小説掲示板騙された淋しいバカな女のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

騙された淋しいバカな女

スレッド内検索:
  • 1:

    流歌

    これはぁたしが実際に体験した事実です。18才になって初めての夜の世界、誘惑に満ちた世界で転落していくお話。
    結婚を考えた彼氏
    初めてのクラブ嬢
    初めてのホスト遊び
    初めての風俗…

    2007-10-07 00:42:00
  • 2:

    流歌

    〜プロローグ〜

    信じてるからお願い…

    なんとかして…

    待ってるから



    信じてるなんて言葉
    縛るだけにある言葉
    最初は嬉しかったけど
    その言葉が今は恐くて仕方ない…

    2007-10-07 00:52:00
  • 3:

    流歌

    〜初めてのキャバクラ〜

    別にこの仕事は昔からしたい仕事でもなかった。ただ祖母がスナックを長年経営していた事、母が有名クラブ店であたしが中学生の時まで勤めていた事が流れで勤めただけだった。

    2007-10-07 00:55:00
  • 4:

    流歌

    母は自分が勤めていた所にはド素人のあたしを送りたくなかった様だったので自分で探して決めた。18才まで色んな仕事をしてきた。接客業ばかりだったしそう抵抗はなかった。

    2007-10-07 00:58:00
  • 5:

    流歌

    初めての時は緊張したもののなんとか仕事をこなした。頭ん中では『この人バカだなぁ〜ぁたしもバカだけど』とか思いながら。その時のあたしは化粧も薄く可愛いなんて近所のおじちゃんにしか言われないぐらい。

    2007-10-07 01:02:00
  • 6:

    流歌

    学生時代はある程度モテていたが化粧をバッチリした人たちには負ける…
    あんまり指名とれない日々が続いた。
    これぢゃダメなんかなぁとか思って、なんとなく化粧濃くして髪も普段より明るくしてみた。

    2007-10-07 01:05:00
  • 7:

    流歌

    そしたら不思議。場内ばっか入ってくる。単純だなぁ〜なんて思いながら忙しい時間を過ごして帰宅した。カギを開けて一言
    『起きてたん?』

    2007-10-07 01:09:00
  • 8:

    流歌

    部屋に入ると明かりがついてて目の前にはテレビにむかってゲームしてる彼氏。
    『おかえり。タバコちょうだい』
    あたしは彼に鞄から出したセブンスターを渡す。

    2007-10-07 01:13:00
  • 9:

    流歌

    彼と付き合いだしたのは2年前。アパレル販売の仕事の時にお客さんとして来た彼に出会った。付き合うまでに時間はかからず自然と一緒になった。優しかった。頼りになった。だからすぐに一緒に住みだした。

    2007-10-07 01:17:00
  • 10:

    流歌

    誰が見ても幸せそうな2人だったんだろう。だけど彼は急に暴力をふるう。それに気付いたのは1年前。同棲して4ヶ月目の事だった。原因はあたしの携帯に男友達から電話がかかってきた事だった。

    2007-10-07 01:20:00
  • 11:

    流歌

    彼と付き合いだした頃にアドレスも変えて電話帳から消していたので電話をでるまで気付かなかった。横にいた彼は携帯を折ってあたしを殴った。顔以外の場所ばかり。恐かったけどその後に謝ってくる彼を憎めなかった

    2007-10-07 01:24:00
  • 12:

    流歌

    今更ながらこれこそDVってもの。彼以外の他の人なんてありえないって思ってたし何より別れて1人になるのが嫌だった。だからこんな日々にも慣れてしまってた。

    2007-10-07 01:27:00
  • 13:

    流歌

    けどあたしが一度怖がって家を出て以来暴力はなくなった。だけど1度手を出した人間は治らないとよく言うものだ。だけどあたしは信じていたし、だからこそ結婚の約束もしていた。親同士公認だったので、早く籍を入れろという状態だったが、若い2人にはまだ早いと思ってた。
    だけどある日彼氏が『結婚しよう』と言ってきた。突然の事だったので即答できず、固まってしまった。

    2007-10-07 08:18:00
  • 14:

    流歌

    結婚の約束はしていたけどいきなり結婚しようには正直困った。まだまだ若い二人、貯金もあまりなく先を考えただけで不安だった。
    あたしは彼に『300万円貯金したら結婚する』と言った。
    彼は頷き仕事を増やすと言ってくれた。

    2007-10-07 08:26:00
  • 15:

    流歌

    だけどそんな良い話なんか続くはずもなく、終わりは近づいていた。
    彼は鳶職だった。3年程勤務していて月収は50万程だった。だけど雨の日は休みになるので梅雨時などは給料がとても少なくなる。
    彼が仕事を増やすと言ってから1ヶ月。増やすどころか毎日夜は遊びに行って、仕事も休みがちだった。何度も注意したが返ってくる言葉はいつも同じ。
    『仕事増やしたら遊べなくなるし、俺だってまだ若いんやで?そんな人生嫌や。だから最後の1ヶ月ぐらい遊ばせてくれや。お金ならお前の方が収入あるねんからどうにでもなるやろ』

    2007-10-07 08:34:00
  • 16:

    流歌

    鳶職一本の彼に比べ、あたしは朝から夕方までパチ屋で働いて夜からはキャバクラに行く。収入にして70万ぐらいだった。
    当然、彼と過ごす時間なんかない。だからあたしのも原因があったのはわかってた。

    2007-10-07 08:39:00
  • 17:

    流歌

    久しぶりに仕事の休みをとって彼といきつけの居酒屋に行った。
    店長にお勧めのメニューで持ってきてと頼んでゆっくり話をした。彼は嬉しかったのだろう。ずっと笑顔だった。
    けどそんな時間も終わりを告げていた。
    『いらっしゃい』

    2007-10-07 08:44:00
  • 18:

    流歌

    店長が声を張り上げる。
    声のした方を見るとあまり会いたくない人達だった。お客さんでもないが昔の同級生。彼にその事を告げ場所をかえようとお願いした。
    だけど彼は『なんでお前が嫌だからって俺が動かないとあかんの?』予想通りの返事だった。
    いつもこうだ。自分が都合が悪い時は無理やりでも店をかえるのにあたしの時は関係ないから嫌がる。昔ならこんな事で殴られていた。

    2007-10-07 08:52:00
  • 19:

    流歌

    だけど今日だけはあたしも強気だった。『何でそんなに自分勝手なん!』
    と言った。もちろん彼は怒って『お前は俺の言う事聞け!俺はお前の言う事なんかきかんけどな』
    呆れた。ここまで自己中心的だと思わなかった。というより少しでも変わっていてくれてると信じてた。
    『別れよう…』この言葉しかでてこなかった。

    2007-10-07 08:56:00
  • 20:

    流歌

    目の前には怒った彼の顔と投げ付けられた2万円。
    店長のビックリした顔だった。
    今日は2年と3ヶ月の記念日。あたしの誕生日だった…。

    2007-10-07 08:59:00
  • 21:

    流歌

    涙は出なかった。ただ、情けなかった。気付くのにあまりのも時間を使いすぎていた。
    この2年の中で変わったのはマルボロメンソールからセブンスターに変わっただけ。タバコに火を点けて電話帳から彼の名前を消して友達を呼んだ。
    別れて寂しかったわけぢゃない。誕生日に1人ってのが寂しかった。

    2007-10-07 09:08:00
  • 22:

    名無しさん

    面白そう? 
    主頑張ってね

    2007-10-07 21:43:00
  • 23:

    流歌

    >>22さん?
    ありがとぅ??
    頑張りまっす??

    2007-10-07 22:29:00
  • 24:

    流歌

    〜さよならの後に〜

    登録外からの電話。着信履歴が埋まるぐらいの回数。番号を見ただけでわかる。2年以上付き合った番号だ。もう応える気はしなかった。目が覚めたと言われればそうだろう。これがひとつのケジメだと思った。
    何よりも恐がってた1人が平気だった。何事もなかった様に実家に戻る。両親は何も言わなかった。というより母は気付いてた彼が手をあげていた事を。20年以上水商売をしていたんだ。彼の性格なんてすぐ見抜いていたんだろう。改めてスゴイ人だと実感した。

    2007-10-07 22:38:00
  • 25:

    流歌

    昔からあたしは母によく嘘をついていた。悪知恵と嘘だけは自慢ぢゃないが得意な方だった。だけど母には完敗。親子だからってのもあるんだろうがいつもすぐバレる。
    部屋で荷物片づけてると母が『あたしが居たお店勤めへん?』と聞いてきた。あたしは考えとくと返事をして、手をまた動かした。携帯はずっとなっている。このままぢゃダメだと思った。だから…

    『もしもし』

    2007-10-07 22:47:00
  • 26:

    流歌

    『もしもし!!!!あの時はごめん。俺仕事もちゃんとするしお前の言うこときくから戻ってきてくれ!!!!何で荷物全部なぃねん…俺お前しかおらんねん』
    彼が必死に電話の向こうで話してる。
    『ごめん。もう無理やで。このまま付き合ってても同じ事繰り返すだけやで。今はあたし以外無理って思うかもしれないけどあんたなら大丈夫。きっと大丈夫やから。だからもう終わりやで。本当に人を思う気持ちがわかったなら次はいい恋愛出来るよ。だからこれで最後。あんたが望む事はしてあげれんからもう電話きるよ。ぢゃぁね。』

    2007-10-07 22:55:00
  • 27:

    流歌

    それだけ言って電話を切った。涙は出なかった。これもひとつの経験だろうか。にしては時間がかかりすぎた。今思えば彼と別れてなければあの人と出会う事もなかったのだろうか…
    この別れは偶然?それとも必然的だったのだろうか…

    2007-10-08 07:23:00
  • 28:

    流歌

    それからは働いた。1日の睡眠時間なんて2時間あればいい方だった。毎日が仕事に追われそんな自分に酔ってた。
    自然と周りから友達は減っていき、休日は1人で過ごす事が多くなった。最終的には休日出勤もして使う道のないお金ばかりが増えた。
    周りからしたら変わり者だっただろう。何が楽しくて生きているのと聞かれたら仕事と言うだろう。
    そして1人になった今、またその生活に戻ろうとしてる自分がいた。

    2007-10-08 07:41:00
  • 29:

    流歌

    勤めていたキャバクラにはささやかながら送別会を開いてもらう事になった。まだ退店するまでに1ヶ月あるのでそれまでに日取りを決めたりお客様の引き継ぎをしたり少しだけ忙しかった。
    特に仲が良かった子達には送別会が終わってからも皆で遊ぶ約束をしていた。お祝いをかねて沢山のお客様もお店に来ていただいた。
    あっという間に1ヶ月は経ち最後の日を迎えた。

    2007-10-08 14:01:00
  • 30:

    流歌

    〜別れと出会い〜

    ラストの日という事もあってその日は白のドレスを着て行った。初めてお客さんに買ってもらったドレスだったのであたしにとっては思い出のドレスだった。他の女の子のお客さんからも自分のお客さんからもシャンパンやプレゼント、花束を沢山いただいた。泣くなんて可愛い事出来なかったが嬉しかった。お店もラストの時間が近づいているのにほぼ満席状態の店内。感謝の言葉はどれだけ伝えても足りないぐらいだった。

    2007-10-08 14:11:00
  • 31:

    名無しさん

    あげ

    2007-10-09 13:42:00
  • 32:

    名無しさん

    読んでます。頑張ってくださいね。

    2007-10-10 10:02:00
  • 33:

    イージー

    これ私の話やん・・・
    人の話を小説でかいてたん?

    もしかして・・・・
    たまちゃん??
    せやったら最低・・・

    2007-10-10 10:17:00
  • 34:

    流歌

    >>33さん >>34さん
    ありがとうございます。昼ぐらいに更新しますね??
    >>35のイージーさん
    間違いですょ?ぁたしゎたまさんではないですしあたしのお話です?現在も進行してる話なのでイージーさんの事ぢゃないですよ。安心して下さい?

    2007-10-10 11:08:00
  • 35:

    流歌

    お店が終わりそのままみんなで送別会をした。お酒もかなり飲んでいて少し酔っ払っていたので寂しい気持ちになった。仲の良い子の中にはあたしの為に泣いてくれる子もいて、どれだけ幸せな環境の中に居たのか改めて実感した。
    名残惜しかったがお開きの時間が近づき私の挨拶でしめた。
    2次会には特に仲の良かった、美香と愛と3人で行く事にした。
    私は店長と話があったので2人には待っててもらう事にした。話が終わっとので美香に電話を掛けた。

    2007-10-10 13:04:00
  • 36:

    流歌

    『もしもし、今どこらへん??』電話の向こうでは大きな音が響いている。電波状況も少し悪く声が聞き取りにくかった。
    『今ホスクラにおんねん。場所は…ここどこ?ちょっと待ってな』
    と同時に声の主が男に変わる。
    『あ、初めまして。あの○○ビルってわかります?』 

    2007-10-10 13:10:00
  • 37:

    流歌

    ホストなんか行った事もなければビルの名前もわかるわけがない。
    『わからん。』そう答えて、ため息をついた。
    『今どこですか?迎えに行きます。』と名も名乗らない彼がそう言ったが『いや、タクで行くからいいよ。2人にもそう伝えて。ぢゃ、』そう言って電話を切ってタクシーを止めた。
    ビルの名前を行ったらわかったらしく近い距離だったんだろう、少し嫌な顔をして渋々走りだした。

    2007-10-10 13:15:00
  • 38:

    流歌

    今思えばそれがあなたとの初めての会話だったんだろう。
    名前もしらないあなた。
    今ではいつでもあなたの名前が頭に浮かびます。
    あなたの名前を聞くだけで胸が締め付けられます…

    2007-10-10 13:19:00
  • 39:

    流歌

    ビルの前に着いたタクシーにお金を支払ってタクシーから降りた。正直気が乗らなかった。2次会がまさかこんな場所だとはあの時の私には考えられなかった。
    電話をして店の名前を教えてもらい嫌々ながら扉の前まで来た。
    興味がなかったと言えば嘘になるだろう…、彼等達はどんな風に女性をもてなしどんな夢を与えるんだろうか?同業者としても私の中では未知の世界だった。
    この扉をあけたら最後。あたしには何故かそんな気がした。

    2007-10-10 13:28:00
  • 40:

    流歌

    『いらっしゃいやせ〜!!!!』

    大きな声と爆音で流れる音楽が耳に入り込んできた。店内は少し照明をおとし雰囲気のある店だった。
    『アネゴォ!!!!!!こっち!!』

    2007-10-10 13:35:00
  • 41:

    名無しさん

    うわ、主最低ワラ

    2007-10-10 14:41:00
  • 42:

    名無しさん

    .

    2007-10-12 22:47:00
  • 43:

    流歌

    放置しててすいません。今日からまた書いていきますね?

    2007-10-29 03:48:00
  • 44:

    流歌

    アネゴと叫んだのは1つ下の愛だった。何故か店でのあだ名は知らない間に【アネゴ】になっていた。それもひとつの懐かしい思い出。
    『ってか何でここなの?』思わず美香に聞いてしまった。2人の話だと待ってる間にキャッチされてノリで来たらしい(笑)
    そして目の前にいる名を知らない男2人がキャッチをしてきたホスト君だった。

    2007-10-29 03:55:00
  • 45:

    流歌

    座らず立ったままで話をしていると整った綺麗な顔したホスト君がお絞りを持ってきて席に着かせてくれた。
    『ありがとう』
    そう言うと彼は無邪気に笑って『初めまして。翔(かける)です。』
    どこかで聞いた声だと思い『もしかしてさっきの電話の?』そう聞くと翔はまた笑って『そうです』と答えた。

    2007-10-29 04:03:00
  • 46:

    流歌

    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
    今日もまたあなたに会った。あの時は『そうです』なんて言葉使ってたのに今はもうそんな言葉使わないね。でもね、無邪気な笑顔は今でもかわらないね。だけど今はその笑顔が憎いよ(笑)
    やっぱり会わなければ良かったとか思わない。けど違う場所で出会いたかった。二度目に扉を開けた時あの日あたしはあなたから逃げられなくなってしまったね。
    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

    2007-10-29 04:11:00
  • 47:

    流歌

    美香と愛と三人で少し他愛のない話をして時、翔が話し掛けてきた。
    『アネゴの名前って何!?』別に当たり前の質問なんだろうが、あたしはあまり他人を自分の中に入れるのが嫌いだったし、ましてや同業者。本名を教えるはずもなく
    『涼だょ。』とだけ返した。翔は納得いかない顔しながら『本名?』ときいてきた。別に嘘をつく必要もないので『違うよ。』とまたも短く返した。

    2007-10-29 04:21:00
  • 48:

    流歌

    その後も淡々とした会話が少し続いた。どうやら翔はまだ1ヶ月も経ってない新人のようだ。もう一人のホスト君は愛と同じ年の子で翔の後輩。2人は仲が良いようだ。初回の時間が迫ってきたので1時間だけ延長する事にした。あたしは殆ど愛と美香とばかり話ていた。時間も迫り帰り際翔が番号をきいてきた。
    冗談でテキーラ飲んだら教えてあげると言うと翔はテキーラを持ってきて一気した。翔はその場にしゃがんで『番号おしえてな』と言ってきた。翔はお酒がとても弱かった。だから謝罪の意味を込めて番号を教えた。

    2007-10-29 04:31:00
  • 49:

    名無しさん

    アゲ

    2007-11-01 02:29:00
  • 50:

    流歌

    >>51さん
    アゲありがとう御座います??

    2007-11-01 06:40:00
  • 51:

    流歌

    店を出た3人は気分も良かったので愛が一度行った事のあるホスクラに行く事になった。
    タクシーに乗り込み向かう車内ではさっきのお店の話になっていた。実は愛は翔の事が気になっていたみたいだが、ぁたしが珍しく楽しく話してるのを見てあたしに譲ったらしぃ。そんなつもりはなかったけど他の人の目から見たら楽しんでたのだろうか?なんて考えてた。目的地に着き店内に入る。先ほどとは正反対と言うか落ち着いた店内だった。店はかなり広く無駄に広くないか?なんて思った。3人で席に着き、ビールを頼んだ。

    2007-11-01 06:47:00
  • 52:

    流歌

    しばらくするとビールが運ばれホストも集まりだし愛のお気に入りもゃってきた。あたしは何故か店長が横についたので自然と店長の晴也(はるや)さんと話していた。店長だけあって話のセンスはある。ただ色営って所は好ましくなかった。
    晴也さんと話していると知らない番号から電話が掛かってきた。誰だろ?と思って席をはずしてかけ直した。

    『もしもぉ〜ひぃ』

    2007-11-01 06:55:00
  • 53:

    コナ

    >>51です??
    ずっと読んでて楽しみにしてます??
    忙しいと思いますが完結までよろしくおねがいします??

    2007-11-01 19:02:00
  • 54:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 55:

    流歌

    コナさんぁりがとぅ御座います?
    先は少し長いですが頑張りますのでおつき合いお願いしますね??

    2007-11-02 01:18:00
  • 56:

    流歌

    電話の向こうで酔っ払った声がしたのですぐに翔だと分かった。
    『さっきはお疲れ様。酔っぱらってるけど大丈夫????』テキーラの事もあったので心配して聞くと『大丈夫ぅ…嘘、気持ち悪い…』
    素直やなぁと思って少し笑ってしまった。
    『ってか涼ちゃん!!今どこおるん?もしかして他飲みに行ってるんちゃぅん!?!?』こんな時だけハッキリ喋って可愛かったからまた笑ってしまった。

    2007-11-02 01:24:00
  • 57:

    流歌

    『そぅやで。愛チャンのお気に入りがいてるねんて。あんた可愛いなぁ』
    とあたしが言ったら翔は可愛くないわぁ!と少し怒って言った。
    『涼ちゃんってさぁ〜本名なんて言うの????教えてくれへん??』
    『あたしが何で教える必要があるの?』と聞くと翔は『本名知りたいし、源氏名で呼ばれたら仕事としてしか俺の事見てくれないやろ?』

    2007-11-02 01:30:00
  • 58:

    流歌

    正直ビックリした。本当に面白い子だと思った。
    『ぃいよ。そのかわり3択ね。ゆき、まゆ…あやか…さぁどれ??』嘘を付いた。そんなつもりはなかったケド警戒?教えるのが怖かった。
    名前を呼ばれたら翔から逃げられなくなりそうで…

    2007-11-02 02:38:00
  • 59:

    流歌

    『ん〜どれも涼チャンっぽくなぃなぁ〜で、本当の名前は????』
    『…ちひろ。』
    『うん!!ぽぃ!!ちひろチャンね。今日はありがとぅ。電話出てくれて良かったぁ〜』
    『君バカだね。みんな呼んでるから席戻るね、かけ直すよ。ぢゃぁ。』

    2007-11-02 02:46:00
  • 60:

    瑠歌

    あたしは翔の返事を待たずに電話を切った。理由は内心あんなに嬉しそうに話す翔の声を聞いてしまったら、胸の中のドキドキが止まらなかった。
    何事もなかったかの様の席に戻ると晴也さんが『男やな。さっきと顔だ違うと』と言ってきた。
    あたしはそんなにも顔に出てしまっているのだろうか…。その時そんな事を考えながら、『違うよ』と言った。

    2007-11-02 03:00:00
  • 61:

    名無しさん

    アゲ

    2007-11-03 10:48:00
  • 62:

    流歌

    >>63さん
    有難う御座います?
    最近誤字脱字が目立ってきてすいませんm(_ _)mあと日本語たまにおかしいですが、許して下さい。この話は実話ですが名前などは偽名も入ってます。完結まで頑張りマス!!

    2007-11-03 11:55:00
  • 63:

    名無しさん

    待ってます??

    2007-11-04 19:07:00
  • 64:

    名無しさん

    待ってるよ??

    2007-11-06 09:17:00
  • 65:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    トリップ付けてみました☆皆さん待って頂いてありがとうございます?
    今日は仕事終わってから更新予定です??
    暇なら合間見て更新しますね?

    2007-11-06 19:27:00
  • 66:

    名無しさん

    ?あげ?

