-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
あたし、キャバ嬢。
-
1:
綾香
キャバ嬢だって
恋すんねん。
キャバ嬢だって
一人の人間やねんで。2007-12-05 13:36:00 -
121:
綾香
『お前らの全部却下!!とりあえず肉や肉!!』いつもしっかりしていて、絶対に弱音を吐かない…海。
ほんまにみんな大好きやった。
思えばこの頃のあたしらが、一番仲良しやったね。
この歯車を狂わせたんは…2007-12-06 03:51:00 -
122:
綾香
『いっただっきまーす』みんなで出来上がった鍋をつつく。
程よく酔いが回って来たあたし達は、出逢った頃の話に華が咲いた。
『俺正直海さんが顔ぼっこぼこのあーちゃん連れて来た時海さんがやったと本気で思ったもん笑』『こら真人!俺をどんだけひどい奴やと思ってんねん…』
『海さん人一人ぐらい殺してそうっすもんね…』『孝まで…』2007-12-06 03:57:00 -
123:
綾香
『海ってそんな人やったんや…笑』
『綾香…俺がそんな奴やったら家おったのにわざわざお前なんか迎えに行かんわ!!』
『あーちゃん!海くん実は下心あったんかもしれんから気つけやぁ笑』
『百パーあるやろ笑』
『お前ら給料払ったらんからなぁ!!』2007-12-06 04:01:00 -
124:
綾香
そんな話をしていると、海達の出勤時間になった。
『俺行きたくないー!』だだをこねる真人をズルズルと玄関まで引っ張って行く。
『みんな今日はってか今までほんまにありがとう。感謝してもしきれんわ…』
『あーちゃんそんな一生の別れみたいな言い方せんといてや!俺ら寂しなるやん!毎日連絡するから!』
そう言うとみんなは仕事場に向かった。2007-12-06 04:07:00 -
125:
綾香
誰も居なくなった部屋。思えば一人で暮らすのは何年ぶりやろう…
『ぽぽ、おいで。』
テコテコとやって来たぽぽを抱きしめ、何気なく夜遊びを見ていた。
『あっ…海の店のスレや…』
そこには、色んな事が書かれていた。2007-12-06 04:11:00 -
126:
綾香
“海は色枕でナンバーワンなった”
“女と住んでる”
“真人と女が寮入ってくん見た”
“↑自作ワラありえん”
…何で気づかんかったんやろう。あたしの行動が、存在が、少なからず海達の営業の妨げになってた事を。2007-12-06 04:13:00 -
127:
綾香
きっとお客さんにも色んな事を言われてたはずやのに、そんな事微塵も感じさせ無かった。
それどころか、夜にコンビニに行くだけでも危ないからと、人目を気にせずに絶対誰かが付いて来てくれていた。
今になって気づくなんて…自分のあほさ加減と感謝の気持ちで、涙が溢れて来た。2007-12-06 04:16:00 -
128:
綾香
ブーッブーッ…
着信、海。
『もしもし?どした?』『いやお前一人になって泣いてんちゃうかなと思って笑』
『泣いてないし!!』
変に強がってしまう、あたしは子供だ。2007-12-06 04:18:00 -
129:
綾香
『あーちゃん!泣いたらあかんでー!!』
『また遊びに行くからなぁ!!』
電話ごしに背後から聞こえる真人と孝の声。
ありがとう、と伝えその日は眠りについた。2007-12-06 04:20:00 -
130:
綾香
『おはようございます』こうして出勤するのも、残り三週間。
修也とも顔を合わせるけど、仕事の話以外はしていない。
『おー綾香。お前もこの店あとちょっとやなぁ』この人は本田さんと言って、あたしが水商売を始めて、初めて指名を貰った人。
どっかの社長さんで、今でも週に二、三度は来てくれる何でも話せる父親みたいな人だ。2007-12-06 04:24:00