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ダン D Е
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1:
◆GMUcFvdfXk
この物語は全てにおいてフィクションでござぁりぃ
2007-09-24 21:47:00 -
81:
◆GMUcFvdfXk
ダンデは首をならすと、まきとがいきなりダンデに抱きつきました。ぶん太もダンデに抱きつきはしゃいでます。
まきと「やったぁ!やったぁ!」ぶん太「お前すっげぇかっこいい!かっこよすぎるぜぇ!あの蜂の背中に乗ってあそこからここまで俺達飛んできたんだよなぁ!」 ダンデ「食べそこねた……」ダンデはそう言うとまきととぶん太はお互い目を合わせてから笑いだしました。2007-09-27 04:15:00 -
82:
◆GMUcFvdfXk
ダンデとまきととぶん太の周りに気付けば生徒や先生が集まってきていて、みんなダンデを見てひそひそと話しています。
「きっきみ、転入生だろ?陸上部に入部しないか?」話してきたのは陸上部監督の先生。「いやっ!空手部に!是非入部してほしい!」「何言ってるんですか!体操部に!入部してくれ!」先生達はダンデの手を次々とにぎり、興奮しています。
そうです、みんなダンデがダンデ一族だとは気付いていないのです。ただ、物凄い転入生としか思っていません。まきととぶん太はくすくすと笑っています。
生徒は次々とダンデに向かい騒ぎはじめるとダンデは不思議そうな顔をした後、こう言いました。2007-09-27 04:24:00 -
83:
◆GMUcFvdfXk
ダンデ「我が名はダン……っ!」まきとがダンデの口に手を当てぶん太がいきなり「あぁぁ!蜂!」と空を指差すと、みんながいっせいに四方八方に散らばり走っていき、ダンデとまきととぶん太は走っていきました。2007-09-27 04:27:00 -
84:
◆GMUcFvdfXk
第4話 キャンブに現れた巨大魚の巻き
2007-09-27 04:29:00 -
85:
◆GMUcFvdfXk
まきとのクラスでは来週の一泊二日のキャンプでの一番の楽しみのクラス事に発表する余興のようなものがあり、今アニメで大人気の「妖怪人間ダンデ」の劇の練習が行われていました。
アニメのダンデは真っ白なビキニのような服を着て腰にヒョウ柄のミニスカートのようなものを巻き付け、額にはダンデ一族の紋章がはいった金色のわっかをつけ、首には虎の牙のネックレスをつけています。
ダンデ役にクラスで一番人気の運動神経抜群で体操をならっているゆうこちゃんが選ばれ、中庭でみんなで練習をしていました。2007-09-27 05:15:00 -
86:
◆GMUcFvdfXk
ぶん太はダンデを狙うカッパの妖怪の役で、ゆうきはとつよしはカッパに、やられる役。秀才のまきとは、博士役です。他のクラスメイトも色んな役が決まり、セリフ合わせをしたり、小道具をつくったり手作りの木に色をぬったりしてわいわいしています。
少年達は四人で折り紙で花を折りながら、中庭で逆立ちしたりジャンプしたりしている、ゆうこちゃんを見てひそひそ話していました。
ゆうき「似ても似つかないよね…ダンデとは」まきと「仕方ないよ、劇は夏休み前に決まったんだし、まさか本物に会うなんて想像しなかったんだから」2007-09-27 05:23:00 -
87:
◆GMUcFvdfXk
放課後の中庭は他の生徒達が下校していく廊下から丸見えでみんな窓からじぃぃっと眺めています。 そう、アイドル的存在のゆうこちゃんの華麗なる動きを。
そこへ今や小学生と中学生の間で人気のダンデが、ガムを噛みながらまきとのもとへ走ってきて、ダンデの姿を見つけたクラスメイトが次々と、作業をやめ駆け寄り、ゆうこちゃんは逆立ちをやめ、まきとにむかって歩いてきて、腰に手をあてまきとにこう言いました。
ゆうこ「ねぇまきと君?あなたのお姉さんってブラコン?!毎日毎日なんで小学校の校舎にやってくるわけ?おかげで作業が進まないじゃない!」まきとはぽかんと口をあけ、ゆうこちゃんを見上げると、ぶん太が持っていたものをばんっ!と地面に置き立ち上がりました。2007-09-27 05:32:00 -
88:
◆GMUcFvdfXk
生徒達は興奮してはしゃぎ、先生はダンデにむかって大声で注意しています。
ゆうき「すっげぇ……」まきと「すごくないよ!ったくダンはぁ……こらぁ!ダン!何やってんだよぉ!下りてこい!」ダンデはまきとにそう言われ屋上からいきなり体をくるくると回転させまきとの前に着地すると周りの生徒は声を揃え 「おぉ〜」と言い拍手しました。ゆうこちゃんは悔しくて泣いてしまい、なぜかぶん太が先生からげんこつをされました。
練習が終わり、まきとはダンデと家に帰るとダンデは制服を玄関で脱ぎ、天井にくっつき、天井をペタペタと歩きながらばたばたとはしゃいでます。2007-09-27 06:30:00 -
89:
◆GMUcFvdfXk
動きやすいようにお母さんがダンデにアニメのような白いビキニを買ってあげダンデは家ではそれをつねに着ているのです。
玄関ではお母さんがダンデが脱ぎ捨てた制服を手に取り天井にぶらさがっているダンデに向かって「ダンちゃん?脱いだら部屋に持っていってちょうだい?女の子でしょ?」そう言うとダンデはお母さんにむかって威嚇したので、まきとがダンデに「そんなことしたらご飯抜きだからね」そう言うとダンデは「主人以外の人間も食っちゃいけないなんて、私もなめられたものだ!そのうち腹一杯食べてやる ひっひっひっ」そう言いながら脱いだ制服を口に加えたまま二階のまきとの部屋へ行き、まきとに制服をハンガーにかけてもらいました。2007-09-27 06:41:00 -
90:
◆GMUcFvdfXk
まきとはパソコンの電源を入れ、ダンデ一族のページを開き、何やら調べているよう。ダンデは天井にぶらさがり、まきとの背中を見ていました。
まきと「なぁダンデはいつまで僕の使いなんだ?」ダンデ「まきとの命を食えばすぐさま使いは終わる。願いを叶えた代わりに主人の心臓を最後に食べるんだ。けれどそれは私には決められぬ事。それまでは主人を守り主人の願いをかなえるのが私の決まり」
まきと「僕の心臓を食べるのか……」ダンデ「あぁ。たかが心臓だ。私には心臓はないからな血も流れてはいない。生であり死でもあるのがダンデ一族。我が種族は太陽と月により存在しているのだ」2007-09-27 07:28:00