    2007-11-07 01:41:00
  • 67:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    ケティさんありがとう♪
    応援して頂ける方が居ると嬉しいです☆今からご飯食べながら頑張ります(笑)

    2007-11-07 01:51:00
  • 68:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    >>62からの続き
    晴也さんのお店も時間がきたので3人とも帰る事にしチェックを済ませ店をでた。
    この後どうするぅ??と聞くと『まだまだ終わらないでぇ!!美香の家で3次会やぁ!!』と酔っ払った美香が大声で叫んだので反対する人間は居ず美香の家に向った。
    家に着きホスト君はどうだったという事に3人で話始めた。

    2007-11-07 01:59:00
  • 69:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    すると愛が『アネゴは翔くんにちょっとはまったでしょう〜??』とにやけながら言ってきた。
    『何でみんなそう言うの!?何かあたしいつもと違ってた??』晴也さんにも同じ様な事を言われたので気になって美香や愛にも聞いてみると2人とも笑いだした。
    あたしが1人で焦ってるよ美香が『だって楽しそうやったしずっと目で追ってたで。電話かかってきたのも翔やろ?』
    電話の事も突っ込まれやっぱり平然を装ってたのにバレてたかぁ〜と思い『そうです』と少し照れながらつぶやいた。

    2007-11-07 02:08:00
  • 70:

    流歌◆ERKwn/WUe6

    すると美香さんが『まぁ、あたしも違う店の恋(れん)にはまってるねんけどなぁ〜』と言い出した。あたしと愛は初耳だったので声を揃えて『えっ!?!?!?』と言ってしまった。美香は苦笑いしながら『誰にも言ってなかったよ』と言った。愛ははまるまでいく人がいないらしく何故か羨ましいがられた。
    しばらく喋っていたがかなり眠くなったので寝る事にした。
    起きたのは夕方で美香と愛は仕事だったが今日だけは…と当欠していた(笑)あたしは電車に乗る気力もなく愛と一緒にタクシーで帰った。帰りのタクシーの中で美香の話をしていると愛が『アネゴ、はまるのはいいケド限度ってものがあるからあんまり行ったらあかんで。所詮ホストやねんから』とキツく言われた。あたしは少しビックリしたが、『大丈夫♪同業者には騙されないよ』と笑顔で言った。

    2007-11-07 03:09:00
  • 71:

    ケティ

    アゲ?

    2007-11-08 06:30:00
  • 72:

    名無しさん

    主さん携帯ドコモとau使ってるの?あとパソも?

    2007-11-08 08:52:00
  • 73:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    ケティさんいつも有難う御座います?
    >>75さん?
    主はドコモとパソから書いてます?携帯が文字うちにくいので自宅のパソが電源ついてたらそこで書いてます??
    auは持ってなぃです?

    今日ゎ仕事でダゥンです…更新出来るしたら今日の夕方です(・∀・)

    2007-11-08 11:38:00
  • 74:

    名無しさん

    アゲ

    2007-11-12 22:32:00
  • 75:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    >>77さん?
    アゲ有難う御座います??今日は眠くなるまで書いていきまーす?

    2007-11-14 00:33:00
  • 76:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    愛と別れて自宅に帰った。シャワーを浴びてテレビを付けてなんとなしに携帯を見たら電池が切れていた。いつもなら放置するのだが、何故か翔の事を思いだし、充電しながら電源をいれてみる。
    あたしの携帯は電池が切れてる間にあった着信は後からメェルでお知らせがある様になっていたのでとても便利だった。
    少し置いておくとメェルが三件はいっていた。二件はお知らせメェルで一件はSMSだった。

    2007-11-14 00:51:00
  • 77:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    正直翔からだと思ってすごく嬉しかった。鼻歌なんて歌いながらメェルを開く。着信は全部で三回。メェルの内容は自分のアドレスを書いており、連絡が欲しいとの事。あたしは急いで翔にメェルをした。
    だけど返事は帰ってこず悲しい気持ちになった。仕方なくどこかに夕飯を食べに行こうと思い外に出かけた。
    1人でランチや夕飯を食べに行く事はよくあった。寂しさをおいしいご飯で紛らわせてたんだろう。店内で注文を終わらせ待っているて携帯が震えた。翔だ。翔からのメェルは普通の内容だったが嬉しくて『今日お店に遊びに行く!!!!』と返事してしまった…。

    2007-11-14 01:01:00
  • 78:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    すると翔から電話がかかってき、『ほんまにぃいん!?!?無理せんでぃぃで!!!』と言われた。少し悩んだが『大丈夫』と答えて1時過ぎに行く約束をした。一旦家に帰り化粧をし直し、繁華街に出掛けた。まだ時間が早いのでBARに入り、バタフライを頼む。少し酔っていたい気持ちもありカミカゼも頼みいい感じになった頃には時間になっていた。翔に電話をしてBARの場所を言うと迎えにきてくれた。
    BARを出ると翔は手から荷物を奪って代わりに手を繋いでくれた。

    2007-11-14 01:18:00
  • 79:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    手を繋がれた瞬間はずかしくてたまらなかった。心臓がドキドキしてるのがわかった。例えこれが営業だとわかっていても…。店前に着くと昨日と同じ光景が広がる。だけどためらいもなく翔は扉をあけ店内に入る。
    昨日とは違う席に座る。この時からいつもこの席に座る様になる。
    飲み物をきかれカクテルを頼んだ。翔も頂いていいですか?ときいてきたので『もちろん』と答えた。少し話をしていると翔がテキーラを飲みたいと言い出した。別に構わなかったので許可を出すと翔はテキーラを5杯もってきた。
    『誰が飲むの?』ときくと『俺だよ?』と翔は言う。どうやらお酒が強くなりたいそうだ。無理だけはしないと約束して翔がショットを一気に飲み干す。

    2007-11-14 06:59:00
  • 80:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    案の定、誰がどう見ても酔っ払いの翔。だけど見ていて憎めなかったし可愛いと思った。話なんてまともに出来る状態ぢゃなくて段々とあたしにもたれかかってくる。他のお客さんもかなり見ていたので無理矢理おこそうとした瞬間抱きつかれキスをされた。
    あまりにも突然の出来事に頭がパニックになってしまった。それでも翔はキスを止めない。ヘルプが止めに入ったがお構いなし。他のお客さんもビックリしてこちらを見ている。ヘルプと協力して翔を何度も起こしたが酔いはさめずラストまでこの状態が続いた。コールにも参加せず先輩の言う事は無視。ましてや店内でキス。
    だけどこんな彼の行動にあたしははまっていった。

    2007-11-14 07:07:00
  • 81:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    ラストソングが終わり送り出しが始まった。翔はアフターに行こうと誘ってきた。予定もなく正直もぅ少し一緒にいたかったので喜んでokした。ミーティングが終わるのを待った。翔が店からでてきた時には酔いもさめた感じだった。翔はまた手を繋ぎ歩き出した。『どこいくの?』と聞いたら『カラオケでもいこうかぁ〜』と言ってカラオケに行った。2時間の部屋しかあいてないらしく仕方なくその部屋にした。カラオケなんて結局歌わずずっと喋っていた。時間がきたので部屋を出た。会計の時『男だから』と言われ出してもらった。
    帰るのかなぁ〜?なんて思っていたら『次どこいく!?』ときかれた。どこでもいいと伝えるとまたカラオケに行った(笑)だけど今度は少し変なムードになってしまいホテルに行った。部屋に入るなり翔はあたしにキスをしてそのまま抱かれた。何故か恥ずかしい気持ちになって翔の顔を見れず下を向いていた。
    すると翔が『ちひろチャンって明るいょなぁ〜』と急に言い出した。あたしは『違うよ。本当はそんな子ぢゃない。偽ってるだけ』と答えた。『何で?俺の前ぐらいさらけだしてや。1人で悩んでどないすんねん!全部受け止めたるから話して』本当にこの言葉が嬉しかった。涙がとまらなかった。

    2007-11-14 07:24:00
  • 82:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    あたしは泣きながら全部を話した。翔は何も言わずきいてくれて最後にキスをして抱き締めてくれた。1人が淋しいと言ってしまったので店を休んで3日間一緒に過ごしてくれた。その間最小限携帯をオフにしてあたしの側にいてくれた。
    その日からあたしは毎日翔の所に通った。仕事も始め、終われば翔の店に行くの繰り返し。翔は何かを卸してなんかは決して言わない。そこも好きだった。あの日をきっかけにあたしは翔の事を本気で好きになっていた。でもあたしにはわかっていた。翔にとってはただのお客さん。色恋営業だと。だけど彼と会わないと寂しくなる。家路はいつも寂しかった。
    ある日あたしは今日はシャンパンを卸そうと思い銀行から60万引き落として翔の店に行った。席につくなり『翔の好きなシャンパンちょ-だぃ』と言った。翔は『いらんって。無理せんでいーから』と言った。でもあたしは『あたしが飲みたいねん。とりあえずカフェパ3本持ってきて』とヘルプに頼んだ。ヘルプは翔の顔み見ながら『持ってきますね』と言った。翔は少し黙って『ほなおいしく頂くわ!せっかくのシャンパンがもったいないもんな』と言った。この瞬間あたしは【悪魔】だと思った。

    2007-11-14 07:45:00
  • 83:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    コールが始まると翔はすごく嬉しそうだった。あたしは複雑な気持ちにかられながらも楽しむ事にして一気に五本追加した。この時既にあたしは記憶がなくなる程酔っていてそこからは記憶がなく気が付けば家にいた。
    起きたのは夕方で財布の中身は6000円程。昨日あの後何が起こったか覚えておらずかなり後悔した。だけどそれ以上にもう翔はあたしの事をいいお客さんと認識するんだなと思った。着信やメェルがかなり入っておりほとんど翔だった。かけなおす気力がなく二度寝をしたら電話がなった。
    『はぁ-い…』 『ちひろ!!ちゃんと家ついた????歩ける状態ぢゃなかったから心配ゃったわ-昨日ありがとうな!!ほんま嬉しかったゎぁ!!でもホンマ無理したあかんでぇ〜家大丈夫ゃった??』翔の声が響いて頭が痛いはずが何か嬉しいながらも心配やったら家まで送れよと内心思ったのも事実。『翔ぅ-あんな、あたしあんたの事メッチャ好きやねん』あたしは酔いに任せて言ってはいけない事をいってしまった。それをきいた翔は…

    2007-11-15 01:34:00
  • 84:

    名無しさん

    ?

    2007-11-16 03:35:00
  • 85:

    名無しさん

    気になる?

    2007-11-16 13:13:00
  • 86:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    『酔っ払って何を言うとんねん!!まぁ、知ってたけど、俺は今ホストには違いないやん?正直ちひろの事は好きやで。でも代表やみんなにこの前の店で色々した時、客に本気なったらあかんって言われてん。仕事出来んくなるからって。俺はちひろの事お客さんと思ってないし、今回お金使ってくれたからって客なんて思ってないから。確かに付き合う事は出来ないけど毎日連絡してるやろ?今は信用出来へんかもしれないけど、ホストやめるまで待ってて欲しい。』予想通りの返事だった。正直割り切った関係の色彼でも良かった。『わかった。変な事言うてごめん』それしか返す言葉がなかった。酔っ払ってるからだろうか、涙が止まらなかった。

    2007-11-17 14:03:00
  • 87:

    名無しさん

    更新されてる♪うれしいw(☆o◎)w

    2007-11-17 18:14:00
  • 88:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    >>87さん
    アゲありがとぅございます??
    >>88さん
    こんな作品気になって頂けると嬉しい限りです??
    >>90さんら
    待っていて下さったんですね?遅くなってごめんなさい?今日頑張りたいんですけど、目を傷付けてしまって画面が見にくいのでゆっくり更新しますね??

    2007-11-17 20:42:00
  • 89:

    その後悲しい気持ちを誤魔化す様にくだらない話をした。ふと翔が『ちひろは店に来なくていいから。外で会おう。無理してほしくないからさ』嬉しかった…心の片隅で営業だとわかっていても…。
    それから数週間経った。あたし達はあれから結局一度もあってない。時間が合わないなど約束してても寝てしまったとかそんな感じであたしの心はどんどん翔に惹かれていった。〜翔に会いたい〜そんな気持ちでいっぱいだった。
    ある日翔から電話がかかってきた。その日は有名なお祭りの日。あたしは一度も行った事がなくて本当は翔と行きたくて仕方なかったが、期待をするだけ無駄だとわかっていたからなにも言わずにいた。他愛もない話をしていると翔は…
    『今日そういえばお祭りやねんな?ちひろ行こうか!でも明日の方がメインだから明日にして今日は飯くぃにぃこ!!!!』

    2007-11-19 11:24:00
  • 90:

    一瞬言葉が詰まった。予想外だった。嬉しかった。けどまた行けなくなったなんてきいたら嫌だった。絶対に会いたかった。だから…
    『今日は同伴できる?』約束を確実にする為に言ってしまった。『ちひろ?今度は大丈夫だから、無理すんな』
    ほら、こうやってあなたはまたあたしの心を掴む。ずるいや…
    『ううん。あのbarで8時に待ってる。』もちろん翔の返事は『わかった。ありがとう!!』

    2007-11-19 11:32:00
  • 91:

    久し振りに翔と会える。嬉しくて仕方なかった。その頃には都合の良いお客さんでいいやぁ。と思う様になっていた。けど本当は虚しくて仕方なかった。久し振りに自分が勤める繁華街とは全く雰囲気の違う街に出て興奮した。改めて誘惑の街だと思った。キャッチがしつこいのでタクシーで目的地まで行く。時刻は8時を少しすぎていた。久し振りに開けるbarのドア。
    その先には変わらない笑顔で店長と話している彼。綺麗な目がこちらを見つめる。
    『久し振り。ちひろ。』

    2007-11-19 11:54:00
  • 92:

    『ホストらしくなったね。翔。』久し振りに見た彼は色んな所にアクセサリーを見に付け栗色だった髪には黒と金のメッシュ。もう昔の素朴な面影は残っていなかった。店長に『何飲む?』ときかれて『バタフライ』と答えた。翔が『カミカゼぢゃないの?』ときいてきた。『今日はそんな気分ぢゃないから。』と答えたら不思議な顔をしていた。バタフライが前にだされて翔に差し出した。『翔が好きな味だよ。飲んでみて?』翔は恐る恐る飲む。『おいしぃ!!!!俺これからこれにする!!!!』翔はいつもあたしが勧めたお酒を飲む。こんな感じがまた懐かしくて、嬉しかった。
    『そろそろいこうか?』翔が立ち上がり言う。『うん。』そう呟いて会計を済ませてbarを出る。ひとつ気付いた事がある。翔は出会った頃のようにカバンを持って手を繋いでくれなくなっていた。少し落ち込んでいると、翔に『どうしたの?』ときかれ『なにもないよ』と笑顔で答えた。

    2007-11-19 12:08:00
  • 93:

    何も変わらない店内。いつもの場所に案内される。あの日の晩の事があったのであたしは完全にお店からお金を使ういいお客さんになっていた。ヘルプの人達が『この前すごかったねぇ〜もう一回みたぃょ!!』とかみんな同じ様な事を言っていた。けど一度あそこまで派手にしてしまうと卸さないといけない様な義務感が出てきてしまった。この日は結局カフェパを2本卸してしまった。結局この日はラストまでいて、酔っ払った翔の面倒をずっと見ていた。送り出しの時翔に『翔、今日の祭りの時間までに起きれないからやめとく?』と呆れてきくと酔っ払ってまともに話せない翔は『らいじょ〜ぶ…』とだけ言い続けていた。

    2007-11-19 12:50:00
  • 94:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    酔っ払った翔の事だ。きっとまた約束をすっぽかす気がしたので諦め気味でタクシーで家路についた。約束の時間は六時。それまで少し時間があったので一眠りする事にした。

    2007-11-19 16:12:00
  • 95:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    4時前に起きてシャワーを浴びる。けど、まだ連絡はこなくて正直諦めた。美容室の予約をキャンセルして昨日急いで買いに行った浴衣をクローゼットになおした。予想していた出来事だったのでそこまで悲しくなかった。5時半を回った頃、翔から電話がかかってきた。『用意できた?何時頃つきそう?』はっ!?起きてるんなら連絡しろよ!って思ったのが正直な気持ち。けどやっぱり嬉しくて『少し時間かかって7時すぎになりそう』少し間があいて『わかったょぉ〜ん♪店泊したから店で待ってるわ♪』

    2007-11-19 16:27:00
  • 96:

    流歌tsuba5

    急いで用意してタクシーに乗り込む。久し振りに着た浴衣に少し恥ずかしさを感じながら…。店前に着き翔に電話をいれるとすぐに出てきた。『ぉはよぅ。かわぃいゃん』ドキッとした。本当は何も言ってくれなかったらどぅしょうと思っていたから。『ありがとぅ…』照れながら答えると、頭を撫でられ手を繋がれた。周りには浴衣を着た女の子やホスト達。
    タクシーに乗り込み行き先を伝える。運転手に『彼氏さん男前やし彼女さんも綺麗やから美男美女ですねぇ〜』なんて言われて恥ずかしかった。けど心の中では付き合ってないんだけどね。と思ってため息をついた。

    2007-11-30 04:39:00
  • 97:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    タクシーを降りるとすごい人だかりで少し酸欠になりそうだった。翔は手を繋いであたしを引っ張った。『危ないから』こんな一言で翔に男を感じた。翔は私服だから周りからみたら普通の恋人どうしに見えるのかな??なんて思った。『何かしたいものある??』ってきかれたけど手をつないでるだけで精一杯だったから首を横にだけ振った。少し歩き疲れて河辺で休憩した。ちょっと待っててと翔は言って翔はからあげとラムネを買ってきて横に座った。何時間喋ってただろうか。すごく幸せで昔の二人の事をずっと話していた。
    『もぅこんな時間か〜店いかないと。帰ろう』
    すごく現実に戻って寂しかった。時間が早く進んで終電乗り過ごさないかなんて考えてた。ぢゃあ、もっと一緒にいれると思ったから。

    2007-11-30 04:51:00
  • 98:

    .

    age

    2007-11-30 09:15:00
  • 99:

    名無しさん

    続き気になる?

    2007-11-30 15:02:00
  • 100:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    >>101さん
    アゲありがとうございます??
    >>102さん
    頑張って更新するので待ってて下さいね???

    2007-11-30 17:07:00
  • 101:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    タクシーがつかまらず電車で帰る事になった。帰り道はわかってたけど、わざとわからないフリをして迷った。そんな事しても無駄だってわかってるのに少しでも時間が欲しくてしかたなかった。繋いだ手を離したくなかった。駅について切符を買ってもらう。翔は『店行ったら反対方向やからちひろの駅まで送るわ』と行ってくれた。ホームで少し落ち込んだ顔をしていると『花火や祭りいっぱいいこな!!ちひろは俺と一緒でポーッとして和めるから色んな所いきたいねん!!』笑顔でそう言う彼に笑顔で頷いた。
    電車が着て2人で乗り込む。乗り換えの場所で翔は反対のホームに行き別れた。浴衣で1人で地元に帰るのが恥ずかしかった。周りはカップルや友達だらけであたしは1人。地元の駅について友達に電話をして、迎えにきてもらった。『浴衣似合ってるやん』なんて友達に言われたけど全然嬉しくなかったし翔を思い出してよけい悲しくなった。
    それからは何日も店に行かない日が続き会いたくて仕方なかった。翔は毎日連絡をくれる。それだけぢゃ満たされない自分がいた。

    2007-11-30 17:23:00
  • 102:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    この頃あたしはお金をすごく貯めていた。毎晩使ってたお金。遊びに行かなくなるだけでこんなにも貯まる事にビックリした。何をしても満たされない生活。店での翔の様子も気になる。何より会いたい。我慢は限界を超えてあたしの足はまたあの大きな扉に向かっていた。店前に着き翔に電話する。『翔…今店前にいてるねん』『はぁ?なんでやねん!!意味わからん。急すぎやろ(笑)大丈夫か????』と言われた。あたしは『早く迎えにきて』とだけつぶやいた。翔はすぐにあたしの目の前にあらわれていつもの笑顔で『ほんまなにしてんねん』と言って笑った。

    2007-11-30 17:35:00
  • 103:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    また毎晩の様にお店に行く生活に戻ってしまった。ある日愛に『アネゴ、サイト見たぁ????翔のスレたってたで』と言われ、一度目を通してみた。心配していたけど批判はなく皆が絶賛するヘルプだった。ただ口座らしき人の書き込みがない事が気にかかった。
    数日後翔は誕生日を迎えた。あたしはその日新人でバースディイベなんてない翔にお祝いをしに行った。手にはバースディケーキと50本のバラの花束。翔はすごく喜んで気分が良かったんだろぅ。初めてシャンパンを煽ってきた。誕生日だからと思い手持ちで払えるぐらいまで卸した。煽りはまだ続いていて翔も酔って止める気力なし。あたしはその日初めて未収をした。楽しいハズの誕生日が、少し後味の悪い誕生日になった。

    2007-11-30 17:46:00
  • 104:

    名無しさん

    あげ

    2007-12-01 12:51:00
  • 105:

    名無しさん

    急がすのは悪いんやけど、気になって仕方ないので、いっぱぃ更新して下さい?(笑)

    2007-12-01 18:33:00
  • 106:

    名無しさん

    (゚д゚)

    2007-12-01 20:57:00
  • 107:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    翔に店に行く事を控えると伝えると翔は『気にせんでいいで、来たい時においで。』と言われた。逆にあの書き込みがあってから行かなくなるのはおかしいかな?と考える様になり、今まで通りにする事にした。
    数日後お店でかなりのシャンパンを頂いて不覚にも酔っ払ってしまいその勢いで翔に会いに行った。店前につき翔に電話をした。『翔〜今から入るぅ-!!!!』それだけ言って電話をきると翔が走ってあたしの元へ来た。『なに酔ってんねん!!酔ってる所久し振りにみたわ(笑)』と言われ荷物を持たれ手を引かれた。
    いつもの場所に座ってタバコを吸おうとしたらタバコを店に忘れてしまった事に気付いた。おしぼりを持って来た翔にタバコを頼むとポケットからセブンスターを出してあたしに渡してきた。『もぅ買ってる(笑)』また彼は無邪気に笑う。あたしは酔った勢いもあり、飲み物をきかれ『ドンペリブラック』と言った。

    2007-12-01 23:40:00
  • 108:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    翔は少し驚きながら『カフェパ15本ぢゃなくてブラック????』ときいてきた。あたしは『ブラックでぃいよ。』とヘルプに言った。
    いつもよりコールはすごくて酔ったあたしのテンションはあがる一方だった。いくらでも煽ってこいぐらいの勢いだった。もちろん皆が煽ってくる。翔に何がいいときくとリステルがいいと言ったのでリステルを5本一気に卸した。あたしの勢いは止まらずドルフィン、ラーセン、ヘネシー、シンデレラなどを次々卸した。やっぱり気が付けば自宅のベットの上だった。慌てて翔に電話をした。『ちひろ、おはよう!!昨日もすごかったなぁ〜みんな潰れてたで(笑)俺もやけど(笑)』翔の声が頭に響いて痛かった。『で、あたしいくら使ったの…??』ときくと、翔は申し訳なさそうに『250万ぐらぃ。未収やで。大丈夫か????』と言われた。

    2007-12-01 23:53:00
  • 109:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    頭が真っ白になって意識が薄れていきそうになった。一体何卸したらそんないくねんって感じだった。今ギリギリ200万はある。けどこのままぢゃどう足掻いても用意出来ない。回収日まで15日ぐらいだった。とりあえず翔を不安にさせたくなかったので『大丈夫…また電話すると言って電話をきった。』

    2007-12-01 23:58:00
  • 110:

    名無しさん

    この話大好き♪♪

    2007-12-02 17:03:00
  • 111:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    >>115さん
    ありがとうございます??そんなん言って頂けるとかなり嬉しいです??ありがちな話ですが最後までお付き合い下さいm(_ _)m

    2007-12-02 18:05:00
  • 112:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    電話を切った後思考回路が停止して胃にむかつきを感じ何度も嘔吐した。3日間そんな状況が続き翔からの連絡も無視をしていた。携帯の着信履歴は翔でいっぱいだった。メェルもかなり入っており、ずっと未読のままだった。あたしはメェルも見ずに翔に電話をした。翔はすぐに電話にでた。『なんで連絡でてくれへんねん!焦ったやん!まぁ-俺はちひろの事信じてるから、』
    信じてる…これは翔の口癖だった。最初は信用してもらえてる事が嬉しかった。けど今は何故か怖い。信じてるなんて言われたら零す事なんて出来ない。残り50万…
    もう選択権は残ってなかった…

    2007-12-02 19:00:00
  • 113:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    最初の風俗ってみんなはホテヘルが基本的に多いと思う。けどあたしの場合そんな状況ぢゃなかった。知り合いのスカウトに1日一番稼げる場所を紹介してとお願いした。スカウトは『涼ちゃんは顔は全然オッケィやから福原いこか!多分受かると思うし昼間でも稼げるで!』と言う事で次の日の朝すぐに福原に行き面接をした。お店に受かってとりあえず明後日からと言う事になった。その間にクラブの方は長期休暇をお願いする事にした。

    2007-12-02 19:32:00
  • 114:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    当日、講習と撮影が終わり、あたしはもうここまで落ちてしまったんだと思った…。平気ではなかったケド何も感じなくなっていたのか思ったより苦痛ぢゃなかった。もちろん気持ち悪かった。けどそれ以上に翔の【信じてる】が重くのしかかった。その日は早朝から夕方まで働いた。手にした金額…89000円

    2007-12-02 19:47:00
  • 115:

    名無しさん

    期待アゲ?

