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処女死守物語24

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  • 1:

    花子

    2つ上に兄がいる私…花子。兄は子供を欲してやまなかった父と母が8年かかってやっと出来たという事もあり、超溺愛され割れ物のようにあつかわれていたせいか、性格が温厚で少し女の子のようだった。2年後私が産まれた。私は同じ環境で育ったのにまるでターザンのような野生児になっていった。小学校にあがれば男子を引き連れドッチボールや、バスケットボール…。男の子にも喧嘩では負けなしだった私はクラスの女子のガキ大将のようだった。

    2007-12-03 06:13:00
  • 21:

    花子

    雨が降り続く中私はしばらく雅人と直也と三人で楽しく喋った。すると少しして妃が来た。妃は二人を見て少し警戒したようすだった。二人に軽く会釈した妃に私は二人を紹介した。私『直也君と雅人君!*中の一個上やねんて〜』妃『あっこんにちは…』直也『〇中の子可愛い子多いなー!あっ敬語とかいらんで!軽くいこ!軽く!』初めは警戒していた妃だったが少しすると楽しそうに笑っていた。

    2007-12-03 09:50:00
  • 22:

    花子

    雅人『ってか雨うっといなぁ〜俺軽くテンパやから湿気によわいねん!俺ら今からカラオケ行くんやけど一緒にいかん?自分らの先輩もくるで!一人!』私『誰くるんですか?』雅人『まぁ、いってからのお楽しみや!』私『…?』私も妃も首を傾げたが結局一緒にカラオケに行く事になった。

    2007-12-03 10:02:00
  • 23:

    花子

    カラオケにつくと一つ上の地元no1ヤンキーのタカ君が機嫌悪そうにタバコを吸っていた。私と妃は顔を見つめ合い気まず…と顔をしかめあった。顔は男前だがとりあえずイカツイ…。拓が一年の時にボコボコに殴られている場面を見た時から私も妃も苦手な先輩だった。すると雅人が笑いながらタカ君にしがみついた。タカ『おー!雅人!おかえりー!ってかお前待たせすぎじゃ!』雅人『悪い!悪い!(笑)』タカ君とじゃれ会う雅人を私も妃も少し遠い目で見つめていた。

    2007-12-03 10:12:00
  • 24:

    花子

    するとタカがこっちに気付いた。真っ直ぐ私を見ていたタカに私は軽く作って笑うと会釈をした。雅人『あー花ちゃん!こっちおいで!中入ろ!』雅人の満面の笑みとは真逆に私と妃の顔はひきつりまくっていた。部屋に入るなり私はタカ君と雅人の間に挟まれた。タカの威圧感に顔が痛かった…すると雅人が私の頭を撫でながら言った。雅人『お前イカツイねんからあんま威圧すんなよー!なぁー?花子☆怖いよなぁ〜?』私は何も言わずキッとタカを真っ直ぐ見た。その時できた唯一の反抗だったのかもしれない。するとタカはフッと軽く笑って歌本を私にくれた。

    2007-12-03 10:31:00
  • 25:

    花子

    初めはどうなる事かと思ったが二時間後には私も妃もタカ君と普通に会話ができていた。まだ雅人や直也達まではいかないが普通にタカ君が笑ってくれている事が少し不思議で少し心地よかった。その日私は雅人とタカ君とベル番を交換し家に帰った。週二回通っている空手に行き帰宅すると9時を回っていた。10時を回った時雅人か『?くれ』のメッセージが入った。送られてきた番号に電話すると雅人がでた。キュンと心臓が鳴って緊張がはしった。

    2007-12-03 10:49:00
  • 26:

    花子

    雅『はい?』私『あっ花ですけど、こんばんわ』雅『あー花子?まだ起きてたん?』私『あっはい…』雅『今日楽しかったなぁーごめんなー最初タカきまずかったやろ?』私『(笑)ちょっとだけ…』緊張でさっきのように上手に話せなかい。が何故か気分はルンルンしていた。自分ではこれが恋の前兆という事にまったく気付きもしなかった。一時間ほどくだらない話をした。電話を切る前雅人は思い出したように言った。雅『花彼氏いてるん?』私『っ!いてないですよ!彼氏とかっ!え?雅人くんは?』雅『俺もいてないで。俺花子狙ってるから!』

    2007-12-03 11:06:00
  • 27:

    花子

    私『…?はい…分かりました。』何を狙うつもりやねんやろ?何も分からなかったが一応『はい』と答え電話を切った。それからは雅人やタカ君、直也君と妃このメンバーで一緒いる時間が増えた。

    2007-12-03 11:12:00
  • 28:

    名無しさん

    ぉもろい?頑張って?

    2007-12-03 20:47:00
  • 29:

    花子

    ありがとうございます(^.^)頑張ります(^.^)

    2007-12-04 03:07:00
  • 30:

    花子

    タカや雅人と出会ってちょうど1ヶ月が過ぎた7月頃の事だった。その頃からか何故か妃が私に対する態度が変わり始めていた。初めは私の気のせいだと流していたがその確信をつくような事が起こった。空手道場からかえっている道中、コンビニ前でタムロっている妃と由紀を見かけた。私『妃ぃー!由紀ー!』私の大きな声で振り返った二人は何故かそれを無視するかのようにコンビニの中へ入っていった。初めは聞こえていないのだろうと思い私はコンビニに自転車を止め中に入り二人に声をかけた。

    2007-12-04 03:36:00
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