小説掲示板黄色い飴のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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黄色い飴

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  • 1:

    あき ◆usfVixUTHs

    書くの初めてですけどがんばります!
    このいっぱいになった飴…もう食べていいですか?

    2005-12-03 23:08:00
  • 501:

    名無しさん

    もっといっぱい更新してほしぃなぁ??

    2006-02-10 01:51:00
  • 502:

    名無しさん

    らいむデタ━━━(゚∀゚)━━━!!

    2006-02-10 06:14:00
  • 503:

    名無しさん

    (??≦?)

    2006-02-10 10:02:00
  • 504:

    あき ◆usfVixUTHs

    らいむさん・名無しさん達・ありがとうございます?私の都合で更新が遅れるとゆう事ゎあってゎならない事です。すいません?

    2006-02-10 12:34:00
  • 505:

    あき ◆usfVixUTHs

    私としょうと同時に口にした。
    しょう『こんなんどうやって作ったんやろな』
    あき『うん。おいし…』甘くて少し酸っぱい、蜂蜜の味がした。
    しょう『これは…りんご味やな』と言い、ほっぺ膨らませて飴を舌で転がしている。

    2006-02-10 12:45:00
  • 506:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『蜂蜜やろ…』
    しょう『いや、それは絶対ないと思う。りんごのほのかな風味がする』
    あき『誰やねんな』
    しょうに飴をもらってたあの頃を思い出す。

    2006-02-10 13:04:00
  • 507:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『そろそろ帰るわ』
    あき『え、ご飯は?』
    しょう『飴食べてるからいい』
    あき『そう』
    しょうが玄関に出るとケリーは尻尾を振って見送る。

    2006-02-10 14:03:00
  • 508:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『明日は何時?』
    しょう『また電話する』
    あき『分かった!気つけて帰ってな』と手を振った。ドアが閉まって鍵を締めさっき作ろうとしてたご飯の材料に包丁を入れようとした。
    するとしょうから電話が鳴った。

    2006-02-10 14:07:00
  • 509:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『はぁい』
    しょう『雪!外見て』
    もう朝の5時すぎなのにまだ外は暗く、下をのぞいてもしょうの姿は見えなくて、私の目の前を綺麗な白い雪がふわふわと散っていた。
    あき『すごい雪!』
    しょう『クリスマスって感じやな』
    あき『うん!』

    2006-02-10 14:16:00
  • 510:

    あき ◆usfVixUTHs

    略部
    あき『うん!』

    2006-02-10 14:17:00
  • 511:

    あき ◆usfVixUTHs

    雪が綺麗で寒いのに窓を開けて少しの間眺めてた。今年の雪は綺麗に見える。幸せだな。

    2006-02-10 14:32:00
  • 512:

    あき ◆usfVixUTHs

    ━━クリスマス━━
    私は目覚ましをセットしてちょうど1時に起きた。
    あき『おはよ』ケリーに朝の挨拶をして用意をし始める。買いに行く物はもう決まってあって、私は1時間くらいで家を出た。そう、まだプレゼントを買ってなかったから。

    2006-02-10 14:39:00
  • 513:

    あき ◆usfVixUTHs

    店について狙ってた物を手に取り、そのままレジへ持って行った。形が良くて色もひげ具合もかっこよくて値段は4万弱くらいしたかな。帰りしな、自分の服も見て買って帰った。

    2006-02-10 14:56:00
  • 514:

    あき ◆usfVixUTHs

    家に帰ってケリーと食事をすませ、電話が鳴るのを待つ。夕方になっても鳴らない電話。7時‥8時‥9時…。もう夜になってしまった。電話するって言ってたけど、遅すぎるのでかけてみた。

    2006-02-10 15:00:00
  • 515:

    あき ◆usfVixUTHs

    【電波の……電源が入っていない為…かかりません…】電波がなくて都合のいい携帯なのか、自ら電源を切っているのか分からないが、また愛の事を思い出す。きっとまた『愛が…』とか言うんじゃないかと思った。

    2006-02-10 15:32:00
  • 516:

    あき ◆usfVixUTHs

    終わります。また夜書きます?

    2006-02-10 15:35:00
  • 517:

    名無しさん

    (´・ω・`)

    2006-02-10 17:39:00
  • 518:

    なッちン?+゚

    2006-02-10 21:55:00
  • 519:

    ?メガリュウ?