    2007-12-04 17:17:00
  • 116:

    名無しさん

    ???

    2007-12-04 18:48:00
  • 117:

    名無しさん

    待ってます!

    2007-12-05 07:35:00
  • 118:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    >>120さん
    期待アゲありがとうございます??
    >>121さん
    アゲて頂け嬉しいです??
    >>122さん
    長い間待たせてごめんなさぃ?今日から頑張ります?

    2007-12-05 21:02:00
  • 119:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    半日で9万近くの大金が手に入った。すごく恐かった。だけど代償は大きい…家に着くとすぐにシャワーを浴びる。何も着ないまま布団に潜り込み携帯を見ると翔からの着信。電話はかけ直さずメールを見た。初めて出会った頃からのメール。不意に涙が零れてくる。あたしはこんなに汚れてしまったんだと思った。
    翔に電話をかけなおすと『ちひろ!未収大丈夫やんな?No.入れそうやねん!だからホンマ頼むで!ちひろだけが頼りやねん!俺先輩見返したいし、新人でNo.入ったらかっこいいやん?そう思うやろ?ちひろ?』
    やっぱり翔はホスト。
    『うん。翔…でもあたしはNo.なんか入ってなくても翔の事が…』

    2007-12-05 21:44:00
  • 120:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    『え?なんて?ってかホンマ頼むなぁ〜今から遊びに行ってくるからまた電話かけるわぁ♪』そう言って翔は電話を切った。
    勘違いしていたあたしがバカだった…。昔の翔は【No.なんか興味ない】【楽しく仕事出来たらそれでいい】だったのに今はNo.を気にしだしあたしの事を全然考えてくれなくなった。あたしやっぱり騙された…。けど信じたい…翔を…。
    それにあたしがお金に困ってるって言ってないから翔は気にしてないんだと思うようにした。きっと事実を話せば心配してくれる…と。
    次の日も仕事に行き期日まで頑張った。なんとか期日までに260万少々のお金が用意出来たので払いに行く準備をしていた。するとあたしの携帯が着信を知らせてる。ディスプレイには【チーママ】

    2007-12-06 04:24:00
  • 121:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    チーママの電話は無視出来ない。仕方なく電話にでる。『お疲れ様です。どうしました?』
    『あ〜お疲れ様!あのなぁ〜今から鍛冶さんとアフターやねんけど、でてこられへん?鍛冶さんが会いたい言うてるねん…』
    鍛冶さんはチーママ口座のお客様であたしをすごく可愛がってくれて同伴してもらったりドレスを買ってくれてたお客様。何度か電話も掛かってきていたが…今から翔の所に行くついでだし、少しぐらい、いいかと思った。
    チーママに行きますと言っていつもアフターで行くラウンジに向かった。翔にはタクシーの中で電話をかけ少し遅れると言って電話をきった。

    2007-12-06 04:34:00
  • 122:

    名無しさん

    ?

    2007-12-06 12:50:00
  • 123:

    名無しさん

    ?

    2007-12-06 20:05:00
  • 124:

    なあ

    2007-12-06 22:37:00
  • 125:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    >>127さん>>128さん
    レスあげありがとうございます??
    >>さはらさん?
    呼びかけでしょうか???今から書きますね?

    2007-12-07 23:00:00
  • 126:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    鍛冶さんとアフターする時に行くお決まりの場所に向かう。扉をあけるとカウンターに座るチーママと鍛冶さん。『涼〜お前何休んでるねん!!心配しとってんぞ』と言ってデコピンされた。『すいません。ちょっと家庭の事情で…』鍛冶さんは笑いながら『まぁ、飲め』と言ってビールをついでくれた。
    久し振りに飲むビールはメチャクチャおいしかった。今日まで気を張り詰めて頑張ってきたんだ。少しだけのご褒美。と思いながらピッチは早くなる…

    2007-12-07 23:13:00
  • 127:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    気が付くとあたしはベットの上…………………。隣には……………………………………………チーママ??……………………ん????はぁぁあぁぁ!?!?!?!?
    知らない部屋で目覚めたあたしはとりあえず現状が飲み込めず頭が混乱していた。チーママを起こそうにも正直怖くて起こせない…。とりあえず携帯を探すケド見つからない!!荷物がなぃ!!!!
    これはさすがにャバイと思って恐る恐るチーママを起こす。『すいません…あの鞄知らないですか?ってかここどこですか?』「涼チャンおはよう…ここあたしの家やで。やっぱり昨日の事覚えてないの????とりあえず荷物はリビングあるで。コーヒーでいい?」『あっはい…』(意外に機嫌いいやん(笑)ってそれどころちゃぅわ)あたしはベットからおりてリビングに向かう。とりあえずタバコ吸いたいけどチーママは禁煙したばっかりだ…きまづい…。するとさすがチーママ!!「気にせんと吸いや。寝起きのタバコは必要やろ?」と言いながら換気扇の下を指差した(笑)

    2007-12-07 23:28:00
  • 128:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    苦笑いしながら携帯とタバコを探す。携帯見てジッポを持っていた手を止める。昨日は未収期日…
    そう携帯には大量の電話とメェル。もちろん全て翔からだ。時間を見るともぅ昼すぎ…。メェルは怖くてみれない。5分程固まっているとチーママが声をかけてきた。『どなぃしたん??まだ寝ぼけてるんか????(笑)』あまりの余裕のなさに返事が出来ない。『涼チャン顔真っ青やんか!!何かあったんか!?!?』「ぃや、大丈夫です。ちょっと予定忘れてて…今日はお邪魔してすいません。ご馳走様でした。帰ります…」『ホンマにそれだけなん????』「はぃ…」チーママはまだ何か言おうとしていたけど荷物を持って玄関に向かう時気付いてしまった…

    『嘘やん…』

    2007-12-08 07:23:00
  • 129:

    名無しさん

    めっちゃ気になるわ^O^
    頑張って♪

    2007-12-08 07:37:00
  • 130:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    玄関に向かう足をとめチーママにたずねる。




    『GUCCIの紙袋知らないですか…????』





    神様…
    あたしは何かしましたか?こんなにも不幸なのはあたしだけぢゃなくてみんなそうなんですか?まだ続くんですか…?それとも翔はあたしの運命の相手だから離れないようにする為ですか?ねぇ?教えてください…



    『知らんでぇ-』



    やっぱり神様、あなたはあたしの事がお嫌いだったんですね…。

    2007-12-08 07:39:00
  • 131:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    >>134さん
    ありがとうございます??リアルタイムですねぇ?頑張ります?因みに>>144もAA略になってますが小説なんで飛ばさず読んで下さい?

    2007-12-08 07:42:00
  • 132:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    『そぅですか…帰りますね』
    そぅ言って外に出た。精一杯の言葉。外は晴天。眩しすぎる太陽に腹が立つ…。きっと目の前にクスリを差し出されたら手を出すだろぅ。もぅ生きるのが嫌になった。誰が信じる?ぃや、誰も信じやしない。だけど体売ってまで汚れてまで作ったのに何故があたしが嘘をつく必要がある?

    お金落としました…なんてさ…

    2007-12-08 07:49:00
  • 133:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    何時間うずくまっていたかわからない。携帯は知らない間に電池がなくなっていた。外は薄暗くなってきていた。コンビニに入って充電機を買って携帯の電源をいれる。
    タクシーに乗り電話をかける…もちろん相手は翔。
    コールもならない間に翔の声がきこえる。『ちひろ!!!!何やっててん!!!!』翔の怒った声こんな形で初めてきくなんて悲しかった…。『ごめん…』言葉がでない。『ごめんぢゃなぃゎ!!俺お前にとばれたと思って仕事休んでもぅてんぞ!!代表や役職組から鬼電でどないしてくれんねん!!』
    気分が悪い…耐えれない…『ちょっと待って』そぅ言って運転手におろしてもらって目の前の店のトイレに駆け込んだ。

    2007-12-08 08:03:00
  • 134:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    携帯からは翔の怒ってる声がもれてる。あたしは構わず嘔吐し続けた。精神的にもう絶えられない…携帯を耳にあて『ごめん…ホンマにかけなおすから今はきって…』そう言って携帯を耳から離そうとした瞬間
    『お金は?』
    落ち着いた気分がまた一気に悪くなる。何も言わず電源を落とした。
    少し落ち着いてタクシーに戻る。運転手はかなり心配してくれていて冷たい水をくれた。そのお陰か少しだけ安心して家につくまで落ち着けた。運転手にお礼を言い家に入る。部屋に行きベッドに横になる。翔に電話かけなおさないと…

    2007-12-08 08:30:00
  • 135:

    名無しさん

    続き気になるッッ?

    2007-12-08 10:13:00
  • 136:

    名無しさん

    ??

    2007-12-08 17:05:00
  • 137:

    流歌◆jjWZ46E2ro

    今から書きますね??
    頑張ります??

    2007-12-09 06:10:00
  • 138:

    瑠歌◆8VRNSjEnD6

    何度も電源を入れようとしたが怖くて出来ない…。【お前】そう確かにあの時、間違いなく翔は【お前】と言った。その言葉が頭から離れない…。けどこのままにしておいても状況は悪くなるだけだ。あたしは意を決して電源を入れる。ついたと同時に何通もくる着信通知メール。全部翔からだ。一番最近の時間で2分前…。
    案の序携帯の着信音は部屋中に響渡る。また気分が悪くなってきたが電話におそるおそる出る

    2007-12-09 06:40:00
  • 139:

    名無しさん

    気になるってば?

    2007-12-09 15:33:00
  • 140:

    名無しさん

    めっちゃおもろい!!ってか主さんGUCCIの紙袋に250万入れてたん?!ありえんよっ(´;ω;`)
    完結までずっと読むからがんばってくださいッ

    2007-12-10 01:50:00
  • 141:

    瑠歌◆8VRNSjEnD6

    すいません。寝てしまいましたΣΣ(゚Д゚;)━━
    >>144さん☆
    今から更新しますね☆
    >>145さん☆
    有難う御座います!!250万は封筒に入れて紙袋に入れてました。財布に入らなかったのとカバンがパンパンだったので別にしてたんですよ…。面倒なタイプで現金はいつもポケットにいれてるんです。財布の意味ないんですよ…笑

    2007-12-10 03:05:00
  • 142:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    トリップ間違えてました━━━(;´Д`);´Д`);´Д`)━━━!!!

    2007-12-10 03:08:00
  • 143:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    『もしもし…』
    少しの沈黙の後に…『ちひろ、何考えてんねん』「ごめん…」『で、お金はあるんやろ??まさか用意出来なかったとかじゃないよな…??』「…。」言えない…。
    『期日は1日延ばしてもらったから今日払いにきてな』「…。」『きいてる??』「ぁッ…お」『え??なんて??』「落とした…」
    怖かった…。次に返ってくる言葉が。何故??って??こんな状況になってもあたしが恐れているのは翔に嫌われる事だから…

    2007-12-10 03:18:00
  • 144:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    『はっ??…どこにやねん!!なんでやねん!!お前これがどういう事かわかってんのか!!!!』思わず耳から携帯を離す。また【お前】って…。
    『探したんか??どこでやねん??俺どうしたらいいねん…ちひろなんか言え!!』あたしは混乱して頭が痛くなり胃も痛くなる。もうごめんしか出てこない。
    『探しに行け…俺はちひろの事信じてるから。…用意出来るよな…??ぢゃないと俺代表に何されるかわからん。なぁ?なかったら客に頼んでや…直引きしてや…』

    2007-12-10 03:26:00
  • 145:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    一瞬、耳を疑った…。直引き?「直引きって何するか知ってるん??」確かに数万だけなら店外ぐらいですむだろう。けど250万は…
    『外で会うだけやろ??』「あたしに客と寝ろって事??」『そこまでしろとは言ってない。』
    やっぱり翔はホスト。あたしの事なんて考えてくれてない。自分の事だけ…。少しはどこかで期待してた。ゆっくりでいいよって言ってくれると…

    2007-12-10 03:34:00
  • 146:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    重い体を動かし携帯を手にとりチーママに電話をかける。
    『おはよう!!どないした??やっぱ何かあったんやろ??』優しいチーママの声。涙を堪え「おはよう御座います。いや、昨日の記憶なくて…化粧品入った紙袋どっかで忘れたみたいなんで昨日行った店全部教えて欲しいんですよ…」
    本当は全てを吐き出したかった。けど情けなくて言えなかった。チーママは心配しながら昨日行ったラウンジとバーを教えてくれた。あたしはお礼を言い化粧をして着替え繁華街にみつかりっこない紙袋を探しに行った。

    2007-12-10 04:18:00
  • 147:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    結果はもちろんない。そんなの親切に置いてくれる人なんていない。もぅ何も考えたくなかった。誰に頼る事も出来ない、誰より信じていた翔にさえも…
    携帯をとりだし翔に電話をかける『もしもし、ちひろあったか?』翔はあたしの心配ぢゃなくてお金の心配をする。「なかった…」『なかったちゃうやろ!!どないすんねん!!』ほらね…
    「あたしだって辛いねん…」『今はそれどころ違うやろ!!ちひろの事信じて未収したのに…』「なん…で…」『え?』「なんで自分の事ばっかりなん?客の財布の中身わかってないからやん…あたしだってお金落とした時頭真っ白になってんで!!そんな気持ちもわからんと…あたしがどんな気持ちであのお金…」『どぅゆう事?』「それは…」あたしは言えなかった。ソープ嬢だなんて言えなかった。翔があたしの事を【汚い】って思う事だけはさけたかった。こんなにもなってもあたしはまだ翔の事が好きなんだとわかってまた泣いた。

    2007-12-10 10:35:00
  • 148:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    あたしが電話越しに泣いていると『ちひろ?ごめんな。でもちひろがお客さんと会う前に入金しにきてたらこんな事ならんかったやん。違うか?それに落としたなんて誰も信じてくれへんで。でも俺は信じてるから。俺だけはちひろの見方でおったる。とりあえず代表に話するゎ。また連絡するから今日は家帰っとき。また連絡する。』
    久しぶりにきいた翔の優しい声、今までの翔への不信感が一気になくなってしまった。「うん。ごめんな。あたし次の期日までには用意するから…」

    2007-12-10 10:41:00
  • 149:

    名無しさん

    気になる?書いて下さいね?

    2007-12-10 11:25:00
  • 150:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    >>155さん?
    ありがとうございます?今から眠くなるまで書きますね?

    2007-12-10 18:09:00
  • 151:

    名無しさん

    うわーい?

    2007-12-10 18:11:00
  • 152:

    名無しさん

    次の期日まであと1ヶ月。なんとか詰めて働けば…。これがあたしの甘い考えだった。
    その夜、翔から電話があり『一応待ってもらったけど、かなり大金やから急いでな。あと俺収入ないから家賃と携帯代と生活費工面して欲しいねんけど?いい?』あたしは自分のせいで給料がない翔に罪悪感を感じ「うん」と返事をしてしまった。その後は他愛もない話をしてまたいつもの2人に戻れて嬉しかった。だけど次の日またあたしは瑠歌の仮面を被る。そう考えるとやっぱり辛かった。

    2007-12-10 18:19:00
  • 153:

    名無しさん

    しおり

    2007-12-11 05:35:00
  • 154:

    名無しさん

    あげ

    2007-12-12 03:21:00
  • 155:

    名無しさん

    かわいそうすぎる?絶対頑張ってください?

    2007-12-12 17:16:00
  • 156:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    >>157さん☆
    すぐ寝ちゃってごめんなさい><
    >>159さん☆
    しおり有難う御座います☆
    >>160さん☆
    レスあげ有難う御座います♪
    >>161さん☆
    頑張ります!!でも実際あたしみたいな子もたくさんいてるんでしょうね…
    そう考えるとみんなに頑張ってもらいたい!!

    2007-12-13 14:26:00
  • 157:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    その晩あたしは仲の良い友達に電話をかけた。相談は出来ないけどくだらない話でもしないと落ち着かない自分がいた。
    友達はあたしの様子がおかしいのが分かったのか『まだバー開いてるから少し会って話そうか?久しぶりに2人で飲もう』と言ってくれた。彼なりの気遣いだったんだろう。
    待ち合わせ場所に向い2人で店に入る。『今日はなかなか可愛いやん。』そんな冗談を言われて「いつもですけど??」と言い返す。少し気持ちが楽になった。彼は『大丈夫??俺に協力出来る事があったらなんでも言って。俺中学の時からちひろの事…』
    続きは知ってる。だから「ストップ。わかってる。ありがとう。」

    2007-12-13 14:36:00
  • 158:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    彼の気持ちは昔からしっていたけどその気持ちを受け入れる事はどうしても出来なかった。あたしは最低だ。彼の気持ちを知りながらも翔の相談をしていたのだから…。
    『翔の事やろ?言いたくないなら聞かないけどもし力になれるんやったらその時は頼って。』優しい彼…。けど「ううん。大丈夫。今こうして話聞いてくれてるだけであたしは救われてるから。」
    『そっか。ならいつでも飲み誘えよ。カラオケでも行く??』あたしは首を振って帰ろうと言った。
    家まで送ってもらいありがとうと呟いて別れた。

    2007-12-13 15:33:00
  • 159:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    次の日からあたしはお店にフル出勤をお願いした。けど店側は『そんな事したら体が持たないから週5にしたら?』と言ってきた。あたしが困った顔をしていると『未収か?』と店長が聞いてきた。
    あたしは思わず「違います」と言ってしまった。結局あたしはプライドを優先してしまったのだ。
    きっと店長は気付いてたんだろうが『そっか。でも無理はするな。』と言ってくれた。
    どんどん汚れていく日々。自分が笑っているのかもわからなくなってきていた。

    2007-12-13 15:39:00
  • 160:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    けどそれとは反対に暇な状況が続く…。時期的にもどこも厳しい季節だった。
    焦れば焦る程苦しくなる。毎日続く翔からの電話の催促。結局家賃などを渡していたらお金なんて思ったよりたまらなかった。
    そんな日がつづいた時、あたしは完全に病んでしまった。お店にも行きたくない、電話も出たくない、結局仕事を休んでしまう日々が続いてしまい、期日までに間に合わない状況になってしまった。

    2007-12-13 15:44:00
  • 161:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    翔に電話をして期日を延ばす様に頼んだ。もちろん翔は『ちゃんと約束したやん!!なんで無理な事最初から言うねん。また詰められるし店でどんだけ恥かくと思ってるん??もういい加減にしてや。』
    あたしは謝る事しか出来ない。『わかった。なんとかするけど、今月も面倒見てな。何か他にもいっぱいお金いるからよろしく。』もう、うん。と返事するしかなかった。
    もういっぱいいっぱいだった。何であたしがこんな目に…それしか頭の中には出てこない。
    ある日あたしの携帯に食事の誘いのメェルがきた。愛だ。正直嬉しかった。けどあたしは疲れ切っていて食事を断ってしまった。

    2007-12-13 15:53:00
  • 162:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    すると愛から電話がかかてきた。仕方なく電話に出ると『アネゴ??今日は強制やで!!大事な話あるから!!しんどいんやったら迎えに行くし!!』「迎えにこやんでええって(笑)ほな行くわ♪」『うん!!美香チャンもいてるからいつものバーで9時ね!!』あたしは了解と言って電話を切った。
    たまにはいいかと思いOKを出した。あたしは久しぶりにフルメイクをして繁華街のとあるバーに行く。そう翔といつも待ち合わせしていたバーに…。
    9時にバーにつくと愛達はもう来ていた。他愛もない話をしてお酒を飲む。とても楽しかった。夕食はバーで出前をとりみんなで食べた。もうすぐで12時を回りそうな時急にバーの電気が全部落ちた。
    あたしは停電や!!と思い驚いていると…

    2007-12-13 16:04:00
  • 163:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    『ハッピーバースディ涼ちゃん!!!!』
    20本のローソクをさしたケーキを持ってバーの店長が奥から出てきた。皆も『涼ちゃんおめでとう☆やっと酒飲めるやん(笑)』とか言いながら笑ってる。
    唖然とするあたしに美香が『あんた本間に忘れてたん??』と笑いながら聞かれた。
    何故か関係ないお客さんまで一緒に祝ってくれている状況…

    2007-12-13 16:10:00
  • 164:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    あたしは涙が止まらなかった。色んな事がありすぎて辛くて苦しくてたまらなかった。みんなの暖かさが嬉しかった。
    12時を過ぎてからは電話ラッシュだった。色んな人からお祝いの言葉を頂いて3日先まで予定が埋まった。
    『今日はアホ程酒飲むで!!』美香はそういって泣いてあたしにテキーラを渡してきた。
    みんなでカウンターに座って腕を組んで一気した。大嫌いなテキーラだったけどこの時だけは何杯でも行けそうだった。

    2007-12-13 16:16:00
  • 165:

    名無しさん

    しおり?

