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私の色
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1:
八重
何にも染まらない黒・・
何にでも染まる白・・
私は、透明になりたい・・2007-12-08 16:09:00 -
11:
八重
『葵〜!!ごめ〜ん。店長が話あるらしく店戻るわ!!』
店長ってのは、透真の事。
『えぇーっ!店長が言うなら仕方ないね・・また連絡ちょうだい!』
あっさりしすぎだろ・・このヒョロ・・ぢゃなかった司君に夢中な訳ね。
お金をテーブルに置き私は、ボーイズバーを出た。2007-12-08 16:45:00 -
12:
八重
私が店を出る瞬間。見逃さなかった。司君が葵の肩を抱き始めたのを・・
あのヒョロヒョロなかなかやるなぁ!!っと1人で突っ込みながら店に向かった。
少し鼓動が早く感じた。早歩きしているから?アルコールのせい?多分それはきっと・・2007-12-08 16:49:00 -
13:
八重
私と透真は、元恋人同士。たった一ヵ月しか付き合ってなかったけれど 透真は、本気で愛してくれた。
私は、その愛から
逃げ出した。
2007-12-11 18:17:00 -
14:
八重
『透真〜きたよ〜』
店のドアを開け店内を見渡した。透真は、ボックス席で横たわっていた。
『ごめんなぁ。呼び出して。』
そう言って透真は、起き上がりまっすぐ私をみた。
『何事かと思ってたやん。どないしたん?』2007-12-11 18:21:00 -
15:
八重
透真は、まっすぐで素直で感情が豊かな人。私は、怖かった。貴方の目が・・気持ちが。
眩し過ぎて私には、耐えられなかった。
『また葵と飲んでたんかぁ?』
『うん、で、話は?』2007-12-11 18:25:00 -
16:
八重
淡々と話す私に、寂しそうに笑って・・
『俺らやり直さん?』
すごく短い言葉でだけどまっすぐ私を見ながら透真は、言った。
『私達、終わったやん?なんでなん?』
確かにまだ私は、透真が好きだったかもしれない。だけどわざと突き放す発言。私って可愛くないなぁー・・2007-12-11 18:30:00 -
17:
八重
『本間お前って可愛くないなぁ・・』
そう笑った透真がすごく愛しく思えた。
もしこの日に戻れるなら私は、きっと貴方に会いに行かない。
だけどこの時の私は、貴方が欲しかった。
『俺、お前がほしい』2007-12-11 18:33:00 -
18:
八重
自分の気持ちを見透かされてる様でドキッとした。
『よしっ』
そう言って私の手を握り透真は、歩き出した。
『ちょっ!!どこいくん!!』
透真は、勝手。だけどその勝手さにいちいちドキドキする私がいる。この手をずっと離したくない・・なんて声に出して言えない。2007-12-11 18:37:00 -
19:
八重
着いたのは、透真の一人暮らしの部屋。3週間ぶりぐらいにくる透真の部屋は、何も変わっていなかった。
『美帆。きて』
そう言って抱き寄せられた。貴方は、やっぱり勝手。
『もう離さん』
私は、一度逃げ出した事を後悔した。だけど透真なら本当の私を愛してくれる。もう私は、逃げない事にした。2007-12-11 18:41:00 -
20:
八重
それから穏やかな日々が続いて私と透真は、同棲を初めて五か月が過ぎた。
私は、仕事を辞め毎日透真の帰りを今か、今かと待っている。
この頃からかな・・
歯車が崩れだした。やっぱり私は、透明になれない2007-12-11 18:44:00