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1:
現在―――26歳
そろそろ真剣に将来を考えなければいけない。 ただ一つだけ先に進めない理由がある。
これを機に…
終わりにしよう―――" " "07/12/14 09:252008-01-23 15:08:00 -
35:
名無しさん
『意味わからん。あたし帰るわ。』話がないならこれ以上ここにいる意味はない。カタッ…あたしが席をたつとたかしは『待って!じゃあ送るわ。』まだ電車はある。だけどどーせなら車がいいなと思い送ってもらおうと思った。『ッってあんた飲んでるやん!』飲酒運転に巻き込まれる訳にはいかない。『車は家やねん。だからタクで家までいって少し酔いさまそッッ!!』そのまま伝票をもち支払いをすませるたかし。
2007-12-16 04:15:00 -
36:
名無しさん
ハァ-!?意味ないやん。『めんどいからそのまま帰る。まだ電車あるし。』あたしがそういうとたかしはあたしの横にきて、『いーから』と手をひっぱりもう片方の手でタクシーをとめる。バタンッ―そのままたかしは運転手に自宅を伝え、車は走り出す。…この時何故タクシーにのったのか、自分でもわからない。ただ少しこの人を知りたいと思ったのかもしれない。
2007-12-16 04:23:00 -
37:
名無しさん
ほんの5分ほどで着く。『こんな近いんなら歩いて覚ませばよかったんちゃう?』あまりの近さにビックリだった。その言葉を無視して、『家入る?汚いけど。』と上を指さしながら言った。あたしは『いぃ。そんな飲んでないし、車のろや。』と駐車場の方に歩いていった。『どれ?』あたしは車がわからず後ろを振り返った。『俺、もーちょいみくちゃんとおりたい』……今までなら無理!帰る!とすぐ声がでてたのに、今は………。
2007-12-16 04:30:00 -
38:
名無しさん
『とりあえず車のろーや。』そう一言だけ言うと、たかしはこっちに歩いてきた。一台の車の前までいき、ピッッとロックを解除する。カチャッ…バタンッ―先に乗り込むたかしにつづいてあたしも車にはいる。エンジンはかけない。無言に耐えれなくなったあたしは『あッッ…そういえばさ、ともかの彼氏ってどうなん?普通彼氏が彼女に風俗進めるか??』と半分笑いながら言うと、たかしはあたしの方を見ずに『みくちゃんホストいったことある?』と聞いてきた。あたしの質問にはこたえない。『…ないけど。―あっでもあたしいかへんで!』店に呼ばれるかと思って少し声をあげていった。『クスッ…そんなんちゃうし。みくちゃんは行かん方がいいで。それからだいきからつきあってる事は聞いたけど、プライベートはあんまお互い話さへんからな。』クスクス笑いながらたかしがやっとこっちを見た。
2007-12-16 04:42:00 -
39:
名無しさん
ドキッッ―――まただ。さっきからおかしい。こっちを見ただけなのに…。『…ッあッ…あた…しは……』言葉がでない。たかしがずっと目を離してくれない。フイッ―たまらず反対の方へ向く。ブルルッ―たかしがエンジンをかける。『少しドライブしよかっ』そう言って車を走らせる。何も言わずだまっている。『俺さ…ホストやって2年になるねん。』たかしは一人で話し始めた。『最初メッチャきつくて、でももともと酒は強かったからけっこう慣れるんも早かってん。』そういえば、たかしという名前以外あたしは何も知らない。
2007-12-16 04:54:00 -
40:
名無しさん
『今何歳なん?』聞いたあたしにたかしは『今21やで?来月22になるけどな。』あたしの3つ上か…。『ホストやって色んな女と知り合って、店以外でも会ったことあるし、けっこう無茶やった時もあったけど…。』あたしはだまってその続きを待つ。『…でも、店関係なく外で会ったんはみくちゃんが初めてやで。』『ふーん』となにげに相槌をうつと、『興味ありませんって感じやな(笑)』あたしが何も知らないと思って、そういう作戦なんかな?などと変に思っていた。
2007-12-16 05:02:00 -
41:
名無しさん
興味がないわけではない。多分…自分でもわからないうちに気になるのも事実だ。ハァ-行く前と大違い。そう思いながらため息をつく。『ごめんな。』えっ??あッッため息したから??『俺、ホストやってこんなん初めてやねん。自分でもわからんねん。でも……。』その続きを早く聞きたくて、たかしをじっと見る。たかしは前をむきながら、一瞬だけこっちをむいて『みくちゃんを好き…とまではいかんくても、もっと知りたいし、もっと俺のこともしってほしい。』そうハッキリと言った。
2007-12-16 05:09:00 -
42:
名無しさん
複雑な気分だった。何も知らないとはいえ、騙されてるんじゃないか…でも…もしかしたら…あたしも正直もっと知りたいと思っていたから…。
―――仕草…話し方…あたしを見る目…。きっとこの時すでにたかしにはまっていたのかもしれない―――
『俺はみくちゃんを客にしようとしていってるんじゃないで??少しずつでいいねん。俺を見て知ってほしい…』だまったままのあたしにたかしはそう言った。『あたしはホストのたかししか知らへん。ホストって仕事もイメージでしか知らん。何もわからへん…。』小さくつぶやく。キィッッ―カチッカチッ――車を端にとめて、あたしの方をむいた。『俺もみくちゃんのこと知らんで。でも知りたいと思ったから会いたいと思った。会ってもっと知りたいと思った。これから知っていけばいいと思わへん?』この言葉で、あたしはたかしを見て小さく頷いた。ニコッと笑ったたかしはポンッとあたしの頭をたたいて、また車を走らせる。2007-12-16 05:24:00 -
43:
名無しさん
車を走らながら色んな話をした。ホストを始める前の話。おもしろいお客さんの話。家族の話。今後の夢。自分の店をもちたいと―確かにそう言った。
―――夢はどこへ―?この時の話覚えてるかな?
『そろそろ帰る?ほんとはこのままつれて帰りたいけど…』そういうたかしにあたしは家の場所をいって送ってもらう。2007-12-16 05:29:00 -
44:
名無しさん
『今日はありがとな。楽しかった♪また誘うしご飯でもいこやっ!』バタンッ-車をおりて、たかしに『うん、ありがと。』そう言ってマンションの入り口に歩いていく。
―はぁ-疲れた。なんか変な感じやわ。あたし…騙されやすいんかな…。家に入り携帯をチェックすると、メール2件・不在着信1件。『んっ?ともかや…』メールも着信もともかだった。《お疲れ〜仕事終わった!疲れたわぁやっぱ全然ちゃうで!1日で4万稼いだ♪みく何してるん?》時間をみると、ちょうど1時間前だった。2007-12-16 05:40:00