    2007-12-13 17:11:00
  • 166:

    名無しさん

    続き気になるけど主さんのペースで頑張って下さい?楽しみにしてます???

    2007-12-13 21:44:00
  • 167:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    >>171さん☆
    しおり有難う御座います♪
    >>172さん☆
    そう言って頂けると気持ちが楽になります♪
    有難う御座います(*^□^*)

    2007-12-14 05:06:00
  • 168:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    かなり酔っ払ってしまい何をしても楽しい状況。けどやっぱり翔の事は頭から離れてくれなかった。
    酔った愛が『ホスト行こう』と言い出し美香もどうやら乗り気。あたしは正直あまり行きたくなかった。けどこんなサプライズを用意してくれた2人に断るのは申し訳ない。それに2人は未収の事なんて知らないから仕方ない。少しぐらい…と甘い考えだった。
    愛の提案でキャッチを待とうとなった。偶然にも今日は翔の店は定休日。なんとか会わないですむ。
    3人で歩いてるとやっぱり何人ものホストが声をかけてくるが愛や美香が行ったお店が多く全て断った。

    2007-12-14 05:13:00
  • 169:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    もう諦めて帰ろうとなった時3人のホストが話しかけてきた。『ちょっといいですか?』
    丁寧な口調。気付きにくいが身なりからしてベテランだろう。愛と美香が交渉しておりOKサインが出た。
    6人で店に向う。お店の中に入ると綺麗な店内。翔のお店とは全然違う感じだった。音楽もそこまでうるさくなかった。
    『お飲み物どうされます??』最初に声を掛けてきた人が聞いてきた。

    2007-12-14 05:21:00
  • 170:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    愛と美香は少し飲み過ぎだからと言う事でカクテルを頼みあたしはビールを頼んだ。
    もちろん彼等達にも。最初の彼があたしの右横に立ち『お隣いいですか?』と聞いてきた。
    あたしは『どうぞ』と答え左に寄った。彼の名前は【蓮】一瞬、美香のお気に!?と思ったけど人違いみたいだった(笑)
    蓮はあたしの横にある花束を眺め『誕生日だったの?』と聞いてきた。あたしは「さぁ?」と誤魔化して笑った。

    2007-12-14 05:30:00
  • 171:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    きっとどれだけ酔ってもどれだけ男前なホストがいても翔を忘れないのは今日が誕生日だから…。
    叶わないとわかっていてもあの日の約束が頭から離れない…

    2007-12-14 05:33:00
  • 172:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
    『ちひろの誕生日は俺がお祝いするから!!プレゼント何がいい??ってか本間すごいサプライズ用意してるから楽しみにしとけよ。』
    「お祝いなんてしなくていいよ」『あ!!花束はないで(笑)俺花束持って歩くの恥ずかしいから!!』
    「ばぁ〜か(笑)」『俺が一番最初に祝うから。だから他の男に祝ってもらうなよ』

    2007-12-14 05:45:00
  • 173:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    翔、覚えてる??今はそんなの出来ないってわかってるけどやっぱり翔の連絡待ってる。
    あたしの誕生日すら忘れたん??お祝いなんてしていらんねん。翔が横おってくれるだけで良かった。
    連絡くれて『おめでとう』って言ってくれるだけで…

    2007-12-14 05:52:00
  • 174:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    『涼ちゃん!!どうしたん!?』
    肩を叩かれるあたし…また翔の事考えてたんだ。気が付くと泣いていた。
    蓮は『ちょっと外出ようか??』と言ってあたしを外に連れ出した。外は少し冷たい風が吹いて火照った顔に当たると気持ちが良かった。
    「このままどっかに消えたい」あたしがそう呟いたら『一緒に?』と笑った。

    2007-12-14 06:13:00
  • 175:

    名無しさん

    ??
    頑張って更新キボンヌ?

    2007-12-14 06:16:00
  • 176:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    少しの沈黙が続く。先に沈黙を破ったのは…
    『なんで泣いてたの?ってきくのは駄目ですか?』蓮だった。「誕生日で嬉しかったから」あたしはそう答える。
    『嘘付くの下手すぎ』「嘘ぢゃないよ。それでも泣いたし」蓮は笑って『そっか』と言った。
    「みんなが心配するから戻る」と言ったら蓮は『明日1人できてくれないですか?』と言ってきた。

    2007-12-14 06:20:00
  • 177:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    >>181さん☆頑張って更新しますね♪

    2007-12-14 06:23:00
  • 178:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    意外な発言に「なんで?」と返す。
    蓮は『会いたいから』あたしは思わず笑ってしまった。「気が向いたら行きます」と返事した。
    『待ってます』と蓮は言ってあたしは店内に誘導した。

    2007-12-14 06:28:00
  • 179:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    2時間ほどであたし達は帰った。その日は仕事が休みだったので愛の家に泊まる事のした。
    愛は『最近翔の所行ってる??』ときいてきたので「行ってないよ」と返事した。
    愛は『アネゴ最近元気なかったからさ…さっきも…』愛は本当にあたしの事を心配してくれる。
    「大丈夫。また飲みに行こう」と言ったら『うん』と笑ってくれた。

    2007-12-14 06:34:00
  • 180:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    目が覚めたのは午後5時。久しぶりにこんなに寝れた。愛は仕事の準備をしていたので一緒に家を出る事にした。
    携帯を見ると蓮からメェルがきていた。【昨日はありがとう。登録しといてな。】愛想のないメェルだけど笑えた。
    とりあえず店に電話をして3日程休むと電話した。少し心配されたが誕生日だからと言うと、それは休んだ方がいいと言われた。
    7時の待ち合わせに間に合う様に急いで用意して愛と家を出る。

    2007-12-14 10:11:00
  • 181:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    今日は昔のバイト先の友達と居酒屋に行く約束をしていた。久しぶりに会って懐かしい話をして1時ぐらいに解散した。もう少し長お酒が欲しかったのでバーに行こうとした時蓮の事を思い出した。
    【少し覗こうかな】と思い蓮に電話する。近くまで迎えに来てもらって店まで一緒に向った。
    蓮は『ずっと待ってたよ。ありがとう』と言ったので「ずっとってまだ営業始まったばっかやん」と言い返してしまった。
    席につくなり蓮は『飲み物なんでもいい?』と言ってきたので「焼酎以外なら」と答えた。

    2007-12-14 10:18:00
  • 182:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    蓮は奥に入って行きすぐに戻ってきた。
    手にはシャンパンと花束を持って…。「なにそれ??」『誕生日おめでとう。僕からのプレゼントです。』

    2007-12-14 10:21:00
  • 183:

    名無しさん

    続き気になるから???

    2007-12-14 17:21:00
  • 184:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    >>189さん?
    頑張って更新しますね?レスアゲありがとうございます?

    2007-12-14 18:14:00
  • 185:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    あたしは突然の事で驚き動揺を隠せなかった。「え…意味がわからん」蓮は隣に座り『遅れたけど祝いたかったからさ』と言って笑った。シャンパンをグラスにつぐ蓮。つぎ終わると『ケーキはないけどごめんな』と言った。
    【花束はなぃで(笑)俺花束持って歩くの恥ずかしいから!!】
    翔と重なる…けど彼は翔ぢゃなくて、蓮だ。現実に戻って蓮と乾杯をした。

    2007-12-14 18:28:00
  • 186:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    シャンパンを一気する。もう色んな事が交差して平常心を装っていられなかった。『なんで目を見ないの?』シャンパンを注ぎながら蓮がきいてきた。「…癖みたいなもん」
    そう…あたしはプライベートになると全く人の目を見れない。
    『良かった。』「え?」『嫌われてると思った。』この人は人を引き込むのが上手いなと思った。1時間も経たないうちにシャンパンは綺麗にあいた。『ビールですか?』と蓮がきく。「ううん。ドンペリでいい。」何故かそう言っていた。

    2007-12-14 18:46:00
  • 187:

    瑠歌◆jjWZ46E2ro

    蓮は少し驚いて『気持ちは嬉しいんですけど、今飲んだカフェパの方が僕は嬉しいです。』あたしは蓮以上に驚いた。蓮は笑って『ビールでも嬉しいですよ』と言った。

    2007-12-14 18:53:00
  • 188:

    名無しさん

    楽しみにしてます?ありがとぅ??

    2007-12-14 22:53:00
  • 189:

    名無しさん

    一番好きです?

    2007-12-14 23:35:00
  • 190:

    名無しさん

    また騙されるとか?ワラ続きみたい

    2007-12-16 12:11:00
  • 191:

    名無しさん

    面白い???

    2007-12-16 22:16:00
  • 192:

    瑠歌◆VofQjq5eFc

    >>194さん
    こちらこそありがとうございます??頑張って更新しますね??
    >>195さん
    たくさんある中から一番好きって言っていただいてありがとうございます??
    >>196さん
    どぅなるんでしょ??(笑)頑張って続き書きますね??お楽しみに?
    >>197さん
    おもしろいですか??主も振り返りながら呆れて笑ってしまいます(笑)頑張って続き書きますね??

    2007-12-17 15:38:00
  • 193:

    瑠歌◆VofQjq5eFc

    瑠歌です?トリップかえました?

    2007-12-17 15:39:00
  • 194:

    瑠歌◆VofQjq5eFc

    『涼ちゃん?携帯なってる』蓮があたしの携帯を指差す。
    着信は…【翔】
    『誰?』「友達…ちょっとごめん」そぅ言って外にでる。「はぃ…」『ちひろ?今どこ?』言えない…「今は家の近く。どうしたの…?」『ん-今から店これない?少しでもお金いれて欲しいんだけど…』「…わかった。ついたら電話する」『お-』 プープープー。
    結局あたしの欲しかった言葉はなかった…。外は冷たくて誰かに抱きしめて欲しいような日だった。『もう電話おわったやろ?寒いから入り』そう言って蓮はあたしの手をひいた。蓮の手はすごく暖かかった。

    2007-12-17 16:04:00
  • 195:

    瑠歌◆VofQjq5eFc

    『またあいつ?』席について少ししてから蓮がきいてきた。
    「あいつって?」『昨日お前を泣かしてたやつ』「あたし泣いてたっけ?」『誕生日祝ってもらって嬉しくて泣いてたやろ?』「…うん」『嘘つき』「……うん、ってか…」『うん?』「蓮ってそんな喋り方するねんな」『あ-うん。前の方がいい?』「どっちでもいい」『ぢゃぁお前って呼ばれるの嫌?』
    【お前】翔があたしに言った冷たい言葉。けど蓮の【お前】は何故か落ち着いた。きっと2人は正反対だから同じ言葉でも違うんだろうか?それとも…

    2007-12-17 16:18:00
  • 196:

    瑠歌◆VofQjq5eFc

    「嫌ぢゃないよ」あたしはそう言って蓮に手でバツマークを作って見せた。『帰んの?』「うん。チェック」『いかんでいーやん』「なんの事?」『俺がいてるやん』なんでホストってそんな台詞こうも簡単に言うんだろう…でもよく考えたら…
    「あたしもか…(笑)」『えっ?何が?』「なんでもない。今日はありがとう。この日は一生忘れない。本当にありがとう…蓮」蓮は少し不機嫌な【フリ】を見せていたがあたしがそう言うと少しだけ笑ってくれた。

    2007-12-18 17:40:00
  • 197:

    瑠歌◆VofQjq5eFc

    『行きましょうか』「うん。」鞄を持とうと蓮が手を出してきたがあたしは首を横に振った。

    2007-12-18 17:45:00
  • 198:

    流歌◆VofQjq5eFc

    外は寒かったけど蓮からもらった花束のおかげで暖かい気持ちになれた。
    『帰ったら電話して。心配だから』心配なんかしてないくせに。「あたし連絡するの嫌いやから」『なんで?』「だって返事を待つのは辛いから…」『電話でいーやん』「でないかもしれない」『出るよ。お前の電話は全部出る。だからかけてきて』「わかった…」
    そう言ってあたしはタクシーに乗り込み、蓮の顔を見ず行き先をいいタバコに火をつける。

    2007-12-18 17:50:00
  • 199:

    流歌◆VofQjq5eFc

    翔の店の前につき電話をかける。『はぃ。ちひろついたか?』「うん」『前で待ってて』「うん」電話はきれて、あたしは扉の前でしゃがんで待つ。蓮からもらった花束は隠さなかった。嫌みとかぢゃなくて嬉しかったから手放したくなかった。

    2007-12-18 18:00:00
  • 200:

    流歌◆VofQjq5eFc

    扉をあけて出てきた翔はあたしの前にしゃがみ、『今日可愛いやん』そう言って頭をなでる。あたしは恥ずかしくなって思わず顔を下に向けてしまった。『ちひろ、こっち見て』「うん」そう言って下を向いたままカバンの中から財布を取り出していると『そんなんいいから早くこっち見て』「え?」そう言って顔をあげたあたしの目の前にあったのはリボンの付いた小さな小包だった。

    2007-12-18 18:04:00
  • 201:

    流歌◆VofQjq5eFc

    禁止ワードばかりでかなり書きにくいです????ちょっと出直します?
    22時ぐらいに再開予定です?

    2007-12-18 18:06:00
  • 202:

    流歌◆VofQjq5eFc

    「え?…これ…」『誕生日やろ?』「そうやけど…何で?ちょっ…待って」あたしは涙が止まらなかった。我慢しようとすればする程涙が溢れた。何でこのタイミングやねん。そんな気持ちでいっぱいであたしは泣きながら「何でなん」とずっとつぶやいていた。
    翔は『何泣いてんねん!そんなええもん買ってあげれんかったから安物やけど祝ってあげれんかったからさぁ、ごめんな?』あたしは「ありがとう」と言ってまた泣いた。『ちひろ?友達に祝ってもらったんか?』「え?」『それ』そう言って翔は花束を指さした。「あぁ、うん…愛達が」何故か蓮の事は言えなかった。

    2007-12-18 20:49:00
  • 203:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『そっか!花束やからてっきり男かと思ったわ!(笑)』「そんなん誰もくれへんわ」『それでえーねん!』「翔ってホンマ意味わからん」
    翔は彼氏でもなんでもない。けどあたしを束縛する。別に騙されててもいい、せめて色カノにして欲しかった。
    『なんで?』「…だって翔はあたしに他の男と遊ぶなって言うやん。彼氏ちゃうのに」『だから〜いつも言うてるやろ?俺は言葉にださん。気持ちが通じあってるのちひろにはまだわからんか?』翔のいつもの言い訳。もう何回も聞き飽きた。「そぅやな。あたし帰るわ」あたしは財布の中からお金を出し翔に渡す。『帰るん?飲んでいかへんの?』「うん。お金ないから」『そっか。送るわ』「そこやからいいわ。翔ありがとう…」あたしがそう言ってタクシー乗り場に行こうとしたらいきなり手をつかまれ
    『ちひろ、れんって誰?』

    2007-12-18 22:18:00
  • 204:

    流歌◆VofQjq5eFc

    「えっ?」一瞬にして冷や汗が出てきた。手首を掴まれたままで動けない。平然を装って「誰それ?」と目を泳がせて言ってしまった。
    『もうええって。最近嘘多すぎ。花束のカードに書いてる。おかしいと思ってん。ちひろ、電話で家の近くって言ってたのに何で花束なんか持ってるんやろ…って。んでカード見たら【れんより】って書いてるやん。ホストか?』
    仕事ではこんな失敗絶対にしない。けどプライベートほど苦手なものはない。言葉につまってると…
    『何回行った?ってかどこ?』あたしは渋々「2回。場所はこの辺りぢゃない…」『2回行って花束?』「うん。あたしもびっくりしてん。誕生日やからって…ごめん」

    2007-12-18 22:29:00
  • 205:

    流歌◆VofQjq5eFc

    翔は絶対に怒ってる。けどそれはあたしの事好きだからぢゃなくて、お金を他に使ってる事に対して怒ってるんだと思う。『まーいいか』「え?」『誕生日やったから許す、でももう行ったらあかんで?』「わかった…」正直彼氏でもないのになんで…と思う。
    翔はずるい。あたしを束縛して傷付けて気持ちが離れかけたのにまたあたしの気持ちを翔の物にした。
    タクシーに乗り窓をあける。『ちひろ、帰ったらメールして』「うん」蓮とも約束した事。翔はいつもこう言う。だけど翔は返事をしない。もう慣れっこだから【うん】と言える。

    2007-12-19 09:23:00
  • 206:

    流歌◆VofQjq5eFc

    家に着き翔に【今日はありがとう。今帰ってきた。おやすみ】とだけ送った。蓮に連絡しようか迷ったが、誕生日を祝ってもらったお礼があるので電話をかける事にした。呼び出し音が鳴る。やっぱりでない…『はい、』「あっ…」『家ついた?』「うん。まだ仕事?」『今からミーティング、終わったら電話かける』「えっ…わかった」『お前挙動不審すぎ(笑)ぢゃぁな』そう言って電話はきれた。

    2007-12-19 09:39:00
  • 207:

    流歌◆VofQjq5eFc

    電話をベットに投げて冷蔵庫からレモンティーを取り出して喉を潤す。
    あたし何でこんなドキドキしてるんだろう…。
    蓮の声を聞いた時確かに鼓動が早くなった。後で電話をかけると言われた時嬉しかった…。
    持っていたペットボトルを机に置きため息をつく。
    あたしって軽いかな…。そう思っていると携帯がなる…足早に自分の部屋のベットから携帯をとる。「はい」

    2007-12-19 12:09:00
  • 208:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『ちひろ?明日出掛けない?久し振りに飯食いにいこ!ってかプレゼント気に入った?』電話は翔だった。「ごめん。今から見る所…あと、明日は予定があるから…」本当は嬉しかった。電話がかかってきた事も食事に誘われた事も。だけど少しだけ蓮ぢゃなかった事に落ち込んでいた。『そっか、2時間ぐらいでいいから無理!?』「わかった。ぢゃあ、10時にBARで。」『了解!また連絡する。』「うん。お疲れ様」そう言って電話を切った。少しうとうとしだした頃また携帯がなる。

    2007-12-19 12:17:00
  • 209:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『おー今終わった』「お疲れ様」『今何してるん?』「今は特になにも」『そか。1人?』「うん」『男と会ったん?』「うん」『そいつと付き合ってたん?』「付き合ってないよ。色カノにすらしてくれへんかった(笑)」『なりたかったん?』「本気で好きやったから…」『そか…もう大丈夫やろ?』「何で?」この次の言葉なんてわかってる。だって…『俺がおるから』この人も色営のホストだから。

    2007-12-19 12:26:00
  • 210:

    名無しさん

    楽しくてドキドキ?

    2007-12-19 18:15:00
  • 211:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>217さん?
    楽しんでいただいて嬉しいです??実話なのでありがちな話かもしれないですが、細かく思い出して書いてるので長く読みづらいお話かもしれませんがどぅぞお付き合い下さいm(_ _)m

    2007-12-19 22:50:00
  • 212:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしは思わず笑ってしまった。面白くて笑ったんぢゃなくて悲しくて笑った。
    『なんで笑ってるん?』「別に(笑)」『教えろやぁ』「蓮と話せて嬉しいから」と嘘をついた。蓮は『俺もやで』と言った。あたしはこの一言を聞いてまた悲しくなった。あたしはこの言葉をお金で買っている事を何故か今すごく感じてしまった。「ありがとう」そう寂しく呟く。『おう。今日仕事?』「うん。寝るわ」『わかった。また起きたら電話する』「ありがとう」そう言って電話を切る。ベットにうつ伏せになり翔からもらったプレゼントをあける。中には綺麗なリボンとピンクの石のチャームがついたブレスだった。あたしはブレスをまた箱に戻しうつ伏せになっていた体を仰向けにして天井を見つめ
    「本当バカだな…」そう言って目を瞑ると涙が零れた。

    2007-12-19 23:07:00
  • 213:

    流歌◆VofQjq5eFc

    目覚ましがなり起きたのは昼の2時。蓮には仕事と言ったけど本当は休み。別にわざと嘘を付いたんぢゃない。ただ休みと言っても仕事と言っても何もかわらないから…。今日は拓海と会う。拓海は前にBARで相談に乗ってもらった彼だ。誕生日に電話がかかってきてその日に会いたいと言われたが愛や美香と一緒だったので今日にしてもらっていた。出かける支度をして拓海からの電話で家を出る。

    2007-12-19 23:20:00
  • 214:

    名無しさん

    読んでるよ?
    全然分かりやすくてすごい入り込めて良い内容?
    頑張ってください

    2007-12-19 23:31:00
  • 215:

    流歌◆VofQjq5eFc

    拓海の車に乗り、シートベルトをはめる。『はい』そう言ってあたしにレモンティーを渡す拓海。「ありがとう」あたしは笑顔で受け取る。『どこ行く?』時刻はまだ夕方の5時。「ん-お任せ♪」『そう言う女の子は飽きられるでぇ〜(笑)』そう言って拓海はアクセルを踏み出した。「別にいいし!」拓海を少し睨み言った。
    くだらない話をしながらドライブをした。拓海は12時からBARの仕事だったので10時に翔との待ち合わせ場所に送ってもらった。翔達が朝に明日と言う日はつまり今日の事。9時に翔からメェルも入っていたので間違いはなさそうだ。
    「ありがとう」そう言って車を降りようとした時『また泣いたん?』

    2007-12-19 23:35:00
  • 216:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>221さん?
    ホンマですか??
    メッチャ嬉しいです(・∀)ノ
    今日メチャメチャ頑張ります?(笑)単純なんで応援されると張り切る主です???(笑)

    2007-12-19 23:40:00
  • 217:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>221さん?
    ホンマですか??
    メッチャ嬉しいです(・∀)ノ
    今日メチャメチャ頑張ります?(笑)単純なんで応援されると張り切る主です???(笑)

    2007-12-19 23:41:00
  • 218:

    流歌◆VofQjq5eFc

    連続なっちゃいましたぁ??ごめんなさい??
    続き書きますね?

