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★ママになるという私☆
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1:
ユキ
2001・夏pm6時
『はい。今日からママですよ。』この一言から始まったユキのママ人生。
17才成り立てホヤホヤだった私は勿論赤ん坊を抱いたことも、抱き方すら分からなかった。
ヘタクソ&母親失格ですが、暖かい目で見守って下さい。2007-08-24 11:02:00 -
81:
ユキ◆x4VpNOUB/w
多分、周りの皆もそれが一番不安に感じていたに違いない。とことん非行に走っていた私は本当に、基地外な女。で有名だった。確かに、そうだった。
・・・今も基地外に余り変わりはしないかもしれないけれど・・・。
そんなことをグルグル考えていては夜も眠れない。日中は眠くて仕方がないのに。なんだか、毎日が寂しくて寂しくて。眠っている潤一の隣で気づかれない様に声を殺して泣きじゃくった。2007-09-21 13:48:00 -
82:
ユキ◆x4VpNOUB/w
ある日のこと。潤一のいなくなった家の中では日課の様に祖母からの小言が響き渡っていた。
ー分かったって。それ、昨日も一昨日も、その前も何回も聞いたから・・・!ー
それより、早くこの子が無事元気に産まれてきてくれたらいいね。って。嘘でもいいから、誰か言ってよ。
そしたら、私もっと頑張るから。2007-09-21 13:55:00 -
83:
ユキ◆x4VpNOUB/w
頑張れるから・・・。
2007-09-21 13:56:00 -
84:
ユキ◆x4VpNOUB/w
そう思いながら、『はい。はい。』と聞いていた私。
潤一『ただいまぁ〜〜!!』ーあ!潤くんかえってきたぁ♪ー 私は玄関まで走っていくと、ユキ『おかえリンリンっ♪♪』と上機嫌で言った。潤一が帰って来てくれる。側にいてくれる。私、幸せだよね?
祖母『あら、おかえり〜!お疲れ様!』そんな間を祖母が割って入ってくる。 −おかえりくらい、いわせてよ・・・−
祖母『調度よかったわ、今ユキちゃんに話していたとこだったのよ。潤一も一緒にきいてくれないかしら??』 −まだゆうか・・・−2007-09-21 14:04:00 -
85:
ユキ◆x4VpNOUB/w
私は一気に憂鬱になっていった。 −もう、聞きたくないよ。ー
潤『なに?またその話してんか??俺がどうにかするゆうてるやん、ユキにあんまゆうたらんとってぇや!』
祖母『そうはいってもねぇ・・・。いつまでも、このままじゃ私も困るのよ・・・?』ごちゃごちゃと小言が始まっていく。
せっかく、潤帰ってきたのに。ユキも、いっぱいいっぱい話ししたいのに・・・。2007-09-21 14:10:00 -
86:
ユキ◆x4VpNOUB/w
数ヶ月間、我慢し続けていた、何かの線が切れた。かのように、気がつけば私は異常なほど泣きじゃくっていた。
ユキ『潤!!もうユキ嫌や嫌や嫌や!!ココにいてるんもう嫌や!』潤『ユキ!?どないしてん!?何ないてんねん!?』 祖母『まぁ!!この女は!うちにおいといてもらいながら、何を言い出すんだろうね!!あんた!あんたのとこのご両親が薄情なばっかりにあんたをこの家においてあげてるんでしょう??大体、あんたのとこの親は本当に親なの!?あれから電話一本かけてきやしないじゃない!どんな親なの?あんたのとこの親は!!親が親なら、子どもも子どもね!!嫌なのはこっちの台詞よ!!』2007-09-21 14:19:00 -
87:
ユキ◆x4VpNOUB/w
家に帰らなくなってもう一年近くが過ぎていた。親が私を不必要としていることは私自身が一番よく分かっていた。
うちの子は、出来のいい兄と姉の二人だけ。周りや近所の人に本気でそういっていたのだから・・・。私の存在は既に消されていたのだから。
けれど、その事を別に恨んでいる訳でもなんでもなかった、
ただ、悲しかった。2007-09-21 14:28:00 -
88:
ユキ◆x4VpNOUB/w
そんな、両親を会ったこともない人に悪く言われる事はない。すごく腹立たしかった。
ユキ『そんなんおばあさんにうちの親のなにが分かるんですか!?私が悪いんだから、親のことを悪く言わないでください!!』
祖母『(失笑)悪く言わないでって、ユキちゃんあなた御両親にみすてられているのよ?どんな子であっても親なら、娘が心配で仕方がないのが普通よ?あなたのご両親家にかえってくるなって言ったっきりなんの連絡もないのよ?悪く言わない方がおかしいでしょ!?』 −そんなん分かってる!やけど悪くいわれたくなんかない!!−
私がいらない子だったんが悪いんやから!!2007-09-21 14:37:00 -
89:
ユキ◆x4VpNOUB/w
涙で、涙でグチャグチャだった。これから、母親になろうかといっている私がこんなんでどうすんねん・・・。余計不安になって涙はとまってくれやしない。
今度は過呼吸が始まった。息が苦しい!!助けて潤一・・・。けれど、そんな私と祖母のやり取りを潤一はただオロオロとした様子で見守っているだけ。昔からの知り合いだった潤一は、私の家族関係が異常なほど希薄だったことも知っていた。だからこそ、何も言えなかったんだろうと思う。
ユキ『分かりましたっ!!そんな迷惑かけてすみませんでした!!私、直ぐ出て行きます!!』潤『おい!ユキ!お前どこ行くつもりやねん!?行くとこなんかないやろ??』ユキ『・・・。大丈夫。ユキ、もう迷惑かけたないねん。潤くん、ユキこんなんでホンマにごめんなぁ・・・?』潤『おい!ユキ!!』
祖母『潤一!ここまでしてあげているのにきにいらないって、でていくっていってるんだから、もう放っておきなさい!!』2007-09-21 15:16:00 -
90:
ユキ◆x4VpNOUB/w
私は泣きじゃくりながら、荷物をまとめた。潤一は、そんな私に何もゆうこともなく、ただそれを呆然と見守っていた。
ー潤・・・、ユキがこんなんやったばっかりに、心配ばっかりかけてホンマごめんなぁ・・・?−2007-09-21 15:47:00