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憎しみと金とあたし。
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1:
名無しさん
−目の前には、ひらひらと舞う一万円札が、何十枚。
「これで、お前とは終わり。」
ブランド物の、スーツを綺麗に着こなしたホストは、ひどく冷たい声で、あたしに言った。
あたしは、ひらひらと舞う万札を、生気のない目で、ただ見つめていた。2007-11-10 01:42:00 -
127:
梅雨
アニメ見てて書くの忘れてました?
134サン?
読んでくれて、ありがとうございます?2007-12-09 09:33:00 -
128:
梅雨
とりあえず、喫茶店を出てからあたし達は繁華街の方に歩き出した。
「とゆーか、幸は大丈夫なの?」
「何が?」
「こんな時間に、あたしと歩いて。お客さんに、見られたりしたら何か言われるんじゃない?」
「大丈夫。俺まだまだ下っ端だし。」2007-12-09 09:40:00 -
129:
梅雨
と、笑う幸。あたしは小さく、ため息をついた。
「サユさんは、何か欲しいものとかないの?」
「そぅね、服…とか?」
「じゃあ、服でも見にいこっか!」
と、あたし達はあたしが良く行く服屋に行く事にした。2007-12-09 09:45:00 -
130:
名無しさん
気になる?
2007-12-09 23:43:00 -
131:
名無しさん
アゲ
2007-12-10 17:58:00 -
132:
梅雨
「サユさん、これは?」
と、服屋につくなり、幸が持ってきたのは、背中がパックリと開いた、黒のニットワンピ。
「…却下。」
すかさずそぅ言うと、幸は「絶対似合う!一回着てみて!」と、何故かそのワンピを推してくる。仕方なくワンピを受け取り、試着室に入る。2007-12-11 02:26:00 -
133:
梅雨
服を着替えよぅとした時、外から幸が話掛けてきた。「着たら言ってね!」
「はい、はい。」
あたしは適当に返事を返し、着替え始めた。2007-12-11 02:30:00 -
134:
梅雨
「可愛い!サユさん似合ってるよ!」
着替え終わった、あたしを見て幸が言った。嘘だとしても、やっぱり褒められるのは嬉しかった。
「ありがとう。」
「それにしなよ?今度それ着て遊び行こう!」
と、幸。あたしは、そんな事言われた事がなかったから、少し驚いた。2007-12-11 02:34:00 -
135:
梅雨
結局、幸が選んでくれたワンピだけ買い、あたし達は店を出た。そして、ただ目的もなく、色ンな店を見たり、途中で何か買って食べたり、そんな普通な事をした。あたしには、そんな普通の事がとても新鮮だった。「今日は、ありがとう。」「え?」
「楽しかったわ。」
そぅ言って、幸にいくらか渡そうとした時。
「そーゆーのいぃから。俺、金が欲しくてサユさんと遊んだ訳じゃないよ。」2007-12-11 07:05:00 -
136:
梅雨
幸はあたしが持っていた、お札を取りあたしの財布にしまう。
「俺、ホストだけどサユさんは、客とかそーゆー目で見てる訳じゃないから。」
幸のあたしを見る目が、真っ直ぐすぎて、あたしはつい目を逸らした。
「ごめん。今日も仕事だし、そろそろ帰ろう?駅まで送る。」
あたしは軽く頷き、駅で幸と別れた。2007-12-11 07:11:00