    2007-12-19 23:44:00
  • 219:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『え?どないしたん急に(笑)』内心ドキッとした。「いや…ずっと目ぇ腫れてたん気になっててん。」『腫れてる?寝不足やからなぁ…』あくまで誤魔化す。「腫れてる!今日可愛くないも〜ん!!」『なにそれ(笑)』「また翔と会うん?」オトボケた後あたしの目を見て尋ねる拓海。あたしは思わず目をそらし『違うよ!』と嘘をついた。最近のあたしは嘘つきだ。それに嘘が子供より下手になってしまった。
    「俺さっき今日可愛くないって言ったけどあれホンマやで。鏡で顔見たか?目ぇ腫れてるからぢゃなくて、ちひろ…」

    2007-12-19 23:53:00
  • 220:

    流歌◆VofQjq5eFc

    「わかってる!!そんなんわかってんねん!!けど…もうあかんねん。」涙腺が緩くなった瞳からまた涙が溢れる。
    『ちひろ、あいつはホストやで?騙されてるねんで?あいつらは影でちひろの事馬鹿にしてるねんで?何でホストやねん…何で普通の奴ぢゃないねん。だから行くな。』いつもあたしの言う事を呆れながらも真剣に聞いてくれた拓海。優しい拓海。でも今日は違った。
    拓海はあたしの手にGUCCIの紙袋を渡す。
    『なぁ…頼むからこれ以上傷付くなよ。ちひろがこんな状態やったら【おめでとう】なんて俺言われへん』そう言って。

    2007-12-20 00:08:00
  • 221:

    流歌◆VofQjq5eFc

    自分でもわかってる。けど…
    『ホストやからって普通の人ちゃうの?昼働いてたら普通の人なん?ぢゃあ、あたしはどうなるん?ホステスも一緒やん!あたしも普通ぢゃないん?あたしごめんやけど、風俗してても水商売でも昼でもみんな仕事にプライド持って頑張ってる人はみんな一緒やと思う。あたしは水商売してて一度も恥じた事はないで!それに…どんな仕事しててもみんな人間やねん。女の子や男の子やねん。違う?あたし間違ってる?あたしが信じないと誰が信じてあげるん?』
    あたしはそう言い終わると紙袋を返して、車を降りようとした。
    「ちひろっ!!でもホンマに好きな女やったらそんなにボロボロなるまで傷付けへんやろ??」優しくきく拓海。そんな事わかってる。『ありがとう』そう言ってあたしは車を降りた。

    2007-12-20 00:22:00
  • 222:

    名無しさん

    うん?今日は頑張って?
    私もこのまま見てるよ??

    2007-12-20 00:31:00
  • 223:

    名無しさん

    >>229さん?
    ごめんなさぃ??寝てしまいました??今から更新しますね??

    2007-12-20 08:38:00
  • 224:

    流歌◆VofQjq5eFc

    本当は拓海が偏見を持ってないのなんて知ってる。拓海に言った言葉はきっと自分自身に言いきかせた言葉だ。あたしはもう昔には戻れない。
    拓海、あたし汚れてるから。拓海が好きだったあたしはもういないんだよ…。けど、それを言う勇気がないあたしは最低だね…。あたしはもうお金で愛を買うしかないんだよ。

    2007-12-20 08:55:00
  • 225:

    流歌◆VofQjq5eFc

    BARに入るとまだ翔はきてなかった。7時に蓮から着信があった事を思い出し電話をかける。
    『おーおはよう。寝てたん?』「いや、気付かなかった、ごめん」『仕事は?』「休みだった。」『そか。今どこ?』「BARだよ。蓮は?」『俺は初めてお前と会った場所でキャッチしてる』「え?そうなんや…頑張ってな。友達きたから。」『おう。またメールしてきても』「わかった」そう言って電話を切った。
    初めて会った場所、ここから歩いて2分もかからない程近い。そんな事を考えてるうちにBARの扉があく。

    2007-12-20 09:13:00
  • 226:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『ごめん。遅なった』そう言って笑う翔。隣に座りカクテルを頼む。『ちひろが前飲んでたやつなんやったっけ?』「バタフライやで」名前を聞いた翔はそれそれと言って店長にオーダーを伝える。

    2007-12-20 09:18:00
  • 227:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『つけてくれてるやん』翔がそう呟きながらあたしの左手首を指差す。
    そこにはあたしが家を出る前に慌てて付けたブレスがぶら下がっていた。「うん。」『気に入った!?!?それ可愛いやろ??』満面の笑みでたずねる翔に「可愛いよ。けどあたしには可愛すぎるかなって」そう…あたしは服装にしてもアクセサリーにしても可愛い感じの物を買った事がない。理由はあたしの顔の系統は可愛い女の子ぢゃないから…。だからどうしてもピンクやリボン、ハートなんてあたしの思考の中から消していた。本当はそんな可愛い感じの物が似合う女の子に憧れていた。

    2007-12-20 11:09:00
  • 228:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『俺は似合うと思ったで!!実際似合ってるし!!』強くそう言ってくれる翔。嬉しかったけど素直に笑えなくて下を向いて笑った。
    それから少し他愛もない話をしている時急にさっきの拓海との事を思い出して辛くなった。
    あたしは普通に恋が出来ない…汚れてるから…翔はその事を知ったらあたしの事軽蔑するのかな…

    2007-12-20 11:32:00
  • 229:

    名無しさん

    楽しみにしています?

    2007-12-20 16:48:00
  • 230:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>236さん?
    ありがとうございます?今から夕飯なんで7時過ぎぐらいに更新しますね?

    2007-12-20 18:12:00
  • 231:

    名無しさん

    わーい?

    2007-12-20 18:25:00
  • 232:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>238さん?
    喜んでいただいて嬉しいです(*´д`*)?今から書きます?

    2007-12-20 19:01:00
  • 233:

    流歌◆VofQjq5eFc

    そう言い席を立とう荷物を持った時
    『知ってた。』「え?」『なんとなく気付いてた。様子がおかしかったし、連絡とれる時間帯もバラバラやったし電話には出なくなってたし、何よりちひろ笑わんくなった』「そっか。知ってたんや。ごめんね、無理させて。」胸が苦しくて痛くてたまらなかった。
    『俺別に偏見持ってないで?それでもちひろの事好きやで。なんも気持ち変わらんから。ただ…ごめん。俺キツイ事ばっか言って…』翔は声を震わせてそう言った。

    2007-12-20 19:09:00
  • 234:

    流歌◆VofQjq5eFc

    【好き】【愛してる】【お前だけ】【俺がいてる】【嘘ぢゃないから】あたしは何を信じればいいんですか?あなたの本当の気持ちは?わからない。あたしがソープ嬢になったのはあなたの計画通り?それとも…
    ねぇ?あたしはバカ?あなたに騙されてるの?誰がきいても騙されてると答えるだろう。あたしもそう思う。けどあたしバカだからまだどこかで信じてる。あなたに愛される日がくるって。

    「翔ありがとう…あたし頑張るね」もう決めた。これでいいんだ。あたしは翔を【信じる】。

    2007-12-20 19:12:00
  • 235:

    名無しさん

    続きが気になります☆

    2007-12-20 19:52:00
  • 236:

    名無しさん

    いつも見てます!主さんありがとう?

    2007-12-20 20:00:00
  • 237:

    名無しさん

    待ってますからね??

    2007-12-20 21:14:00
  • 238:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『ちひろ俺も出来る限り支えるから』そう言って翔は優しく笑った。あたしはその翔の笑顔を見て安堵の涙を流した。『泣き虫』と言いながら翔は笑っていた。
    少ししてから店を出て街中を歩き出した。翔があたしを誘導する。手をひいて…。
    「どこに行くの?」歩きながら尋ねる。『少し歩こっか!』そう言いながら翔は左に曲がろうとする。
    「ちょっと待って!!」思わず慌てた声を出す。『え?』「こっちにいこう」そう言って右を指差す。『別にいいけど…どないしたん?』「そっちは人が多いからちょっと…」『あーちひろ人混み嫌いやもんな』そう言って翔は右に歩き出した。
    ごめんね、翔。本当は左に蓮がいたからやってん。

    2007-12-20 21:36:00
  • 239:

    名無しさん

    のんびりゎ大切?ストレスになったらいけないからね?

    2007-12-20 21:47:00
  • 240:

    流歌◆VofQjq5eFc

    翔と手を繋いでとても幸せだった。風は冷たかったけど優しくて暖かい気持ちになれた。
    それからの翔は毎日電話をしてくれた。あたしが寂しくない様に1時間は必ず喋ってくれた。多い時は7時間も話してくれた。なかなか会う時間はなかったが淋しくなかった。いつでも繋がってる、そんな気がしていた。あたしは歌う事が大好きだった。歌手が夢だった。路上で歌ったりライブをしたり音楽に満たされた日々を送っていた。
    誰かがあたしの歌をきいて泣いてくれる。嬉しかった。中学三年の頃ある所からデビューの話がきた。願ってもないチャンス。けど、あたしは気管が弱かった。諦めるしかなかった。もう忘れていた過去。けど今は電話越しにきいてくれる翔がいる。翔はいつも最後にあたしの歌をきいてくれる。最後に必ず『まだまだやな(笑)』がお決まりの台詞だった。

    2007-12-20 21:57:00
  • 241:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>248さん?
    ありがとうございます?お言葉に甘えて今から医龍見ます(笑)

    2007-12-20 21:58:00
  • 242:

    流歌◆VofQjq5eFc

    蓮からの着信は毎日あった。拓海からも…
    だけど出なかった。メェルの返事もしなかった。そして次の未収期日。翔の支えもあってあたしは未収を完済した。心が軽くなった。だけど、悩みがあった…
    これからあたしはどうすばいいんだろう。
    今までは未収があったから頑張って働いた。翔もやさしかった。
    けど今はソープで働く理由がない。何より未収という繋がりがなくなった以上翔はあたしを切るかもしれない。信じてる…けど怖い…

    2007-12-20 23:17:00
  • 243:

    名無しさん

    すごい〜今日は頑張ってるね!めちゃはまってるから嬉しいけど無理しないでね。

    2007-12-20 23:40:00
  • 244:

    名無しさん

    いつも読んでます?おもろいです?主さん頑張って下さい?

    2007-12-20 23:44:00
  • 245:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>252さん?
    ありがとうございます?メッチャはまってくれてるんですか??また元気でました?今続き書いたのに連続投稿みたいでまた書き直しで落ち込んでたので嬉しいです??意外にまだ元気なんで1時まで頑張ります?

    2007-12-20 23:45:00
  • 246:

    流歌◆VofQjq5eFc

    未収完済から2日後、翔が大事な話があるから店に来て欲しいと電話をしてきた。あたしは少しなら余裕があったので、久し振りに飲みに行く事にした。
    店に着きいつもの席に案内される。他の従業員が『久し振りゃなぁ!!』と声をかけてくる。あたしは自分でタバコに火をつけ軽く会話を交わす。
    翔がヘルプに席を離れるよう伝え隣に座る。
    『久し振りで楽しいやろ!?』「なんか恥ずかしいわ(笑)」『今更何言うてんねん』いつも通りの会話。「で、大事な話って?」『うん、ちひろさ、これからどうするん?』正直ドキッとした。「え?仕事の事…?」『そう、やめるん?』【やめるん?】この一言であたしは気付いてしまった。「考えてる」『やろ!?!?そうやと思った。また1人で悩んでるんちゃうかなぁ〜って(笑)』「ははっ大丈夫やで」そう言ってあたしは笑った。

    2007-12-20 23:58:00
  • 247:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>253さん?
    ゎぁ(・∀)ノありがとうございます(^-^)v応援レスホンマに嬉しいです☆しかもいつも読んでいただいて主は嬉しいです!!頑張りますね(。・_・。)ノ

    2007-12-21 00:00:00
  • 248:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしは止める翔を無視してドンペリをコールせずに卓に持ってきてと頼んだ。ヘルプの子がドンペリとグラスを2つ持って来てくれた。あたしはありがとうと笑顔でお礼を言い、グラスに注がれるドンペリを眺めた。綺麗だった。翔と乾杯をする。『これからに乾杯やな(笑)』「そうだね。お互い頑張ろう」『一緒にな』あたしは笑顔で何も言わずグラスを合わした

    ―カチンッ

    2007-12-21 00:09:00
  • 249:

    名無しさん

    最後どうなるんやろ?気になるけど主さんのペースで頑張って下さい?

    2007-12-21 00:12:00
  • 250:

    流歌◆VofQjq5eFc

    一口飲み、味わう。
    「やっぱりモエの方が美味しいゎぁ(笑)でも祝い酒やからね。」『俺はカフェパがいいゎぁ〜』「そっか。翔チェック」『ぇえ!?!?』席を立ち上がり驚く翔。あたしは笑顔で翔を見つめる。『まだ一口しか飲んでへんゃん!!まだ時間もあるで!!お金なぃんゃったら俺出すし、まだおりぃゃ!!』「今日はもう満足したから帰る」『なんでゃねん!!また何勘違いしてるん?』「そんなんしてないって(笑)明日昼から友達と会うから早く帰ろうと思っててん♪」『ほんまに?』「ほんまやで♪」『わかった。チェックしてきて』翔はヘルプにそう伝え席に着いた。『帰ったらメェルちょうだいな』「うん」
    ヘルプが伝票を持ってくる。あたしはお金を渡し荷物を持ち歩き出す。

    2007-12-21 00:22:00
  • 251:

    流歌◆VofQjq5eFc

    翔が慌てて扉を開ける。「ありがとう」そう言って店を出る。
    外には人が溢れて綺麗なイルミーネーションに賑わう人達。そんな中をすり抜けタクシーをつかまえる。

    2007-12-21 00:33:00
  • 252:

    名無しさん

    ホンマに主さんすごい良い人やわぁ〜。良い人すぎて恋愛運は悪くなっちゃうのかなぁ?ホンマに幸せなってなぁ?

    2007-12-21 00:45:00
  • 253:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『ちひろ!!』翔がタクシーに乗り込むあたしを止める。「どうしたん?」『来週クリスマスやろ、だからその日会いたいねん』「まだまだ先の話やん(笑)多分仕事やから無理っぽいゎぁ…」『そっか…』「ありがとう、気持ちだけで充分です!ってか仕事頑張りや(笑)」『うん…』「ぢゃっ『ちひろ!!待って!!』「ん?」『店終わってから会われへん?』「ちひろと?」『え?うん…』「翔どうしたん?何か今日変やで(笑)」『いや…何か…って、ちひろの方が変やん』「かもね…翔…」『え?』「やっぱまだまだやなぁ〜(笑)あたしの事まだわかってないね。あたしは……………」
    『え…?』「ごめんね、ずっと嘘付いてて。けどこれには理由があってん。許してな」『でも、サイン…』「あれも嘘。」『何でなん?』
    「次会った時に言うわ。話したら長いから(笑)もう限界!!眠い〜帰るな」翔は何も言わない。あたしは無視してタクシーに乗り込み、声を出さず、
    「さようなら」と言った。

    2007-12-21 00:56:00
  • 254:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>262さん?
    主は全然普通です?優しい人には憧れてます?心の狭い主ですが、皆さんが優しいので主も気持ちよく書けますし、頑張れます???本当に皆様には感謝です?
    恋愛は本当にだめですねぇ?昔から見る目がないと評判でした(笑)

    2007-12-21 01:01:00
  • 255:

    名無しさん

    主さん感想&応援スレ作っていい?

    2007-12-21 01:06:00
  • 256:

    流歌◆VofQjq5eFc

    タクシーの運転手に行き先を告げタバコに火を着ける。「やめるん?か…」そう呟いて小さく笑った。もし仮にやめて欲しかったら【続けるん?】と聞くと思う。あたしの今までの経験上、絶対とは言えないが人に物事を尋ねる際、意思とは逆の事を言う傾向が強い。翔はあたしに仕事を続けて欲しかった。だからやめて欲しくない気持ちが先だって【やめるん?】ときいてきたんだと思う。これはあたしの勝手な思い過ごしかもしれないけど、あたしにはそう感じた。
    翔が最後に必死だったのもあたしがもう来ないかもしれないと焦ったから…。

    2007-12-21 01:15:00
  • 257:

    名無しさん

    主何かすごい頭キレる心の広い女性っぽい?

    2007-12-21 01:23:00
  • 258:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>267さん?
    そんな大人ぢゃないですよぉ??そんな女性をリスペクトしてるだけです(笑)実際当時騙されまくりでしたから??でも悔いはないです?これも人生経験と?

    2007-12-21 01:28:00
  • 259:

    流歌◆VofQjq5eFc

    本当は引き止められた時泣きそうだった。けど最後は笑顔でさよならしたかったから…
    カバンの中から携帯のバイブの振動が響く。電話は誰かわかってる。今気付いたんだね。本当はね、賭けてた…。席を立つ時左手でドンペリを触ってあたしの気持ち置いてきたの。淡いピンクの様な恋する気持ち。翔が追いかけてあたしの手首にもう一度付け直してくれたら翔をもう一度信じようって…。
    やっぱりあたしにはあのブレス似合わないよ。

    2007-12-21 01:57:00
  • 260:

    流歌◆VofQjq5eFc

    タクシーの中で左手首を目の前にあげてまた小さく微笑んでため息をついた。振動の音だけなのにやけに耳に響く携帯。このままぢゃダメ…
    運転手に行き先変更を伝える。あたしはBARに行って気を紛らわす事にした。夜の繁華街は車が通れないので仕方なく手前で降りて少し歩く事にした。仕事終わりの女の子、キャッチをしてるホストの中を進む。
    1人で歩いているとたいていホストは声を掛けてこない。友達や翔が言うには、あたしは声かけづらいらしぃ…。そう言われてみればそんな気がする(笑)今日真っ直ぐBARに向かう。
    『涼!!!』

    2007-12-21 02:20:00
  • 261:

    名無しさん

    気になる?

    2007-12-21 02:37:00
  • 262:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>271さん?
    ありがとうございます??かなり眠たい主ですがあと少しだけ更新しますね???

    2007-12-21 02:40:00
  • 263:

    名無しさん

    主さんありがとう?いつも楽しみです?

    2007-12-21 02:48:00
  • 264:

    名無しさん

    ゎくゎく??

    2007-12-21 04:36:00
  • 265:

    265

    主サンスレ作っちゃいました?
    主サンのペースで無理せずこれからも頑張ってくださいね??

    2007-12-21 05:28:00
  • 266:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>274さん?
    こちらこそありがとうございます??楽しんでいただいてホンマ嬉しいです???頑張りますね?
    >>275さん?
    ゎくゎく?していただいてますか???感激です?これからも頑張りますね?
    >>276さん?
    今起きて見て感動しちゃぃましたぁ??
    ありがとうございます?俄然やる気満々の主です?

    2007-12-21 07:53:00
  • 267:

    流歌◆VofQjq5eFc

    >>273からの続き。
    あたしは何も言わず蓮から掴まれた手を離した。『嫌なん?』「人が見てるから」『お前かわいいなぁ』「どうも」本当はそんなんぢゃない。何故か今は誰にも触れて欲しくなかっただけ。
    BARにはすぐ着いた。あたしはいつも通りカウンターに座る。何の躊躇もなくあたしの横に座る蓮。『よう来るん?』「うん、この辺りやったらここしか知らんから(笑)」『お前何かいっぱい知ってそうやけどなぁ〜』「こっちにはあまり出てこないから」『ホスト行く時だけ?』「翔に会う時だけ」『あ〜あいつか…お前、前そいつと歩いてたやろ?』「え?」『俺と最後電話した時』「…見てたん?」『おう、へこんだわ〜』あたしは思わず笑ってしまった。蓮の言葉で笑ったんぢゃない。
    「あたし何やってんねやろな…」『え?』あたしは少ししか減ってないビールを一気に流し込み「帰るわ。チェック」と言った。

    2007-12-21 09:35:00
  • 268:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『もう帰るん?』「うん!!」『店寄らへんの?』バカバカしい台詞。けど…「今日はいかんで。気が向いたら行く」『ぢゃぁ、明日お待ちしてます』笑ってそう言いながら伝票を見てお金を払う蓮。
    「あたしが出すって」『いいから。あとこれやるわ』そう言って蓮はあたしに自分が付けてたネックをはずしてあたしの首に付けた。『付けててな』
    またあたしに新しい鎖がついた。
    ミッタクをとめた蓮が『30分で家つくやろ?40分以内に電話してきてな』と言う。「気が向いたら」『あかん絶対してこい』あたしは笑って「わかった」と頷いた。

    2007-12-21 09:38:00
  • 269:

    流歌◆VofQjq5eFc

    タクシーに乗り携帯を開く。翔からの着信とメェルがたくさん来ていた。あたしはメェルを開かず翔へのメェルを書いた。

    翔へ
    ごめんね。いつも急に色んな事ばっかりして迷惑かけて。あたしね、ホンマに翔の事好きやった。ホストしてる翔とかぢゃなくて人としての翔が。何をしてても誰と居ても思い出すのは翔の事ばっかり…。誰よりも信じてた。疑った事も沢山あった。ごめん…。けど、いつも翔の笑顔見たら頑張ろうって信じてついていこうって。ホンマはクルスマス一緒に過ごしたかった。けど、やっぱりあたしには駄目やった。どんだけ好きでも形が欲しかった。【彼女】って言う肩書きが。今のままぢゃ、あたしは翔のなんなのかわからへん。何度も割り切ろうとした。けど、翔の言葉…わからへんねん。本気で言ってるんか嘘なんか…。もう区別がつかないねん。割り切ろうにも割り切られへんねん。どこかで期待してる。もう一緒におるのが辛い…。翔とおるとね、一時の幸せよりいつも2人で平凡に過ごす方が幸せやねん。あたしも嘘ついててごめんね。彼女になれた時に言おうと思っててん。だって誰かに呼ばれる度、翔を思い出してしまうやん…。ありがとう。大好きやった。片想いやけどいっぱい愛してたよ。    【優より】

    2007-12-21 11:58:00
  • 270:

    流歌◆VofQjq5eFc

    そう…あたしの本当の名前は優【ゆう】。最後に翔に言ったのは「あたしはちひろぢゃなくて優って名前だよ」って言った。【ちひろ】は偽名。これはお客さんに聞かれた時に使う偽名だ。きっといつもの癖であの時もそう言ってしまったんだろうか、今になってはわからない事。

    *拓海が【ちひろ】と言っていたのは本当は【優】と言ってます。話の為に伏せてました。話の途中の訂正文に気分害した方には深くお詫び申し上げますm(_ _)m

    2007-12-21 12:07:00
  • 271:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしは送信ボタンを押し、そのままアドレスを変えた。ちょうどタクシーは自宅に前に着きお金を払い降りる。家に入り蓮に電話をかけた。
    『もしもし?家ついた?』「うん」『そか、俺仕事中やから終わったらまた電話するな』「わかった」そう言って電話をきった。
    時刻は朝の5時前…。睡眠中に起こされるのはキツィなぁ…起きとこう。とりあえずシャワーを浴びようと脱衣所に行く。服を脱いでいると首もとに光るネックを指先で触る。「縛り…」そう呟いて浴室に行った。

    2007-12-21 12:48:00
  • 272:

    名無しさん

    ?

