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ダン D Е

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  • 1:

    ◆GMUcFvdfXk





    この物語は全てにおいてフィクションでござぁりぃ





    2007-09-24 21:47:00
  • 33:

    ◆GMUcFvdfXk

    まきとはふと気付いた。ミイラがいなくなっている事に。  あたりを見渡してもミイラがいない。                                        
    暗闇の中、何か切れていく音だけが響き、1分もたたないうちに木の根っこが切れていきすごい音をたてながら地面にあちこちに落ち、砂になりじりじりとまるで溶けているようになくなっていく。                                
    そして、いきなり暗闇の中で小さなビー玉くらいのきらめく粒が天井からゆっくりと落ちてきて少年達から離れたところを照らすと、1人の女がそこに立ち、光の粒を食べた。

    2007-09-25 19:44:00
  • 34:

    ◆GMUcFvdfXk

    髪が肩くらいの長さで細いのに筋肉質でしかも裸。足首に鎖のわっかがつけてあるのがまきとの目から見えた。 なんだか周りが薄明るいのは何故だろう。              
    そう考えてるうちに木の姿がなくなっている事に気付いたのはぶん太。あとの二人はあまりの恐怖に気絶してしまった。                                  
    ぶん太は女に気付き固まっている。まきとはぶん太の所まで歩くとぶん太の肩に手を置いた。                              
    それに驚きぶん太が悲鳴をあげると、ゆっくり女がまきととぶん太の方を見た。

    2007-09-25 20:06:00
  • 35:

    ◆GMUcFvdfXk

    まきとは女をじっと見ていると、女は首を鳴らしながら少しずつまきとに向かって歩いてくる。女が歩くたび鎖がカランカランっと響き、ぶん太はまきとの足にしがみついた。                     
    まきと「ダンデ一族の姫だ」体をがくがくさせながらぶん太が女に視線を向ける。  ぶん太「ダンデ一族ってアニメにでてくるあのダンデ一族かよっ………それなら俺ら食われちまうっ……ひぃぃぃっ近づいてくるくるくっっくるぅぅおっおおっおいまきと!なんとかしろ」                                
    女は剣を二本くるくると回しながらゆっくりゆっくりと歩いてくる。そして、二人の前で立ち止まりいきなり剣を地面にぐさりと刺した。

    2007-09-25 20:14:00
  • 36:

    ◆GMUcFvdfXk

    ぶん太「僕はまずいから食べないでください!食べてもおいしくありません!」まきとの足にしっかりしがみついたままぶん太がそう言うと 女は頭をかしげてから、まきとに向かって体を低くして頭を下げた。                         
    「ΘёΘ│НБ」女は頭を下げたままそう言うとゆっくりと姿勢を戻しまきとの前で立っている。                             
    ぶん太「おっおいなんかお前に頭下げたぞっ なんて言ってるんだ?!」  まきと「………分からない……けど本によると、 ダンデ一族は古代の妖怪で人を食べながら生きていたと……妙な武術を使うんだって。  けど、ある日仙人によって地上深くにほおむられ、2000年の眠りについた。  甦らせたのが人間なら人間に使い、それが動物なら動物に使う、つまりしもべとなる……僕が言った言葉がその呪文を、決壊を崩したんだ……」

    2007-09-25 20:26:00
  • 37:

    ◆GMUcFvdfXk

    まきと「困ったなぁ。言葉をまだ僕は勉強していないんだ… 
    ここから僕等を出してこの山から出してくれって頼めば出してくれるはずだよ」                
    女は足元にいたムカデを見つけるといきなりすごい早さで舌をぺろりとだし、一瞬のうちにムカデを食べてしまい、女の口からムカデの足がにょろりと見えた。

    2007-09-26 00:12:00
  • 38:

    ◆GMUcFvdfXk

    まきとは少し考えた後、ひらめいたように 「бωΔЮЧΓτ」とゆっくり話すと。女はいきなり立ち上がり。                      
    「▽§※▽*※┷┝╂ττ┝┷┨┨」と唱えだすとまた天井から黄色い光の玉がゆらゆらと女の前まで落ちてきて女はそれをぱくりと食べて噛み砕き食べた。

    2007-09-26 00:23:00
  • 39:

    ◆GMUcFvdfXk

    ぶん太「おまっお前何て言ったんだ?!」ぶん太はゆっくり立ち上がるとまきとの耳元でそう話すと、まきとは額に汗をたらりと流しながらこう言った。                
    まきと「言葉を変えてって言ったんだ。ダンデ一族は、さっき言った変な呪文を唱えると金色の光の玉が現れ、それを食べる事によって主人の願いをかなえるんだ」                       
    ぶん太「お前すごいな」まきと「たまたま勉強してたんだよ」

    2007-09-26 02:10:00
  • 40:

    ◆GMUcFvdfXk

    「我が名は妖怪シャグラリア王である父上からいただいた生と死を行き交うダンデ一族の姫君のダンデでござぁり。あなた様の願いを叶えよう。願いを申せ」                
    ぶん太「しゃっしゃべったぁ」まきと「僕はまきと。願いはこの山からここにいる四人を出してほしい」                                     
    ダンデは倒れている二人を見て、ぶん太を見てから首を鳴らした。ぶん太「そんな事…できるのか?……?」そう言うとダンデはぶん太の指を持ちまきとを見た。  ひどく冷たいダンデの指先。どんどんぶん太の指先が変色していく。                          
    ダンデ「我が種族を侮辱するとはいい度胸だ。食ってやろう ひっひっひっ」ぶん太はどんどん凍りはじめ体が変色していく。

    2007-09-26 03:23:00
  • 41:

    ◆GMUcFvdfXk

    まきと「食べないで!」まきとが怒鳴るとダンデは一瞬ぶん太をにらんでからするりと手をはなした。  するすると変色していた肌がもとの色に戻っていきぶん太は息を荒くする。                          
    まきと「ぶん太君、食べられちゃうよ?ダンデ族は本来人間を食べるんだから」ぶん太「すまんっ………おっかねぇ」ダンデは笑いながら壁にぴたりとひっついたり天井に足だけひっつけてまるでコウモリのようなポーズをとったりしている。  動くたびダンデがつけているピアスとネックレスがシャランシャランと音をならしている。

    2007-09-26 03:30:00
  • 42:

    ◆GMUcFvdfXk

    まきと「ダンデ!ここから出してくれ!」まきとがそう叫ぶと穴の中にその声が響き渡った。                  
    カシャン…天井から体を回転させ地面に器用に着地すると同時にダンデが地面に突き刺していた二本の剣をするりと地面からゆっくりぬくとクォォォンという聞いた事もない音色が響いた。              
    ダンデ「▽§※▽*※┷┝╂ττ┷┨┨」そう唱えると天井から金色に光る玉がふわりふわりと落ちてきてダンデがぱくりと食べると同時にもの凄い風が吹いてまきととぶん太は目を閉じた。

    2007-09-26 03:45:00
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