    Uおり

    2006-02-10 23:35:00
  • 520:

    名無しさん

    ????????????

    2006-02-11 19:55:00
  • 521:

    あき ◆usfVixUTHs

    名無しさん・なっちんさん・メガリュウさん・ありがとうございます☆☆少し書きます!

    2006-02-12 03:44:00
  • 522:

    あき ◆usfVixUTHs

    そしてまた昨日と同じ1時頃にインターホンが鳴る。私はとっさに玄関に向かいドアを開けた。
    しょう『メリークリスマス』
    あき『なにしてたん?』
    しょう『はい!』と私の質問に答えずにっこりと笑顔で紙袋を私の胸に押しあてた。

    2006-02-12 04:00:00
  • 523:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『なにこれ』
    しょう『開けてみぃ』
    私はこれがプレゼントなのかとすぐに分からなかった。それは子供たちが愛して止まないあのトイザらスの袋だったから。袋の中の長方形の物を取出し、包装紙を綺麗に開けていくと、箱の中にはバービー人形がこっちを向いて笑っている。

    2006-02-12 04:16:00
  • 524:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『これ私に?』
    しょう『うん!嫌やった?』
    あき『ありがとう!大事にするな』と別にバービーが好きなわけじゃないけど、嬉しかった。私は今日しょうの為に買った物をしょうの目の前に差し出した。
    あき『メリークリスマス』

    2006-02-12 04:34:00
  • 525:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『俺のもあるん?』と目を点にして袋を開けて物を広げて眺める。私はしょうの顔を眺めた。
    しょう『めっちゃ嬉しい!ありがとう』
    あき『いいえ、こちらこそ』私がしょうにあげた物はデニム。お洒落なしょうに服とかあげたら文句言われると思ったけど、しょうは、子供みたいに喜んでた。

    2006-02-12 04:48:00
  • 526:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『てか、手紙書いてんけど』と、恥ずかしそうに下を向いた。
    あき『え。ちょうだい』
    しょう『トイザらスの袋の中』
    よく見れば、底に紙切れがへばりついてある。

    2006-02-12 04:52:00
  • 527:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『あきへ。これからお…』
    しょう『ちょ待って。意味分からん。なんで声出して読むん?』
    あき『あかんの?』
    しょう『はずいし。無理やし意味分からんし‥』と顔を膨らす。全く可愛い奴だ。私は少し笑いながらそっと心の中で手紙を読んだ。

    2006-02-12 05:03:00
  • 528:

    名無しさん

    しおリィ???

    2006-02-12 12:34:00
  • 529:

    名無しさん

    (´・ω・`)

    2006-02-13 03:04:00
  • 530:

    名無しさん

    はよかいて

    2006-02-18 15:30:00
  • 531:

    ?しぉり?

    2006-02-18 16:13:00
  • 532:

    あき ◆usfVixUTHs

    すいません!?書き込みありがとうございます?今から書きます?

    2006-02-19 07:33:00
  • 533:

    名無しさん

    かかへんの

    2006-02-19 08:45:00
  • 534:

    名無しさん

    あき書いてや!

    2006-02-19 17:01:00
  • 535:

    あき ◆usfVixUTHs

    その紙切れにはこんな内容が書いてあった。
    あきへ
    これからおまえとオレの決まり事を作る。1ヵ月にひとつづつアメ食べていこ。いっぱいアメもってきたで
    と、こんなのだった。もっと好きとか愛してるとか書いてると思いきやこんなのだった。全然恥ずかしがる事ないのに…

    2006-02-20 01:33:00
  • 536:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『ありがとう。でも、恥ずかしがるとこないやん』
    しょう『俺のせいいっぱいの…告白やねんけど』
    あき『?』私はまた何度かその紙切れを読み返す。
    あき『どうゆう事?』

    2006-02-20 01:37:00
  • 537:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『だからー。飴いっぱい持ってきたし家帰ったら腐るほどあるしなくなる事ないやろ?なくなる時は俺もお前もおばあちゃんてゆう事!』
    あき『うん…え…ほんで?』
    しょう『あんたほんま頭悪いな〜。飴がなくなるまでずっと一緒な。わかった?』

    2006-02-20 01:42:00
  • 538:

    あき ◆usfVixUTHs

    最初から言えばいいのに。またそれがいいのかも知れないけど、好きより愛してるよりも心にグサっとささるしょうらしい愛の告白だった。

    それから2人はしわくちゃのおじいちゃんおばあちゃんになっても一生愛し続けるんだよね?そう誓ったよね。

    2006-02-20 01:49:00
  • 539:

