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憎しみと金とあたし。
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1:
名無しさん
−目の前には、ひらひらと舞う一万円札が、何十枚。
「これで、お前とは終わり。」
ブランド物の、スーツを綺麗に着こなしたホストは、ひどく冷たい声で、あたしに言った。
あたしは、ひらひらと舞う万札を、生気のない目で、ただ見つめていた。2007-11-10 01:42:00 -
61:
梅雨
「カフェパリなくなったね。次は、何飲む?」
空になったビンを、持ちながら幸が言った。
「幸の好きな物を、飲んでいぃわよ。」
「そぅ?それじゃあ、いぃちこ卸していぃ?」2007-11-14 01:28:00 -
62:
梅雨
「あぁ、そぅ…。」
幸のペースに、なぜか逆らえない。幸は嬉しそうに、いぃちことアイス、ミネを取りに行った。あたしは幸がいない間に、化粧直しをする為に席をたつ。トイレに入るなり、先程目が合った女の子がいた。少し気まずかったが、化粧直しをする。
「今まで、見た事ないけど、あんた幸の何?」
口を開いたのは、さっきの彼女。あたしは、グロスを塗る手を止め、彼女の方を見た。2007-11-14 01:41:00 -
63:
梅雨
「ただの客よ。」
それだけ言って、グロスを塗りトイレを出ようとした。
「幸はあたしのだから。」
あたしの背に向かって、彼女が言う。あたしは、それを無視して、トイレから出た。
彼女は、幸が好きなんだろう。ホストに恋をする。まるで、少し前のあたしみたいね。そぅ思ったら、少し笑えた。あたしは、捨てられ、捨てられた代償に、人が信じれなくなった。信じる事が怖くなった。お金で繋がる。それが一番だと分かった。2007-11-14 01:54:00 -
64:
梅雨
「サユさんお帰り。」
席に戻ると、幸がおしぼりを持って、待っていた。礼を言って受け取り、席に座る。あたしが座るのを確認すると幸は、お酒を作り出した。
「そぅ言えば、サユさんって何才なの?」
「歳なんか忘れたわ。」「分かった!27でしょ!」
幸ね自信満々な答えに、あたしはまた笑ってしまう。2007-11-14 02:08:00 -
65:
梅雨
それから少し幸と話し、幸は他の席に回った。その間、色ンなホストがヘルプについたりしたが、何故か余り話す気にはなれなかった。気付かないうちに、あたしの視線は幸を追う。幸は新人の割に、何人かお客さんを持っているよぅだった。そして、一つの席に目がつく。あの彼女の席だ。幸にもたれ、幸せそぅに笑う彼女。幸は彼女の肩を抱き、耳元で話している。あたしから見れば、色にしか見えないが、彼女はそれでも幸せなんだろうか。
2007-11-14 04:03:00 -
66:
梅雨
キリがいぃので、今日はここまでにします?
あんまり更新せずにごめんなさい?2007-11-14 04:04:00 -
67:
名無しさん
めっちゃ楽しく読ませてもらってます?
2007-11-14 11:05:00 -
68:
梅雨
放置しててごめんなさい??
今から放置した分も書いていきます?
71さん?
読んでくれてありがとう?2007-11-16 04:25:00 -
69:
梅雨
幸せそぅな彼女を見ながら、あたしはふと、煉にあった頃の事を思い出していた。
−1年前。
あたしは、あてもなく夜の街を彷徨っていた。行く場所なんてなくて、だけど家にもいたくなくて。少し疲れたあたしは、24時間営業の、喫茶店に入った。喫茶店の中には、ホスト達の姿がチラホラ見える。あたしは、彼らを横目に窓際の席に座った。2007-11-16 04:30:00 -
70:
梅雨
注文を聞きにきた店員に「ホットコーヒー」とだけ言って、視線は街ゆく人を見ていた。皆、どこに行くのだろう。行く場所が、ある人がたまらなく羨ましかった。数分して、店員がホットコーヒーを持ってきた。冷えた体を、コーヒーで温める。ふと、視線を感じ顔をあげると、あたしの席の前に、白のスーツを着た、顔の整ったホストが一人。彼が煉だった。
2007-11-16 04:35:00