    2007-12-21 13:40:00
  • 273:

    流歌◆VofQjq5eFc

    シャワーを浴びていると遠くから微かにだけど電話の着信音が聞こえる。何度も何度も自分に言い聞かせる。【でちゃダメ…】お風呂から上がり冷蔵庫からレモンティーを取り出し渇いた喉を潤す。退屈な時間…こんな時はいつも翔が電話で相手してくれた。けど、もうダメなんだ…あたしがそうしたんだ…
    鳴り止まない電話…着信拒否にしなかったのは自分の為だったのかもしれない。あたしはまだどこかで期待してたんだ。翔の事を…

    2007-12-21 18:13:00
  • 274:

    名無しさん

    ?

    2007-12-21 20:44:00
  • 275:

    名無しさん

    ?

    2007-12-21 20:50:00
  • 276:

    名無しさん

    ここまで読んだ?

    2007-12-22 00:10:00
  • 277:

    流歌◆VofQjq5eFc

    ベッドに横になり本棚からとった恋愛少女漫画を読む。一度は離れてしまう、けど最後はまた出会ってハッピーエンド。そんなありきたりな話だけど不覚にも泣いてしまう…。ねぇ?あたし達はどうなるの?そんな問い掛けしてもあなたは隣にいないのにね…。
    マナーモードを解除した携帯が鳴る。着信画面には【蓮】の文字。
    「はい…」『終わったわ。お前今から何するん?』「寝る」『ちょっとドライブ行かへん?』「飲酒運転反対」『昼ぐらいには抜けると思うから』「他のお客さん誘いいやぁ」『お前がええねん』「別にいいけど」『ぢゃあ、家出る時また電話するわ』「うん」そこで電話は終わった。ドライブか…気分誤魔化すにはいいかな…そう思いあたしは少し寝る為瞼を綴じた。

    2007-12-22 00:17:00
  • 278:

    流歌◆VofQjq5eFc

    けど翔の着信の音で眠りにつけない。ふと携帯を見るとショートメールが入っていた。あたしは何も見ず未読メールを削除する。
    結局昼まで起きていて寝不足のまま蓮とドライブに行った。
    蓮は眠そうにあくびばかりしながらもあたしに話し掛ける。あたしは軽く返事をするだけで窓から景色ばかり見ていた。
    『お前ってさぁ、強がるくせに弱いよな』「え?」『何か泣いてくせに平気な顔したり怒ったり興味ないふりしたり、ホンマは笑いたいのに我慢したり。』「そんな風に見える?」『めっちゃ(笑)』蓮はあたしの目を見て笑った。そして『ホンマは俺に惹かれていってるやろ?』あたしは急に顔が熱くなる。「違う。寂しいから紛らわしてるだけ」あたしが強くそう言うと『別に俺はそれでもいいよ。だってお前は昔の男忘れて俺に夢中になるから』ここまではっきり営業トークをされると逆に笑えた。そして翔の時には思わなかったが蓮との関係は割り切れる感じがした。「ははっ…蓮ってわかりやすいから好き」『ありがとうございます』

    2007-12-22 00:19:00
  • 279:

    流歌◆VofQjq5eFc

    その後も意味もなく車を走らせ時刻は16時前。
    「仕事やろ?帰ろ」『そやな、送るわ』「うん」少しの沈黙が流れた後『今日どうするん?』この台詞はいつきいても笑える。「だから気が向いたら行くって」『わかりました』
    家の前につき「今日はありがとう」そう言ってドアに手をかけた時『ちゃんとつけてるやん』そう言いながらあたしの首もとにあるネックを触る。「物に罪はないからね」蓮の指先が肌に触れてそこだけが熱い。『良い子やな』そう言った蓮はあたしにキスをする。「ちょっ!!」あたしは慌てて蓮から離れる。
    『気ぃ付けて帰れよ』蓮は満足げに笑ってそう言った。

    2007-12-22 00:34:00
  • 280:

    名無しさん

    ??

    2007-12-22 03:22:00
  • 281:

    名無しさん

    ?しお?

    2007-12-22 03:47:00
  • 282:

    流歌>>yuu

    後ろを振り返らず家に入って行く。鼓動が早い。蓮からのキス嫌ぢゃなかった…。けど…
    翔が居なくなった寂しさをあたしは蓮で埋めようとしてる…「あたしって最低や…」そう呟いてベッドに横になる。翔もさすがに寝たのだろう、携帯はもうなってない。
    寝不足も重なり知らぬ間にあたしは眠りについた。

    2007-12-22 13:40:00
  • 283:

    流歌◆VofQjq5eFc

    物音がして目覚ると夕方の4時。寝すぎて体がだるかったが今日から仕事が始まるので重たい体を起こし仕事の準備をする。久しぶりに美容院に向かいセットをしてもらいながら化粧をする。
    『久しぶりやから楽しいわぁ』担当の美容師が言う。「そうですね。あたしも久しぶりで何か緊張します。」
    綺麗にセットされた髪に少し濃い化粧。スーツに身を包みロングのコートを羽織る。あたしの向う先はもちろん…。
    「おはようございます」『おはよう、久しぶりやね、涼ちゃん』そうあたしはこの世界に戻る事を決めた。ママやチーママ、お姉さん達に挨拶をする。「長い間すいませんでした。」『忙しい時に戻ってきてくれて助かったわ。お客さんには声かけた?』「はい」『涼ちゃん、ちょっと痩せたん違う??』少し心配気味のママ。「丁度いい感じです(笑)今までがちょっとあれでしたから…」あたしはママに笑顔で答えた。

    2007-12-22 16:06:00
  • 284:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしは運転手に行き先を告げる。少し嫌な顔をされたが、こんなのは慣れてるし酔ってるあたしにはどーでもいい事だった。携帯を取り出し電話をかける。『今から行く』そう言って電話を切った。あたしが向かった先は…
    『お疲れ様。さぁ、どうぞ』「ありがとう、蓮」結局あたしは最低な女だ。寂しいからって蓮に会いに行く。 翔を信じれなくなったから別れを告げたのに着信拒否をせずにまだどこかで期待してる。水商売に戻っても最後まで落ちたあたしは結局お金で愛を買う事しか出来ない。もう…戻れない。
    ねぇ?蓮はあたしを愛してくれるよね?1人にしないよね?嘘の言葉を並べてあたしを満たして…そして翔を忘れさせて…

    2007-12-22 16:35:00
  • 285:

    名無しさん

    ??

    2007-12-22 17:59:00
  • 286:

    名無しさん

    300

    2007-12-22 18:56:00
  • 287:

    名無しさん

    あげ?

    2007-12-22 20:11:00
  • 288:

    名無しさん

    マイペースでね??

    2007-12-22 20:47:00
  • 289:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしは未収の件があってから何故かシャンパンコールをしなくなった。あたし達お客は決して無駄なお金を使ってるわけぢゃない、口座の為に、あるいは自分のストレス解消の為それぞれが理由を持って自分の身、生活を削って卸す。だからあたしはそのお金で卸したお酒を味あわず直ビンで流し込む様に飲み、挙げ句の果てには酔ってこぼす様な飲み方はあまり好きぢゃなかった。きっとそう思える様になったのは多額な未収を作り自分の身を削って返済したからだと思う。
    けど騒ぐのも好きな人も居てる、実際あたしも嫌いぢゃない。そんな日だってもちろんある。実際前まではそんな風に騒いでいたのだから…。ただ、今はお金を大事に使いたいとそう思ったからだ。蓮はコールをせず卓で飲む事は良い事だと言ってくれた。嘘でも嬉しい一言だった。

    2007-12-22 21:13:00
  • 290:

    流歌◆VofQjq5eFc

    ラストオーダーの時間になりあたしは首を振り帰る支度をする。蓮はナンバーホスト、今日も3組ほど被っていた。『ごめん、お前最後に送り出すから待っててな』蓮はそう言って他の卓に行った。あたしは直したタバコを取り出し火をつける。ヘルプが慌ててライターを探してる姿が少し笑えた。
    『涼さんってどこのお店で働いてるんですか?』ヘルプがあたしに問い掛ける。「なんで?」この手の質問は嫌いだった。働いてる店でサイフの中身がわかる。だからあたしは絶対に言わない。『友達も働いてるんですよ〜だから気になって』そう言ったヘルプに「そう。」と素っ気ない返事をして空気を読ます。もちろんヘルプは気付き違う話をふる。伝票を渡されお金を出していると蓮が戻ってくる『ありがとうございます』「どういたしまして」
    お釣りを貰って外に向かう。外は明るくて眩しかった。少し歩き『そこの喫茶店で待ってて』蓮の指差した方を見て「わかった」と言って手を振る。蓮は手をズボンのポケットに入れて店内に戻って行った。

    2007-12-22 22:23:00
  • 291:

    流歌◆VofQjq5eFc

    喫茶店に入り冷えた手を暖めるためホットレモンティーを頼む。運ばれたカップに手を当てタバコを吸う。
    携帯を開くとやっぱり翔の着信で埋まっていた。ショートメールを削除しようと思い受信メールを開いた時間違えてショートメールを開いてしまった。

    2007-12-22 22:43:00
  • 292:

    名無しさん

    気になる?

    2007-12-22 22:59:00
  • 293:

    流歌◆VofQjq5eFc

    【話がしたい。連絡ください】本文にはそう書かれていた。泣きそうになるのを必死に抑え、携帯を閉じる。もう忘れなきゃ…。携帯をもう一度開き友達に電話をした。30分ぐらい話していると蓮からキャッチが入ったので友達に謝り電話をきり、蓮の電話にでる。『終わったからでてきてー』
    会計を済ませ外に出ると蓮が笑って立っていた。何も言わず手を握り歩き出す。『俺さぁ、ききたい事あってんけど?』「何?」『今日ずっと携帯なってなかった?』「え?」『お前今日は携帯カバン中いれてたけど、ずっとなってたで。あれはマナーでもわかる(笑)』「気付かんかった…」『だから嘘つくん下手すぎやって。何やったっけ?翔?そいつやろ?』「……ついたで」『こらっ!(笑)』思わず笑ってしまった。蓮は受け付けを済ませちょっと拗ねながら部屋に向かった。

    2007-12-22 23:04:00
  • 294:

    流歌◆VofQjq5eFc

    部屋に入り微妙な距離をとり座る。『何飲む?』「ビール」『お前まだ飲めるん!?!?』「だってさめてもーたもん」『ぢゃあ、俺も飲も♪』あたしに合わして無理をする蓮。そんな優しさが嬉しかった。『で、さっきの話の続き!!!!』「あぁ、翔やで」『まだ切れてないん?』「切った」『ホンマに??』「うん。なぁ、蓮…あたし1人は嫌や」『1人ちゃうやん、俺がおるやろ?』「そやな。歌おうか!!」『俺の事どう思ってるん?』あたしはきっと今も翔が好きだ…会わないだけぢゃ忘れそうにもない。「好きやで」だから蓋を被せる様にあたしはそう答えた。

    2007-12-22 23:23:00
  • 295:

    名無しさん

    ??

    2007-12-23 01:04:00
  • 296:

    流歌◆VofQjq5eFc

    それから他愛もない話をしてカラオケを出る。『今からどうするん?』「今日も仕事やから帰って寝るよ」『タクシーで帰るん?』「うん、電車で帰る気力がない」『贅沢者やな』そう言って蓮はタクシーを止めてくれた。『帰ったら電話しといでな』優しくそお言いながらあたしの掌にセブンスターを乗せる。「やった♪ありがとう。」『おう、ぢゃあな。』あたしは満面の笑みで「おやすみ」と蓮に言ってタクシーを出してもらった。
    家に着き蓮に電話をかける。『ついたか?』「寝てると思った」『お前の電話待っててん。もう寝るで。また起きたら電話するな』「わかった。ありがとう」『寂しかったらメールしておいで』「うん」『ほなな』電話をきり携帯の電源を落とす。【寂しかったらメールしておいで】その一言で今日1日ゆっくり寝れる気がした。色営業の台詞でもなんでもいい。今のあたしはそうでもしないと寂しくて翔を求めてしまうから。あたしはシャワーを浴びて眠りについた。

    2007-12-23 01:10:00
  • 297:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あの日以来仕事に行き終われば蓮の店に行って帰る。帰って寝て起きればまた一緒の繰り返し。次第に翔の事を考える時間が減り蓮の事を考える時間の方が増えて行った。でも決して本気にはならなかった。けどこんな生活、お金が保つはずがない。あたしは結局またソープに戻っていた。週3回朝から夕方まで入る、水商売は週5回レギュラー出勤。今思えばお客さんに会わなかった事が奇跡だろう…。
    ある日祝日で仕事が休みだったのであたしは少し遠くまで友達と買い物に行った。こちらに帰ってきたのは深夜の12時すぎ 。今日は店に寄る気はなかったが近くにいたので友達の咲に「まだ遊ぶ?」ときいてみると『うん!ホストいきたい!』と言われた。ぢゃぁ、話は早いので開店まで時間を潰し蓮に電話をかける。

    2007-12-23 01:19:00
  • 298:

    名無しさん

    ??

    2007-12-23 03:12:00
  • 299:

    名無しさん

    ?しお?

    2007-12-23 08:42:00
  • 300:

    名無しさん

    ??

    2007-12-23 13:07:00
  • 301:

    名無しさん

    ?

    2007-12-23 22:24:00
  • 302:

    名無しさん

    ?

    2007-12-23 23:23:00
  • 303:

    名無しさん

    ??

    2007-12-24 02:46:00
  • 304:

    名無しさん

    ??

    2007-12-24 14:13:00
  • 305:

    名無しさん

    あげ?

    2007-12-24 15:59:00
  • 306:

    流歌◆VofQjq5eFc

    咲は嬉しそうな顔をして『ありがとう』と満面の笑みで叫ぶ。
    そして2本目もすぐ空き『どうします??』とマイクが尋ねる。あたしは「ぢゃぁ、最後にピンドン持ってきて」と言った。

    2007-12-24 17:31:00
  • 307:

    流歌◆VofQjq5eFc

    蓮は驚いて『ドンペリでいいで、無理するな』と言ってきたが「大丈夫、未収はしないよ」そう言って蓮の言葉をかわす。

    2007-12-24 17:34:00
  • 308:

    流歌◆VofQjq5eFc

    他の従業員もテンションがあがり店内はさらに盛り上がりを見せる。

    2007-12-24 17:37:00
  • 309:

    流歌◆VofQjq5eFc

    久しぶりのコールは心地よかった。

    2007-12-24 17:40:00
  • 310:

    名無しさん

    ??

    2007-12-25 03:28:00
  • 311:

    流歌◆VofQjq5eFc

    コールが終わり店内が落ち着いた頃、3時間程いたので帰る事にし、伝票を確認してお金を払う。蓮は深く礼をしてお金を受け取りヘルプに渡す。『先に出よう』そう言ってあたしの荷物を持ち歩き出す蓮。あたしは後を追いかけ外に出る。
    『今日はありがとう。もう帰るん??』タバコに火をつけながらあたしに問いかける蓮。「うん」あたしもタバコを出し蓮に火を付けてもらう。『今日一緒に居たいねんけどあかん??』「え?咲送った後なら戻ってきてもいいけど」『終わってからも』「アフター??」『一緒に泊まろう』急な出来事だったので言葉が出なかった。『あかん??』あたしは…

    2007-12-25 04:10:00
  • 312:

    流歌◆VofQjq5eFc

    「わかった」下を向いてそう答えた。蓮が営業であたしを誘ってるのはわかってる。だけど、仕事で何人の男に抱かれても自分が汚れていくだけ。愛してる人に抱いて欲しい、触れて欲しい、キスして欲しい、そう願う自分がいる。あたしは確かにお金で蓮の優しさを買ってる。間違った愛し方かもしれないけど今は心だけでぶつかっていく自信がなかった。例えそれが本当の愛ぢゃなくお金の為でも蓮に抱いてもらえる事が嬉しかった。

    2007-12-25 04:13:00
  • 313:

    名無しさん

    ?

    2007-12-25 04:17:00
  • 314:

    流歌◆VofQjq5eFc

    咲が店内から出てきたのでタクシーで咲の家の近くまで送る。見送った後また蓮の元に戻った。

    2007-12-25 05:04:00
  • 315:

    流歌◆VofQjq5eFc

    送り出しを最後にしてもらい、いつもの喫茶店で待つ。待っている間本当はドキドキしていた。割り切った付き合いでもあたしが蓮を好きには変わりなかった事、それに翔に初めて抱いてもらった日以来あたしは仕事以外で抱いてもらった事がなかったからだ。
    何より自分の仕事がバレるのが怖かった。無意識に仕事してしまうかもしれない…そんな不安が頭を離れなかった。

    2007-12-25 05:07:00
  • 316:

    流歌◆VofQjq5eFc

    暫くしてから携帯の着信がなる。蓮からだ。電話をとらず会計を済ませ喫茶店をでた。店を出ると蓮は待っていて『いこうか』そう言って蓮が歩き出す。向かう先はやっぱりホテル。部屋を適当に選び入る。なれてる蓮の仕草が少し気になったが今さら気にする事ぢゃないと思い忘れる事にした。部屋に入るなりスーツを脱ぎあたしに渡してくる。『かけてて』そう言った蓮が亭主関白っぽくて少し可愛いい感じがして嬉しかった。あたしは預かったスーツをハンガーにかけソファー
    に座る。蓮は脱衣場に行きバスローブに着替えベットに横なった。どうしていいか分からずとりあえずシャワーを浴びる。下着を付けた上からバスローブを羽織る。いかにも期待してる感じがして嫌だった。脱衣場を出ると部屋は真っ暗で蓮は寝ていた。ガッカリしたが安心した自分もいた。
    布団に入りかなり離れて横になった、もちろん背を向けて。すると後ろから『おいで』と甘い蓮の声がする。後ろを振り向くと眠たそうな顔をした蓮が左腕を伸ばし右手で手招きをしている。あたしは断れず無言のまま蓮の胸の中に顔をうずめた。何分そうしていたか分からないけど心臓はドキドキしていて、息が荒くなる。蓮が側にいる…それだけであたしの全身は限界だった。

    2007-12-25 05:10:00
  • 317:

    名無しさん

    ??

    2007-12-25 13:08:00
  • 318:

    名無しさん

    ?

    2007-12-25 17:02:00
  • 319:

    名無しさん

    ??

    2007-12-25 20:36:00
  • 320:

    流歌◆VofQjq5eFc

    自分の心臓の音が聞こえるぐらいまであたしは緊張していた。ふと顔を上げると蓮の寝顔が目の前に見える。ゆっくり逃げる様に腕を動かそうとすると『どうしたん?』蓮の声がした。起きてる?そう思いもう一度顔を上げると蓮の右手があたしの頬を触れた。
    「っん…」それだけで声が漏れてしまう。蓮は小悪魔の様にクスッと笑いあたしにキスをした。そこからはあまり覚えていない。ただ今まで感じなかった、感覚があった。蓮の指先が肌に触れるだけで熱くなって頭の中がぼやけ意識が飛びそうになる。気付けばあたしはまた蓮の腕の中で眠っていた。

    2007-12-25 23:03:00
  • 321:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『俺の事好き?』
    頭を撫でながらたずねる蓮「え?」『教えて…』「好き…だよ」『俺もやで』
    例えこの言葉、優しさが嘘でもいい。あたしは間違いなくこの日に幸せを感じたのだから。それだけで…いいんだ。
    夕方になり蓮は仕事の準備をする。『これからどうするの?』シャツを着ながら蓮がきいてくる。「帰るよ。」『こぉへんの?』「行くよ」『一回帰らんでいいやん』「いや、着替えたいし…」『そっか。ぢゃぁ連絡してきてな』そう言ってあたしに軽くキスをする蓮にあたしはただ頷くだけだった。部屋を後にしホテルを出て現実に引き戻される。蓮は店に、あたしは家に…。タクシーを捕まえ家に帰る途中1人になり無性に寂しくなった。

    2007-12-25 23:05:00
  • 322:

    流歌◆VofQjq5eFc

    今日は土曜日。仕事が休みの日だ。シャワーに入り化粧をしてまた服を着る。早く蓮に会いたい…。1人は寂しすぎる。あたしは急いで店に向った。タクシーに乗った時に電話がなる。あたしは慌てて携帯をカバンから取り出す。すでに通話中の画面には【翔】と表示されていた。あたしは慌てて電話を切る。けど翔からの着信は止まらない。もうあたしには蓮がいる。蓮は翔を忘れさせてくれる。だから…あたしは蓮に電話をかけた。
    【出るよ。お前の電話は全部出る。だからかけてきて】2回目に店に言った時に蓮が言った言葉を思い出す。出れない時だって必ずある、けど今だけは出て欲しかった。お願い出て…。
    電話は無常にも留守番電話に転送される。あたしは電話を切り、また鳴り続ける携帯の通話ボタンを押す。「はい…」

    2007-12-26 01:16:00
  • 323:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『ちひろ?』「…。」目に力が入る。『優…』だけどそんな抵抗も空しく涙が溢れる。
    【優】翔がそう呼んだ。本当はいつもその名前を呼んで欲しかった。誰より愛した翔。優と呼ばれただけで涙が止め処なく零れ落ちる。
    『なぁ、声きかせてくれや…』こんなに弱った翔の声を聞いたのは初めてだった。噛み殺していた声が出る。「か…ける…」彼の名を呼んでまた涙が溢れる。『ありがとう。そのままでいい話きいて欲しいねん』その時キャッチが入る。表示された名前は【蓮】。『俺な、優と最後に会った日…「ごめん」あたしはそう言って翔の電話を切った。『ごめん。気付かんかった。着いたんか??』「今家出た。今から行く。蓮ごめん」『ん?何が??』「なんでもないよ」『なんやねん(笑)待ってるな』続きを聞くのが怖かった。今やっと蓮のおかげで落ち着いた心がまた昔の様にぼろぼろになるそんな気がしていた、それにあたしは今は蓮が好きだから…

    2007-12-26 01:20:00
  • 324:

    名無しさん

    ??