    あき ◆usfVixUTHs

    クリスマスは散々しょうに待たされたりしたけど、それからしょうは愛のところへは行かなくなった。
    愛から飛んだといった感じであろう。私は時々愛の事を考える。
    だけど、ゆずることの出来ない心地良いしょうの隣に惑わされてここまで来た1月14日。

    2006-02-20 02:02:00
  • 540:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『誰やろ』
    午前6時。しょうが起床すると私も同時に目を覚ます。
    あき『おはよ』
    しょう『おう。なぁ、さっき公衆からかかってきてるけど誰やろ』携帯とにらめっこして仕事の用意をし始めた。

    2006-02-20 02:26:00
  • 541:

    あき ◆usfVixUTHs

    朝ご飯を作ろうと私は起き上がり、ベッドからおりてテレビをつけた。
    〜♪〜
    しょう『またや』
    またもやしょうの携帯に公衆電話から着信が入る。
    あき『出たら?』と言うと、しょうは恐る恐る携帯を耳に近付けた。

    2006-02-20 02:33:00
  • 542:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『はい。だれ?』
    私はテレビを見ているふりをしてしょうの表情をうかがった。
    しょう『はい…はい…・・はぃ…』
    相手は知り合いなのか。「はい」とゆう声がどんどん小さくなっていくのが分かった。

    2006-02-20 02:43:00
  • 543:

    あき ◆usfVixUTHs

    そしてしょうがゆっくりと耳から話電話を切った。
    あき『誰?知ってる人?』と、しらじらしく問い掛けた。
    しょう『うん。…なぁお前いつバービー開けてくれるん?』

    2006-02-20 02:52:00
  • 544:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『バービー?』
    しょう『うん、俺があげたバービー』話を変えるしょうに何か嫌な予感がした。
    あき『あぁ。だって箱から取り出したらホコリかぶるやん』
    しょう『いいから今見て。早く。俺もう仕事行くから』

    2006-02-20 02:57:00
  • 545:

    あき ◆usfVixUTHs

    そう言われて、箱を手に取り、バービーに手をのばした。
    あき『はい、開けたよ』
    しょう『足足』
    しょうの言うがままにバービーのスカートをめくってみるとシルバーの指輪がかかっていた。

    2006-02-20 03:00:00
  • 546:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『え。なにこれ?なんで?』
    しょう『俺から言うのも恥ずいから、気づいてもらおうと思ったけどあんた全然気づかんし』
    あき『ありがとうめちゃうれしい!』と指輪を左薬指につけて嬉しそうに電気の光に照らしてみたりした。

    2006-02-20 03:06:00
  • 547:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『行ってくるわ』とダウンを着て玄関へ向う。あき『ご飯は?』
    しょう『今日はいらんわ』
    あき『しょう仕事で急いでるし別に帰ってきてから指輪の事教えてくれても良かったのに』
    しょう『…うん。今しか無理やねん』

    2006-02-20 03:15:00
  • 548:

    あき ◆usfVixUTHs

    何か変な予感がしてたまらない。
    あき『今しか無理?』
    しょう『いってきます』
    しょうが出て行き玄関の扉が少しづつ閉まっていく。しょうの大きな背中が小さく見えた。

    2006-02-20 03:30:00
  • 549:

    あき ◆usfVixUTHs

    今日はこれで終わりです。次はラストスパートとなると思います。皆さんの応援のことばいつも嬉しいです?

    2006-02-20 03:34:00
  • 550:

    ゆき

    お疲れ様★
    続き待ってるょ♪

    2006-02-20 03:36:00
  • 551:

    名無しさん

    (´・ω・`)

    2006-02-20 04:02:00
  • 552:

    綾?

    久々登場-?
    ぁきちあン大好チ-?
    最終回まで見逃さへン∪??黄色い飴?の
    ファン第?号は誰にも
    譲りませン?

    2006-02-20 09:00:00
  • 553:

    名無しさん

    めっちゃ気になります?頑張ってね?

    2006-02-20 11:00:00
  • 554:

    名無しさん

    ぁげ

    2006-02-24 12:42:00
  • 555:

    ?しおり?

    2006-02-26 23:10:00
  • 556:

    ?キラリ?

