方は夕食作りに店へ行く準備。
母の手術が無事成功した頃、少し安心した私はハルの事を思い出した。2007-08-13 12:36:00 -
19:
るり◆LcIMrYCRuQ
そういえば、あれから連絡してない。
病院では携帯の電源を切っているし
夜は仕事中なので電話はしないって私とハルとの約束だった。
そういえばプライベート用の携帯も見てないわ。帰ったら見てみよう…
2007-08-13 12:49:00 -
20:
るり◆LcIMrYCRuQ
あれから1ヶ月が過ぎていた。
ハルパパは心配して、お見舞いに来たり店に来ていたが
愛ちゃんの事は何も知らないみたいだったので黙っていた。
ハルがパパと一緒に心配して店に来る事はなかった。
私は情けなく思ってはいたが、正直ハルの事より店にいる時は仕事に集中していた。2007-08-13 12:59:00