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憎しみと金とあたし。
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1:
名無しさん
−目の前には、ひらひらと舞う一万円札が、何十枚。
「これで、お前とは終わり。」
ブランド物の、スーツを綺麗に着こなしたホストは、ひどく冷たい声で、あたしに言った。
あたしは、ひらひらと舞う万札を、生気のない目で、ただ見つめていた。2007-11-10 01:42:00 -
11:
梅雨
名前入れました?
「カッコいぃだなんて、ありがとうございます。」キョウヤは軽く、頭を下げニコリと笑う。可愛らしい笑い方。だけど、彼の目は笑っていない。あたしはカバンから、百万円札の束を五つ取り出し、テーブルの上に置き、彼を見た。「あたしを楽しませてくれたら、後五百出すわ。」
彼の目つきが変わる。あたしは、そんな彼に笑いかけた。2007-11-11 00:00:00 -
12:
梅雨
キョウヤは、雑誌の表紙にもなる程の、売れっ子ホストらしい。テーブルの上に置かれた、五百万が欲しいのか、彼は喋る、喋る。自分の自慢話や、今日あったテレビの話、よくもまぁ、こんなに話す事があるな、とあたしは少し感心した。そして、時間がたつにつれ、彼はあたしに色をかけ始めた。
2007-11-11 00:08:00 -
13:
梅雨
あたしは、持っていたグラスをテーブルに置き、ゆっくり立ち上がる。
「どぅしたんですか?」そぅ言ったキョウヤの目は、戸惑いを見せていた。
「帰るわ。」
テーブルの上の、五百万から一万札を十枚取り出し、キョウヤに渡した。2007-11-11 01:21:00 -
14:
梅雨
店の外に出ると、冷たい風が、あたしの頬を撫でる。あたしは、一体何がしたいの?自分に、問いかけてみても、答えなんてない。
「はぁ…。」
吐く息が白い。あたしは、コートのポケットに手を入れ、夜の街に向かって、ゆっくりと歩きだした。2007-11-11 05:20:00 -
15:
梅雨
−〜〜♪♪
あたしの好きな歌が、頭の上で流れる。あたしは、眠たい眼をあけ、携帯に手を伸ばす。サブディスプレイには、知らない番号。出ようかどぅか、一瞬考えたが、電話は切れてしまった。かけ直す為、さっきの番号を出す。二、三回コール音が鳴り、電話の主の声が、あたしの耳に響いた。2007-11-11 05:28:00 -
16:
?
続き気になる?
500万をポンって
かっこいい?
一回やってまたいわ2007-11-11 05:35:00 -
17:
梅雨
「もしもし、サユか?誰だか分かる?」
一瞬の沈黙。電話の相手は、あたしを捨てたホスト【煉】からだった。
「……いきなり、かけてごめん。でも、どぅしつも聞いて欲しい事があって、電話したんだ。」
聞いて欲しい事?今更?あなたは、あたしを捨てたのよ?それを今更、あたしに何を、聞いてほしいと言うの?2007-11-11 07:58:00 -
18:
梅雨
「今から、一時間後に、○○っていう、喫茶店で会えないか?」
「…わかったわ。」
冷たい声で、それだけ言ってあたしは電話を切る。ベットから抜け出し、お風呂場へ向かった。2007-11-11 08:04:00 -
19:
梅雨
お風呂からあがり、適当な服に、襟にファーのついた、黒いコートを羽織り、あたしは煉との待ち合わせ場所に向かう。
【喫茶○○】
店の中は、薄暗く、十席程ある店内には、二、三人の客がいた。そして、入り口から見えない奥の席に、煉は座っていた。あたしを捨てた時のよぅに、ブランド物のスーツを着て。2007-11-11 08:11:00 -
20:
梅雨
煉は、あたしを見るなり、笑顔になった。
「…元気そぅだな。」
あたしは、彼の言葉を無視して、店員に「カフェオレ。」と、だけ言った。
「いきなり、ごめん。」煉が謝る。あたしは、自分でも分かるくらい、冷めた目をして、彼を見つめた。2007-11-11 08:14:00