-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
憎しみと金とあたし。
-
1:
名無しさん
−目の前には、ひらひらと舞う一万円札が、何十枚。
「これで、お前とは終わり。」
ブランド物の、スーツを綺麗に着こなしたホストは、ひどく冷たい声で、あたしに言った。
あたしは、ひらひらと舞う万札を、生気のない目で、ただ見つめていた。2007-11-10 01:42:00 -
31:
みぃ
読んでますヽ(´▽`)/?
頑張ってください?2007-11-12 00:49:00 -
32:
梅雨
少しの沈黙の後、先に口を開いたのはあたし。
「どれだけお金があっても、あたしの心は、満たされないの。おかしいでしょ?お金があれば、好きな物を、欲しい物を、いくらでも買える。だけど、あたしの心は、満たされるどころか、虚しくなる一方なの。」
冷え切ったカフェオレを、一口飲み、あたしは続けた。2007-11-12 01:01:00 -
33:
梅雨
「お金なんて、あって無いものと同じ。煉が出て行ってから、良くわかったわ。どれだけあなたに、投資をしても、あなたは結局、出て行ったもの。」
お金さえあれば、何でも思い通りになると、ずっとそぅ思ってた。だけどそんな事はなくて、何一つ思い通りにならない。「だからあたしは決めたの。」
あたしは自分でも、良く分かるくらい冷めた声で、煉に言った。2007-11-12 01:27:00 -
34:
梅雨
みぃさん?
ありがとう?
頑張りますね??2007-11-12 01:29:00 -
35:
梅雨
「人なんて、信じない。って。」
チリ…。タバコのフィルターの焦げた匂いがした。2007-11-12 01:33:00 -
36:
梅雨
財布から、一万円札を取り、テーブルの上に置く。「気がむいたら、一度くらいお店に行くわ。」
そぅ煉に言ぃ、店を出た。外は少しだけ、暗くなりはじめていた。2007-11-12 03:10:00 -
37:
梅雨
【新垣 沙遊】
これが、あたしの名前。生まれた頃から、あたしは何不自由なく育てられた。家は資産家で、お金はいくら使っても、使いきれないぐらいあった。一人娘のあたしに、両親は、惜しみなくお金を与えた。だけど、お金以外のモノは、与えられなかった。何かと、忙しく家にいる事が、少なかった父親。派手で、遊び好きの母親。いつも、大きな家に、あたしは一人だった。2007-11-12 03:18:00 -
38:
梅雨
寂しいとは、言わなかった。だって、言ったところで、何も変わらないと、あたしは知っていたから。だからあたしは、必然的に、ホストに行った。あたしの寂しさを、埋めてくれる場所に。だけど、それも結局は、その場しのぎだった。彼らは、あたしじゃなく、あたしのお金が好きだった。だから割り切った。お金は幾らでも出す、だからその変わり、あたしを一人にしないで。と。
2007-11-12 03:22:00 -
39:
梅雨
一人は嫌い。寂しいのは嫌。愛が欲しい。その代償に、お金を出した。だけど、人は、お金をいくら出したって、結局はあたしを捨てる。煉が、そぅだったよぅに。
だからあたしは、あたし以外の、全てが憎い。あたし以外の、全てが嫌い。だけど本当は、あたし自身が、一番嫌い。2007-11-12 03:25:00 -
40:
梅雨
寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい。
あたしは、とても愚かな女ね。
だから、きっとあたしは、一人なんだわ。2007-11-12 03:28:00