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どうか赦して。
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1:
リ
よかったら読んで下さい。
2007-11-13 00:08:00 -
11:
リ
女はパンパンと膝を払い、顔をあげた。 『すみませんでした』 明らかに水商売の女だった。
可愛い顔をしているが、格別目を引く顔立ちではないのに、何故か目を奪われた。 足早に俺の横を通り過ぎる。 気付けば俺はその女の腕を掴んでいた。2007-11-13 00:59:00 -
12:
リ
『よかったら、俺の店に来ーへん?!転ばせた詫びにただでえーし!』 何を口走ってんだ俺は。 女は訝し気に俺を見た後、にっこり笑って 『気にしないで下さい。』そう言って去っていった。
2007-11-13 01:04:00 -
13:
リ
あのにっこり笑う笑顔が、今でも忘れられない。 どんな時でも 彼女は笑っていた。 けれどあの笑顔が本物ではなかったと どうして気がつけなかったのかと… 俺は悔いている。
2007-11-13 01:07:00 -
14:
リ
なんで俺はあんな事を言ったんだ? 自問自答しながら店に戻ると、代表が傍に来た。 『どうやったー陸?人歩いてたか?』 答えはわかっているが、という顔で俺に尋ねる。 『さっぱりですね。』 『今日は暇やな。』 ため息をついて戻っていった。
2007-11-13 01:28:00 -
15:
リ
『陸!!』 名前を呼ばれる。 振り返ると、うちの店のNo.1の響がいた。 不動のNo.1。雑誌でも大きく取り上げられるうちの店で、これほど長い間No.1を保持したのは初めてらしい。 色恋枕、全てを駆使し、お水の客を風呂に落とす…風俗で働かせる事でも、この業界では有名な奴だった。
2007-11-13 01:35:00 -
16:
リ
『今日客呼べそうかぁ?』人なつっこい笑顔で言う。『全然ー』 指名客1人しか予定がない事を告げると、ゲラゲラと笑って駄目やんNo.3と罵られた。 一応常にNo.3辺りに俺はいた。 ある程度色を使ったが、枕だけはしなかった。 代表に、No.1に上り詰めたければもっと貪欲になれ。そう言われたが、風呂に落としてまでNo.1になりたいとは思えなかった。
2007-11-13 01:42:00 -
17:
??ゆな??
面白そお??又来ます?
2007-11-13 01:48:00 -
18:
リ
こんな日でも響指名の客は多かった。 俺は来てくれた客の相手をしながら、さっきの白いコートの女の事を考えた。 『陸ー聞いてー。みか今月No.2やってんでえ!』 携帯で自分の働くキャバクラのサイトを俺に見せ、意気揚々と言う。 『すげえやん!よお頑張ったなあ』 みかの頭をなでながら、携帯サイトに目を向けた。 『ん?』
2007-11-13 01:50:00 -
19:
リ
一枚の写真に目が止まる。なんとなく、さっきの白いコートの女に似ていた。 『なあみか、このコって最近入ったん?』 『んー多分。あんまし話した事ないけど…なんで?気になるん?』 嫉妬に埋まった目で俺を見る。 『ちゃうわ。知り合いに似ててん。みかんが可愛いし。』 みかの頬に手をあてて言った。 嬉しそうにするみかを横目に、サイトに書いてあったありさという名前に気をとられていた。
2007-11-13 02:02:00 -
20:
リ
あの時、"ありさ"という名前のコを知り得なければ、きっと君と出会えなかった。 もし出会わなければ、君が罪の呵責に苛まれる事はなかったんだろうか。 俺からすれば 君はなんの赦しも請う必要はないよ。 赦してと願うのは 寧ろ俺のほうだ。
2007-11-13 02:08:00