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騙された淋しいバカな女
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1:
流歌
これはぁたしが実際に体験した事実です。18才になって初めての夜の世界、誘惑に満ちた世界で転落していくお話。
結婚を考えた彼氏
初めてのクラブ嬢
初めてのホスト遊び
初めての風俗…2007-10-07 00:42:00 -
21:
流歌
涙は出なかった。ただ、情けなかった。気付くのにあまりのも時間を使いすぎていた。
この2年の中で変わったのはマルボロメンソールからセブンスターに変わっただけ。タバコに火を点けて電話帳から彼の名前を消して友達を呼んだ。
別れて寂しかったわけぢゃない。誕生日に1人ってのが寂しかった。2007-10-07 09:08:00 -
22:
名無しさん
面白そう?
主頑張ってね2007-10-07 21:43:00 -
24:
流歌
〜さよならの後に〜
登録外からの電話。着信履歴が埋まるぐらいの回数。番号を見ただけでわかる。2年以上付き合った番号だ。もう応える気はしなかった。目が覚めたと言われればそうだろう。これがひとつのケジメだと思った。
何よりも恐がってた1人が平気だった。何事もなかった様に実家に戻る。両親は何も言わなかった。というより母は気付いてた彼が手をあげていた事を。20年以上水商売をしていたんだ。彼の性格なんてすぐ見抜いていたんだろう。改めてスゴイ人だと実感した。2007-10-07 22:38:00 -
25:
流歌
昔からあたしは母によく嘘をついていた。悪知恵と嘘だけは自慢ぢゃないが得意な方だった。だけど母には完敗。親子だからってのもあるんだろうがいつもすぐバレる。
部屋で荷物片づけてると母が『あたしが居たお店勤めへん?』と聞いてきた。あたしは考えとくと返事をして、手をまた動かした。携帯はずっとなっている。このままぢゃダメだと思った。だから…
『もしもし』2007-10-07 22:47:00 -
26:
流歌
『もしもし!!!!あの時はごめん。俺仕事もちゃんとするしお前の言うこときくから戻ってきてくれ!!!!何で荷物全部なぃねん…俺お前しかおらんねん』
彼が必死に電話の向こうで話してる。
『ごめん。もう無理やで。このまま付き合ってても同じ事繰り返すだけやで。今はあたし以外無理って思うかもしれないけどあんたなら大丈夫。きっと大丈夫やから。だからもう終わりやで。本当に人を思う気持ちがわかったなら次はいい恋愛出来るよ。だからこれで最後。あんたが望む事はしてあげれんからもう電話きるよ。ぢゃぁね。』2007-10-07 22:55:00 -
27:
流歌
それだけ言って電話を切った。涙は出なかった。これもひとつの経験だろうか。にしては時間がかかりすぎた。今思えば彼と別れてなければあの人と出会う事もなかったのだろうか…
この別れは偶然?それとも必然的だったのだろうか…2007-10-08 07:23:00 -
28:
流歌
それからは働いた。1日の睡眠時間なんて2時間あればいい方だった。毎日が仕事に追われそんな自分に酔ってた。
自然と周りから友達は減っていき、休日は1人で過ごす事が多くなった。最終的には休日出勤もして使う道のないお金ばかりが増えた。
周りからしたら変わり者だっただろう。何が楽しくて生きているのと聞かれたら仕事と言うだろう。
そして1人になった今、またその生活に戻ろうとしてる自分がいた。2007-10-08 07:41:00 -
29:
流歌
勤めていたキャバクラにはささやかながら送別会を開いてもらう事になった。まだ退店するまでに1ヶ月あるのでそれまでに日取りを決めたりお客様の引き継ぎをしたり少しだけ忙しかった。
特に仲が良かった子達には送別会が終わってからも皆で遊ぶ約束をしていた。お祝いをかねて沢山のお客様もお店に来ていただいた。
あっという間に1ヶ月は経ち最後の日を迎えた。2007-10-08 14:01:00 -
30:
流歌
〜別れと出会い〜
ラストの日という事もあってその日は白のドレスを着て行った。初めてお客さんに買ってもらったドレスだったのであたしにとっては思い出のドレスだった。他の女の子のお客さんからも自分のお客さんからもシャンパンやプレゼント、花束を沢山いただいた。泣くなんて可愛い事出来なかったが嬉しかった。お店もラストの時間が近づいているのにほぼ満席状態の店内。感謝の言葉はどれだけ伝えても足りないぐらいだった。2007-10-08 14:11:00