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fallin'
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1:
◆0eliurtmUc
さまよい願い、始まる世界…
2007-10-06 00:51:00 -
111:
◆0eliurtmUc
私の初仕事の相手は、くたびれた感じのおじさんサラリーマン。
プレイルームに入った途端、はあはあと荒い息づかいで抱きしめて来たのでドン引きしたが、私が笑顔で懸命にサービスしていると、《まみちゃん可愛いねえ》を連発し喜んでくれた。
タイマーが鳴ると着替え、テーブルに置いてあるペンとカードで名刺を作成。名前と出勤日とメッセージを書くのだが、その人は、《また来るよ、また指名する!ありがとね》と言って、私の渡した名刺を財布の中にしまい、笑顔で言ってくれた。2007-10-07 14:02:00 -
112:
◆0eliurtmUc
《気をつけて帰ってね!》
そう言って見送り、初仕事はかなりスムーズに終わってホッとした。
待機室に戻ってうがいをし、化粧を直すと、ゆりちゃんほどでは無いが、コンスタントに仕事が詰まった状態で、ラストまで接客をこなした。2007-10-07 14:03:00 -
113:
◆0eliurtmUc
《お疲れ様です〜》
もうすでに帰った女の子もいたが、ゆりちゃんはたった今仕事を終えたという感じで、まだキャミソールのままだった。
《あっお疲れ様!まみちゃんやんね、ゆりですよろしく〜!て、めっちゃ遅なったけど!》2007-10-07 14:04:00 -
114:
◆0eliurtmUc
もう冷えて固くなったお弁当をつまみながら、ゆりちゃんが改めて挨拶をしてくれた。
《初めまして、まみです!あの、凄いですね指名》
私がそう言うと、2007-10-07 14:04:00 -
115:
◆0eliurtmUc
《いやいや全然!そんなことないよ〜物好きが多いだけっ!》と、ゆりちゃんは大げさに手を振って否定した。
《あたしなんかより、梅田のララのがすごいわ!あの子先月、200行ったからなあ〜》
本棚にあった雑誌を広げて、顔を手で覆った状態で載った女の子の写真を指差し、ゆりちゃんは言った。2007-10-07 14:05:00 -
116:
◆0eliurtmUc
ふと飛び出したララの名前が気になって、私は話を続けた。
《ララちゃんて梅田店の子って聞いたけど、昨日見ました》
《あっほんまに?エロそうな子やろ〜!あはは!何せGカップやしなあ!》2007-10-07 14:06:00 -
117:
◆0eliurtmUc
《Gカップ!?》
私は、身近で初めてそんな巨乳の子に出会った。確かに胸の大きい子だとは思ってたけど、まさかGカップだったなんて…。
ごくごく普通のCカップな私は、胸のインパクトでも負けたと思い落ち込んだ。2007-10-07 14:07:00 -
118:
◆0eliurtmUc
“たける君も、あの子の巨乳が良かったんかなあ…”
ネガティブはどこまでも続いてしまう。2007-10-07 14:08:00 -
119:
◆0eliurtmUc
帰りわ送迎車で送ってくれると言うので、私とゆりちゃんわ車を待ちながら、着替えてしばらく喋った。
《まみちゃんこの仕事初めて?》
《うん。ちょっと色々あって、やることになって…》2007-10-07 14:10:00 -
120:
◆0eliurtmUc
《そうなんやあ。あたしもこの店で風俗デビューしたから、一緒やね!》
《そうなん!?ゆりちゃん、ずっとナンバーワンやから、指名表見てびっくりしててん》
《あはは!あたしもアホな借金こさえてこの世界飛び込んだからさ〜必死やったん!今わ馴染みのお客も増えて、楽しいけどねっ》2007-10-07 14:11:00