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  • 1:

    ◆0eliurtmUc

    変わってく私、変わらない気持ち…

    2007-09-23 05:54:00
  • 31:

    ◆0eliurtmUc

    と言ってもブランド物に興味わ無いし、居候で生活費もかからないから、取り分け目立った出費も無い。

    この頃若くてとにかく食欲が旺盛だったせいか、学校の休み時間にわ、毎回売店でラーメンだの買って、ばんばん食べていたから、主な出費わ食費くらい?あとわプリクラ、カラオケ…。

    それくらいで、学校もバイトも忙しく、充実しながら楽しい毎日を送っていた。

    2007-09-24 01:40:00
  • 32:

    ◆0eliurtmUc

    週払いの給料わ、封を開けないまま、またすぐ次の給料日が来て、の繰り返しで、何の目的もないまま、気づけばタンス貯金で、二百万貯まっていた。

    当時の私わ背伸びしたくて、毎月必ずJJを買ってわ、隅から隅まで読み尽くした。ファッションやメイク特集を読みまくり、影響を受けやすい私わ、雑誌で薦められていたそのままのコーディネートで服を買ってみたり、お店の女の子が使ってるシャネルのファンデーションを真似して使ってみたり……

    とにかく大人びた感じに見せたくて必死だった。

    2007-09-24 01:42:00
  • 33:

    ◆0eliurtmUc

    でも、お金に困らない日々を若干18で手に入れてしまい、こんなバイトもあるって事実に味を占めてしまった私わ、少しずつ変わって行った。

    2007-09-24 18:25:00
  • 34:

    ◆0eliurtmUc

    おじいちゃんわ、相変わらず朝早く起きて夜早く寝る生活。バイトがない日に早く帰ると、耳の遠いおじいちゃんわ、ものすごい大音量で、時代劇を観てたりした。

    18歳の私と、72歳のおじいちゃん。

    その年の差で生じるギャップわひどくて、同居することの難しさを痛感するのわ、居候を始め、私が大阪での生活に慣れだしてすぐだった。

    2007-09-25 01:13:00
  • 35:

    ◆0eliurtmUc

    大阪へ出してくれた私の両親も、ひとまず住む場所が確保された事に一安心、という感じで、実際その先の心配までわ、まだ想像してなかったように思う。

    おばあちゃんを亡くして一人の生活が長くなっていたおじいちゃんわ、少しボケていた。

    物忘れがひどい。おじいちゃんの年齢なら、それわ仕方がない事だが、毎日何度も同じ話をされたり、同じ質問を繰り返されたりすると、気持ちに余裕がない時や、急いで支度している朝なんかわイラッとした。

    2007-09-25 01:14:00
  • 36:

    ◆0eliurtmUc

    ある朝二階で化粧をしていた私わ、化粧を終えたらすぐに朝ご飯が食べれるようにと、電子レンジでご飯を温めながら、支度をしていた。

    が、レンジの中にご飯があることに気づいたおじいちゃんわ、二階の私に向かって《おい、レンジにご飯が残ってるぞ〜》と何度も言い、《分かってるよ!》と返す私の声が聞こえないのか、《冷める冷める》と言って、私キッチンに下りて来るまで、30分もお茶碗のご飯を温め続けていたのだ。

    ご飯わべちょべちょに溶けてしまった。

    2007-09-25 01:15:00
  • 37:

    ◆0eliurtmUc

    《うわーおじいちゃん、私もう温めのボタン押してたやんか。二分で十分なのに…》

    ふと冷蔵庫を見ると、買っておいたサラダやお惣菜が見当たらない。

    《おじいちゃん、ここに入れてたサラダとか知らん?》と聞いても、《あ?あ?》と何度も聞き返されるばかりでラチがあかず、ふと冷凍庫を開けると、食べかけでフタの開いた海草サラダが、マヨネーズがかけられた状態で、ガチガチに凍らせてあった。

    2007-09-25 01:18:00
  • 38:

    ◆0eliurtmUc

    唖然とした私。サラダわ食べれる訳もなく、朝ご飯の無くなった私わ、イライラしながら学校へ向かった。

    その日わバイトが入っておらず、三時頃家へ帰ると、扉の前から、また時代劇の大音量が聞こえている。

    《朝わイライラ当たって悪かったなあ。おじいちゃんも悪気があってした事じゃないし、謝ろう》

    2007-09-25 01:22:00
  • 39:

    ◆0eliurtmUc

    そう思い扉を開けようとしたが開かない。あれ?と思い、鍵をかけ直して再度扉に手をやるが、開かない。

    ずっと一人暮らしをしてたおじいちゃんの家にわ、老人を狙って訪問して来る宗教や何かの勧誘がよく来ていた。私が一緒に住みだしてからも、まだそれを知らない勧誘のお姉さんなんかが、たびたび訪れていた。

    おじいちゃんわ滅多に来客に応じないし、扉に鍵をかけたら、内鍵もかけて部屋にこもる。そんな生活に慣れていたから、私と暮らし始めてからも、癖で内鍵もかけてしまっていたのだ。

    2007-09-25 01:24:00
  • 40:

    ◆0eliurtmUc

    《最悪…》

    何度も扉を叩いておじいちゃんを呼ぶが、耳の遠いおじいちゃんが付けている大音量のテレビのせいで、まったく音が届かない。

    携帯から電話をかけても、出ない。居留守。イライラしながら何度も電話して、30分くらい立ち尽くしていたら、やっと電話を取ってくれた。

    2007-09-25 01:25:00
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