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ちんねんとおいしい飴玉
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1:
(´・ω・`)ちんねん
(´・ω・`)たぶん
(´・ω・`)たんぺん2007-09-14 20:18:00 -
17:
(´・ω・`)ちんねん
ユミちゃんとは、ショウタがここ最近お熱になっていたカフェの店員のことである。
容姿端麗で、はにかんだ笑顔がとても可愛い。そんな彼女に恋をするものは多く、ケンタロウに負けず劣らず古風なヤンキー道を突っ走っている彼には見向きもされなかった。
デートどころかアドレスすら教えてもらえなかったというのに、ショウタの話によるとユミちゃんが突然営業中に告白してきたらしい。2007-09-15 23:07:00 -
18:
(´・ω・`)ちんねん
「あ、ありえへん・・・。神様は一体なにをしとんねん・・・」
置いてけぼりをくらった気分だった。心に北風が吹き荒ぶ。
そんなケンタロウをじっと見ていたショウタは、もうこれ以上堪えきれないといった様子でぎゃははと大声で笑った。2007-09-15 23:12:00 -
19:
(´・ω・`)ちんねん
「そんな可哀想な顔すんなてww
ん〜・・・しゃあないな〜お前だれにも言うなよ?」
「?」
そう言って、彼は見覚えのある黒い球体をカバンから取り出した。2007-09-15 23:18:00 -
20:
(´・ω・`)ちんねん
「これこれ♪こいつのお・か・げ(はぁと)」
ショウタの人差し指と親指の間で琥珀のような色艶を魅せているそれは、まぎれもなく昼間、あの妙な生き物から渡されたものと同じ飴玉。
「ちょ、おまww
食ったんかいww」2007-09-15 23:23:00 -
21:
(´・ω・`)ちんねん
「あれ?お前知ってるん?」
つまらんな〜と言いながら、彼は飴玉を大切そうにしまった。
「ちっこい奴に昼もろたわ。怪しすぎて食わんかったけど・・・おまえ体どうもないん?」2007-09-16 12:25:00 -
22:
(´・ω・`)ちんねん
「おう!!まぁユミちゃんも手に入ったし、あとは何お願いしよかな〜♪あ〜迷う〜♪」
「え、ちょおまって、ユミちゃんってまさか・・・」
ショウタがニヤリと笑う。2007-09-16 12:44:00 -
23:
(´・ω・`)ちんねん
「て思いながら舐めきった。」
「・・・!!!!」
「まぁ、お前も何か願いあるなら食えよ。こんなん後にも先にももうないんちゃう?ほな、俺そろそろユミちゃんとこ行くわぁ〜♪ばいばいっ」2007-09-16 13:06:00 -
24:
(´・ω・`)ちんねん
バタン、とドアの閉まる音を背後で聞きながら、ケンタロウは「まじか」と呟く。
「あのきもいチビ何やねん・・・魔法使いか?いやいや・・・魔法使いて・・・」
その時2007-09-16 19:34:00 -
25:
(´・ω・`)ちんねん
「ちんねんチビじゃないねん(´・ω・`)」2007-09-16 19:35:00 -
26:
(´・ω・`)ちんねん
「ひっっっ!!!!!!!!!!」
散らばったチューハイの空き缶の中から、しゅるしゅると例のチビが(´・ω・`)←こんな顔をこちらに向けながら湧いて出た。
「おまっおまっおまっ・・・えぇえぇえ?!!!!」2007-09-16 19:38:00