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fallin'

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  • 1:

    ◆0eliurtmUc

    さまよい願い、始まる世界…

    2007-10-06 00:51:00
  • 31:

    ◆0eliurtmUc

    《たっ!たける君、おらんかったから、探しててん!》

    《あはは!何かな、ガチャガチャあったからやっててん。ほんじゃあこんなん出て来てん、あげるわ!》

    渡して来たガチャガチャのカプセルを開けると、中にわ鍵が入っていた。

    2007-10-06 01:50:00
  • 32:

    ◆0eliurtmUc

    《鍵?》

    意味が分からず尋ねると、

    《鍵!正解!俺んちの鍵!》

    2007-10-06 01:51:00
  • 33:

    ◆0eliurtmUc

    たける君が、クシャッと笑顔を見せながら言った。

    《俺ら出会いがあんなとこやし、何か警戒されてるのかなって思って、なかなか言えなかったけど、俺まじでえみちゃんが好きや!大事にするから、付き合ってくれへん?》

    不意打ちの告白に、クラクラしながらOKをした。

    2007-10-06 01:52:00
  • 34:

    ◆0eliurtmUc

    秋の初めの出来事だった。

    まともにキスくらいしかしたことのなかった私わ、たける君とがすべて初めての経験だった。

    ハタチで経験が無いなんて恥ずかし過ぎて、初お泊まりの日わ黙ってベッドに入った。でも、直前になって緊張でパニックになり、真っ赤になりながら、《ごめん初めてやねん》と告白。

    2007-10-06 01:53:00
  • 35:

    ◆0eliurtmUc

    たける君わ驚いていたけど、黙って抱きしめキスしてくれた。行為そのものに対する感想わまだピンと来なかったが、好きな人と、肌と肌で触れ合えた幸せが、じんわり染み入る夜だった。

    それからも、毎週日曜わ、互いの家を行き来して仲良くしていた。

    私の家わさほど広くなかったが、隣の部屋がちょうど空いていて、そこわ、私の部屋の間取りに一つ部屋を足した造りになっていた。

    2007-10-06 01:54:00
  • 36:

    ◆0eliurtmUc

    たける君と、毎週新しい家具やインテリア雑貨を集めたり、揃いの食器で食事をした。

    小さい頃から家事全般をこなしていた私わ、少ないレパートリーながら作る煮物や味噌汁を、《やばい!旨すぎ!》と、たける君のどでかいリアクションで食べてもらえた。

    幸せな毎日だった。

    2007-10-06 01:57:00
  • 37:

    ◆0eliurtmUc

    親の離婚という経験からか、結婚願望なんて無かった私が、少し夢見てしまうほど、明るくて無邪気なたける君が、大好きだった。

    だが、職場でセクハラを受けるようになり、悩んでいた。

    最初わ言葉のセクハラで、胸の大きさを聞かれたり、それを冷やかす程度だったが、徐々にエスカレートし、彼氏とどんな風にしてるのだとか、どこが感じるのだとか…。

    2007-10-06 01:58:00
  • 38:

    ◆0eliurtmUc

    たまらなくなって、たける君に相談しようと思ったが、ちょうどその時たける君わ社員旅行で、沖縄に行っていた。

    大阪に戻って来るのが明後日だからと、それまで我慢して仕事。お昼休み、同僚の女の子に愚痴ってみると、以前も院長のセクハラに耐えきれず、辞めた子が数人居るらしい。

    そもそも私わ、受付の仕事を長くやる気わ無かった。正社員で働ける仕事先が見つかるまでの繋ぎだ。

    2007-10-06 02:00:00
  • 39:

    ◆0eliurtmUc

    何も言わずに辞めてしまうが、セクハラの話をすれば理解してくれるだろう。

    疲れているとわ思うが、帰って来たら、すべてを話そう。聞いてもらおう。

    そう思い、朝、職場へ向かう前に《おはよう!今日ね、帰りわ何時頃になる?話したいことがあるねんっ(。・_・。)ノ》とメールしてから、家を出た。

    2007-10-06 02:03:00
  • 40:

    ◆0eliurtmUc

    言葉のセクハラと言えど、被害を受けたのわ私で、こちらにまったく非わない。堂々としてればいいのだけれど、部屋で二人きりになって話をするのわ、何だか気が引けた。

    その日わ患者さんが少なく、夕方の診察時間終了前も、混み合わず、スムーズに仕事が終わった。

    女の子たちに《行って来る》と宣言し、《頑張れ〜っ》と応援されながら院長室へ向かった。

    2007-10-06 02:04:00
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