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騙された淋しいバカな女

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  • 1:

    流歌

    これはぁたしが実際に体験した事実です。18才になって初めての夜の世界、誘惑に満ちた世界で転落していくお話。
    結婚を考えた彼氏
    初めてのクラブ嬢
    初めてのホスト遊び
    初めての風俗…

    2007-10-07 00:42:00
  • 269:

    流歌◆VofQjq5eFc

    タクシーに乗り携帯を開く。翔からの着信とメェルがたくさん来ていた。あたしはメェルを開かず翔へのメェルを書いた。

    翔へ
    ごめんね。いつも急に色んな事ばっかりして迷惑かけて。あたしね、ホンマに翔の事好きやった。ホストしてる翔とかぢゃなくて人としての翔が。何をしてても誰と居ても思い出すのは翔の事ばっかり…。誰よりも信じてた。疑った事も沢山あった。ごめん…。けど、いつも翔の笑顔見たら頑張ろうって信じてついていこうって。ホンマはクルスマス一緒に過ごしたかった。けど、やっぱりあたしには駄目やった。どんだけ好きでも形が欲しかった。【彼女】って言う肩書きが。今のままぢゃ、あたしは翔のなんなのかわからへん。何度も割り切ろうとした。けど、翔の言葉…わからへんねん。本気で言ってるんか嘘なんか…。もう区別がつかないねん。割り切ろうにも割り切られへんねん。どこかで期待してる。もう一緒におるのが辛い…。翔とおるとね、一時の幸せよりいつも2人で平凡に過ごす方が幸せやねん。あたしも嘘ついててごめんね。彼女になれた時に言おうと思っててん。だって誰かに呼ばれる度、翔を思い出してしまうやん…。ありがとう。大好きやった。片想いやけどいっぱい愛してたよ。    【優より】

    2007-12-21 11:58:00
  • 270:

    流歌◆VofQjq5eFc

    そう…あたしの本当の名前は優【ゆう】。最後に翔に言ったのは「あたしはちひろぢゃなくて優って名前だよ」って言った。【ちひろ】は偽名。これはお客さんに聞かれた時に使う偽名だ。きっといつもの癖であの時もそう言ってしまったんだろうか、今になってはわからない事。

    *拓海が【ちひろ】と言っていたのは本当は【優】と言ってます。話の為に伏せてました。話の途中の訂正文に気分害した方には深くお詫び申し上げますm(_ _)m

    2007-12-21 12:07:00
  • 271:

    流歌◆VofQjq5eFc

    あたしは送信ボタンを押し、そのままアドレスを変えた。ちょうどタクシーは自宅に前に着きお金を払い降りる。家に入り蓮に電話をかけた。
    『もしもし?家ついた?』「うん」『そか、俺仕事中やから終わったらまた電話するな』「わかった」そう言って電話をきった。
    時刻は朝の5時前…。睡眠中に起こされるのはキツィなぁ…起きとこう。とりあえずシャワーを浴びようと脱衣所に行く。服を脱いでいると首もとに光るネックを指先で触る。「縛り…」そう呟いて浴室に行った。

    2007-12-21 12:48:00
  • 272:

    名無しさん

    ?

    2007-12-21 13:40:00
  • 273:

    流歌◆VofQjq5eFc

    シャワーを浴びていると遠くから微かにだけど電話の着信音が聞こえる。何度も何度も自分に言い聞かせる。【でちゃダメ…】お風呂から上がり冷蔵庫からレモンティーを取り出し渇いた喉を潤す。退屈な時間…こんな時はいつも翔が電話で相手してくれた。けど、もうダメなんだ…あたしがそうしたんだ…
    鳴り止まない電話…着信拒否にしなかったのは自分の為だったのかもしれない。あたしはまだどこかで期待してたんだ。翔の事を…

    2007-12-21 18:13:00
  • 274:

    名無しさん

    ?

    2007-12-21 20:44:00
  • 275:

    名無しさん

    ?

    2007-12-21 20:50:00
  • 276:

    名無しさん

    ここまで読んだ?

    2007-12-22 00:10:00
  • 277:

    流歌◆VofQjq5eFc

    ベッドに横になり本棚からとった恋愛少女漫画を読む。一度は離れてしまう、けど最後はまた出会ってハッピーエンド。そんなありきたりな話だけど不覚にも泣いてしまう…。ねぇ?あたし達はどうなるの?そんな問い掛けしてもあなたは隣にいないのにね…。
    マナーモードを解除した携帯が鳴る。着信画面には【蓮】の文字。
    「はい…」『終わったわ。お前今から何するん?』「寝る」『ちょっとドライブ行かへん?』「飲酒運転反対」『昼ぐらいには抜けると思うから』「他のお客さん誘いいやぁ」『お前がええねん』「別にいいけど」『ぢゃあ、家出る時また電話するわ』「うん」そこで電話は終わった。ドライブか…気分誤魔化すにはいいかな…そう思いあたしは少し寝る為瞼を綴じた。

    2007-12-22 00:17:00
  • 278:

    流歌◆VofQjq5eFc

    けど翔の着信の音で眠りにつけない。ふと携帯を見るとショートメールが入っていた。あたしは何も見ず未読メールを削除する。
    結局昼まで起きていて寝不足のまま蓮とドライブに行った。
    蓮は眠そうにあくびばかりしながらもあたしに話し掛ける。あたしは軽く返事をするだけで窓から景色ばかり見ていた。
    『お前ってさぁ、強がるくせに弱いよな』「え?」『何か泣いてくせに平気な顔したり怒ったり興味ないふりしたり、ホンマは笑いたいのに我慢したり。』「そんな風に見える?」『めっちゃ(笑)』蓮はあたしの目を見て笑った。そして『ホンマは俺に惹かれていってるやろ?』あたしは急に顔が熱くなる。「違う。寂しいから紛らわしてるだけ」あたしが強くそう言うと『別に俺はそれでもいいよ。だってお前は昔の男忘れて俺に夢中になるから』ここまではっきり営業トークをされると逆に笑えた。そして翔の時には思わなかったが蓮との関係は割り切れる感じがした。「ははっ…蓮ってわかりやすいから好き」『ありがとうございます』

    2007-12-22 00:19:00
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