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睡眠薬
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1:
夏月
【睡眠薬】
眠気を誘うモノ。熟睡できるモノ。
長時間効くモノ。短時間効くモノ。
私の必要不可欠のモノ。2007-10-20 05:17:00 -
191:
夏月
お互いの話をする中、私はお兄ちゃんの事を言わなかった。 正しく言うのなら"言えなかった"
先週、命日だったのもあったのか何なのかはわからないが何故か"言えなかった"。2007-11-05 11:59:00 -
192:
夏月
━先週━
"昌木家ノ墓"と彫られた石の前で親子3人で手を合わせていた。ママはちょっと泣いててパパはそんなママの肩を抱いていた。私はただお墓を見つめていた。2007-11-05 12:02:00 -
193:
夏月
もう10年も前の事なのに昨日の事のように脳裏をよぎる。
黒い、大きな影。
鋭く太陽に照らされたナイフ。
兄の歪み苦しむ顔とどす黒い血。2007-11-05 12:07:00 -
194:
夏月
兄が刺され、逃げる私の背中を切り刻んだあの犯人は今も牢屋の中だ。
背中がうずく。
寒気が走る。
涙が頬を濡らす。2007-11-05 12:10:00 -
195:
夏月
泣いている私に気づき、パパは抱きしめてくれた。
切なさと悲しさと何とも言えない感情を残してお墓を後にした…━━━━2007-11-05 12:13:00 -
196:
夏月
「凉ちゃん??もう眠い??」
涼のくりっとした真っ黒な目が私の顔を覗き込む。
セミダブルのベッドで長い筋肉質な腕が私を抱き包んでくれていてとても気持ちいい。
『眠くないよ??涼の方が眠いんちゃうん??』
私の言葉に眠そうにエヘヘと笑う。2007-11-05 12:21:00 -
197:
夏月
『寝えよ??明日も仕事やろ??』
「明日雨やから休みやもん。凉ちゃんとおるのに寝たくない」
そう言って更にきつく抱きしめて私を自分の胸へ押し付けた。
パパとは違う暖かさ。
今までに感じた事のない安心感と心地よさで久しく薬に頼らず寝れそうだ。2007-11-05 12:30:00 -
198:
夏月
しばらく心地いい沈黙が続くと上から寝息が聞こえてきた。
私は涼の寝息に耳を澄まし目をとじた。2007-11-05 12:33:00 -
199:
夏月
━━━━━━━━━━━━━━━
2007-11-05 12:34:00 -
200:
夏月
「…ちゃん、凉ちゃん」
『ん…??』
目を覚ますと太陽の光で涼が照らされていた。
「おはよ。もうお昼やで??」
優しい彼の笑顔。私も笑顔で頷く。2007-11-05 12:39:00