    2時間くらぃかけてィッキに読みましたぁ??
    めっちゃイイ小説だ?
    【しょう君】を頭でイメージしながら楽しく読みましたぁ‐‐?
    すんごぃスキょぉ???
    ラストスパート頑張ってくらぱぃ??

    2006-02-27 02:01:00
  • 557:

    名無しさん

    2006-02-27 04:55:00
  • 558:

    名無しさん

    2006-02-27 05:20:00
  • 559:

    名無しさん

    400-600

    2006-02-27 05:42:00
  • 560:

    名無しさん

    ちょ、まぢで気になる?

    2006-02-27 06:14:00
  • 561:

    あき ◆usfVixUTHs

    名無しさん達・ゆきさん・綾ちゃん・キラリさん・らいむさん・ありがとうございます。本当ゎ一人一人に返事したいのですが、小説を完結してからにします?頑張ります?

    2006-02-28 02:37:00
  • 562:

    あき ◆usfVixUTHs

    ちょうど昼を回り、電話を開けるとしょうから着信が入ってあった。
    掃除機をかけていて電話が鳴っているなんて気づきもしなかった。
    しょうがかけてきて、まだ30分ほどしか経っていない。

    2006-02-28 02:38:00
  • 563:

    あき ◆usfVixUTHs

    私は今日の朝の出来事をフと思い出す。
    《今しか無理やねん…》しょうの意味深な言葉とあの小さくなった背中。

    目をつむり耳にそっと電話をあてた。

    2006-02-28 02:41:00
  • 564:

    あき ◆usfVixUTHs

    プルルルル〜…
    しょう『…もし』
    あき『もし?電話した?』しょうはすぐさま電話に出た。
    しょう『……あい‥が…』あき『あいが?…!!愛?』
    しょう『……あいが…手首…切った』
    また始まった。

    2006-02-28 02:43:00
  • 565:

    あき ◆usfVixUTHs

    (略部)
    また始まった。

    2006-02-28 02:44:00
  • 566:

    あき ◆usfVixUTHs

    こんな事だろうと分かっていたけど、気づけば私は病院に向かってタクシーを走らせていた。
    しょうに愛の様子を聞いたけれど、しょうも落ち着いてない状態で、何が言いたいのかよく分からなかった。
    けど、意識はあって命に別状はないとゆう事は分かった。

    2006-02-28 02:46:00
  • 567:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『しょう今どこ?』タクシーから降りて小走りし声を荒立てる。
    しょう『今喫煙所。迎えにいこか。』
    あき『いい!多分分かるから』
    しょう『分からんやろ。行くわ』
    あき『行けるから!』

    2006-02-28 02:49:00
  • 568:

    あき ◆usfVixUTHs


    どうして可愛い事が言えないのだろう。
    いつも強がって
    一人で突っ走る。

    2006-02-28 02:51:00
  • 569:

    あき ◆usfVixUTHs

    電話を切って道ゆく人にたずねてようやく喫煙所についた。
    椅子に腰掛けてボーッと前を見ているしょうの姿。
    私に気づいてこちらに歩み寄ってくる。
    しょう『ごめんな。遠いのに。なんし上あがろか』
    あき『うん』

    2006-02-28 02:54:00
  • 570:

    あき ◆usfVixUTHs

    廊下を歩いていく。

    小さくなった背中がもっと小さく見えるのは気のせいなんかじゃないよね。

    2006-02-28 02:55:00
  • 571:

    名無しさん

    (´・ω・`)

    2006-02-28 03:00:00
  • 572:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『なんで私呼んだん?』
    しょう『言ったやん。愛が呼んでって』
    あき『そっか。私も気ついたら玄関飛び出してたわ』
    しょう『そんな慌ててお前も愛が心配なん?』
    あき『慌てさせたのは、しょうやん。…心配は心配やで』

    2006-02-28 03:08:00
  • 573:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『お前は優しいな』
    あき『…なにが?』
    しょう『他人に心配出来るってゆう事が』

    あなたが泣きそうな声するから、あなたが今にも崩れそうになってたから来たんやん。優しくなんかない。

    2006-02-28 03:18:00
  • 574:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『愛の親うるさいかも知らんけど、気にしやんでいいで』
    あき『うん』
    しょうも私も重い足を運んでたのでゆっくりと歩いていたけど、とうとうついてしまった。