    2007-12-26 02:55:00
  • 325:

    流歌◆VofQjq5eFc

    ねぇ、翔?あの時蓮からキャッチが入ってなかったらどうなっていたの?
    あたしは最後まで話をきいてたのかな?そして翔の元に行ってたのかな?今更遅いかもしれないけどあの言葉の続きなんて言おうとしたの?いつも元気な翔…どうしてあんなにも辛そうだったの?
    自分から切っておいて今更知りたいなんて欲張り過ぎだね。けどねこの先どうなっても翔があたしの名前を読んでくれた事忘れないよ。

    2007-12-26 03:17:00
  • 326:

    流歌◆VofQjq5eFc

    翔からの着信はその後何度も何度もなっていた。店前に着きお金を払う際運転手に「泣いたのわかります?」ときくと運転手は困った顔をして『大丈夫だと思います』と自信なさげに答えた。タクシーをおり蓮に電話をかける。
    「ついたよ」『わかった、待っててな』「うん」そう言って蓮はすぐに店から出てきた。『お前また泣いたん?』
    「嘘つき」あたしはボソっと愚痴を零し「泣いてない!!寝起きやの」と言った。蓮は笑いながら『寝る時間なんかないやん(笑)そんなに寂しかったん?おいで』そう言ってあたしの腰に手をまわし抱き寄せた。蓮に抱きしめられるとさっきまでぐちゃぐちゃだった気持ちがまた落ち着いた。きっと蓮はあたしの麻薬の様な物なんだ。なんとなくそう思った。

    2007-12-26 03:19:00
  • 327:

    流歌◆VofQjq5eFc

    その日は蓮のお客さんが三組ほどきていて被った。いつもならたいして気にならない、けど今日は違う…。いつもと違う感情が心の中をもやもやさせる。駄目だと思っても態度に出てしまい蓮に冷たくなる。
    『怒ってる?』「ううん。普通やで?」必死に平然を装う『ホンマ?』「うん…」ヘルプの子が蓮に耳打ちする。『ごめん。ちょっと待ってて』「うん、頑張って」あたしは必死の作り笑いで蓮を見送る。ヘルプの子が必死に話してくれても落ち着かない。このまま店にいる自信がなかったあたしはヘルプの子に「ごめん。今日しんどいからチェックして。蓮には言わんでいいから」と笑顔でお願いした。『蓮さんに言わないとまずいんでそれは…』困った顔をするヘルプの子を見て少し可哀想になり「わかった。けど送り出しいらんからって伝えてくれる?」『…わかりました』ヘルプの子はそう言って蓮に伝えに行き伝票を持ってきた。もちろん蓮も。

    2007-12-26 03:30:00
  • 328:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『まだ時間あんのに何で帰るん?』「何か疲れて」『嘘やろ?やっぱ怒ってるんやん』「違う」あたしはお金を出し蓮に渡す。『まだおってや』「ホンマ今日は帰らせて、お願い」あたしはそう言って席を立ち無理矢理外に出た。蓮はあたしに着いてきて『ぢゃぁ、怒ってる理由教えてや』と言って腕を掴んだ。「わからんねん」あたしは素直ぢゃない。『お前が怒ってる理由はなんとなくわかってるよ。けど、お前がサイト信じたり勝手に勘違いしてるかもしれんけど俺はお前の事ホンマに大事やねんで。』「そう」『お前、俺が軽い気持ちで抱いたと思ってるん?言うけど俺そんな男ぢゃないで』
    わかってる。割り切った関係だって。けど今はどうしても寂しい…1人が嫌だ。蓮に側にいて欲しい…

    2007-12-26 03:41:00
  • 329:

    流歌◆VofQjq5eFc

    「寂しいねん…」
    そう呟くと蓮はあたしを抱きしめた。『俺を信じ』蓮はそう言ったけど、そんな安い言葉あたしは求めてなかった。けど抱きしめられるとそんな言葉より何より落ち着けた。「うん。ありがとう。でも今日は帰るね。」あたしはそう言って蓮から離れた。『わかった。帰ったら電話してこいよ』「うん」そう言ってあたしはタクシーに乗って帰った。

    蓮があたしに言う言葉、優しさ全てが営業なのは分かってる。けどあたしは割り切ってたつもりでも結局割り切れてなかった自分に気が付いた。このままぢゃダメ。けど1人は嫌…もうどうしたらいいかわかんないよ…

    2007-12-26 03:54:00
  • 330:

    流歌◆VofQjq5eFc

    またいつもと変わらない日々が続く。前と違うのは週末は店が終わってから一緒に泊まっていた事だった。そしてそれに比例して使う金額も働く時間も増えあたしはいつの間にかエースになっていた。それがあたしの答えだった。1人は嫌だ。だから出来る限り一緒にいたい。その為に働く。それでも1人にならないなら構わなかった
    毎日がそんな風に過ぎて行き、もちろんあたしが家に居る時間も減る、母親が気付かないわけがなかった。
    いつもの様に朝に家に帰る。この日は1日オフの日だったので、ベットに飛び込み眠りにつく準備をする。『優ちょっとこっちおいで』母親があたしを呼ぶ。あたしは少し不機嫌な顔をしてリビングに向かう。「なに?」『優、嘘つかんとホンマの事話して?最近のあんたおかしいで?』あたしは寝不足も重なっていて「疲れてるから明日にして」と冷たく答えた。

    2007-12-26 04:00:00
  • 331:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『あんた水商売だけちゃうやろ?』母親の意外な言葉にその場であたしは固まってしまった。『バレへん思ったんか?あたしあんたの親やで?あんたの行動がおかしいのは前から気付いてた、それにあんたホスト行ってるやろ?』あたしは母親の話を黙ってきいていた。だけど「だからなんなん?」あたしは短気でもあり、子供だった。『なんなんちゃうやろ!なんで風俗なんか行ってんねん!あほがホストに騙されよって』そして一度キレたらあたしは止まらない。「関係ないやろ、あたしの体やねんからあたしがどう使おうと自由やん!あたしは風俗してるからって恥じた事なんかないわ!そんな言い方すんな!自分で働いて稼いだ金何に使おうが自由やろ!いつ迷惑かけてん」そう言い終わると母親は泣きながらあたしを思いっきりぶった。『お前何調子のっとんねん!自分の腹痛めて産んだ可愛い子供が風俗で働いてるってきいて平気な親がおるわけないやろ!偏見なんか持ってないわ!でもお前は働く理由がないやんけ!ホストで遊びたいからやろが!お前同業者に騙されてどうすんねん。あたしは風俗で働かす為にあんた産んだんちゃうわ。何でわかれへんねん』

    2007-12-26 04:03:00
  • 332:

    名無しさん

    ??

    2007-12-26 13:59:00
  • 333:

    名無しさん

    あげ

    2007-12-26 19:06:00
  • 334:

    名無しさん

    ?

    2007-12-26 19:43:00
  • 335:

    流歌◆VofQjq5eFc

    母親はそう言って下を向いて泣いていた。自分が言ってる言葉は最低だってわかっていた。けど…「いったぃなぁ!!何かあったらすぐ手ぇあげよってむかつくねん!あたしの何がわかんねん!何も知らんくせに知ったような口きくなや!」
    もうあたしはこんな歪んだ恋愛しか出来ない。あたしが汚れてるのは自分でわかっているから…
    『あんた何も話さんねんからわからんやろ!あんたの気持ちなんかわからんわ!逃げてるだけやんけ!どーせ未収でもこさえてホストに風俗落とされたんやろが!あたしはな、そんな子いっぱい見てきてるからわかんねん!お前にどんだけ憎まれ様が嫌われようがあたしはあんたがこれ以上落ちていかんように止める義務があんねん!なんでかわかるか?あたしはお前の母親やねん、お前の事一番愛してるからや!自分の顔見て何も思わんのか?お前な、人相悪なってんねん!何でそんな辛いのにそれでも働くねん…ここまで言うてもお前が仕事続ける言うんやったらあたしはあんた殺すで?その後あたしも死ぬ。それがあんたを救う最後の方法やねん…』

    2007-12-26 20:32:00
  • 336:

    流歌◆VofQjq5eFc

    母親から言われた【愛してる】の一言が胸に響いた。これが偽りもなく何も求めない、ただあたしを愛してくれる無償の愛だ。あたしはその場で泣き崩れた。あたしはここまで母親を追い詰めていたんだ…お母さんごめん…でもあたしはもう手遅れ。麻薬の様に蓮にはまりその為に働く。お金がなくなれば蓮とは一緒にいれない。それが何より怖い。一人は嫌だ…
    「あたしは自分から風俗いってん…もう無理やねん。あたし風呂まで落ちてるねん…けどこれは自分で選んだ道やし騙されてるのなんか分かってる。それでも一緒におりたいねん」
    母親は泣きながら『なんでや、なぁ?優、お母さんはあんたを救ってあげられへんのか?あんたが苦しんでる姿見たくないねん』「あたし今が幸せやで。」『そんなんはホンマの幸せちゃう!ホストぢゃなくてもいいやん!優お願いやから一緒に頑張ろう?』お母さんはあたしの手を握りしめる。あたしは…

    2007-12-26 20:35:00
  • 337:

    流歌◆VofQjq5eFc

    どうすればいい?確かにお母さんの手をとればもしかしたらやり直し出来るかもしれない…普通に笑える様になる?もう嫌な仕事もしなくてすむ?誰かと出会って恋をして愛してもらえる?
    あたしは汚れているのに?何より蓮とはもう会えなくなるの?優しい言葉も抱きしめてくれる人もいなくなるの?あたしは耐えれるの?頭の中がごちゃごちゃになり気が狂いそうになる。
    あたしは母親の手から自分の手を離す。「ごめん…あたしやっぱり無理や。あたし汚れてもうてるねん。自信がないねん。もう落ちるとこまで落ちたからどうでもいいねん。もう普通の幸せなんか望んでないねん…もう放っておいて」あたしは遠くを見つめそう言い残しカバンだけを持って家を出て行った。お母さんの声がきこえるけど、もう何も考えたくなかった。

    2007-12-26 20:44:00
  • 338:

    名無しさん

    泣ける(;ω;)

    2007-12-26 21:30:00
  • 339:

    名無しさん

    ??

    2007-12-26 22:44:00
  • 340:

    名無しさん

    いぃ…頑張って

    2007-12-27 00:01:00
  • 341:

    名無しさん

    いつもありがとぅ?

    2007-12-27 02:11:00
  • 342:

    名無しさん

    応援してます?

    2007-12-27 02:45:00
  • 343:

    名無しさん

    2007-12-27 03:20:00
  • 344:

    名無しさん

    ??

    2007-12-27 04:33:00
  • 345:

    名無しさん

    ??

    2007-12-27 12:59:00
  • 346:

    名無しさん

    ??

    2007-12-27 21:15:00
  • 347:

    名無しさん

    ??

    2007-12-28 00:14:00
  • 348:

    流歌◆VofQjq5eFc

    今日は仕事が休みだから行くあてなんて全くない。蓮に電話してみようと思い携帯を出したが発信ボタンが押せなかった。きっと蓮はどうする事も出来ないだろう、だから軽くあしらわれる、そんな気がした。これがホストと客の関係。そんな事わかってるのにあたしはそれでも蓮と離れたくない、つくづく自分がバカだと思った。
    まだ時刻は昼前で、空は明るい。適当に街を歩く。けどいくら歩いても何をしても気力が起きない。蓮や母親の言葉、拓海や翔の言葉まで頭を回り始める。どれが正しくて間違ってるなんてわからないし今はわかりたくもない。あたしは睡眠をとる事にして漫画喫茶に入り深い眠りにはいった。

    2007-12-28 01:44:00
  • 349:

    流歌◆VofQjq5eFc

    携帯の振動が床に伝わる音で目が覚める。画面には【蓮】の文字。「はい」『何してたん?』「寝てた…」『俺も今起きた。今日はどうするん?』「…」『会いたいな』「色営業嫌」思わず口からそんな言葉が出た…
    『そんなんちゃうわぁ』笑いながら言う蓮。あたしは「そう言う事にしといてあげるわ」と明るい声を出して言った。前まではこんな事言わなかったのに最近のあたしは駄目だ。今日母親から言われた言葉がまたずっと頭を回って自分はたどうしたらいいかまたわからなくなった。蓮から電話がかかってきても今日の事は言えなかったしこんな時相談出来る友達も今のあたしにはいない。
    やっぱりあたしは一人なんだって実感した。携帯電話の電話帳をひとつずつ見ていく。拓海の所で手が止まる。拓海とはあの日以来連絡はとってない。でも今は誰かに話しをきいて欲しい…都合良すぎると自分でも思う。寂しくなったり必要な時は電話するくせに自分の都合が悪くなると連絡をとらない。あたしは最低だ。
    けど、あたしは拓海に電話をかけていた。きっと拓海はでないだろう…何ヶ月も無視し続けたんだ。自業自得だ。けど拓海は優しい…コールが止まり拓海の声がきこえた。

    2007-12-28 01:48:00
  • 350:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『もしもし!』慌てて電話に出る拓海「拓海…あたし最低やな…」『本間やで!ちょっと詫びで飲み付き合って』「うん」いつも変わらない拓海。あたしの事を心配してそう言ってるのわかってるよ。ごめんね、拓海。そしてありがとう。
    あたしは拓海といつも行くBarに向かった。調度拓海と店前でばったり会う。『優、痩せたな…』拓海はあたしを見るなりそう言ってきた。「そっかな」『しかも元気ないし!』「元気やで!」変に強がるあたし。『ちょっと、出掛けようか?』「え?」『ちょっ中で飲んでて、車とってくるわ!』そう言ってあたしにお金を渡し拓海は走って行った。あたしは少しだけ気持ちが楽になった気がした。中に入りビールを飲む。30分程すると拓海から電話がなり表に出る。

    2007-12-28 01:50:00
  • 351:

    流歌◆VofQjq5eFc

    今のあたしはもう夢なんかもてない。風俗で顔出しをしてしまった以上ステージ立つのすら怖い。純粋に音楽を愛して自由に歌う人達がうらやましかった。座って待っていると拓海がビールを持ってきてくれた。拓海はあたしに気を使ってボックス席で一緒にいてくれた。
    少ししてから目の前に男の人が座る。そんなに気にしていなかったがみられてる感じがしたのでさりげなく見る。その瞬間あたしは顔を下にしてしまった。確信は持てないが見た事がある顔だ…場所は翔の店。よくヘルプに着いてくれた誠くんに似てたからだ。だけど声も掛けてこないし似ているだけだろうと思い少し気にするぐらいだった。
    しばらくすると拓海が『ちょっとだけ前行ってきていい?』と聞いてきたのであたしはOKサインを出し、拓海に手を振った。タバコに火をつけると
    『ちひろちゃん?』微かにそう聞こえた。確かにあたしの前から…あたしは恐る恐るさっきの男の人を見るとあたしの方を見ている。そして『まこと!』と大きな声で言いながらあたしの横にきた。

    2007-12-28 03:06:00
  • 352:

    名無しさん

    ??

    2007-12-28 03:50:00
  • 353:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしが驚いていると『ちょっと向こうで話ましょ』と強引にあたしの手を引きロッカーの場所に連れて行かれた。何でこのタイミングで会うねん…と思い1人へこんでいると
    『さっきの彼氏さんですか?』「違うよ。ってかなんでここおるん!?」『いや…休みはよくクラブ行くんで。ってか久し振りですね!彼氏さんと一緒にいてるんやと思って声かけにくかったんですよ!』いや、かけないで欲しかった…と思いながらも「そう」と答える。正直翔の事が気になっていたけど誠くんにそんな事は聞けない…
    『あの…もう店こないんですか?』「え?…うん」『ちひろちゃんがいなくなって翔さん元気ないんですよ…俺聞いた事はないですけど翔さん、ちひろちゃんの事好きだったと思いますよ。』誠のその言葉を聞いて胸が痛くなった。「良いお客さんとしてだよ」『違いますよ!だって翔さん…「翔、売上落ちたん?」あたしは誠の言葉を遮ってきいた。『俺からは…』「落ちたんや…誠くんは先輩思いやね。でもごめんね、あたしもう無理やねん。今は好きな人いてるし…」その時誠の携帯がなる。『ちょっと待ってくださいね……『あっロッカーのとこです、はい』』「ちょっ!」あたしは誠の携帯を取り上げ画面を見る。そこには…

    2007-12-28 04:16:00
  • 354:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしが誠に携帯を返そうとした時
    誰かに後ろから抱き締められた。振り向かなくても誰かわかる。ライトブルーの香水の香りがあたしを包む…。無情にもあたしの瞳からは涙が零れる。

    『優…』

    2007-12-28 04:22:00
  • 355:

    名無しさん

    翔キショ

    2007-12-28 05:34:00
  • 356:

    名無しさん

    ほんま、それ?ストーカーやん?

    2007-12-28 10:11:00
  • 357:

    名無しさん

    その従業員もいらん事すんなよな??

    2007-12-28 20:51:00
  • 358:

    名無しさん

    ハイエナやな

    2007-12-28 21:00:00
  • 359:

    名無しさん

    それが営業じゃなかったらあたしは嬉しいかも?

    2007-12-29 01:21:00
  • 360:

    流歌◆VofQjq5eFc

    翔が何を考えてるのかもうわからない…あたしはどうすればいいの?もう意味がわからなかった。すると翔は『わかった。これポケットいれとくな。いらんかったら捨てて…いっぱい泣かせてごめんな。誠、俺帰るわ…ありがとな。優…俺な仕事頑張るわ!だからお前も頑張れよ!』そう言って翔はあたしの左ポケットにブレスを入れて帰って行った。
    『ちひろちゃん?優さん?』誠くんがあたしを呼ぶ。「…」あたしはもう何も答えたくない。『あの、今日はすいません。でも翔さんに教えなきゃ…と思って。でも翔さんの事忘れないであげてください!お願いします!』誠くんが必死に翔のカバーをしてる。翔を忘れる?そんな事出来てたら泣かないよ…
    あたしは誠くんに「ねぇ…誠くん。あたしが翔の事忘れるわけないゃん。あんなに自分勝手でおもしろくなくてキザで意味わからんけど優しい奴忘れれるわけないやん…どうやったら忘れるんか教えて欲しいぐらい」そう笑って言った。

    2007-12-29 01:48:00
  • 361:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしはそれだけ言って元居た席に戻ろうとして店内に戻るとそこには拓海がいて『優どこ行ってたん?携帯繋がらへんし。って泣いてたん!?』と言ってあたしの所まで歩いてきた。「翔と会った…」『今ぁ!?!?』「そう…拓海テキーラー!」拓海は悲しそうな顔で笑い『はいよ、泣き虫。でも地元で飲もうか!1人で飲むのは寂しいやろ?俺車やからさ』そう言ってあたしのカバンを持ってくれて2人でクラブを後にした。

    2007-12-29 02:03:00
  • 362:

    名無しさん

    ??

    2007-12-29 04:04:00
  • 363:

    名無しさん

    痛い女やな

    2007-12-29 04:20:00
  • 364:

    名無しさん

    ホストにはまるとか頭悪すぎやろ
    遊ばれてんのわからんのか
    わかってて行ってるとかえらそうにゆうてるけどそれが一番痛い事に気付けよ
    最初の鳶してた彼氏が一番えぇやんけ

    2007-12-29 04:29:00
  • 365:

    名無しさん

    ↑最初の彼氏のがましやと思うけど暴力はあかんから、一番よかったんは拓海ちゃう?翔と蓮は例外やんワラ

    2007-12-29 07:03:00
  • 366:

    名無しさん

    どうせこのての女、いい男つくわけない?メソメソして泣いてばかりて?泣くシーンが多いことに気づいた!ホストにとって楽勝や?

    2007-12-29 13:19:00
  • 367:

    名無しさん

    382 そうやな
    ホストにとっていいカモやな
    ソープとかマジありえんわ
    マジ汚い
    正直遊びでも無理やな

    2007-12-29 15:24:00
  • 368:

    名無しさん

    私はホストにはまった事はないけど…でも他人さんがそんな事言う筋合いないと思う。辛い恋愛でも一生懸命なれた主は人の痛みわからん人より成長してるやろ

    2007-12-29 15:33:00
  • 369:

    名無しさん

    産み育てた母親を泣かせてまで男への欲望と快楽に走るまでなったら、人間として最低やろ!母親に諭される以前ならまだわかるが、動物じゃない人間にゎ理性もあるんやて!感情で生きたら殺人も同じになる!歯止めきかん奴、同等でしかない。

    2007-12-29 16:12:00
  • 370:

    名無しさん

    感想スレで語れば?

