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憎しみと金とあたし。

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  • 1:

    名無しさん

    −目の前には、ひらひらと舞う一万円札が、何十枚。
    「これで、お前とは終わり。」
    ブランド物の、スーツを綺麗に着こなしたホストは、ひどく冷たい声で、あたしに言った。
    あたしは、ひらひらと舞う万札を、生気のない目で、ただ見つめていた。

    2007-11-10 01:42:00
  • 97:

    梅雨

    だからあたしが、彼の店に通うよぅになるのも、凄く自然な事だった。彼の役に立ちたい。彼に必要とされたい。彼にあたしを見て欲しい。
    例えそれが、彼の計算だったとしても。
    例えそれが、お金と言うモノで繋がっただけだとしても。

    2007-11-25 07:23:00
  • 98:

    梅雨

    彼の為なら、幾らでも使った。そぅする事で、あたしは【愛】を手に入れた。だけどそれは、偽りの【愛】で、あたしが昔から欲しかった本当の【愛】じゃない。偽りは所詮、偽りでしかない。

    「サユさん?」
    幸の声で、我に戻る。
    「どぅしたの?ボーっとして。俺が声を掛けても無視だから、何かしたのかと思った。」

    2007-11-25 13:16:00
  • 99:

    梅雨

    いつの間にか、幸が席に戻ってきたよぅだった。
    「ごめんなさい。少し、酔ったみたい。」
    そぅ言って、笑うあたしを幸は、心配そぅに見る。
    「大丈夫?ちょっと待ってて。」
    幸は席を立ち、店の奥へと行ってしまった。

    2007-11-25 13:18:00
  • 100:

    梅雨

    少しして戻ってきた幸は、手に烏龍茶を持っていた。「はい、これ飲んで。」
    そぃ言って、烏龍茶をあたしに渡す。
    「いぃわよ。大丈夫だから。」
    と、あたしが言っても、幸は「いぃから。」と言って聞かない。

    2007-11-25 21:11:00
  • 101:

    名無しさん

    あげ?

    2007-11-29 17:28:00
  • 102:

    名無しさん

    がんばれ

    2007-11-29 21:42:00
  • 103:

    名無しさん

    楽しみにしてます?

    2007-12-02 08:03:00
  • 104:

    梅雨

    すみません?
    携帯とまってました??
    今日からまた書いていきます?読んでくれた方ありがとうございます??

    2007-12-02 08:39:00
  • 105:

    梅雨

    仕方なく、幸の手から烏龍茶を受取り、一口飲む。
    「…おいしい。」
    自然と出た言葉。そこらへんに売ってある烏龍茶だけど、なぜかとても美味しく感じた。
    「でしょ。なんたって、俺が入れたからね。」
    と、笑う幸。そんな幸を見て、あたしもつられて笑う。

    2007-12-02 08:42:00
  • 106:

    梅雨

    「サユさんは、寂しそうに笑うね。」
    幸は真顔になり、あたしに言った。
    「そぅ?そんな事、言われた事ないわ。」
    「他の人は、どぅか分からないけど、俺が見る限りは、なんだか寂しそうだよ。」
    と、幸。

    2007-12-02 08:45:00
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