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憎しみと金とあたし。
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1:
名無しさん
−目の前には、ひらひらと舞う一万円札が、何十枚。
「これで、お前とは終わり。」
ブランド物の、スーツを綺麗に着こなしたホストは、ひどく冷たい声で、あたしに言った。
あたしは、ひらひらと舞う万札を、生気のない目で、ただ見つめていた。2007-11-10 01:42:00 -
91:
梅雨
?さん?
読みやすいとか、ありがとうございます?
頑張ります??2007-11-22 19:44:00 -
92:
梅雨
いつも以上に、丹念にメイクを施し、服をさがす。何を着ようかな……。ふと我に返り、急に恥ずかしくなる。
「…何やってるのかしら、あたし。」
クロのシンプルなワンピースに、ファーのコートを羽織り、ブーツをはいて家を出る。急いでるつもりはなくても、足が勝手に待ち合わせ場所に、あたしを急かす。2007-11-22 21:18:00 -
93:
梅雨
待ち合わせの喫茶店に着いたが、どぅやら煉はまだみたいだった。とりあえず、入り口から近い席に座り、ホットのレモンティーを頼む。携帯を開き、煉に電話をしようか迷い、やめた。こんな事で、少し浮かれるなんてあたしらしくない。
―カランカラン
店のドアの開く音がし、そちらに目をやると、走ってきたのか息を切らしている煉がいた。煉はあたしに気付くと、笑顔になった。その笑顔を見ただけで、あたしの心の奥が、何故か温かくなった。2007-11-25 02:19:00 -
94:
梅雨
「ごめん!道が混でて…。待った?」
「いぃえ。あたしも、今さっき来たばかり。とりあえず座って、何か飲んだら?」
あたしの前に座り、煉は店員にコーヒーを頼むと、煙草に火をつける。あたしはそんな煉と、少し温くなったレモンティーを交互に見ていた。会話はあまりないが、落ち着く。
「煉の本当の名前は何?」口から勝手に出た言葉だった。2007-11-25 07:07:00 -
95:
梅雨
煉の目が、あたしを見ると彼はゆっくりと、口を開いた。
「本名も煉。」
「そぅなの?煉って、いぃ名前よね。」
「本当に?そんな事、言われたの初めてだ。」
彼が笑う。照れたよぅに、でも凄く、嬉しそうに。その顔を見て、ごく自然に【好き】だと思った。2007-11-25 07:17:00 -
96:
梅雨
一度、好きだと思えば彼の全てを好きだと、思うよぅになった。
低い声も、笑った時の目も、少し大きめな手も。
彼の全てが、愛しいと思った。
2007-11-25 07:20:00 -
97:
梅雨
だからあたしが、彼の店に通うよぅになるのも、凄く自然な事だった。彼の役に立ちたい。彼に必要とされたい。彼にあたしを見て欲しい。
例えそれが、彼の計算だったとしても。
例えそれが、お金と言うモノで繋がっただけだとしても。2007-11-25 07:23:00 -
98:
梅雨
彼の為なら、幾らでも使った。そぅする事で、あたしは【愛】を手に入れた。だけどそれは、偽りの【愛】で、あたしが昔から欲しかった本当の【愛】じゃない。偽りは所詮、偽りでしかない。
「サユさん?」
幸の声で、我に戻る。
「どぅしたの?ボーっとして。俺が声を掛けても無視だから、何かしたのかと思った。」2007-11-25 13:16:00 -
99:
梅雨
いつの間にか、幸が席に戻ってきたよぅだった。
「ごめんなさい。少し、酔ったみたい。」
そぅ言って、笑うあたしを幸は、心配そぅに見る。
「大丈夫?ちょっと待ってて。」
幸は席を立ち、店の奥へと行ってしまった。2007-11-25 13:18:00 -
100:
梅雨
少しして戻ってきた幸は、手に烏龍茶を持っていた。「はい、これ飲んで。」
そぃ言って、烏龍茶をあたしに渡す。
「いぃわよ。大丈夫だから。」
と、あたしが言っても、幸は「いぃから。」と言って聞かない。2007-11-25 21:11:00