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どうか赦して。

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  • 1:

    よかったら読んで下さい。

    2007-11-13 00:08:00
  • 61:

    『ところで…何にもしてないけど、そろそろ時間なんだよね…』       ごめんね、せっかく来てくれたのに。と申し訳なさそうに頭を下げた。                『謝らんといて。また来るから。話しに来るから。』百合の小さな頭を撫でた。                        『…どうして?』    『別に?なんとなく。』             俺の言葉を聞いて、あははっと彼女は笑った。               部屋を出るとき、ありがとうと彼女は呟いた。

    2007-12-10 01:04:00
  • 62:

    優しいな、なんて言ったらきっと君は否定するだろうけど          君程優しい人は他にいないんじゃないかと思う。              もう嫌だと泣き付いて              助けてくれと縋り付いて             全てから逃げてしまえばよかったのに。                  もし君がそう言うなら、俺は全てを捨てて君を連れ去るよ。                     此処ではない                              何処かに。

    2007-12-10 01:12:00
  • 63:

    それから俺は仕事が終わった後、週に2〜3回程百合の店に通った。                  始めに会った時以来、風俗の事や響の事、込み入った話は出さなかった。               たわいもない話をして、たわいもない話を聞いた。             百合はいつの間にか、俺を陸と呼んでくれるようになった。                     貴方から陸、に。

    2007-12-10 01:40:00
  • 64:

    相変わらずの毎日。   今年の冬は長いらしく、そろそろ3月に入るというのに外気は冷たかった。              響は相変わらずNo.1を保っている。        俺も相変わらずNo.3辺りを上がったり下がったりしていた。                     月曜日の出勤前、早くに家を出て、初めて朝方以外に百合に会いに行こうと思った。                      スーツを着込み髪をセットし、街に出た。

    2007-12-10 01:47:00
  • 65:

    百合と出会って一ヶ月半程経つなぁと考え事をしていると、ラブホテルから響が出て来るのが見えた。              また枕か。                   見てみぬフリをするのが1番。二人が見えなくなるまで待っていようと立ち止まった。                      『やだぁー響』     聞き覚えのある声が聞こえた。                      女を見ると、      ありさだった。

    2007-12-10 01:53:00
  • 66:

    『もうすぐ店呼ぶで。』 響の異様な笑顔を思い出した。          そうか…あの娘もそのうち風俗行きか…。                 百合の妹。       けれど俺にはどうする事も出来ない。       百合はどう思うんだろうか。                                   嫌に、決まってるよな。             百合には話して置こう。             二人が見えなくなったのを確認して、ネオン街を走った。

    2007-12-10 01:57:00
  • 67:

    『いつもありがとうございます。ご予約承っております。120分でよろしかったですか?どうぞごゆっくり。』          あの能面店長に頭を下げられながら、いつものように百合の部屋に入った。              『おはよぅ』      普通に服を着て百合が出迎えてくれる。      『今日こんな時間に陸が来てくれるって聞いてびっくりしたよ。珍しいね?』             『ん…なんとなくな。』             あははと百合は笑った。 少しだけ、楽しそうに笑ってくれるようになった気がする。

    2007-12-10 02:03:00
  • 68:

    『今日は今から出勤?あたしに会いに来てる暇があったら、同伴くらいしなさいよー』         『んー今日はゆっくりしていきたいねんー』    『そうかぁ。そんな日もあるわね。』                   にっこり笑う百合の頭をぽんって撫でた。                 『なあ、百合はさ、ホストの枕営業てあかんと思う?』            『そうねぇ…。仕事に、善いも悪いもないんじゃないかなあ。』       『でも、一般的に、身体売るんって…その…』   『悪い事って言われるわね。』          百合の仕事だって一緒なのに、嫌な想いをさせてしまった。                     『わりぃ…変な事聞いた』『変じゃないよ。多分、悪い事なんだと思う。けど、やっぱり善いも悪いもないわ。しなくちゃいけないか、しなくてもいいか、よ』            『ホストの枕はどっちやと思う?』                     『人それぞれね。』               そうかもしれない。

    2007-12-10 02:14:00
  • 69:

    『どうしてそんな事聞くの?』          『いや…』                   話すべきか話さぬべきか迷ったが、言う事にした。 『今日、響とありさチャンがホテルから出てきてん。』              『そう…』       一瞬間が空いた。                『響が枕し始めたって事は、風俗に行くよう話進めだすって事やねん。ほんで大概皆落ちる。妹がそんなんなるん、嫌やろ?』               『大丈夫よ。』                 『嫌やったら、俺がなんとかすんで?努力してみ…』『大丈夫よ。』                 百合はにっこり笑っていた。           『ありさは絶対に風俗には落とされないよ。大丈夫』

    2007-12-10 02:22:00
  • 70:

    君だって被害者だろう? 彼女も彼も被害者かもしれないけど        君だって被害者だ。               全ての罪を背負う必要なんかないんだ。                  憎めたら簡単だよな。              憎めたら楽だよな。               けど君はそれが出来ないんだよな。                    優しいよ。自己満足なんかじゃない。これが優しさだ

    2007-12-10 02:28:00
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