    2006-02-28 03:25:00
  • 575:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『失礼します』
    愛はまたカーテンを締め切っているのだと思ったけど個室だからなのか、カーテンは無かった。
    愛の両親はこちらに気づき挨拶を交した。
    しょう『愛、どうですか?』
    両親共々、憂欝な顔を並べて寝ている愛をじっと見た。

    2006-02-28 03:37:00
  • 576:

    あき ◆usfVixUTHs

    そして愛の母親が口を開いた。『遅かったけど何やってたの?さっきも話た通り、この子は私達よりあなたしか居てないの。』
    しょう『すいません』
    『アイチャンよね?愛から話聞いてたよ。真面目な話するからゆっくり聞いてくれないかな』愛の母親は、さっきの見せた顔と打って変わって優しそうな顔を見せた。

    2006-02-28 03:50:00
  • 577:

    あき ◆usfVixUTHs

    返事をして、イスに腰掛けた。けれど何も言いださないので、思い切って聞いてみる。
    あき『…話とはなんでしょうか?』
    『あなた達付き合ってるの?』と直球な質問をしてきた。

    2006-02-28 03:59:00
  • 578:

    あき ◆usfVixUTHs

    私はもちろんすぐに答えるしかない。
    あき『ただの友達です』と目をそらさず答える。
    すると愛の母親が満面の笑みになった。『申し訳ないけど、もうしょう君と会わないで下さる』
    あき『は?』思わず出てしまった。

    2006-02-28 04:05:00
  • 579:

    あき ◆usfVixUTHs

    隣のしょうはどんな顔をしているのだろう。恐くて見れない。
    『いいわね?』
    あき『いいわけがないじゃないですか。ただの友達やのにそれは・・』
    『ただの友達なわけないやろ!!』さっきまで、母方が話すのも見守っていた父親が感情をあらわにした。

    2006-02-28 04:13:00
  • 580:

    あき ◆usfVixUTHs

    嘘をついてるのがなんだか虚しく感じてきた。言いたい。今ここで付き合ってますと言えばどうなるんだろう。そう思っていた矢先。
    しょう『付き合ってます』と頭を軽く下げると同時にタイミング良く愛が目を覚まし、自力でゆっくりと起き上がろうとしている。

    2006-02-28 04:25:00
  • 581:

    名無しさん

    ?・?・)??

    2006-02-28 04:27:00
  • 582:

    あき ◆usfVixUTHs

    『…お父さん!』と母親が言うと父親は慌てて愛の体を起こす手伝いをした。
    そして、愛と目が合った。
    愛は私に手招きをする。
    手招きに誘われふらりと行くと、また画用紙を持ち出した。

    2006-02-28 04:32:00
  • 583:

    あき ◆usfVixUTHs

    愛【覚えてる?】何か言われるのかと思えば、普通の会話。私は軽くうなづく。
    愛【元気だった?】また私はうなづいた。
    愛【よかった。最近たのしい?】私はベッドに腰掛けてまたうなづいた。

    2006-02-28 04:48:00
  • 584:

    あき ◆usfVixUTHs

    愛は少しの間手を休めまた書き始めた。
    愛【お昼なに食べた?】愛のペンを横取り『なにも食べてないよ』と書いた。
    愛【おなかすいてないの?】愛はこんな事聞きたいんじゃないと思う。そう思いこう書いた。『私にもっと聞きたい事あるやろ?』

    2006-02-28 04:55:00
  • 585:

    あき ◆usfVixUTHs

    愛は画用紙を見た瞬間、声にならない声で泣き出した。またこんな愛の姿を見ると同情してしまう。
    『あなた何言ったの?』と母親が画用紙を手に取り見ている。私は何くわぬ顔で言った。
    あき『愛ちゃんがあなた方より、しょうを選ぶ気持ちと理由が分かりました。』母親は目を点にし私に近づいてくるなり私をビンタした。

    2006-02-28 05:06:00
  • 586:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『何するんですか!?』しょうは母親をにらみ私のほっぺを冷たい手で押さえてくれた。くやしくて涙が出そうになって、しょうの優しさにも涙が出そうになった。ここでは泣いちゃいけないと必死に堪えた。
    愛は呆然として泣きやみ、また画用紙に文字を書いてみせた。

    2006-02-28 05:14:00
  • 587:

    あき ◆usfVixUTHs

    愛【ごめんなさい。ママには強くしかっておきます。あと、愛やっぱり亜衣ちゃんの事うたがってしまうんだけど、信じていいの?これが愛の一番聞きたい事】
    もうここは隠しきれない。はっきりと言って、どちらかしょうに決めてもらう事にしようと思った。
    あき『しょう。言っていい?』

