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ダン D Е

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  • 1:

    ◆GMUcFvdfXk





    この物語は全てにおいてフィクションでござぁりぃ





    2007-09-24 21:47:00
  • 43:

    ◆GMUcFvdfXk

    第3話 カマキリの妖怪現わるの巻き

    2007-09-26 04:36:00
  • 44:

    ◆GMUcFvdfXk

                                         
    ぱちくり・・・つよしがまぶたをゆっくりあけると天井が視界に映り、天井にへばりついたダンデが頭をくるくると回転させながらつよしを見てにんやりと笑った。                                  
    つよし「ひっひっひっひぃぃぃ…」慌てて飛び起きると、ぶん太が隣でいびきをかきながらベッドで眠っている。つよしは、辺りを焦りながら見るとまきとが勉強机にパソコンを置いてなにやらカチカチとキーボードを慣れた手付きでうちこみながら頭をかいていた。  ゆうきはせんべいを食べながらまきとの隣に椅子を置いて画面をじっと見ている。                        
    つよし「なんだ幻か」そう言ってぱたんとまたあおむけに寝転ぶとまた天井にへばりついているダンデと目があい、飛び起きた。

    2007-09-26 04:47:00
  • 45:

    ◆GMUcFvdfXk

    つよし「まきとぉ、ここお化けいるぅ?!」まきとに質問するとまきとはつよしを見ずにパソコンの画面を見ながらこう答えた。               
    まきと「お化けはいないけど妖怪はいる  ダンデっていうんだ」カシャン!ダンデが天井からくるんと体をひねらせつよしとぶん太の間に四つんばいの体勢で着地して頭をくるりんと回した。                        
    つよし「なっなっなんだよこいつぅぅぅ」 ゆうき「ダンデがあの穴から助けてくれたんだぜ?美人だろ?ダンデ、これ食えよ!」ゆうきが机から鶏肉をダンデに向かって投げるとダンデは舌を伸ばして、ぺろりと鶏肉を食べた。

    2007-09-26 04:54:00
  • 46:

    ◆GMUcFvdfXk

    つよしはベッドから慌てて離れ、ゆうきに抱きつくとダンデは、首を傾げたあとベッドの上でまきとが貸した母親のワンピースに向かって噛みはじめた。                
    ダンデ「まきと!これを脱いではだめなのか?動きにくいんだひらひらして」つよし「しゃべったぁ!」                         
    まきとはダンデを見て「裸はダメ!服はないしなぁ……下着のままは無理だしなぁ」そう言うとダンデはワンピースを歯でびりびりと破りはじめた。                   
    ゆうき「まきと!見て!」ゆうきがそう言って画面を指差すとまきとが視線を画面に向けた。

    2007-09-26 05:03:00
  • 47:

    ◆GMUcFvdfXk

    つよしはダンデを見てびくついているが、ダンデが破った生地を頭にかぶせたり噛み付いたりしてるすがたを見て少し笑った。               
    一方パソコンの画面にはダンデ一族の想像図が描かれていて、それがダンデにそっくりだ。毛皮のようなものでつくられた服を着ている。                      
    まきと「なぁダンデ?お前着るものはどんな服なんだ?」まきとがダンデに聞いてもダンデは答えず、しんとしていて不思議に思ったまきとがふと振り向くとそこにはまきとの買っている犬がダンデに足をつかまれていておびえているようだ。

    2007-09-26 05:10:00
  • 48:

    ◆GMUcFvdfXk

    まきと「ダンデ!放すんだ!」まきとが怒鳴るとダンデはぱっと手を放すとものすごい勢いで犬が部屋から逃げていった。                 
    ダンデ「まきとがどんな服を着るか聞いたから見せてやろうとしただけだ」つよしは驚いた。まきとがかっている犬は庭にいたはず。あの一瞬でどうやってここまで連れてきたのかと。                          
    まきと「僕がいいって言わなきゃ絶対食べてはだめ!」ダンデ「我が種族はお前達を食べて生きているのだ「だめ!食べてはだめ!」                         
    ダンデの話を最後まで聞かないでまきとがそう答えるとダンデはまきとに牙を向けて一瞬威嚇したがすぐにまた天井にジャンプしてへばりついた。

    2007-09-26 05:18:00
  • 49:

    ◆GMUcFvdfXk

    ゆうき「なぁまきと……アニメにでてくるダンデ一族って確か仲間いないか?それに敵もいるよな……」ゆうきがそう言いながらまきとの部屋の本棚にあるマンガのダンデを取出し、格闘ページを開いて指差す。                          
    ダンデ「仲間も一緒に甦っているはずだ  それに妖怪達もなお前達そんな事も分からず私を甦らせたのか?」それを聞くとまきととゆうきとつよしがゆっくりダンデを見た。                  
    つよし「えっ、ダンデってこのマンガのダンデなの?!えっえっ」まきと「敵の妖怪って?」まきとがそう言った時。

    2007-09-26 06:02:00
  • 50:

    ◆GMUcFvdfXk

    ワンワンワン!ワンワンワン!ワンワン!外からまきとの犬がすごい勢いで吠え始めた。                      
    ダンデは天井から床に体をおろし、窓の外を指差している。 ダンデ「裏山からもうじき出てくるぞ?どうする?」そう言われ、まきと達は慌てて、三人まきとの部屋の一番大きな窓からベランダに出ました。ぶん太は物音に気付き、目を覚ましまぶたをこすりながらあくびをしています。                           
    まきと達は目を凝らしてベランダから見える裏山をじっと見ていますが何にも変わりはなく電車が裏山の近くをガタンゴトンと音をたてはしっていくのです。

    2007-09-26 06:08:00
  • 51:

    ◆GMUcFvdfXk

    つよし「またあの木のおばけみたいなのがやってくるのぉぉ?」ゆうき「しぃぃっ!何か聞こえる!」ぶん太はのそのそと部屋からベランダに出てくるとベランダの手すりに一匹のカマキリがパタパタと飛んできてぶん太を威嚇しています。                        
    ぶん太はカマキリに向かってカマキリのポーズを取るとつよしがそれを見てけらけら笑いました。                            
    すると山からカマキリがすごい数でこちらに向かって飛んできます。道端にいる人や車が急に現れた大群に驚き逃げはじめました。

    2007-09-26 06:14:00
  • 52:

    ◆GMUcFvdfXk

    ダンテは部屋からベランダのてすりにぴゅんと飛び逆立ちして頭をくるりと回転させ、てすりに止まったカマキリをぺろりと食べてから手すりの上でくるんと体勢を変えて両足を手すりの上に乗せしゃがんでいます。                         
    ゆうき「なっなっなんなんだぁこっちに向かって飛んできてる」ぶん太は構えて戦うつもりでいます。                           
    ダンテ「あれは子供だ  じきに親が姿を現す  まきと食ってもいいか?」ダンテがまきとを見るといきなり山からきょだいなカマキリがこちらに向かって飛んできました。町の人達は悲鳴をあげ逃げ始め、車は車同士ぶつかり横転します。                         
    3メートル近くはありそうな巨大なカマキリ。大きなカマをふりかざしてあきらかに少年達に向かって飛んできています。

    2007-09-26 06:30:00
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