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処女死守物語24

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  • 1:

    花子

    2つ上に兄がいる私…花子。兄は子供を欲してやまなかった父と母が8年かかってやっと出来たという事もあり、超溺愛され割れ物のようにあつかわれていたせいか、性格が温厚で少し女の子のようだった。2年後私が産まれた。私は同じ環境で育ったのにまるでターザンのような野生児になっていった。小学校にあがれば男子を引き連れドッチボールや、バスケットボール…。男の子にも喧嘩では負けなしだった私はクラスの女子のガキ大将のようだった。

    2007-12-03 06:13:00
  • 49:

    花子

    すると由紀が間に入ってきた。由紀『お前な男タラシ過ぎんねん!妃の事裏切ったんお前やろ!お前妃が雅人君の事好きなん知ってんちゃうん?』私『そんなん今初耳やわ!』由紀『お前天然ぶるなって!妃なんか見てたら分かるやろ!』私『ってか好きやから何なん?妃が好きやったらウチは雅人君と喋ったらアカンわけ!?意味わからんし!ってか好きやねんやったらウチにこんなんする前にパッと告ったらいいやん?違うん?』私の言った言葉に座っていた妃は立ち上がり私の顔面を殴って言った。妃『お前がチョロチョロするからでけへんねん!邪魔やねん!』

    2007-12-04 12:37:00
  • 50:

    花子

    サーっと血の気がひいていくのが分かった。私は何も言わずに妃と睨みあった。すると後ろから由紀に蹴られ私は前に倒れた。由紀『お前本間邪魔!早く帰ったら?(笑)』由紀のその行動と言葉に私はもう普通に笑って帰れる気持ちは捨てた。私は立ち上がると由紀と妃を睨みつけ言った。私『もぉこんなしょーもない事すんねやったらタイマンはろや!』由紀『空手やってるお前に普通に勝てる事ないやろ!お前アホか!(笑)』私『じゃ何?お前らはウチ囲んで殴りたいんや?勝たれへんから?(笑)ダッサ!そんなんでよう生きてこれたな〜恥ずかしない?』

    2007-12-04 12:46:00
  • 51:

    花子

    私『妃?お前も本間しょーもないやつやってんな?こんな奴見方につけて舞い上がんなよ?そんなしかでけへんのに雅人君に好きとか言ってるお前が気持ち悪いわ!』私の言葉にぶちギレた妃は私に飛びかかってきた。私も負けじと妃に掴みかかり力一杯殴ったが由紀の乱入により結局私はボコボコにされた。口の中も切れ顔など感覚がなかった。痛いより悔しかった…悲しかった…泣きそうになったが私は歯を食いしばりそれを止めた…。妃逹が私を置いて公園を去って一人になった時やっと自分の涙を流してあげる事ができた。

    2007-12-04 13:00:00
  • 52:

    花子

    公園で気が狂ったように泣いた…。もう妃が戻ってこない事がわかったから…ただ悲しかった…。存分に泣いた私は家に帰った。玄関を開けると家族が食事をしていた。皆私の変形した顔を見て口をパクパクさせた…。テンパった母に病院につれていかれそうになったが私は断固拒否した。それから何日が経った。あの日いらい私は誰からの連絡も返さずただ引きこもった。顔の腫れや傷は日ごと薄れていったが何故か何もやる気にならなかった…。ただ1日ズット妃の事を思いだしていた。

    2007-12-04 13:16:00
  • 53:

    花子

    そんなある日…自宅の電話がなった…。いつもなら母がでるばずだが、その日は誰も家にはいなく仕方なく私がでた。私『はい…どちらさま?』〇『花子か!?』私『?はい。ってか誰?』電話の主はタカ君だった。タカ君は私だと分かると電話越しに大きな声で怒鳴った。『お前こら!花子!お前ベルふる無視とはどうゆう事やーっ!』私『あ…すいません…ってか何でこの番号知ってはるんですか?』タカ『拓に聞いたんや!ってかお前今家か?』私『はい…てかこれタカ君かけてるん家でしょ?(笑)』タカ『おっそやな(笑)今からとりあえずお前の家行くから』

    2007-12-04 13:25:00
  • 54:

    花子

    タカはそう言うと電話を切った。しばらくしてベルがなり『おりてこいタカ』とメッセージが入ってきた。私はまだ少し晴れた目を髪でかくし帽子をかぶって下におりた。玄関の前にはタカ君と雅人がしゃがみ混んでいた。私は『こんばんわ…』と軽く会釈をした。するとタカ君が歩み寄ってきて私の帽子を剥ぎ取った。タカ『やっぱりな!雅人!こいつ顔はれてるわ!』私はタカから帽子を奪い返すとそれを深く被り下を向いた。すると雅人に軽く足を蹴られ私はビックリして雅人を見た。雅『お前な!俺らがどんだけ心配したか分かってんか!?』

    2007-12-04 13:32:00
  • 55:

    花子

    雅人の迫力に私はペコっと頭を下げた。雅『どないなってん?』私『…仲直りできなかったです…』雅『そっか…』雅人はそう言うと私の頭をポンポン叩いて『頑張ってそれやったらしゃーないな…』と小さく呟いた…私はその雅人の泣きそうになるのをグッとこらえ笑ってみせた。タカ『花子!祭り見にいくぞ!』私『え…いいっす…顔腫れてるし…』タカ『そうか?いつもと一緒やろ(笑)』雅『ええやん!気晴らしいこーや』私はそのまま二人に拉致されお祭りに行った。賑やかな街を見ると何だか気持ちが楽になった。妃の事も忘れて沢山遊んだ…。

    2007-12-04 13:45:00
  • 56:

    花子

    タカ『よし!今日はオールでいくぞ!俺家でプチ飲み会や!』そう決まり三人で沢山の酒を購入しタカの家に向かった。タカの家に入るのはこの日が初めてだった。キョロキョロと周りを見渡すと以外に綺麗に整頓されていた。雅『まぁー!のんで忘れてまえ!』カシュッそう言って封を空けてビールを私にくれた。色んな話をしていると一本…二本…三本…と缶が空いた…体がフワフワして何だか気持ちが愉快になった。

    2007-12-04 13:53:00
  • 57:

    花子

    二人の優しさが嬉しかった。私はバカみたいに飲みそのままその場で雑魚寝した。雅『花子!寝るんやったら布団いけ!』そう言われ私は雅人とタカに布団に運ばれた。フカフカした布団が心地よくて私はそのまま目を閉じた。しばらくして体にモゾモゾした感覚が走り目を開けた。雅人が私に股がり上の服の中に手を入れている。私はビックリして雅人をバンと払いのけた。キスもまだだった私が体を男に触らせる…あり得ない事だった…私『何やってるんですか!?ちょっとのいてくださいっ!』ビックリして酔いも飛んだ私は必死に雅人力いっぱい押した…

    2007-12-04 14:12:00
  • 58:

    花子

    グッと雅人に手を捕まれもう身動きがとれなくなった時、雅人は言った『花子ジーっとしい!』私『はっ?意味わからんし!とりあえずのいて!』雅『いーやっ☆』そう言って笑った雅人の顔が段々近づいてきた。私『無理無理無理!』必死に顔を左右に振った。雅『ジッとしとけって!なんもせーへんから!』雅人はそう言って私顔をガシッと掴み私にキスをした。[信じられへん…こいつ終わってるわ…]雅人のイメージが頭の中でパリんと割れた。

    2007-12-04 14:21:00
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