    2006-02-28 05:28:00
  • 588:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょうは頭を抱えて目をつむった。
    しょう『やめとこ。また愛おかしくなる』
    あき『じゃあ…どっちか決めて。もう…私もこんなん嫌や』嘘を付くのにも疲れた。私頑張ったよ。しょうの為にいっぱい我慢だってしたしいろんな道も乗り越えてここまで来た。明日は、待ちに待った一ヵ月記念。一緒に飴を食べる約束したよね。

    2006-02-28 05:37:00
  • 589:

    あき ◆usfVixUTHs

    なのに。
    しょう『俺を…恨んでくれ…あき』
    なんで・・・どうして・・。私は何かに追われているかのように部屋から出て行き病院の中を走った。早く外の空気を吸いたい。苦しい。

    2006-02-28 05:47:00
  • 590:

    あき ◆usfVixUTHs

    病院を出てからタクシーをすぐ捕まえ泣きながら家の住所を言おうと必死に説明した。
    あき『‥゙ぁ゙の‥ヒックえ゙っと‥ゲホッ』話せないくらい泣いてた。
    『落ちついてからでいいよ。ゆっくり話してみ』運転手さんの優しい一言にまた涙が溢れかえった。

    2006-02-28 05:58:00
  • 591:

    名無しさん

    きになる?おわりですか?

    2006-02-28 06:03:00
  • 592:

    あき ◆usfVixUTHs

    それから、落ち着いて道を説明したあと家の前で、おろしてもらった。
    私はエレベーター前で携帯を開いた。すると、しょうから着信一件とメールが一件届いていた。
    『さっきのは嘘。』みたいな台詞を期待したりもして恐る恐るメールを開いてみた。

    2006-02-28 06:08:00
  • 593:

    あき ◆usfVixUTHs

    「ごめん。俺を恨んで下さい。こうするしかなかった。ただ、お前がちゃんと家帰ったらメールでもいいから送ってほしい。心配やから」
    また泣けてきた。私は家に帰ってすぐメールを返した。

    2006-02-28 06:17:00
  • 594:

    名無しさん

    (´・д・`)

    2006-02-28 06:18:00
  • 595:

    あき ◆usfVixUTHs

    「家帰ったよ。心配せんとって」と送った。
    それもすぐに返事が返ってきた。
    「お前はえらいな。愛の事だって文句一つ言わんかったし、わがままだっていわんかったな。お前は一番の女やで!いろいろ迷惑かけたな。ほんまこんな俺と一緒にいてくれてありがとう」

    2006-02-28 06:25:00
  • 596:

    あき ◆usfVixUTHs

    もう一度話がしたい。しょうの声が聞きたい。
    私が電話に耳をあてたその時ケリーが私に体をこすりつけてきたのを覚えている。うっとおしくて、邪魔で、またあの時みたいにブッてしまった。
    その時ケリーが鳴いているのなんか全く何も思わなかった。

    2006-02-28 06:34:00
  • 597:

    あき ◆usfVixUTHs

    もう一度話がしたい。しょうの声が聞きたい。
    私が電話に耳をあてたその時ケリーが私に体をこすりつけてきたのを覚えている。うっとおしくて、邪魔で、またあの時みたいにブッてしまった。
    その時ケリーが鳴いているのなんか全く気にも止めなかった。

    2006-02-28 06:35:00
  • 598:

    あき ◆usfVixUTHs

    プルルルル…プルルル‥
    耳に響く効果音。よく聞けばさみしい音にも聞こえてくる。
    しょう『はい』声が聞こえた瞬間涙が溢れ出る。
    あき『も…しもし』
    しょう『ごめんな』

    2006-02-28 06:40:00
  • 599:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『もう…無理なんかな』
    しょう『うん。ごめん。』
    あき『……なんで?』
    しょう『お前は強いから、俺がおらんくても生きていけるからやで。』

    2006-02-28 06:47:00
  • 600:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『強くない…生きていかれへん…。私が文句言わんのもわがまま言わんのも、全部しょうの為やってんで?言いたいけど嫌われると思うから言わんかってんで。もっとわがまま言ったらいいの?それやったらしょう一緒にいてくれる?それとも別にしょうは私の事好きじゃなかったん?』

    2006-02-28 06:55:00
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