    2007-12-29 16:21:00
  • 371:

    名無しさん

    ほんまうざい!
    結局文句言いながら読んでんやん(笑)
    感想スレ行け

    2007-12-29 17:10:00
  • 372:

    名無しさん

    >>386同感??親泣かしてる時点で終わり?コイツ男おらんと生きていけないタイプやでな?おもろいから読んでるしこれ以上書かんとくわ

    2007-12-29 17:39:00
  • 373:

    流歌◆VofQjq5eFc

    地元に向かう為車に乗る。あたしが黙って外を眺めていると拓海が『優、何かあったんやろ?』あたしは外を見つめたまま全てを話した。拓海は何も言わずきいているだけであたしが話し終わると
    『あほ』「え?」『優はあほやって言ってるねん。でも結局優は翔と蓮どっちが好きなん?』「あたしは…」『ってそこで俺もまぜろ』「え?」『真剣に悩むなよ…』ちょっと拗ねた拓海が可愛くて笑ってしまった。
    『今日どうするん?』「あーほんまや…適当にどっか泊まるわ」『いや、優今から絶対潰れるやん!俺はどこに送ったらいいかわからんやん(笑)』「帰ろうかな…」『なんで?』「よくわからんけど、あたしこのままぢゃ駄目な気がする…」『とりあえず着いたから続きはBarで』そう言って車を止め店に入る。ビールを頼み拓海が話しを戻す。『優、電源きってるやろ?電源いれてみ』「え?うん…」あたしは拓海に言われるまま電源をいれる。「いれたけど…」『着信とメェル確認した?優の携帯着信もメェルで入るやろ?』拓海にそう言われ確認してみる。

    2007-12-29 19:13:00
  • 374:

    流歌◆VofQjq5eFc

    「蓮から着信4回、お母さんから…12回とメェルが3通」『おばちゃんなんて?』あたしは母親のメェルを確認する【優どこにいてるの?】【もう一回話ししよう】そして最後のメェルで手が止まる。

    2007-12-29 19:17:00
  • 375:

    流歌◆VofQjq5eFc

    *これは実際に母からきたメェルです。
    あんたにとってママがウザい存在になってるかも知れんけど優が心配やし、ちゃんと責任の取れる子になって欲しい。その為やったらいくら嫌われても憎まれても、ウザい存在になるつもりでいてる。今優も辛いと思うけど、ママもすごく辛いし、悲しいねんこの世に生まれてほしいて願って産んだ娘やのに…だけど、自分で不幸にしてる、自分を大切にしてない、一時の喜びの為に大切なものを失っていってないか?今辛いのは、全部自分がしたことやでそれを克服するためには我慢せなあかん事いっぱいあるよ。今我慢せなんだら一生優の人生このままやで?嘘からは、嘘しか産まれないよ。すべて中途半端な人生早く卒業しよな!もう二十歳やねんで。優の好きなかす汁作って待ってるからね。愛してるよ。

    2007-12-29 19:18:00
  • 376:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしは読み終わる頃には涙が止まらなくなっていた。
    『なんて書いてたん?』あたしは拓海に携帯を渡した。拓海は読み終えてから『なぁ…蓮に今電話かけてみ』「え?」『いいから早く』あたしは拓海に言われるがまま蓮に電話をかける。
    『もしもし?お前何してたん?』「ごめん。ちょっと色々あって…」『そか。今からこれる?』「今日はちょっと…ごめん」『何かあったんやったら癒したるやん』「今日はそんな気分ぢゃないからごめん」『わかった…また連絡するわ』そう言って電話がきれた。
    あたしが携帯を机に置くと『優、落ち着いて冷静になった今考えてどう思う?優は確かにあほやけどわかるよな?』「うん…」

    2007-12-29 19:20:00
  • 377:

    流歌◆VofQjq5eFc

    『俺な、優と付き合い長いからさなんとなくわかんねん。どうせガキの優の事やからおばちゃんと話した時イライラしてまともな判断出来へんかったんやろ?けど今は出来るやろ?確かに俺はそこまでしてホストを好きになる優の気持ちはわからん。正直呆れた。でもな俺もおばちゃんもそれでも優が好きやねん、心配やねん。なんでかわかるか?優の事が本気で好きやからやで。嘘なんかぢゃないで。俺やおばちゃんが願ってるただひとつのものは優の幸せやで。笑ってる顔やねん。それ以外何も求めてないねん。でも今の優は笑ってない。だから必死やねん。蓮はホンマに優の事大事にしてるか?翔はわからんけど、俺からしたら信用出来へん。優、大切なんは過去ぢゃなくて今からやろ?風俗してた事も忘れろ!誰かに話す必要もない。なんかあったら俺に言ってこい。もうこれ以上言いにくい事なんてないやろ?だから一緒に行ったるから家帰ろう?』

    2007-12-29 19:33:00
  • 378:

    名無しさん

    ??

    2007-12-29 19:35:00
  • 379:

    名無しさん

    カキコミした386ゎホストの娘だった女子大生。

    2007-12-29 20:15:00
  • 380:

    名無しさん

    おかんも正直、でき悪いなぁーこの親にしてこのコありてやつやわ!愛しているなら突き放すもんや!

    2007-12-29 21:47:00
  • 381:

    名無しさん

    ↑感想スレあんのにわざわざココに書くお前の方がデキ悪いしじゃま。読みにくいから書くな

    2007-12-29 22:02:00
  • 382:

    名無しさん

    やかましいでパンコ

    2007-12-29 22:29:00
  • 383:

    名無しさん

    してきたことゎ言われてもあたりまえやん!黙れ?

    2007-12-29 22:30:00
  • 384:

    名無しさん

    感想スレに書けてわからんの?お前は池沼?

    2007-12-29 23:29:00
  • 385:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしは拓海の話を黙ってきいていた。
    「拓海…あたし…」『優はよ、帰るで?』そう言って拓海は会計を済ませあたしの手をひいてくれた。店に出ると『おばちゃんに電話かけ』「でももう4時前やし…」『大丈夫。起きてくれてるって』「でも…」『俺がかけたるわ、携帯かして』そう言って拓海はあたしから携帯をとり電話をかけた。
    『もしもし、夜分遅くにすいません。福田です。お久しぶりです。今から優さんと帰りますんで、はい!わかりました』拓海は電話を切り『はよ帰るで』と行って歩き始めた。

    2007-12-30 03:01:00
  • 386:

    流歌◆VofQjq5eFc

    家に着くと拓海があたしの後ろに立ち蓮からもらったネックレスを外す。そして…『これ付けとき』そう言ってあたしにGUCCIの紙袋を渡す。『遅なったけど、やっと言える。誕生日おめでとう。頑張ろうな!』それは以前拓海が車の中で渡してきた紙袋だった。「受け取られへん」そう言って紙袋を受け取らないあたしに拓海は紙袋から箱をだしネックレスを取り出す。そしてあたしの後ろにまわりあたしの首にネックレスをかける。『強制や』そう言って笑った拓海の顔を見てまた泣きそうになった。これは鎖なんかぢゃない。だって何故か心が暖かかったから…

    2007-12-30 03:10:00
  • 387:

    流歌◆VofQjq5eFc

    家の鍵はあいていて玄関にはお母さんが待っていた。拓海はお母さんに挨拶をして『僕が遅くまで連れ回してしまったんです。すいません』と謝ってくれた。お母さんは『福田くん、ありがとう。ちょっとあがって何か飲んでいき』と言ったけど拓海は『優さんと2人でゆっくり話して下さい。僕はここで失礼します』と言って帰って言った。
    『優おかえり、おなか空いたやろ?食べ』いつもの様にそう言って笑ってくれたお母さんの瞳には涙があふれてた。あたしは「ごめんなさい」と言って家の中に入って行った。家は暖かくて机の上に乗せられたかす汁を見てあたしはまた泣いてしまった。

    2007-12-30 03:19:00
  • 388:

    名無しさん

    あげ

    2007-12-30 10:38:00
  • 389:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしが小さい子供の様に声を出して泣いていると母は『もういいから。優が帰ってきてくれた事が嬉しいよ。一緒に頑張ろう』そう言って母はあたしを抱きしめてくれた。あたしはずっと「ごめんねママ」と言って泣き続けた。あたしを抱きしめてくれた母の温もりが優しくて愛情を感じた。こんなにも自分は愛されていると…誰に抱きしめられるよりも…
    母はあたしを女手ひとつで今まで育ててくれた。夜は寂しくてたまらなかった。幼稚園の頃お父さんの似顔絵を書きましょうとか親子行事で父と母が土台になる騎馬戦の時、父の代わりが先生だったり辛い時もあったけど毎朝必ず母はバス停まで見送ってくれる人だった。当たり前の事かもしれないが母が帰ってくるのは深夜。きっと体は辛かっただろう…
    母の仕事を恥じた事は一度もなかった。確かに世間の目は冷たくてよく『嫌ぢゃないの?』ときかれたけど、いつも綺麗で誰に対しても優しい母が好きだった。何よりたくさん愛してくれた。そしてあたしにとって誰より尊敬出来る存在。そして強い人だった。

    2007-12-31 05:05:00
  • 390:

    流歌◆VofQjq5eFc

    次の日母と一緒に出掛け携帯を新規契約しに行った。とても楽しかった。ふとジャケットのポケットに入れた手にひんやり冷たい感触を感じた。そう、翔からもらったブレス。あたしはそれを家に帰り箱になおした。そして一番に電話を掛けたのはもちろん拓海。
    拓海は飲みに行こうと誘ってくれたがあたしは、今日はママと一緒に居てるから無理、でも明日ならあいてるよ。と笑いながら言った。

    2007-12-31 05:06:00
  • 391:

    流歌◆VofQjq5eFc

    Am1:30
    仕事が終わり電話を掛ける。「今終わったから今から行くわ」そう相手に告げ目的地に向う。
    『優お疲れ様』「うん、拓海も」『行こうか♪』そう言って地元にタクシーで一緒に帰りいつものBarに向う。

    2007-12-31 05:09:00
  • 392:

    流歌◆VofQjq5eFc

    いつも通り二人でビールを頼む。あたしのタバコが切れている事に拓海が気付き、『タバコ買ってくるわ。』そう言って店を出て行った。店長と他愛ない話をしていると拓海が帰ってきて『優、タバコ欲しい??』と笑いながらきいてきた。「え?欲しいに決まってるやん!!」ちょっと拗ねながらあたしがそう答えると『ぢゃぁ、俺の彼女なってくれたらあげる♪』「もうそんなんええって!!はよちょーだい」と手を差し出すと『本気やで。優…好きやで』そう言ってあたしの手をとり左の薬指に手のひらに隠してあった指輪を付ける拓海。「ちょっ!あかんって!!あたしは…」『お前なぁ、俺に何回言わすねん。俺は過去ぢゃなくて今って言うたやろ?』「そうじゃなくて、あたし拓海の事好きぢゃないもん…」『え!?なにその予想外の展開!!』あたしは笑って「嘘。好きやで拓海。本間にいいの?」そう言って堪えれなくなった涙を零すあたしに拓海は『泣き虫の優がいい』「有難う御座います・・・」
    『いやぁ〜にしても長かったなぁ!!何年かかってん!でも良かった。これ俺からのプレゼント』そう言って店長は2人にシャンパンをプレゼントしてくれた。

    2007-12-31 05:12:00
  • 393:

    質問

    タクミにバーで告白されて指輪もらって付き合ったんじゃないん?なんで昼職一年して2年後にまた告白なん?理解できん。あとお母さんは何の仕事?周りに嫌じゃない?ってゆわれたけどって書いてたけど、なんか中途半端やから教えてほしい!

    2007-12-31 11:58:00
  • 394:

    名無しさん

    あたしも気になってたのでお願いします?

    2007-12-31 12:53:00
  • 395:

    名無しさん

    指輪の告白は3年後の話やったんちゃう?
    で、母親の仕事は水商売やろ?最初に書いてあるやん?

    2007-12-31 13:13:00
  • 396:

    名無しさん

    3年後の告白ってプロポーズちゃう?

    2007-12-31 14:48:00
  • 397:

    名無しさん

    うん私もそう思う

    2007-12-31 20:22:00
  • 398:

    名無しさん

    また夜の世界逆戻りてかいてるやん

    2007-12-31 22:04:00
  • 399:

    名無しさん

    よぅ分からん?

    2007-12-31 22:35:00
  • 400:

    名無しさん

    風俗と水商売は違うやん

    2007-12-31 23:47:00
  • 401:

    名無しさん

    繰り返してばかみたぃ?

    2008-01-01 09:52:00
  • 402:

    名無しさん

    一年昼間の仕事に専念したのは心を育てる為じゃないの?もう決してハマらないという自分を作る為に。自分に自信が持てたから、夜したんじゃないのかな?主は幼い頃から親が水商売で自分を養ってくれた事を誇りに思ってるので水商売に偏見がないだけじゃない?普通の家庭に育てられた人には分からないと思うが…

    2008-01-01 14:09:00
  • 403:

    名無しさん

    他に何も出来ないから底辺に辿り着くのね

    2008-01-01 21:21:00
  • 404:

    名無しさん

    昼したとか水戻ったとかどーでもいいんやけど話は完結したん?

    2008-01-01 21:53:00
  • 405:

    名無しさん

    汚い、淫乱、売女、痛い女、哀れ
    そらみんな思うよ。
    確かに正しい事は誰にもわからんし答えが無いから色んな考えがうまれるし全ての人が納得できる考えなんかないよ。
    ゆうてることは正しいけど、主の考えは明らかアホやんな?
    それくらいはわかる?
    ふつうの考え方してたら風俗したりしてまでホストに金返したり生活費まで出したりせえへんで。まして風俗してまで稼いだお金紙袋に入れて払う前にバー行ったりなんかせえへんよ
    どうしても行かなアカンかったら銀行に金入れてからいくかホストに渡してからいけよ
    そうしてたらとられる心配もなかったやろ
    前にも酔っぱらってホストクラブで250万やっけ?それだけ失敗してんやからちょっと考えたらわかるやろ。
    もしかしたら無くなるかもとかいろいろ考えろよ

    2008-01-01 23:54:00
  • 406:

    名無しさん

    頭悪いからそこまで考えられへんやろな

    2008-01-01 23:56:00
  • 407:

    名無しさん

    親子でそうやな!母親のメェルとかも普通の感じしなかったし、周りの男たちのドレカに常に依存してないといけないって何か生まれついた淫乱みたいなものなのかなぁ。

    2008-01-02 02:18:00
  • 408:

    名無しさん

    過ぎた事そんなえらそうに言って何になるん?

    2008-01-02 02:19:00
  • 409:

    名無しさん

    なんで皆そんなもーれつに切れてるん???
    別にこんな話もあるしこんな人もおんねやなーぐらいに思っといたらいいやん???
    なんでやぁ??

    2008-01-02 02:44:00
  • 410:

    名無しさん

    みんなキレてるわけちゃうやろ?あほやんーて思いながら、嫌悪感とか出ててそうなってまうんちゃう?

    2008-01-02 03:02:00
  • 411:

    名無しさん

    ↑正解やな

    2008-01-02 03:45:00
  • 412:

    名無しさん

    皆だいぶアツイ人やねんね。その精神をボランティアとか生かしたら?
    私はそんな人の話に情熱的になれんし、これも楽しく読ませてもらったよ?

    2008-01-02 16:10:00
  • 413:

    名無しさん

    これで終わりなん?(゚Д゚)

    2008-01-02 18:18:00
  • 414:

    名無しさん

    終わり??

    2008-01-02 20:22:00
  • 415:

    名無しさん

    情熱的とか熱い人に感じたなら 感じ方が不確かってことかな?個々に感じ方あるからね?

    2008-01-02 21:04:00
  • 416:

    名無しさん

    ↑いやいや、情熱的とか皮肉やん。
    主さんの小説読ませてもらっておいて、感想をムキになって反感的に言うからやん

    2008-01-03 00:47:00
  • 417:

    名無しさん

    ↑ゆうてるほうも 皮肉てわかって返してるから同じやな?

    2008-01-03 02:47:00
  • 418:

    名無しさん

    誰がむきに何かなるものですかって言われてるやん?皮肉に皮肉でかえされてるね?ムキに捉えるのは不確かってことかなーなんてねー

    2008-01-03 02:50:00
  • 419:

    名無しさん

    読ませてもらっといて反感的なんて435↑主しか言わないような言動やな!本来なら他人は読んであげてることになるんだしね!何かコンプレックスなんだろね!

    2008-01-03 03:02:00
  • 420:

    名無しさん

    読ませてもらっといて反感的なんて435↑主しか言わないような言動やな!本来なら他人は読んであげてることになるんだしね!他人はそんな意地悪い言い方わざわざしないな。

    2008-01-03 03:06:00
  • 421:

    名無しさん

    てか人の人生ばかにして主の人生否定してるけど自分はどれだけの人間なんだろうね?普通の人間はとか誰が普通の基準決めてん?大体みんながそぅ思ってるであろう平均的な考え方を普通って言葉で表してアホみたぃに否定して。色んな人生あんねん自分らの人生だって正しい事ばっかちゃうやろ?現に人を見下して馬鹿にしてる時点で自分らの性格歪んでるで。人の気持ちがわからんしょうもない人生歩んできたんやろな。

    2008-01-03 20:13:00
  • 422:

    名無しさん

    ↑おまえこそ 人の気持ちわからんやんな?

    2008-01-03 23:17:00
  • 423:

    名無しさん

    瑠歌やら流歌やらよくわからん。グッチの紙袋はチーママか客の鍛冶がパクったんかもな。

    2008-01-04 01:21:00
  • 424:

    名無しさん

    チーママが犯人やと思いこんでた?

    2008-01-04 01:55:00
  • 425:

    名無しさん

    ↑あたしもや?

    2008-01-04 08:34:00
  • 426:

    名無しさん

    チーママか客の鍛冶。

    2008-01-04 09:07:00
  • 427:

    名無しさん

    笑えたな?

    2008-01-04 20:42:00
  • 428:

    名無しさん

    主さんおつかれさま?

    2008-01-09 08:45:00
  • 429:

    流歌◆TLOqjxE0F2

    まだ上がってる?タヒね

    2008-01-09 08:55:00
  • 430:

    名無しさん

    _
    タヒ

    2008-01-09 15:17:00
  • 431:

    名無しさん

    最低な女やな

    2008-01-09 20:02:00
  • 432:

    名無しさん

    いまさらやけど翔がちひろにあげたブレスってちひろが生活費とか家賃とか出してた金と思うねんワラ

    2008-01-10 01:00:00
  • 433:

    名無しさん

    うちも思った?

    2008-01-10 02:53:00
  • 434:

    名無しさん

    ↑思った
    でもおかんの言葉に感動したわ

    2008-01-10 17:25:00
  • 435:

    名無しさん

    それと翔が支えてくれたのもあって未収完済出来たってそりゃ大金やし嫌でも支えるやろワラ生活費、家賃面倒見させといて未収早く早くって勝手な翔ワラ期日一応あったのに。早くしろ言うんやったら最初から期日作るなって思ったワラ
    ここまでボロカスにしといて最後ストーカー並みに追うって気持ち悪いワラ

    2008-01-10 18:16:00
  • 436:

    名無しさん

    ↑ワロタ

    2008-01-10 23:31:00
  • 437:

    名無しさん

    >>454かなり納得

    2008-01-11 01:15:00
  • 438:

    名無しさん

    この小説突っ込み所満載?小説終わってからだし見てたらおもしろい?

    2008-01-11 18:10:00
  • 439:

    名無しさん

    あげ

    2008-01-12 13:11:00
  • 440:

    名無しさん

    書けへんねやったら削除依頼出してほしい。スレあるから気になる

    2008-03-14 03:56:00
  • 441:

    名無しさん

    もぅ完結してるで

    2008-03-14 05:06:00
  • 442:

    名無しさん

    >>459
    あほや

    2008-03-14 14:10:00
  • 443:

    名無しさん

    2008-03-14 14:51:00
  • 444:

    名無しさん

    2008-03-14 14:52:00
  • 445:

    名無しさん

    読み返してみたけどなんや変な終わり方やなー。最後何あれーワラでも馬鹿女の惨めな小説おもしろかった☆

    2008-03-14 15:05:00
  • 446:

    名無しさん

    終わってたんや?完なかったしなんかよくわからん最後やった?まぁプロポーズされてハッピーエンドってことですか?

    2008-03-15 02:29:00
  • 447:

    名無しさん

    読みました?本間辛い事だらけでしたね?でも、今の彼氏サンと頑張って、また新たな道に進んでね?次ゎ、楽しい人生にね?

    2008-03-17 20:57:00
  • 448:

    名無しさん

    おわったん?

    2008-03-18 12:51:00
  • 449:

    名無しさん

    終わりだぉ

    2008-04-30 12:21:00
  • 450:

    名無しさん

    うん

    2008-04-30 16:17:00
  • 451:

    名無しさん

    2008-05-17 03:01:00
  • 452:

    名無しさん

    あげ

    2008-08-28 12:42:00
  • 453:

    名無しさん

    シオリ♪

    2010-11-01 14:39:00
  • 454:

    名無しさん

    2010-11-03 00:41:00
  • 455:

    名無しさん

    ホス話おっつー

    2010-11-03 00:42:00
  • 456:

    名無しさん

    スンゴク面白かったです?色々な事をこの小説で考えさせていただけました、主さン…アリガとうござぃました?
    お母様の深い愛情、とても感動いたしましたし とても素敵なお母様ですネ?主様も、痛い・サブイ・アホみたいな書き込みに対してもご丁寧に返しておられて
    大きなお人柄を強く感じました?
    お幸せになられて欲しいです?

    2010-11-16 20:49:00
  • 457:

    名無しさん

    だいぶ古いレスでしたが、書かしてもらいます。
    私…男運がよくなくて、騙されます。なんでいつも私が…?って思うけど、主さんは強いですね。親子愛のとこは涙が止まりませんでした。私も似たような事があったので、、、ホストには行った事もありませんが……。今幸せだと、すごく嬉しいです。色々皆さん思う事は違いますが、自分の人生なので、自分らしくぁりたいと思いました。ホントによかったです!

    2010-11-17 00:00:00
  • 458:

    名無しさん

    読みました。
    翔より蓮の方が流歌チャンの事本気やったと思うけどなぁ

    2010-11-20 02:01:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
騙された淋しいバカな女を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。